【ソムリエ監修】モーゼルのおすすめ白ワイン10選!選び方のコツも解説

2019/04/22
おすすめ白ワイン

モーゼルは、ドイツの有名なワインの生産地「ラウンガウ」に並び、非常に有名なワインの生産地の一つ。

モーゼルといえば「リースリング」の白ワインと言われるほど、白ワインの生産が盛んで、生産されるワインの9割が、なんと白ワインなのです。

白ワインを選ぶ際、このモーゼルの白ワインは外せません。

今回は上質な白ワインが多く生産されているモーゼルの特徴と、モーゼルの白ワインでおすすめの10選を紹介していきます。

記事の監修者

杉浦 直樹

J.S.A認定ソムリエ

歌舞伎役者として人間国宝 中村雀右衛門に師事。15年ほど主に歌舞伎座に舞台出演。 その後銀座のクラブマネージャーを経て、J.S.A認定ソムリエ資格を取得。 現在は支配人兼ソムリエとして、ブルゴーニュとシャンパーニュの古酒を専門としたフレンチレストランを経営する。

モーゼルのワインとは

モーゼルは地理的にドイツの西、モーゼル川沿い一帯に広がるワインの生産地です。

ドイツは斜面にあるブドウ畑が多いのですが、モーゼル川沿いは特に厳しい斜面になっており、約40%のブドウ畑が、30度以上の傾斜のある場所に作られています。

モーゼルのワインの歴史

大自然が作り出した、ブドウの栽培に適した環境があったため、モーゼル川一帯には古代ローマ時代から野生のブドウが育っていたそうです。

そして1世紀から2世紀頃にローマ軍によってワインの生産が始まった記録が残されており、ドイツワインの発祥の地とも言われています。

モーゼルの白ワインの選び方

ドイツの白ワインといえば甘口が有名ですが、最近では辛口の方が多く作られるようになっています。

モーゼルの白ワインも、辛口のワインがかなり多く増え、さらに豊富な種類があるので、迷ってしまうかもしれません。そこでいくつかの選び方を紹介します。

品種で選ぶ

まずはブドウの品種で選ぶことをお勧めします。リースリングはもちろん、今回は今人気のブドウ品種を紹介しますので、モーゼルの白ワインを選ぶ時には是非参考にしてみてください。

リースリング(Riesling)

モーゼルで栽培されているブドウの品種は、白ワインの原料となるブドウ品種がほとんど。その中でもやはり一番多いのは、ドイツ全体でも最も栽培されているリースリングです。

ドイツは世界最大のリースリングの栽培面積を誇っていて、ドイツの白ワインの主体となることが多く、ドイツと言えばリースリングの白ワインと言われるほど。

モーゼルのリースリングは、フレッシュな果実味の中にしっかりとしたミネラルを感じられるのが特徴です。

 

ヴァイスブルグンダー(Weißburgunder)

フランスでは「ピノ・ブラン(Pinot Blanc)」と呼ばれていて、どちらかといえばピノ・ブランの方が一般に知られている名前になります。

近年、このヴァイスブルグンダーがドイツでも人気の品種になっていてこの品種の栽培面積は年々増え、白ブドウとして5番目に多く栽培される品種になっています。

モーゼルでもこの品種が多く作られるようになってきており、辛口の白ワインの原料として用いられています。

柑橘系やハーブの爽やかなアロマ、力強い酸味とビターさがあり、とても奥深いコクのある味わいが特徴です。

 

グラウブルグンダー(Grauburgunder)

フランスでは「ピノ・グリ(Pinot Gris)」と呼ばれています。こちらもフランス名の方が一般的に知られています。

この品種は早熟で寒さにも強いため、冷涼な地域にはとても適した品種になります。そのため冷涼な気候のモーゼルでもこの品種の栽培が増えています。

特徴的なのは濃いめの果皮で、ピンクや灰色をしていて、この品種で作られる白ワインは、通常の白ワインより色合いが濃くなる傾向にあります。

熟したトロピカルフルーツのような香り豊かなアロマをもち、酸味も柔らかく味わいもまろやか。しかし早摘みをすることで爽やかな果実のアロマとフレッシュな酸味を味わうことができ、モーゼルの生産者の中でもこのような手法を取り入れているところがあります。

 

ミュラー・トゥルガウ(Müller-Thurgau)

別名リヴァーナー(Rivaner)とも呼ばれる、リースリングとマドレーヌ・ロワイヤルの交配品種。モーゼルではリースリングに続き、2番目に多く栽培されています。

この品種が持つ特徴として、口当たりがよくフレッシュで、すっきりとした余韻が楽しめるので、日々飲むワインとしておすすめです。

 

価格で選ぶ

モーゼルの白ワインは、様々な価格帯のものがあり、日常飲むワインから特別な日に飲むワインまで自分の予算に合ったものを選びやすくなっています。

最近では辛口のワインが多く生産され、辛口のモーゼルの白ワインが安く手に入るようになっています。

もちろん甘口のワインも健在で、高級な白ワインには甘口のものが多く、特別な日には一度は口にしたい白ワインが数多くあります。

 

味わいで選ぶ

辛口の白ワインが多く生産されることによって、辛口から極甘口まで非常にバリエーション豊かな味わいを楽しめるようになっています。

セパージュによっても味わいが変わるので、自分がどれぐらい辛口が好きなのか、甘口が好きなのか、色々試せるのが今のドイツワインのいいところでもあります。

モーゼルの白ワインも辛口から甘口までバリエーション豊かなので、是非自分に合った味わいのワインを探してみてください。

モーゼルのおすすめ白ワイン10選

日常使いにおすすめ!予算3,000円ベスト5

5位

アマリエ モーゼル リースリング

可愛いらしいワインラベルが目を引くモーゼル産の甘口の白ワイン。とても穏やかな口当たりで酸味はまろやか。甘口ワイン好きの方におすすめ。

 

4位

グラウブルグンダー トロッケン モーゼル 2016

グラウブルグンダー(ピノ・グリ)100%の白ワイン。ピュアでフレッシュな酸味とミネラルを感じることができ、シャープでドライな味わいが和食に非常によく合います。

 

3位

ヴァイサー ブルグンダー クーベーアー トロッケン

ヴァイスブルグンダー(ピノ・ブラン)100%で、香り高く、しっかりした酸味とコク、果実味がとても良いバランスの一品。天ぷらなどとマリアージュするのをお勧めします。

 

2位

サンダー・トリオ・トロッケン 2016

2,138円 (税込)

詳細情報
ドイツ、辛口/ライトボディ

かわいいワインラベルにマッチした、優しい酸味と均整の取れた香りと味わいが特徴。料理の味を邪魔しないため、この白ワインが一本あると色々なシーンで使える万能型な白ワイン。

 

1位

ゼルバッハ オスター

3,052円 (税込)

詳細情報
ドイツ、辛口/ミディアムボディ、ゼルバッハ オスター ツェルティンガー ゾンネンウーア シュペトレーゼ トロッケン

熟れたアプリコットやピーチのようなアロマに、ミネラルとハーブのフレーバーが絶妙なバランスの気品溢れるテイストが魅力。飽きがこない余韻も楽しめるので、チーズなどと合わせてグラスを傾けると至福の時間を過ごせるでしょう。

3,000円以下のモーゼル白ワイン比較表

商品画像ゼルバッハ オスターサンダー・トリオ・トロッケン 2016ヴァイサー ブルグンダー クーベーアー トロッケングラウブルグンダー トロッケン モーゼル 2016アマリエ モーゼル リースリング
商品名ゼルバッハ オスターサンダー・トリオ・トロッケン 2016ヴァイサー ブルグンダー クーベーアー トロッケングラウブルグンダー トロッケン モーゼル 2016アマリエ モーゼル リースリング
価格3,052円(税込)2,138円(税込)2,140円(税込)1,609円(税込)1,100円(税込)
詳細ドイツ、辛口/ミディアムボディ、ゼルバッハ オスター ツェルティンガー ゾンネンウーア シュペトレーゼ トロッケンドイツ、辛口/ライトボディドイツ、辛口、Dongurianoドイツ、ドラジェドイツ、甘口、アマリエ
商品リンク詳細を見る詳細を見る詳細を見る詳細を見る詳細を見る

週末や来客のある日に3,000円~5,000円ベスト5

5位

シュロス リーザー リースリング

青りんごのようなフレッシュで弾けるようなアロマと、キリッとした酸味と果実味がとても良いバランスの一品。生ハムなどと一緒にお客様にお出しすると喜ばれるでしょう。

 

4位

グラーハー クーベーアー ファインヘルプ

3,256円 (税込)

詳細情報
ドイツ、やや辛口、Donguriano

レモンやグレープフルーツなど柑橘系のアロマに、カシスを想像させるフレーバーが加わるフレッシュな味わい。すっきりした酸味で、白身魚のソテーなどと合わせると、食事もより一層進みます。

 

3位

ピースポーター ゴールドトロップヒェン クーベーアー トロッケン

フレッシュな酸味と、包み込むようなまろやかな甘みがとてもバランスがよく、親しみやすい白ワインです。とても飲みやすく調和が取れているワインなので、ワイン好きのお客様もきっと満足されるでしょう。

 

2位

ヴィニンガー ウーレン リースリング アルテレーベン シュペートレーゼ ファインヘルプ

7,128円 (税込)

詳細情報
ドイツ、やや辛口、Donguriano

ハチミツのようなアロマと、凝縮された果実味が一口飲むだけで口の中いっぱいに広がります。華やかさとスパイシーさを併せ持つ非常にエレガントな飲み口です。鴨のローストなどと一緒にお客様にお出しすると喜ばれるでしょう。

 

1位

シャルツホーフ リースリング

モーゼルは元よりドイツを代表するワイン生産者エゴン・ミュラーの白ワイン。芳醇な果実味、キレのある酸味、ミネラル感を感じる複雑でエレガントな余韻まで、まるでひとつのストーリーのように展開するバランスの良さが最大の魅力。急な来客でもこの白ワインをお出しすれば、きっと喜んでいただけるはずです。

3,000円~5,000円のモーゼル白ワイン比較表

商品画像シャルツホーフ リースリングヴィニンガー ウーレン リースリング アルテレーベン シュペートレーゼ ファインヘルプピースポーター ゴールドトロップヒェン クーベーアー トロッケングラーハー クーベーアー ファインヘルプシュロス リーザー リースリング
商品名シャルツホーフ リースリングヴィニンガー ウーレン リースリング アルテレーベン シュペートレーゼ ファインヘルプピースポーター ゴールドトロップヒェン クーベーアー トロッケングラーハー クーベーアー ファインヘルプシュロス リーザー リースリング
価格6,469円(税込)7,128円(税込)3,907円(税込)3,256円(税込)3,907円(税込)
詳細ドイツ、ドラジェドイツ、やや辛口、Dongurianoドイツ、辛口、Dongurianoドイツ、やや辛口、Dongurianoドイツ、辛口、Donguriano
商品リンク詳細を見る詳細を見る詳細を見る詳細を見る詳細を見る

まとめ

ドイツの中でも最も有名な白ワインの生産地と言って過言ではないモーゼル。最近では辛口の白ワインの生産も増え、味わいでも価格でも様々なバリエーションが生まれています。

是非モーゼルの上質な白ワインをたくさん試してみて、白ワインの奥深さや美味しさを堪能してみてくださいね。

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