【ソムリエ監修】ブルゴーニュワインの代表格「ニュイ・サン・ジョルジュ」を徹底解説

2024/03/31
フランス

ニュイ・サン・ジョルジュはフランスのブルゴーニュのコート・ド・ニュイ地区最南端位置し、プルモー・プリセ村と合わせたワイン産地です。

シュブレ・シャンベルタンやヴォーヌ・ロマネと共にブルゴーニュの代表格として知られるワインの産地です。

それにも関わらず、ヴォーヌ・ロマネで生産されたアイテムよりもはるかにお値打ちに楽しめるのがうれしいところ。

パワーと果実味とエレガントさが複雑に絡み合いバランスが良いのが特徴です。

これからブルゴーニュワインを飲み始める方でも、気軽に挑戦できるアイテムをご紹介しますのでご検討下さい!

記事の執筆者

西尾 舞

ウイスキー文化研究所主催 ウイスキーコニサーエキスパート取得

バーテンダー歴18年
名古屋市中区錦
「PianoとWhiskyの店MaiMai」
オーナーバーテンダー
《PianoとWhiskyの店MaiMai》
公式LINE ID @578atvid
店舗Blogはこちら→ https://maimai-whisky-piano.com/

ニュイ・サン・ジョルジュの特徴とは

ワインビジネスの中心地「ニュイ・サン・ジョルジュ」

ニュイ・サン・ジョルジュはフランスのブルゴーニュ地方にあるワインの銘醸地です。

ワインの銘醸地というとのどかな田園を思い浮かべますが、人口5500人程とコート・ド・ニュイ地区の中では大きく地区の要となっています。

加えてボーヌに次ぐワインビジネスの中心地でもあり、ワイン会社やリキュール製造会社の本拠地、ラベルやボトルの製造工場もあります。

過去にはクレマンドブルゴーニュの醸造場があり、大半のクレマンが造られていた事もありました。

ヴォーヌ・ロマネと同様赤ワインの銘醸地

ニュイ・サン・ジョルジュは、ヴォーヌ・ロマネのオー・マルコンソールやレ・シャルムといった、著名な畑とも隣接している位置関係にあります。

そこから考えると、高品質なブルゴーニュが造られていても全くおかしくありません。

しかしながら、ヴォーヌ・ロマネをはじめとして、コート・ド・ニュイの人気アペラシオンと比較するとあまりスポットを浴びていません。

マイナーなイメージもありますが、高い評価を受けているワインもたくさんあり、ブルゴーニュの銘醸地として恥じない実力があります。

生産している主なブドウ品種

ニュイ・サン・ジョルジュが生産しているのは主に赤ワイン。白ワインは3%ほどしか生産していません。

またブドウ品種は赤ワインにはピノノワールを100%、白ワインにはシャルドネやピノ・ブランを使用します。

ただし混植の場合に限り、15%までシャルドネ、ピノ・ブラン、ピノ・グリを加えられています。

ピノ・ノワールやシャルドネは風土が影響を及ぼしやすいので、地域ごとで飲み比べてみるのも面白いでしょう。

長い道のりを経て名声を得た

ニュイ・サン・ジョルジュ街が誕生したのは1982年。

それまでは「ニュイ」という名前でしたが改名運動が起こり、街で一番有名なブドウ畑「レ・サンジョルジュ」に由来して今の名に変更されました。

ニュイ・サン・ジョルジュは今でこそ、ワインの生産地や観光地として名声を得ています。

しかしここまで来るには、長い年月を要しました。

17世期、ルイ14世の侍医がニュイ・サン・ジョルジュの古酒が身体に良いとし広めた事や、18世紀芸術家が、健康増進に効果があると言った事などが積み重なり今の地位を獲得。

現在、コスパがよい事なども手伝ってますます注目を浴びているアペラシオンです。

代表的な畑

ニュイ・サン・ジョルジュのブドウ栽培面積は270ha程で、グラン・クリュ(特級畑)はありません。

しかしながら、プルミエ・クリュ(1級畑)を41も持ち、これはコート・ド・ニュイ地区の中でも最多。

以下で代表的なプルミエ・クリュをご紹介しますので、ワインを選ぶ際の参考にしてみて下さい。

オー・ミユルジェ

ニュイサンジョルジュの北部、ヴォーヌ・ロマネ寄りの南東向き斜面の中腹に広がるプルミエ・クリュ。

土壌は石灰が含まれているのでミネラルが豊かなのが特徴。

若々しい男性を彷彿させるような力強さの中に、エレガントさが感じられるワインを産出しています。

レ・ヴォークラン

畑名「ヴォークラン」とは「無価値」の意味。その名の通り粘土質で不毛な大地が広がっています。

しかし、レ・サン・ジョルジュと共にニュイ・サン・ジョルジュの代表格と言えるプルミエ・クリュなのです。

位置はニュイ・サン・ジョルジュ南側、レ・サン・ジョルジュから続く斜面の真上。

隣接しているため、両畑のブドウで造られたワインの酒質は良く似ています。

両者共にパワフルで長期の熟成にも耐え抜くタイプですが、「ヴォークラン」はレ・サン・ジョルジュを上回るような事も。

ブルゴーニュらしからぬこの力強さが魅力でしょう。

レ・カイユ

ニュイ・サン・ジョルジュにの南部に位置し、レ・サン・ジョルジュの隣にあるプルミエ・クリュです。

「レ・ヴォークラン」や「レ・サン・ジョルジュ」と並んでニュイ・サン・ジョルジュの要ともいえる畑です。

生産されるワインは、力強さも持ちつつ南部独特の繊細さも兼ね備えており、やや甘さもあるのが特徴。

なぜグラン・クリュがないのか?

・品質だけで比較すればグラン・クリュに格付けされても遜色はない畑も多数あるが認定の申し出を拒否した

・他の村に勝つべく「ニュイ・サン・ジョルジュ村」として一丸となるため、突出した畑が出るのを避けた

・グラン・クリュにした場合地税があがるため申請をしていない

ニュイ・サン・ジョルジュ産ワインのスタイル

ニュイ・サン・ジョルジュは地理の観点から大きく3つにわける事ができます。

本稿では、コート・ド・ニュイ地区を東西に流れるムーザン川を境に「ヴォーヌ・ロマネと隣接する北側」「サン・ジョルジュ丘のある南側」「隣接するプレモー・プリセ村」にわけて以下でご紹介します。

ヴォーヌ・ロマネと隣接する北側のワイン

ヴォーヌ・ロマネに隣接する北側は、表土は薄く石灰岩の上に薄く砂利が混じった粘土質をしています。

隣接しているだけあって、味わいはヴォーヌ・ロマネに似ており、エレガントで華やかな印象です。

サン・ジョルジュ丘のある南側のワイン

粘土質北側に比べより強く、ブドウの木が養分を色濃く受け継ぎます。

そのため色の濃い果実味豊かなブドウに育ち、骨格のあるパワフルで芳醇なワインが出来上がります。

南側は比較的知られた畑が多いため、このパワフルさこそがニュイ・サン・ジョルジュだとイメージする傾向が強いかも知れません。

隣接するプレモー・プリセ村のワイン

サン・ジョルジュ丘を越え、さらに南下した所にあるプレモー・プリセ村もニュイ・サン・ジョルジュAOCで製造されています。

プレモー・プリセ村地区は土壌は石灰質でミネラル分を多く含むため、栽培されたブドウは甘くやわらかくなる傾向があります。

そしてそのブドウにより、独特の甘さと華やかさと力強さのバランスがとれたワインが生まれます。

ニュイ・サン・ジョルジュの生産者をご紹介!

ニュイ・サン・ジョルジュには素晴らしいワイナリーがたくさん存在します。

一部をご紹介しますので、選定の際に役立てて下さい。

ドメーヌ・デュボワ

ドメーヌ・デュボワは1898 年に創業。

現在のスタイルは、現オーナーのラファエル・デュボア氏とベアトリス・デュボア氏がワイナリーを継承し 2006 年に確立しました。
同社はプリモー・プリゼ地域に本社を置き、ニュイ・サン・ジョルジュのプルミエ・クリュとヴィラージュ・クラスを中心に21haの畑を所有。

年間10万本程度製造しています。

ラファエル氏によれば、所有畑内にも各区画には独自のテロワールがあるそうです。

氏はそのテロワールをそのままワインの中に表現することをモットーとしています。

そのため農薬の使用を最小限に抑え、ヴィラージュクラスでは醸造工程において全房発酵を行いません。

全体的にエレガントなスタイルのワインを製造されていますが、ヴィラージュ級ではニュイ・サン・ジョルジュらしい肉厚さを、プルミエ・クリュ級では男性的なパワーを感じさせます。

ワイナリー アルベール・ビショー

フランス・ブルゴーニュにあるワイナリー、アルベール・ビショーの歴史は古く1831年にまで遡ります。

生産されるワインは世界的に認められており、2010年11月「トロフィー・リヨン・ボージョレ・ヌーヴォー」においてボージョレ・ヌーヴォー2010が大金賞を獲得。

名実共にフランスを代表する名門ワイナリーです。

本拠地をコート・ド・ボーヌ地区に置き、シャブリ地区など6か所ドメーヌを保有。

そして、現オーナーであるアルベリック・ビショー氏は「土地・造り手・自然環境」の3リソースに重きを置き、テロワールをワインの中に注ぎ込んでいます。

そうして果実味豊かで、タンニンは控えめな味わい深いワインを造り出しているのです。

▼もっと「アルベール・ビショー」について詳しく知りたい方はこちら

ドメーヌ・ロベール・シュヴィヨン

ニュイ・サン・ジョルジュの3大ワイナリーといえば、「アンリ・グージュ」「ロベール・シュヴィヨン」「ティボー・リジュ・ベレール」が有名です。

ロベールシュヴィニョンの創業は1900年。

当時は葡萄栽培から醸造、ボトリングを一貫して行う生産者が少ない中、初代のモーリス・シュヴィニヨン氏は1930年代からボトリングを開始。

その後拡大を続け、現在ではニュイ・サン・ジョルジュにブドウ畑を12ha所有しています。

その中にはグラン・クリュ級の品質と言われる「レ・サン・ジョルジュ」「レ・カイユ」「レ・ヴォークラン」もあります。

またコート・ド・ニュイ地区では珍しいピノ・ブランも所有。このピノ・ブランからはニュイ・サン・ジョルジュ・ブランが生産されています。

ロベール・シュヴィヨンは、ニュイ・サン・ジョルジュに8個のプルミエ・クリュを所有していますが5世代も続くワイナリーなため、ブドウの平均樹齢はなんと60年!

古樹のブドウの為収量は下がりますが、その分風土を最大限まで吸収し果実味の強い、非常に長命なワインを誕生させています。

「率直にいって、ニュイ・サン・ジョルジュ最高のドメーヌである」とまで言われるワイナリーです。

選び方

テイストのタイプで選ぶ

テイストは大きくムーザン川を境に南部か北部の物かで変わってきます。

北側はヴォーヌ・ロマネのワインとよく似ており、まるでエレガントな貴婦人を彷彿させるような味わいです。

一方南側はニュイ・サン・ジョルジュの個性が強く出ており赤紫色が濃く、奥深いテイストを備えています。

特にパワーがあり尚且つプルーンのような甘味を感じたい方は、南側の数年熟成させたアイテムがおすすめです。

価格帯で選ぶ

ニュイ・サン・ジョルジュはヴォーヌ・ロマネなどコート・ド・ニュイ地区にある他の産地と比較すると、マイナーな印象もあります。

少しマイナーだからこそ、他より割安に美味しいブルゴーニュを入手する事が出来ます。

大体5000円ぐらいから購入することが出来るでしょう。

コート・ド・ニュイ地区の他のアペラシオンではなかなかこの価格は見られません。

一部畑のグラン・クリュへの格上げは現実味を帯びており、認定されれば値上がりは必至。

コスパ良く楽しめる今のうちにたっぷりとご堪能下さい!

ニュイ・サン・ジョルジュおすすめランキング6選!

6位 2019 ニュイ・サン・ジョルジュ ドメーヌ・ロベール・シュヴィヨン  

2019 ニュイ・サン・ジョルジュ ドメーヌ・ロベール・シュヴィヨン 

詳細情報
■ヴィンテージ:2019
■ブドウ品種:ピノ・ノワール

ニュイ・サン・ジョルジュ老舗ドメーヌによって生産されたワインです。

ロベール・シュヴィヨンは力強く堅牢な”ニュイ・サン・ジョルジュらしい”ワインを造ることで知られます。

またニュイ・サン・ジョルジュに8つのプルミエ・クリュを所有し、風土を活かしたワイン造りをモットーとしています。

こちらのアイテムはニュイ・サン・ジョルジュ南側に位置するプルミエ・クリュ「レ・ぺリエール」で栽培されたブドウを使用。

醸造した後、樽で18カ月ねかされているので粗々しさがありません。

ニュイ・サン・ジョルジュらしいワインをお探しの方におすすめの逸品です。

ドメーヌ
レ・ペリエールロベール・シュヴィヨン

5位 2018 ニュイ・サン・ジョルジュ プルミエ・クリュ 「オー・ミュルジェ」

2018 ニュイ・サン・ジョルジュ プルミエ・クリュ 「オー・ミュルジェ」

詳細情報
■ヴィンテージ:2018
■ブドウ品種:ピノ・ノワール

少し口に含んだだけでエレガントな香りに包まれるかのような、華やかなワインです。

その美しさは「探し求めてでも、手に入れたい宝石のようなワイン」と評されるほど。

使用されているブドウは、ニュイ・サン・ジョルジュ北側にあるプルミエ・クリュ「オー・ミユルジュ」で栽培されたもの。

「ミュルジュ」の名は、押し流された石がたまったこの場所の状態に由来します。

かつては小屋や石垣を造るのに溜まっている石を使ったそうです。

ミュルジュのワインはニュイ・サン・ジョルジュならではのパワーとヴォーヌ・ロマネ風のエレガントさ両方を兼ね備えています。

ぜひ大きく深いブルゴーニュグラスに注いでじっくりお試し下さい。

ドメーヌ
オー・ミュルジェアラン・ユドロ・ノエラ

4位 シャトー・グリ  ニュイ・サン・ジョルジュ ドメーヌ・アルベール・ビショー

シャトー・グリ  ニュイ・サン・ジョルジュ ドメーヌ・アルベール・ビショー

詳細情報
■ヴィンテージ:2012
■ブドウ品種:ピノ・ノワール

シャトー・グリは18世紀からニュイ・サン・ジョルジュの中心地にある、老舗シャトーです。

シャトー・グリはプルミエ・クリュに格付けされておりアルベール・ビショーだけが所有しています。

ブドウの平均樹齢は40年超えで、根がジュラ紀中期バトニアン期の粘土石灰で構成された土壌に深く張っています。

この粘土質土壌の養分をブドウが存分に吸収し、複雑な味わいのワインが誕生するのです。

エレガントでユリのような華やかな香りを纏い、加えてしっかりした骨格と微かに感じる甘さ。

ピノ・ノワール特有のエレガントさと、ニュイ・サン・ジョルジュらしい力強さがマッチしています。

人を選ばず好まれやすいので、プレゼントなどにもおすすめです。

ドメーヌ
シャトー・グリアルベール・ビショー

3位 2019 ニュイ・サン・ジョルジュ ドメーヌ・デュボワ

2019 ニュイ・サン・ジョルジュ ドメーヌ・デュボワ

詳細情報
■ヴィンテージ:2019
■ブドウ品種:ピノ・ノワール

ドメーヌ・デュボアは、プリモー・プリセ地区に本拠地を置くドメーヌです。

歴史は古く1600年代から葡萄栽培を開始、1900年代からドメーヌ業をスタートしています。

こちらのワインは底力感じるアロマと、チェリーやプルーンなどが複雑にからみあった奥行きある味わいです。

そこにバランスの取れたタンニンが堅牢さを与えています。

燻製された肉料理など、味の濃い食事との相性が抜群です。

ぜひお試し下さい。

ドメーヌ
デュボワ

2位 2019 ニュイ・サン・ジョルジュ プルミエ・クリュ「レ・カイユ」

2019 ニュイ・サン・ジョルジュ プルミエ・クリュ「レ・カイユ」

詳細情報
■ヴィンテージ:2019
■ブドウ品種:ピノ・ノワール

ドメーヌの看板畑である、プルミエ・クリュ「レ・カイユ」で栽培されたブドウを使用して生産されたワインです。

ニュイ・サン・ジョルジュの南側に位置する畑です。

驚くことに、ブドウの樹齢は80年超え。

この高い樹齢によって風土を存分に吸収した、長期熟成に耐えうるワインが誕生するのです。

長年にわたり経営し続けてきた、ドメーヌ・ロベール・シュヴィヨンだからこそのワインと言っても過言はありません。

「ワインの良し悪しは畑の段階で決まる」というのが、このドメーヌの理論。

特にこれから、ブルゴーニュワインに挑戦される方に召し上がって頂きたいワインです。

ドメーヌ
レ・カイユロベール・シュヴィヨン

1位 2020 ニュイ・サン・ジョルジュ プルミエ・クリュ「レ・ヴォークラン」

2020 ニュイ・サン・ジョルジュ プルミエ・クリュ「レ・ヴォークラン」

詳細情報
■ヴィンテージ:2020
■ブドウ品種:ピノ・ノワール

「レ・ヴォークラン」は、ニュイ・サン・ジョルジュの南側にあるプレミアム・クリュです。

なんと栽培されているブドウの木は樹齢100年。

ドメーヌ・ロベール・シュヴィヨンの所有畑の中でも最高峰のクリュです。

このドメーヌは自然の力でゆっくりと熟成を進行させるので、渋みが少なく舌ざわりもなめらかで香り豊かなワインへと仕上がります。

味わいはふくよかなタンニンと上品な果実の甘味が幾重にも連なり終わりが見えません。

ゆっくり口に含み、味の広がり方を存分に楽しんでみて下さい。

ドメーヌ
レ・ヴォークランロベール・シュヴィヨン

ニュイ・サン・ジョルジュの楽しみ方

食とマリアージュして楽しむ

ニュイ・サン・ジョルジュ産のワインはアペラシオンが北側か南側によってキャラクターが異なります。

しかし概ねプルーンのような甘味や野性的な骨格を感じられるワインなので、肉料理とのマリアージュは抜群です。

特に赤身の肉やジビエ料理、またレバーなどクセの強い内臓系料理との相性はバッチリ!

他、ブルゴーニュ地方の伝統料理である「ブルギニョン」などと合わせるのは鉄板なのでチャレンジしてみるのもおすすめです。

南北にわけてテイスティングしてみる

ニュイ・サン・ジョルユは北と南ででワインの味わいが異なる魅惑の地です。

したがって、南北にわけてワインを用意しテイスティングをしてみるのも面白いでしょう。

例えば、今回ご紹介した中から北側は「2018 ニュイ・サン・ジョルジュ プルミエ・クリュ 「オー・ミュルジェ」を。

南側は「2019 ニュイ・サン・ジョルジュ プルミエ・クリュ「レ・カイユ」」を選んでテイスティングされるのがおすすめです。

ヴォーヌ・ロマネを彷彿とさせる華やかなスタイルと堅牢でパワフルなニュイ・サン・ジョルジュらしいワイン両方一遍にお愉しみいただけます。

テイスティングする事によって、新たなワインの世界の扉を開くかも知れません。

ぜひニュイ・サン・ジョルジュの魅力をご堪能下さい。

まとめ

どんどん値段が高くなり手を出し辛くなったブルゴーニュワインですが、ニュイ・サン・ジョルジュ産ワインは比較的リーズナブルです。

生産者や畑によって味わいの方向性も異なるので、飲み比べをしてみるのも面白いでしょう。

ぜひ自分の好みを探り広げ、ワインライフをより一層お楽しみ下さい!

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