ワイン名産地ブルゴーニュ地方にあるボジョレー。日本だとボジョレー・ヌーヴォーで有名ですね!
ボジョレー・ヌーヴォーは有名ですが、本来のボジョレー地方のワインについてはあまり知られていないようです。
今回は、ボジョレーの赤ワインの特徴や種類、おすすめの赤ワインをご紹介します!
目次
ボジョレーヌーヴォーとは?
ここではボジョレー・ヌーヴォーについて紹介していきます。
そもそもヌーヴォーとは?
ヌーヴォーとはフランス語で「新しい」という意味で、そこからワイン業界では「当年産のワイン」を指す言葉となりました。
そのためボジョレー・ヌーヴォーとは「ボジョレー地区の新酒」という意味で、毎年11月の第3木曜日午前0時に解禁されています。
またヌーヴォーは日本語で「新酒」とも呼ばれていますよ。
ヌーヴォー?ヌーボー?
「ヌーヴォー」と「ヌーボー」どちらの表記もワイン業界では「当年産のワイン」を意味しています。
ワイナリーや年代によって呼ばれ方は異なりますが、意味は同じです。
発音や表記ゆれによる違いなので、どれも間違いではありませんよ。
日本で圧倒的人気!?
日本では軽いお祭り騒ぎで毎年話題になります。ヌーヴォー総出荷量の約半数が日本に来ています。実はアメリカではほとんど話題にもならない位です。
ボジョレー・ヌーヴォーの特徴
ボジョレー・ヌーヴォーは元々、その年のブドウの出来を確認するためのイベントでした。
そのため、通常のワインに比べ超短期熟成のワインになります。
「マセラシオンカルボニック」という特殊な醸造方法により、タンニンが少ないのに色が濃く、渋みや苦味が通常のワインより少ないのが特徴です。
味わいもまろやかで全体的に軽やかでフレッシュに仕上がります。ヌーボーには独特のバナナのような香りがあります。
ボジョレー・ヌーヴォーは早く飲み切ることがおすすめ
ボジョレー・ヌーヴォーは長期保存せずに、早めに飲み切るようにしましょう。
一般的な赤ワインは熟成させることで渋みや苦みがまろやかになりますが、超短期熟成のボジョレー・ヌーヴォーの場合は時間をかけるほどフレッシュさが失われていきます。
理由はボジョレー・ヌーヴォーに「ガメイ種」が使用されているからです。
ガメイ種は長期保存に向いていません。
さらにボジョレー・ヌーヴォーは短期保存向けの製造方法が採用されていることも大きな要因の1つです。
全く熟成できないとは言い切れませんが、早めに飲み切るほうがボジョレー・ヌーヴォーを最大限に楽しめますよ。
ボジョレーの赤ワインの特徴
ここではボジョレーの赤ワインの特徴について紹介していきます。
品種と味わい
ボジョレ地区はブルゴーニュ地方の一番南に位置する比較的広い地域です。ごく少量白ワインも生産されていますが、ほとんどが赤ワインです。
全体的に早飲みでブルゴーニュの中でも低価格なワインの産地です。
また使用される品種はガメイ種で、ほどよい酸味を感じられます。
イチゴジャムのようなチャーミングな香りにとてもフルーティでライトな飲み口の軽やかなタイプに仕上がります。
自然派の造り手
ボジョレー地区は自然派ワインの一大産地、多くの自然派と言われる造り手がいます。
その基盤を築いたのは、自然派ワインの父、巨匠とも称された故マルセル ラピエールでした。彼の功績により大きく影響を受けた生産者が、自然派としてボジョレーでワインを生産しています。
・マルセルラピエール
・フレデリック コサール
・ ルー・デュモン
・クリストフパカレ
・フィリップパカレ
ボジョレーの赤ワインは種類で選ぼう
ボジョレーの赤ワインを選ぶときは種類で選ぶことがおすすめです。
今回は「AOCボジョレー」「ボジョレー・ヴィラージュ」「クリュ・ボジョレー」の3つを紹介します。
ではそれぞれ見ていきましょう。
AOCボジョレー
一般的なボジョレーの村名ワインです。生産されるワインのほとんどがボジョレー・ヌーボーとして出荷されます。
ボジョレー・ヴィラージュ
AOCボジョレーよりもやや品質が高く、厳しい規定に従って造られたものだけ名乗ることが出来ます。
ただし一般的に熟成に向くタイプではないので、エチケットに記載のヴィンテージから2年以内に飲むタイプです。
クリュ・ボジョレー
ボジョレーの中で最高品質のものを指し、AOCに定められた10の地区(畑)でのみで造られたワインのことです。ボジョレーやボジョレーヴィラージュとは異なり、長期とまではいかないものの一定期間の熟成は可能、ガメイ品種であってもしっかりした味わいです。
・サン・タムール(Saint-Amour)
・ジュリエナ(Juliénas)
・シェナ(Chénas)
・ムーラン・ナ・ヴァン(Moulin-à-Vent)
・フルーリ(Fleurie)
・シルーブル(Chiroubles)
・モルゴン(Morgon)
・レニエ(Régnié)
・ブルイィ(Brouilly)
・コート・ド・ブルーイィ(Côte de Brouilly)
ボジョレーの中で最も力強いのはモルゴン、エレガントなのはシルーブルと言われていますが、造り手によって印象は異なります
ボジョレーのおすすめ赤ワイン15選
ここからはボジョレーのおすすめ赤ワインについて紹介していきます。
予算別に紹介するので、ぜひ自分の目的に合わせて選んでみてください。
それでは早速見ていきましょう。
- ・高い
- ・飲み切るのが大変
- ・他と比較できない
という悩みがありますよね。
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5位
ボージョレ・ヴィラージュ・シャムロワ
味わい ミディアムボディ
ヴィンテージ(生産年) 2013
果実 % ガメイ
ルイ・ラトゥール社は200年以上も続く家族経営の、ブルゴーニュを代表するつくり手です。
ガメイ種を使った淡い色が特徴で、チェリーやスミレなどのフルーティで華やかな香りがあります。
スマートでしっかりとした味わいも兼ね備えています。
香り | いちご、ゼラニウム |
酸味 | ★★★☆☆ |
ボディ | ★☆☆☆☆ |
渋み | ★☆☆☆☆ |
コメント | ブルゴーニュ地方屈指の人気を誇るルイ・ラトゥール社が手がける一本。「ガメイ」を使用して作られていることから非常にチャーミングで飲みやすい味わいに仕上がっています。 |
4位
メゾン・ジョゼフ・ドルーアン ボジョレ・ヴィラージュ
味わい ライトボディ
生産年 2013
果実 % ガメイ
ドルーアンは120年以上もの間、家族経営にこだわり、頑なに創業当時から受け継がれるテロワールへの信念を守りつづける超高級ワイナリーです。
ピンク色の花崗岩の土壌で、色は明るい紫色で、スミレやボタンの花、ラズベリーのような華やかな香りがあります。快活で魅力的なワインに仕上がっており、絹のように滑らかな舌触りで、豊かな果実味が長く余韻に残ります。
香り | ラズベリー、スミレ |
酸味 | ★★★☆☆ |
ボディ | ★☆☆☆☆ |
渋み | ★☆☆☆☆ |
コメント | こちらのワインは非常にフレッシュな味わいに仕上がっています。フレッシュな味わいなのでワインが苦手な方にもとてもおすすめの一本です。 |
3位
ルイ ジャド ボージョレ ヴィラージュ コンボー ジャック
味わい ミディアムボディ
ヴィンテージ(生産年) 2014
果実 % ガメイ
ボジョレー・ヴィラージュの中でも、最も良質の花崗岩土壌で造られたブドウを使用しています。
色は綺麗な紫色で、赤果実や花を想わせるフレッシュな香りが特徴的です。新鮮さが感じられますが、柔らかな口当たりと丸みがあり、肉付き豊かな味わいです。
香り | チェリー、赤い花 |
酸味 | ★★★☆☆ |
ボディ | ★☆☆☆☆ |
渋み | ★☆☆☆☆ |
コメント | グラスに注ぐとフルーティーな香りが全開に感んじられます。タンニンも柔らかくとても飲みやすい味わいに仕上がっています。 |
2位
アンリ・フェッシ・ブルイィ
味わい ミディアムボディ
果実 % ガメイ
アンリ・フェッシ・ブルイィは、野いちごなどの赤い果実の香りがあり、さらに時間差でプラムやピーチのアロマが楽しめます。
しなやかで爽やかな果実味と柔らかなタンニンが魅力的で、心地よい余韻も楽しめます。
香り | ベリー、葉っぱ |
酸味 | ★★★☆☆ |
ボディ | ★☆☆☆☆ |
渋み | ★☆☆☆☆ |
コメント | 柔らかな口当たりの一本です。ベリー系の香りが感じれるので、ベリー系のデザートと一緒に合わせて飲むのがおすすめです。 |
1位
ルイ ジャド モルゴン シャトー デ ジャック
味わい ミディアムボディ
ヴィンテージ(生産年) 2012
果実 % ガメイ
モルゴンにはピエールブルー(青い石)と呼ばれる非常に硬い石があり、この石がモルゴンの男性的で素朴な味わいの由来だといわれています。
テロワールの特徴を最大限に引き出すために、この地域では、花崗岩土壌や畑のロケーションの特性を踏まえ小さな区画毎にきめ細やかな栽培管理を設定しています。化学肥料や除草剤を使用せず、ゆっくりと時間をかけた発酵・熟成に力を入れています。
香り | いちご、土 |
酸味 | ★★★☆☆ |
ボディ | ★☆☆☆☆ |
渋み | ★☆☆☆☆ |
コメント | 人気の作り手 ルイ ジャドが手がける一本。グラスに注ぐと明るい色合い。軽めのワインなのでお刺身などとも相性が良くなっています。 |
3,000円以下のおすすめボジョレー赤ワイン比較表
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商品名 | ルイ ジャド モルゴン シャトー デ ジャック | アンリ・フェッシ・ブルイィ | ルイ ジャド ボージョレ ヴィラージュ コンボー ジャック | メゾン・ジョゼフ・ドルーアン ボジョレ・ヴィラージュ | ボージョレ・ヴィラージュ・シャムロワ |
詳細 | アルコール度数 13 % 味わい ミディアムボディ ヴィンテージ(生産年) 2012 果実 % ガメイ | アルコール度数 13 % 味わい ミディアムボディ 果実 % ガメイ | アルコール度数 13 % 味わい ミディアムボディ ヴィンテージ(生産年) 2014 果実 % ガメイ | アルコール度数 13 % 味わい ライトボディ 生産年 2013 果実 % ガメイ | アルコール度数 13 % 味わい ミディアムボディ ヴィンテージ(生産年) 2013 果実 % ガメイ |
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5位
ボジョレー・ヴィラージュ シャトー・デ・マラドレ
果実 % ガメイ
急な勾配の畑で、標高が300から350mの位置しています。土壌は石灰岩質と花崗岩質が半分ずつ含まれています。
凝縮感があり、アロマティックでエレガントです。
香り | 木苺、牡丹 |
酸味 | ★★★☆☆ |
ボディ | ★☆☆☆☆ |
渋み | ★☆☆☆☆ |
コメント | こちらのワインは非常に濃縮感のある味わいになっていいます。香りもフレッシュな仕上がりになっているので女性にもおすすめです。 |
4位
マルセル・ラピエール、モルゴン 2016 サン・スフル
味わい ミディアムボディ
ヴィンテージ(生産年) 2016
果実 ガメイ
ラピエール家は、3世代にわたってモルゴンでワイン造りに携わり、この土地の個性を表現することに努めてきました。
モルゴンのテロワールを、その歴史と経験に裏打ちされた手法によって表現しています。
ボジョレーは、ヌーヴォばかりが目立ち、早飲みでフレッシュさが特徴とされ、一般的に品質を語る物ではありませんでした。しかし、ラピエールのボジョレーは、そのピュアな味わいと、繊細かつ濃密で、しかも熟成する事でより一層の魅力を引き出しています。
香り | 木苺、牡丹 |
酸味 | ★★★☆☆ |
ボディ | ★☆☆☆☆ |
渋み | ★☆☆☆☆ |
コメント | ルビー色に輝いた色合い。香りは甘く木苺のような香りが感じられます。とても魅力的なワインに仕上がっています。 |
3位
ムーラン ナ ヴァン フレデリック コサール
味わい 辛口
ヴィンテージ(生産年) 2016
自然派ワインで一躍有名になり、その穏やかで優しい味わいから世界中にファンが多い大変素晴らしいドメーヌです。
いちごジャムやフランボワーズ、ブルーベリー、ピーナッツバターなど豊かなアロマに
穏やかな果実味がジューシーでとってもフルーティな味わいです。
香り | プラム、ゼラニウム |
酸味 | ★★★☆☆ |
ボディ | ★★☆☆☆ |
渋み | ★☆☆☆☆ |
コメント | ボジョレーのワインらしいフレッシュなワインです。小ぶりのグラスで少し冷やしてから飲むのがおすすめです。ぜひ試してみてください。 |
2位
シルーブル 2012 ニコラ・テスタール フランス
ヴィンテージ(生産年) 2012
クリュボジョレーの一つ「フルーリー」は、ムーラン・ア・ヴァンとモルゴンに挟まれた、ボジョレー地区全体の中心よりやや北側にあります。
ニコラ・テスタール氏は、土壌からもたらされるアロマを大切にした造り手で、このワインはしっかりとした味を持っていながら、香りや後味もクリアなのが魅力です。
香り | ブルーベリー、スミレ |
酸味 | ★★★☆☆ |
ボディ | ★☆☆☆☆ |
渋み | ★☆☆☆☆ |
コメント | しっかりとした味わいのワイン。口に含むと優しいタンニンが感じられ非常にエレガントな味わいのワインに仕上がっています。 |
1位
フルーリ キュヴェ スペシャル ヴィエイユ ヴィーニュ
味わい フルボディ
ヴィンテージ(生産年) 2012
果実 % ガメイ
樹齢70年から95年のブドウの樹のブドウを使い、生産量をコントロールしながら造られています。生産されたワインのうち大半はフランスの著名なレストランに買われてしまうので、市場に出てくるのはまれです。
赤黒くしっかりとした色合いで、ガメイで造られているのを忘れてしまうぐらいしっかりとしたボディがあります。
早飲みが基本のガメイですが、このワインは10年熟成させることができます。
香り | ラズベリー、牡丹 |
酸味 | ★★★☆☆ |
ボディ | ★★☆☆☆ |
渋み | ★☆☆☆☆ |
コメント | 樹齢の古いブドウの木を使って作られる一本。味わいは非常に濃縮な味わいになっており複雑さを楽しめるワインに仕上がっています。 |
3,000円~5,000円のおすすめボジョレー赤ワイン比較表
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商品名 | フルーリ キュヴェ スペシャル ヴィエイユ ヴィーニュ | シルーブル 2012 ニコラ・テスタール フランス | ムーラン ナ ヴァン フレデリック コサール | マルセル・ラピエール、モルゴン 2016 サン・スフル | ボジョレー・ヴィラージュ シャトー・デ・マラドレ |
詳細 | アルコール度数 13 % 味わい フルボディ ヴィンテージ(生産年) 2012 果実 % ガメイ | 味わい ミディアムボディ ヴィンテージ(生産年) 2012 | 品種:ガメィ100% 味わい 辛口 ヴィンテージ(生産年) 2016 | アルコール度数 12.5 % 味わい ミディアムボディ ヴィンテージ(生産年) 2016 果実 ガメイ | ヴィンテージ(生産年) 2015 果実 % ガメイ |
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いつか飲んでみたい憧れのボジョレーの赤ワイン5,000円以上
5位
レニエ(クリュ ボジョレー)
果実 % ガメイ
クリュ・デュ・ボジョレーの中のひとつ、レニエのワインです。びっくりするほど小さい畑で造られています。
綺麗な果実味が特徴で、苺や紅茶、オレガノ、シャンピニオンの香りが感じられます。口当たりがなめらかで、柔らかく、優しさあふれる1本です。
香り | イチゴ、キノコ |
酸味 | ★★★☆☆ |
ボディ | ★☆☆☆☆ |
渋み | ★★☆☆☆ |
コメント | 限られた村で作られるクリュ・デュ・ボジョレー。骨格のしっかりとした味わいなので赤みのお肉とも非常に相性が良くなっています。 |
4位
メゾン・ルロワ 2016 ジュリエナ
クリュ・デュ・ボジョレーの中のジュリエナのワインです。ルロワ社創業150年を記念したワインで、深いルビー色とスパイシーな香りを楽しめます。
香り | ラズベリー、葉っぱ |
酸味 | ★★★☆☆ |
ボディ | ★☆☆☆☆ |
渋み | ★★☆☆☆ |
コメント | メゾン・ルロワが作るボジョレーワイン。ルビー色の色合い。繊細な味わいに仕上がっており料理と非常に相性が良くなっています。 |
3位
ルイ ジャド ムーラン ナ ヴァン シャトー デジャック
ヴィンテージ(生産年) 2000
果実 % ガメ
クリュ・デュ・ボジョレーの中のムーラン ナ ヴァンのワインです。
この畑の土壌は花崗岩質で、ガメイの栽培に適しています。 香り豊かでしっかりした味わいのワインです。シルキーでピノ・ノワールと間違われるほど、繊細かつ芳醇な香りと味わいを放ちます。
香り | ベリー、紅茶 |
酸味 | ★★★☆☆ |
ボディ | ★★☆☆☆ |
渋み | ★☆☆☆☆ |
コメント | グラスに注ぐとアロマティックな香りが広がります。香りが特徴的なので大きめのバルーングラスで香りを楽しみながら飲むのがおすすめです。 |
2位
モルゴン ヴィエーユ ヴィーニュ
クリュ・デュ・ボジョレーの中のモルゴンのワインです。ドメーヌで最も古い区画の葡萄を使用しています。
北部に位置し350~450mと標高が高く、土壌は花崗岩に砂利や砂が多く混ざっているので雑草がはえにくいのが特徴で、除草剤を使わず、オーガニックなワインです。ガメイのワインと思えないほど力強く、メルロのように感じます。
香り | ブルーベリー、キノコ |
酸味 | ★★☆☆☆ |
ボディ | ★★☆☆☆ |
渋み | ★★☆☆☆ |
コメント | クリュ・デュ・ボジョレーの村で作られるワイン。味わいは他のボジョレーワインと比べてしっかりとした味わいに仕上がっています。 |
1位
フランソワ・エコ レゼグザルト ガメイ
クリュ・デュ・ボジョレーの中のサンタムールのワインです。ワイン名のレゼグザルトとは、熱狂させるという意味ですが、その名前にふさわしいワインです。ブドウ本来の旨味と甘味をギュッと詰め込んだ、生き生きした果実味が特徴です。
ベリー系の甘味がある香りとアフターに感じる柑橘系の苦味のバランスがほど良く心地よいワインです。
香り | ラズベリー、土 |
酸味 | ★★★☆☆ |
ボディ | ★☆☆☆☆ |
渋み | ★☆☆☆☆ |
コメント | 果実の香りが全開に感じられる一本。口に含むと酸味のバランスが非常にちょうど良いワインに仕上がっています。 |
5,000円以上のおすすめボジョレー赤ワイン比較表
商品画像 | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() |
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商品名 | フランソワ・エコ レゼグザルト ガメイ | モルゴン ヴィエーユ ヴィーニュ | ルイ ジャド ムーラン ナ ヴァン シャトー デジャック | メゾン・ルロワ 2016 ジュリエナ | レニエ(クリュ ボジョレー) |
詳細 | 品種 ガメイ | 味わい 辛口 | 味わい 辛口 ヴィンテージ(生産年) 2000 果実 % ガメ | 味わい ミディアムボディ | 味わい ミディアムライト 果実 % ガメイ |
商品リンク | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る |
ボジョレー赤ワインのおすすめの飲み方
ここではボジョレーの赤ワインの美味しい飲み方について紹介します。
今回は保存温度やグラスなどを詳しく解説していきます。
では早速見ていきましょう。
保存温度は12~18℃
ボジョレーの赤ワインは保存温度は12~18℃がおすすめです。
ボジョレーワインはライト~ミディアムボディが多いため、赤ワインの中では比較的低い温度での保存により本来の味わいを楽しめます。
しかしボジョレーワインは超短期熟成なので、早く飲み切るようにしましょう。
とは言っても、一度で飲み切れないという人も多いのではないでしょうか?
そこでワインセラーでの保存がおすすめです。
ワインセラーを利用すればボジョレーの赤ワインはもちろん、白ワインなどの他ワインも適切に保存できますよ。
家庭用のワインセラーについてはコチラを参考にしてみてください。
>>【ソムリエセレクト】おすすめワインセラー17選!家庭用にはコレ!
ワイングラスは万能型がおすすめ
ボジョレーの赤ワインには万能型のワイングラスがおすすめです。
ライト~ミディアムボディの多いボジョレーの赤ワインには、滑らかなボディの魅力を最大限引き出す万能型のグラスが相性が良いのです。
ただフルボディのボジョレーの赤ワインもあります。
フルボディの場合は、ブルゴーニュ型やボルドー型とワイングラスを使い分けると香りや味わいを充分に楽しめますよ。
またワイングラスについて、さらに詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。
>>【ソムリエセレクト】おすすめのワイングラス15選!種類とブランドも紹介
デキャンタはしなくてOK
ボジョレーワインを飲む際には、デキャンタは使わなくても美味しく飲めます。
一般的に赤ワインはデキャンタを使うことで渋みを取り除いたり、味をまろやかにする効果があります。
しかしボジョレーワインはガメイ種が使われていることや製造方法が普通と異なることから、デキャンタによってあまり変化を感じられません。
特にボジョレー・ヌーヴォーとして販売されているものは上記の特徴に当てはまります。
ワイングラスを回して香りを楽しむ
ボジョレーの赤ワインの芳醇な香りを楽しむには、ワイングラスを回して楽しむ方法がおすすめです。
ワイングラスを回して香りを楽しむことを「スワリング」と呼びます。
ぜひ自然派が造り出すボジョレーの香りを感じ取ってみてくださいね
またスワリングする際は、右利きの方であれば反時計回りにワイングラスを回すようにしましょう。
万が一スワリングの際にワインがこぼれても自分側のため、対面の方に迷惑をかけずに済みますよ。
ボジョレー赤ワインにおすすめの料理
ここではボジョレーの赤ワインにおすすめの料理を紹介していきます。
ぜひ自分の選んだボジョレーに合わせて料理を考えてみてくださいね。
では早速見ていきましょう。
そもそも和食と相性が良い!
ボジョレーの赤ワインは和食との相性が良いです。
ボジョレーの赤ワインはガメイ種が使われており、ほどよい酸味やインパクトの強すぎない心地よいバランス感覚が和食とマッチします。
具体的にはきんぴらごぼうや肉じゃがなどが挙げられます。
とは言っても味付けの傾向から和食全般との相性が良いですよ。
次にボディ別のボジョレーと相性の良い料理を紹介していきます。
ライトボディ
まずはライトボディに合う料理について見ていきましょう。
・優しい味のシチュー
・ハンバーグ
・エビチリ
・お好み焼き
・鳥の唐揚げ
・サラダ
ライトボディのボジョレー赤ワインに合う料理は、やや優しい味付けの料理が多いです。
繊細なライトボディの赤ワインを楽しむためには、少しさっぱり・優しい料理が適しています。
料理の前菜やさっぱりしたお肉料理と相性が良いと覚えておきましょう。
フルボディ
次にフルボディに合う料理について見ていきましょう。
・ワインを加えてよく煮込んだシチュー
・鹿肉ステーキ赤ワインソース
・肉汁溢れる手作りハンバーガー
・牛肉、豚肉をワインやトマトでじっくり煮込んだ料理
・マグロのレアカツ
・濃厚なソースのハンバーグステーキ
フルボディのボジョレー赤ワインに合う料理は、味の濃い味付けの物が多いです。
理由はフルボディの赤ワイン自体の主張が強いため、料理も同じように主張の強いものだとうまくマッチするからです。
とは言っても、料理全体で見ればフルボディ・ライトボディどちらの赤ワインに合う料理も味が濃いものが多いです。
今回紹介した料理であれば、どんなボジョレー赤ワインとも美味しくいただけますよ。
また、ミディアムボディはフルボディ・ライトボディの性質を併せ持つため、紹介した料理全てが相性が良いです。
濃すぎずさっぱりしすぎてないバランスの良い料理とミディアムボディの赤ワインはマッチするので、味付けを調節しながらお楽しみください。
またボジョレー赤ワインを飲むなら、おつまみが必須という方もいるでしょう。
ボジョレー赤ワインに合わせるおつまみが気になるかたはコチラを参考にしてみてください。
自分だけのおすすめボジョレーワインを見つけよう!
AOCによりこの地域でガメイを使うことが決まっているので、軽めで爽やかなフルーティな味わいしかイメージがないかもしれません。
しかし実は、クリュ・デュ・ボジョレーで栽培されたブドウで造られるワインはしっかりとしたボディを持っているものも存在します。
ガメイの特徴を生かしたワインは和食と合わせやすく、ワインに馴染みのない方でも飲みやすいワインです。
また、クリュ・デュ・ボジョレーで造られしっかり熟成されたワインはガメイとわからないぐらい厚みがあり、しっかりとした味わいなので肉料理などにも合わせて愉しめます。
ひとくちにボジョレーの赤ワインと言っても種類は豊富です。
ぜひ自分に合ったボジョレーの赤ワインを見つけてみてくださいね。
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