おすすめの料理酒10選!料理酒の代用も合わせて徹底解説!

2020/11/29
その他

「どの料理酒を選んでいいか分からない。」

「料理酒がなくて代用のものを知りたい。」

「そもそも料理酒ってなに?」

料理酒に関して、このような疑問をお持ちの方も多いのでは?

今回は、そんな料理酒について、使い方から、料理酒の代用品、おすすめの料理酒までご紹介します。

料理酒とは

料理酒とは、料理に使用するために作られた日本酒もしくは発酵調味料です。

 

料理酒の種類

料理酒の種類には「料理用清酒」と「発酵調味料」があります。

 

料理用清酒

料理用清酒は料理にコクやうまみを出すため、飲酒用に比べて雑味成分が多く残されているが特徴です。

飲酒用ほどおいしくはないものの、日本酒として飲めるため法律上は酒類に分類されています。

製造者の記載が義務付けられ、酒類販売免許を持つ店でしか販売できません。

 

発酵調味料

発酵調味料は原料を発酵させたもろみに、食塩や酢などを加えて飲酒できない処置を施しています。

そのため、食品に分類されます。

酒類ではないため酒税がかからず価格が手頃というメリットがあり、スーパーやコンビニなど、酒類が販売できない店でも広く販売可能です。

 

日本酒との違い

発酵調味料である料理酒は塩などの添加物が含まれていることが、飲用の日本酒との大きな違いです。

一方、添加物を加えない料理用清酒は飲用の日本酒と同じ酒類ですが、飲用には適さない酸味や雑味が残されているという点で異なります。

料理の際に飲用の日本酒を使う人もいますが、雑味が除かれた日本酒ではあまり料理にコクやうまみを加えることができないでしょう。

 

料理酒のメリット

料理酒は料理にコクやうまみを出すだけでなく、次のようなメリットがあります。

 

肉や魚などの生臭さがなくなり、香りづけができる

料理酒を加えると、アルコールが揮発する際に素材の生臭さも一緒に取り除かれます。

料理酒には臭みを消す有機酸が多く含まれています。

さらに熟成から生まれる香りの成分により、料理全体に香りづけができるでしょう。

素材が柔らかくなる

料理酒に含まれるアルコールは素材を柔らかくする作用もあります。

 

味が染み込みやすくなり、調理の時間が早まる

アルコールは素材に浸透するとき他の調味料も染み込みやすくするものです。

そのため、調理の仕上がりが早くなるというメリットもあります。

 

まろやかな味わいになる

料理酒に含まれているアミノ酸は味をまろやかにする作用があるため、料理がより美味しくなるでしょう。

 

料理酒の代用

料理を作ろうと思ったら料理酒を切らしていたということ、けっこうあるのではないでしょうか?

料理酒はアルコールの作用で料理にさまざまな効果をもたらすものなので、同じアルコールであれば代用ができます。

アルコールであればなんでも代用できるわけではなく、主に料理酒の代用にできるのは次のものです。

 

日本酒

日本酒は雑味を取り除いているため、料理酒ほど味わいにコクやうまみを出すことはできません。

しかし、同じ日本酒に変わりないため代用には一番適しています。

デメリットといえば、日本酒の方が高いため、料理に使うのはもったいないということぐらいです。

普段から日本酒を飲むため常備している場合は、料理酒を切らした際は日本酒を使うとよいでしょう。

 

焼酎

焼酎もアルコール分が高いため、臭み取りや調理時間を早めるなどの代用ができます。

使う焼酎の種類は、サワーやチューハイに使う「甲類焼酎」です。

本格焼酎などクセの強い焼酎は少なめに使いましょう。

特に風味を重視する料理には避けた方がいいかもしれません。

 

ビール

ビールの炭酸には肉を柔らかくする作用があり、肉料理にはビール煮のレシピもあるほどです。

酵母の作用で料理にコクを出すため、料理酒の代用にも使えます。

ただし、ビールには苦味があるため入れすぎると料理の味わいを損なうことになるので注意しましょう。

薄い味付けの日本食などには避けた方が無難です。

 

白ワイン

白ワインはさっぱりしているため、魚介類を使った和食でも使えます。

料理酒を切らした際の代用にも使えるでしょう。

醤油との相性もよく、和食でもあまり違和感がありません。

ただし、酸味の強いものは避けましょう。

ワインのクセが強く出てしまいます。

 

本みりん

本みりんはもち米を原料に、焼酎または醸造用アルコールを加えて熟成した調味料です。

料理酒と同様にアルコール度数があるため、代用に使えます。

ただし甘みが強いため、砂糖など他の調味料を減らす工夫が必要です。

 

※本みりんではない「みりん風調味料」はアルコール度数1%未満のため、料理酒の代用にはなりません。

 

料理酒の選び方

主な料理酒の種類は、料理用清酒(酒類)と発酵調味料(食品)の2つです。

これらは、塩などの添加物を加えて不可飲処置が施しているか否かの違いです。

 

おいしさ重視なら料理用清酒

料理用清酒は添加物がなく、より料理をおいしく仕上げることができます。

発酵調味料は、塩を加えていることや清酒の配合量が少ないことから、清酒に比べるとどうしてもうまみが劣ります。

酒類のため価格が高いというデメリットはありますが、「多少コストがかかっても料理をおいしく作りたい」という人におすすめです。

 

コスパ重視なら発酵調味料

「毎日料理するのでコスパのよい料理酒がいい」という人は、発酵調味料を選びましょう。

ただし、料理に使う際は添加されている塩などを考慮し、他の調味料の量を調整する必要があります。

 

おすすめの料理酒10選

ここからは、おすすめの料理酒を10点厳選して紹介します。

 

タカラ「料理のための清酒」

宝 料理のための清酒 1.8Lパック

原料には国産米を100%使い、食塩の添加はない料理用清酒です。

独自に開発した「マスキング酵母21号」の働きで、肉や魚の生臭さを消す有機酸が約20%アップ。

さらに料理にコクやうまみを与えるうまみ成分を約2倍にしています。

 

白扇酒造「福来純」


添加物のない料理用清酒です。地元岐阜県産のもち米と、手作業で丁寧に育てた米麹を使用。

蔵元伝承の製法「もち米四段仕込み」で仕込んでいます。

長期発酵による酵母が自然のアミノ酸を作り出し、料理にたっぷりのうまみを与えます。

 

日の出寿 醇良「料理酒」

日の出寿 醇良 「料理酒」 (醸造調味料)1800ml


料理専用に加塩した発酵調味料です。

コスパがよく、毎日たっぷり使いたい場合に最適な料理酒。

和食だけでなく、中華、洋風料理にも使えます。

 

福正宗 「純米料理酒」


日本酒の蔵元が素材にこだわり、米と米麹だけで仕込んだ本格派の料理酒です。

塩分など一切の添加物がない料理用清酒で、従来の料理酒よりもアミノ酸をたっぷりと含んでいます。

うまみが増して料理がひときわおいしく仕上がります。

 

百福蔵「 琥珀の料理酒」


農薬を使わずに契約栽培した「山田錦」を贅沢に使用した料理用清酒です。

蔵元秘伝の「熟成酒粕四段仕込」で 、通常の2倍以上の天然うまみ成分が溶け込んでいます。

添加物は一切なく、飲用にしてもおいしい料理酒です。

 

タカラ「酒菜」

タカラ料理用清酒「酒菜」1.8Lペット


米と米麹だけで作られた料理用清酒です。

素材の持ち味を活かしながら、豊富なうまみ成分が料理にコクやうまみを与えます。

料理用清酒としてはコスパもよいのが魅力です。

 

住乃井「 純米料理酒」


新潟の老舗酒造が手がける料理酒です。塩を加えている発酵調味料ですが、他の添加物は一切含まれていません。

原材料の米を多く使用しており、アミノ酸が豊富です。

料理に深みのある味わいを与えます。

 

オーサワ「飛騨まろみ料理酒」


飛騨の酒造好適米「ひだほまれ」を使った発酵調味料です。

北アルプスの地下水を使い、純米酒と同じ製法で醸造。海塩で作られた「海の精」を加えています。

天然アミノ酸を豊富に含んでうまみが強いのが特徴。

通常の料理酒の半分以下の量でおいしく調理できます。

 

大木大吉本店 「こんにちは料理酒」


老舗酒造が手がける料理酒です。素材の栄養をそのまま生かしています。

天然アミノ酸の濃度が高く、清酒と比べて深い色合いが特徴です。

うまみが濃いため、少ない量で調理できるのが特徴。レシピに紹介されている酒の量の 1/3〜 1/5 が目安です。

 

倉光酒造「酒ラベル」


老舗の酒蔵が醸造する本格的料理酒。

大分県産の酒造好適米を使用し、塩や糖類は無添加の料理用清酒です。

自然なうまみが料理の味を引き立てます。

 

さいごに

料理酒は料理にコクやうまみを与え、調理時間を早めるなど多くのメリットがあります。

和食作りには欠かせません。

酒類に分類される料理用清酒と食品である発酵調味料の2種類があるので、目的に合った料理酒を選びましょう。

レシピで「酒」と表記されているものは清酒を指す場合が多いため、発酵調味料を使う場合は塩加減に注意してください。

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