オレンジワインとは?特徴から、おすすめのオレンジワイン10選まで紹介

2019/10/17
ワインの基礎知識


最近「オレンジワイン」と言われるワインが話題になっています。

みなさんは「オレンジワイン」がどんなワインかご存知ですか。果物のオレンジで造ったワイン、ではありませんよ。

この記事では、オレンジワインの特徴や選び方、おすすめのオレンジワインについて紹介していきます。

記事の監修者

外山 ゆみ子(とやま ゆみこ)

■JSA認定ワインエキスパート ■JSA認定ワイン検定ブロンズクラス講師 ■WSET LEVEL2 AWARD IN WINES AND SPIRITS

化粧品メーカー、ワイン輸入販売会社などに勤務。東京都内で官能小説ワイン会を定期的に開催中。詳細はこちらから→ https://kanno-wine-dokusho.jimdosite.com/

オレンジワインとは

オレンジワインは、白ブドウを用いて、赤ワインの作り方で造られるワインのことです。分類は白ワインになります。

 

オレンジワインに使用されるブドウ品種

代表的なのは、ジョージアのルカツィテリや、イタリアのリボッラジャッラなど、その土地固有の土着品種です。

同じオレンジワインでも使われるぶどう品種により味わいが異なります。

 

オレンジワインの作り方

通常白ワインを造るときは、ぶどうを圧搾した後、果皮を取り除いて果汁だけ発酵させます。

一方、オレンジワインは果皮と種を果汁に触れさせた状態で何日も(場合によっては何か月も)かけて発酵させます。

これにより、赤ワインと同様に果皮から色素が抽出されてワインの色がオレンジ色になるため、オレンジワインと呼ばれています。

 

オレンジワインの味わい

オレンジワインは白ワインの一種ですが、果汁と果皮や種子を一緒に発酵させるためタンニンを多く含みます。

そのため、通常の白ワインよりも苦みや渋みが感じられます。

しかし、白ブドウは黒ブドウほどのタンニンは含まれないため、オレンジワインは赤ワインほどの渋みはありません。

オレンジワインの発祥地は!?

オレンジワインの発祥地ジョージア

オレンジワインの発祥はジョージアです。

日本ではかつて「グルジア」と呼ばれていた国です。

大相撲の好きな方は大関・栃ノ心の出身地としてご存じかもしれません。

 

ワイン発祥の国!?

ジョージアは実はオレンジワインだけでなく、ワイン発祥の地でもあります。

ジョージアでは昔から白ブドウでも黒ブドウでもワインは果汁、果皮、茎、種子が一緒に発酵させられていました。

このようなジョージアのワイン造りの伝統によって、オレンジワインが生まれました。

ジョージアではいまだにワイン造りが国の免許制度などで管理されてはいません。

そのため、個人が自宅で自由にワインを造って飲むことや、販売することができます。

それでも伝統的なオレンジワインが残っているのは、ジョージアの人々が自分たちのオレンジワインの味に自信を持っているからでしょう。

 

オレンジワインの産地と種類

オレンジワインは産地によって味わいの特徴が異なります。有名な産地を紹介します。

 

ジョージアのオレンジワイン

ジョージアはヨーロッパとアジアをつなぐ場所に位置しています。

ジョージアには8000年のワイン造りの歴史があります。

オレンジワインの多くはジョージア最大のワイン産地カヘティで造られています。

伝統的なオレンジワインの造り方は、クヴェヴリという素焼きのツボに果汁、果皮、茎、種を一緒に入れて20〜40日発酵させるもの。ルカツィテリという酸の豊かな白ぶどうが使われることが多いです。

このようなクヴェヴリを使ったワイン造りは、ユネスコの世界遺産にも登録されています。

現在はジョージアでもクヴェヴリを使わないヨーロッパ式の造り方が多くなっています。

ジョージアのオレンジワインは、果皮と果汁を触れさせておく期間が長いため、タンニンがきいています。

本格的なオレンジワインが飲みたいなら一度は試したい産地です。

 

イタリアのオレンジワイン

イタリアでは白ワインの銘醸地フリウリ・ヴェネツィア・ジューリア州を中心にオレンジワインが造られています。

フリウリ・ヴェネツィア・ジューリア州はイタリアの北東部にあります。

フリウリでオレンジワインが造られるようになったのはつい最近です。

フリウラーノやリボッラ・ジャッラなどの酸の豊かな地場品種を使って造られます。オレンジワインも酸が豊かな味わいになります。

イタリアワインの好きな方におすすめです。

 

日本のオレンジワイン

日本でオレンジワインに使われる品種は日本固有品種の甲州が多いです。

甲州はナシのようなフレッシュでやさしい味わいのワインが多いですが、オレンジワインにするとコクが出ます。

日本のオレンジワインは和食との相性が抜群です。

 

おすすめのオレンジワイン10選

デイリーワインに!予算3,000円

5位

甲州 オランジュ グリ

2,090円 (税込)

詳細情報
度数:11 %
味わい:辛口
産地:日本、山梨
品種:甲州

鍋物と合わせて

造り手のマルスワインは老舗酒造メーカー、本坊酒造が山梨県笛吹市に設立した会社。 国内外で高い評価を受ける造り手です。

甲州種の特徴であるナシのような果実香とハチミツのような風味が重なって豊かな味わいに仕上がっています。

魚介を使った鍋物などと相性が良いです。

 

4位

ストリ マラニ ルカツィテリ

1,900円 (税込)

詳細情報
味わい:辛口
品種:ルカツィテリ

ジョージアのオレンジワイン入門編

2014年設立の新しいワイナリーが造るオレンジワイン。でも製法は伝統的なクヴェヴリというツボを使った製法です。

4〜6か月間、果皮と果汁を触れさせています。オレンジの皮やハーブのような風味があります。

価格的に手頃なので、本場のオレンジワインを気軽に楽しみたい方にぴったりです。

ハーブをきかせた料理と一緒にお楽しみください。

 

3位

カザ アグリコラ アレクシャンドレ レウヴァス アートテッラ クルティメンタ 2017

1,851円 (税込)

詳細情報
味わい:辛口
産地:ポルトガル、アレンテージョ
品種:アンタン ヴァス50%、アリント40%、ヴィオニエ10%

ポルトガル土着品種を味わうオレンジワイン

造り手は自然派農法のひとつ、環境保全型農法を導入しています。

このワインはポルトガルの土着品種を主体に使い、3週間果皮と果汁を触れさせてから、6か月の樽熟成をさせています。

新鮮なオレンジやシナモンの風味が感じられます。果実味とタンニンのバランスが良いワインです。

イワシのパテや生ハムなどと相性が良いです。

 

2位

プリモシッチ リボッラ・ジャッラ

2,314円 (税込)

詳細情報
味わい:辛口
産地:イタリア
品種:リボッラジャッラ100%

偶然の産物
このワインの造り手はイタリアのワイン誌で高評価を得ています。

果皮の厚いリボッラ・ジャッラはプレスすると果汁が飛び散ります。このオレンジワインは果汁が飛び散らないようにするために果汁と果皮をそのまま漬け込んだことから生まれました。

このワインは完熟したりんごや白い花の香りがします。

レモンをたっぷり絞ったイカのフリッターなどと合わせるとおいしいです。

 

1位

マカシヴィリ ワイン セラー ルカツィテリ

2,638円 (税込)

詳細情報
味わい:辛口
産地:ジョージア、カヘティ
品種:ルカツィテリ100%

長い余韻
この造り手は世界各国のワインコンクールでの受賞歴があります。その中でもこの「マカシヴィリ ワイン セラー」はこの生産者の代表的なシリーズ。

有機栽培されたぶどうを手摘みで収穫し、クヴェヴリで発酵させます。そして、果皮と共にクヴェヴリで6か月熟成させます。

桃やカリンのような果実味があり、長い余韻を楽しめます。餃子や点心などと相性が良いです

3,000円以下のオレンジワイン比較表

商品画像マカシヴィリ ワイン セラー ルカツィテリプリモシッチ リボッラ・ジャッラカザ アグリコラ アレクシャンドレ レウヴァス アートテッラ クルティメンタ 2017 ストリ マラニ ルカツィテリ 甲州 オランジュ グリ
商品名マカシヴィリ ワイン セラー ルカツィテリプリモシッチ リボッラ・ジャッラカザ アグリコラ アレクシャンドレ レウヴァス アートテッラ クルティメンタ 2017ストリ マラニ ルカツィテリ甲州 オランジュ グリ
価格2,638円(税込)2,314円(税込)1,851円(税込)1,900円(税込)2,090円(税込)
詳細味わい:辛口
産地:ジョージア、カヘティ
品種:ルカツィテリ100%
味わい:辛口
産地:イタリア
品種:リボッラジャッラ100%
味わい:辛口
産地:ポルトガル、アレンテージョ
品種:アンタン ヴァス50%、アリント40%、ヴィオニエ10%
味わい:辛口
品種:ルカツィテリ
度数:11 %
味わい:辛口
産地:日本、山梨
品種:甲州
商品リンク詳細を見る詳細を見る詳細を見る詳細を見る詳細を見る

プレゼントや来客用に!3,000円~5,000円

5位

イル チェンソ プラルアール 2015

3,207円 (税込)

詳細情報
味わい:辛口
産地:イタリア、シチリア
品種:カタラット100%

黄金色のワイン

イタリア、シチリアのワイン。プラルアールはアルバニアの方言で「黄金色の」という意味です。アルバニアからの移民が多い土地らしい名前です。

ぶどうの果皮と果汁を2週間以上触れさせて醸しています。トロピカルフルーツのような濃厚な風味があります。

ポークチョップなど、トマトや豚肉を使った料理と合います。

 

4位

大和葡萄酒 ハギーワイン 甲州クヴェヴリ 壷仕込み

4,104円 (税込)

詳細情報
度数:12 %
味わい:辛口
産地:日本、山梨
品種:甲州

日本とジョージアのコラボ
大和葡萄酒は世界のワインコンクールでも受賞歴を持つワイナリー。このワインは、日本固有種の甲州を使って、ジョージアと同様にクヴェヴリで果皮と果汁を触れさせて醸したユニークなワインです。

甲州ワインが好きな方に、いつもとは一味違った甲州の魅力を知ってもらいたいときにプレゼントしてみてはいかがでしょうか。

 

3位

エイン クアンタム カオス2017

4,190円 (税込)

詳細情報
度数:12 %
味わい:辛口
産地:オーストリア、ワインフィアテル
品種:グリューナー・フェルトリーナー他

まさにカオス

オーストリアの生産者が手がけるオレンジワイン。オーストリア特有の栽培方式に、ゲミシュター・サッツというものがあります。複数のぶどう品種をひとつの畑に一緒に植えるというもので、このワインはそのゲミシュター・サッツという方式で造られています。

商品名の「カオス」は「混沌」という意味で、まさにゲミシュター・サッツを示しています。

有機農法を導入し、ぶどうは手摘みで収穫。ワインは10日間果皮と果汁を触れさせて醸したものをろ過せずに瓶詰めしています。酸化防止剤は使っていません。

アルコールはややひかえめで柔らかい味わいですが、十分な複雑味があります。

オレンジワインを飲んでみたいけれど、渋みが強いもの、ボリュームがありすぎるものは苦手という方におすすめです。

 

2位

ボルクドドン ウィス ブランシス フリウリ ヴェネツィア ジューリア IGT 2009

4,860円 (税込)

詳細情報
産地:イタリア、フリウリ
品種:トカイフリウラーノ、ソーヴィニヨン、ヴェルドウツオ・フリウラ

ひとりで造るオレンジワイン
なんとこのワイナリーではワイン造りをほぼ1人でおこなっています。

ぶどうは平均樹齢50年の古木からとれたものを使用。

畑では化学肥料、除草剤、殺虫剤を使用していません。酸化防止剤の使用は最低限にとどめています。ワインは無ろ過です。

紅茶のような風味、オレンジのような果実味、ミネラルが凝縮したワインです。

ぜひひとり静かにこのワインに向き合ってみてください。

 

1位

クヴェヴリ ワイン セラー ルカツィテリ 2016

4,406円 (税込)

詳細情報
味わい:辛口
産地:ジョージア、カヘティ
品種:ルカツィテリ100%

伝統的、本格的オレンジワイン

クヴェヴリ ワイン セラーのナレクリシヴィリ家はジョージアで3世代ワインを造り続けてきました。ジョージアがソ連から独立した後、ワイン産業が低迷していた時期は家族経営のワイナリーでは経営が成り立たず、他のワイナリーで働いていた時期もあります。

しかし、今では独立したワイナリーとして、ジョージアのワインの祭典で最優秀ジョージアワイン賞を受賞するほど力をつけました。

自然派農法で造ったぶどうをクヴェヴリで固形物と共に3〜4か月熟成させます。さらにワインだけで6か月熟成させます。

完熟したアンズのような風味とスパイシーなタンニンがきいた味わいのワインです。

伝統的で本格的なオレンジワインを飲みたい方におすすめです。

3,000円~5,000円のオレンジワイン比較表

商品画像クヴェヴリ ワイン セラー ルカツィテリ 2016 ボルクドドン ウィス ブランシス フリウリ ヴェネツィア ジューリア IGT 2009 エイン クアンタム カオス2017大和葡萄酒 ハギーワイン 甲州クヴェヴリ 壷仕込みイル チェンソ プラルアール 2015
商品名クヴェヴリ ワイン セラー ルカツィテリ 2016ボルクドドン ウィス ブランシス フリウリ ヴェネツィア ジューリア IGT 2009エイン クアンタム カオス2017大和葡萄酒 ハギーワイン 甲州クヴェヴリ 壷仕込みイル チェンソ プラルアール 2015
価格4,406円(税込)4,860円(税込)4,190円(税込)4,104円(税込)3,207円(税込)
詳細味わい:辛口
産地:ジョージア、カヘティ
品種:ルカツィテリ100%
産地:イタリア、フリウリ
品種:トカイフリウラーノ、ソーヴィニヨン、ヴェルドウツオ・フリウラ
度数:12 %
味わい:辛口
産地:オーストリア、ワインフィアテル
品種:グリューナー・フェルトリーナー他
度数:12 %
味わい:辛口
産地:日本、山梨
品種:甲州
味わい:辛口
産地:イタリア、シチリア
品種:カタラット100%
商品リンク詳細を見る詳細を見る詳細を見る詳細を見る詳細を見る

オレンジワインに合う料理

オレンジワインは、苦み、渋み、発酵によるコク、ナッツのような風味が感じられます。

そのため、苦みのある野菜、ナッツを使った料理、スパイシーな料理、鶏肉などの肉料理、発酵食などと相性が良いです。

 

おすすめのマリアージュ
チキンのガーリック焼き(パクチーのソースで)
・青パパイヤのスパイシーサラダ(上からナッツをかける)
・シメジなどのキノコ類のソテー
・フキノトウなどの山菜の天ぷら
・アーティチョークのオイル付け
・ビビンバ
・インド風チキンカレー

オレンジワインを飲む適温

オレンジワインは通常の白ワインと同じくらい冷やしてしまうと渋みが際立ちすぎてしまい、美味しく感じられません。

通常の白ワインは6~12度くらいで飲みます。

オレンジワインは、だいたい12~16度くらいで飲むとおいしいです。

これは軽めの赤ワインの適温と同じくらいの温度です。

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