ドンペリと聞くと、多くの人が”高級シャンパン”を思い浮かべるかと思います。
ですが、ドンペリの名前の由来や様々な種類があることは、実はあまり知られていません。
そこで今回は「ドンペリ」について、人気の理由や種類別の違いなど詳しく解説していきます!
目次
ドンペリとは?
ドンペリとは、商標登録もされているフランスの老舗シャンパンメーカー「モエ・エ・シャンドン社」のシャンパンの名前です。正式な商品名は「ドン・ペリニヨン(Dom Pérignon)」。
高級シャンパンの代表格として、永く愛されてきました。日本でも特にバブル時代に人気が広がった商品で、夜の街で飲まれるお酒というイメージもあるかもしれません。
ここでは、そんなドンペリの名前の由来や歴史についてお話ししていきます。
名前の由来はドン・ペリニヨン氏という修道士
モエ・エ・シャンドン社が付けた「ドン・ペリニヨン」という名前は、修道士「ドン・ピエール・ペリニヨン氏」という人物の名前が由来です。
ペリニヨン氏とは、黒ブドウから白ワインを作る「圧搾法」や他の品種と組み合わせてワインを作る「ブレンドの手法」などを確立し、シャンパンの基礎を築いた人物です。そうした功績を讃え、“シャンパンの父“とも呼ばれています。
よく勘違いされているのですが、ペリニヨン氏はシャンパンを発明した人物ではありません。実はシャンパンを最初に生み出したのは英国人。ペリニヨン氏は反対に、醸造の過程で出来てしまった白ワインの発泡性の泡を取り除く方法について研究していたのです。その過程で発見したことが、シャンパン作りの基礎として用いられるようになりました。
ドンペリの歴史
モエ・エ・シャンドン社が1936年にリリース
ペリニヨン氏は生前、フランスのオーヴィレール修道院という場所でワインやブドウ園の管理を行なっていました。ペリニヨン氏の死後、その修道院やブドウ園の所有権を手にしたのが、現在「ドンペリ」を販売しているモエ・エ・シャンドン社です。
モエ・エ・シャンドン社は他にも多くのシャンパンを発売しており、“モエシャン“とも呼ばれます。
「ドンペリ」が商品として、初めてリリースされたのは1936年。それ以降、「ドンペリ」はトップ10に入ることが大変困難とされている「ワインスペクター」2018で世界第5位になるなど、高い品質と安定した美味しさで高級シャンパンとしての地位を確立してきました。
ドンペリの価格が高い理由
ドンペリについて多くの人が高級なイメージを持っているかと思いますが、なぜ高級シャンパンと言われているのか。なぜ価格が高価なのか、不思議ですよね。
ここでは、そんな「ドンペリ」が高価格の理由を大きく2つお話ししていきます!
ドンペリはヴィンテージ&プレステージシャンパン
ワインには、ノンヴィンテージとヴィンテージという種類があり、その違いは使用しているブドウの収穫年です。
ノンヴィンテージのワインでは収穫年がバラバラのブドウをブレンドして使用し、ヴィンテージのワインでは収穫年が同じブドウのみを使用してワインを作ります。よって、1年の収穫できる量の影響を直に受けることから、ヴィンテージの方が高価格のものが多いのです。
また、ドンペリは「プレステージシャンパン」でもあります。「プレステージシャンパン」とは、各メゾン(メーカー)が特に力を入れ、自身の名をかけて作っているシャンパンのことを指します。
つまり、「ドンペリ」は収穫年が同じブドウのみを使用する「ヴィンテージ」かつ各メゾンが自身の名にかけて売り出している自信作「プレステージ」のシャンパンであることが高価格の1つの理由ということです。
毎年発売されているわけではない
ドンペリは生産数の多さから、比較的手に入りやすいシャンパンとしても知られています。
そのため、毎年新しいものが販売されているように思えるかもしれませんが、実はそうではありません。
毎年リリースする方が利益は出ますが、ブドウの質が良い年にしかシャンパンを作らないというのが、販売当初からのドンペリの美学です。
そのため、何年に作られたワインを飲んでも、その高い品質を安定して味わうことができます。また、最低でも8年の熟成が必要である長期熟成が鉄則。
そうした希少性と安定感のある高品質な味わいもドンペリの価格の秘密です。
ドンペリが日本で人気の理由
では、フランスで誕生したドンペリがどのようにして日本に広まったのでしょうか?
実は、日本のバブル時代やモエ・エ・シャンドン社のプロモーションが関係しています。
ここでは、どのようにしてドンペリが日本で人気となったのか解説していきます!
モエ・エ・シャンドン社がシャンパンを夜の街に広めた!?
日本がバブル時代を迎える前、夜のお店でよく飲まれていたのはブランデーでした。夜のお店では、お客さんが頼むお酒の量がそのまま売り上げに繋がっていきます。その中でアルコール度数が高く、ボトルを空けるのに時間がかかるブランデーは、最適な商品とは言えませんでした。
そこで目をつけたのが、ブランデーに比べ、アルコール度数が低く、一度開けたら飲み切る必要があるシャンパン。
中でもドンペリは、その流通量の多さから取り入れるお店が多くありました。
そうして瞬く間に夜のお店の定番となり、バブル時代の「ドンペリ持ってきて〜」などのワードが日本で流行していったのです。
現在では、宮中晩餐会などでも飲まれるほど、日本で愛される高級シャンパンとして、大変ポピュラーなものになりました。
他にも夜のお店の定番には同じく高級シャンパンのアルマンド、ややお手頃なヴーヴ・クリコがあります。
世界のセレブ達にも愛され憧れの的に!
さらにドンペリは、高品質かつ安定した味わいから多くのセレブたちに愛されたことでも知られています。
ドンペリの愛飲者として有名なのは、ブロンドの短い髪に赤リップでお馴染みのマリリンモンロー。特に1953年のヴィンテージが好みだったと言われています。
また、映画「007」や「グッドフェローズ」にも登場し、登場人物がかっこよく飲むシーンは多くの人を魅了してきました。
現在では、レディ・ガガなど世界的なアーティストとのコラボ商品も販売しており、憧れのお酒としての地位を確立し続けています。
ドン・ペリニヨンの種類
ドン・ペリニヨンの種類はおもに6つです。
これ以外に、アーティストやミュージシャンとの期間限定コラボレーション品が発表されることもあります。
フルボトル(750ml)の高級ワインには、
- ・高い
- ・飲み切るのが大変
- ・他と比較できない
という悩みがありますよね。
ホームワインは高級ワインが100mlで4本ずつ届くから、ワインの違いをわかりたい方にオススメ。本サイトの編集長ソムリエ佐々木が監修した学習コンテンツや、2023年にスタートしたソムリエによるコンシェルジュサービスも大人気。
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※販売数には限りがございますので、売り切れの際は何卒ご容赦ください。
ラインナップ | 特徴 |
ヴィンテージ(ドンペリ白) | 当たり年のみに造られ、8年以上熟成 ドンペリの定番商品 |
ロゼ・ヴィンテージ(ピンドン、ドンペリピンク) | 8~10年熟成 ピノ・ノワールの個性が発揮された味わい |
ドンペリ P2 | 12~15年以上熟成 2度目の飲み頃を迎えた優しい味わい |
エノテーク(ドンペリブラック) | およそ15年熟成 現在は公式で販売されていない希少な商品 古いものは「エノテーク プラチナ」と呼ばれる |
レゼルヴ・ド・ラベイ(ドンペリゴールド) | およそ20年熟成 ブランドの最高峰ラインナップ |
ドンペリ P3 | 25~30年以上熟成 めったに発売されないドンペリの最高級品 |
ドン・ペリニヨンのラインナップ
商品画像 | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() |
---|---|---|---|---|---|---|
商品名 | ドン・ペリニヨン ヴィンテージ | ドン・ペリニヨン ロゼ・ヴィンテージ | ドン・ペリニヨン P2 プレニチュード | ドン・ペリニヨン エノテーク | ドン・ペリニョン レゼルブ・ド・ラベイ | ドン・ペリニヨン P3 |
詳細 | 度数 :12.5 % 味わい:辛口 原産国名 フランス シャンパーニュ ブドウ:ピノ・ノワール、シャルドネ | 度数 :12.5 % 味わい:辛口 原産国名 フランス シャンパーニュ ブドウ:ピノ・ノワール、シャルドネ | 度数:12.5 % 原産国名 フランス シャンパーニュ ブドウ:ピノ・ノワール、シャルドネ | 度数:12.5 % 原産国名 フランス シャンパーニュ ブドウ:ピノ・ノワール、シャルドネ | 度数:12.5 % 原産国名 フランス シャンパーニュ ブドウ:ピノ・ノワール、シャルドネ | 度数:12.5 % 原産国名 フランス シャンパーニュ ブドウ:ピノ・ノワール、シャルドネ |
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ドン・ペリニヨン ヴィンテージ(ドンペリ・ホワイト)
ドン・ペリニヨン ヴィンテージ
味わい:辛口
原産国名 フランス シャンパーニュ
ブドウ:ピノ・ノワール、シャルドネ
ドンペリニヨン・ヴィンテージは、ドンペリのスタンダードなラインナップです。
「ドンペリ白」、「ドンペリ・ホワイト」と呼ばれています。
単一年に収穫された最高品質のブドウのみを用いて造られます。
ブドウの質がドン・ペリニヨンの基準に満たなかった年は、シャンパーニュが造られません。
セラーで最低8年間熟成させたことでブドウの持つ力が発揮され、美しいハーモニーが完成します。
香り | 白桃、トースト |
酸味 | ★★★★★ |
ボディ | ★★★☆☆ |
ドンペリ・ホワイトの味わい
口に含むと花の蜜のように上品なコクがあり、スモークナッツやトーストのニュアンスがふわりと広がります。
最後に豊富なミネラルが引き締まった印象を与え、洗練されたシャンパーニュであることを感じさせます。
ドンペリ・ホワイトの価格
定価は?
小売希望価格は24,200円となっています。
相場は?
ネットで、最安値は15,000円ほどですが、ラベル不良であったり箱がない場合もあります。
ヴィンテージにもよりますが、2009年ヴィンテージの場合、箱入りでのおおよその相場は18,000円前後です。
店での価格は?
レストランやバーでは、25,000円~40,000円がボリュームゾーンです。
キャバクラでは30,000円~80,000円、ホストクラブでは80,000円~150,000円が相場です。
合わせる料理のおすすめ
質のいいエクストラ・ヴァージン・オリーブオイルを使ったカルパッチョやガスパチョとよく合います。
オリーブオイルのかすかな酸味や滑らかさが、ドン・ペリニヨンの持つ繊細なアロマやまろやかさと溶け合うことで、クリーミーで芳醇な味わいが広がり、シャンパーニュの香りが引き立ちます。
ドン・ペリニヨン ロゼ(ピンドン)
ドン・ペリニヨン ロゼ・ヴィンテージ
味わい:辛口
原産国名 フランス シャンパーニュ
ブドウ:ピノ・ノワール、シャルドネ
ドンペリニヨン・ロゼ・ヴィンテージは、ロゼのシャンパンです。
「ピンドン」、「ドンペリ・ピンク」、「ドンペリ・ロゼ」と呼ばれることが多いです。
ブドウの配合バランスは公表されていませんが、ピノ・ノワールの特徴がしっかりと表現され、個性豊かな味わいをもたらしています。
香り | フランボワーズ、ブリオッシュ |
酸味 | ★★★★★ |
ボディ | ★★★★☆ |

ドンペリ・ルミナス
ドンペリ・ルミナスとは、「ドンペリ・ホワイト」または「ドンペリ・ロゼ」の入ったボトルのラベルが緑色に光る仕様になっているもの。下部にスイッチがついており、暗闇の中でも存在感が一段と増します。それぞれ30,000~40,000円ほどで購入できます。
ドンペリ・ロゼの味わい
色はオレンジがかったピンク色。赤いベリー系果実やバラ、桜などの香りが真っ先に感じられ、後から酵母やイーストの熟成香が立ち込めます。
アタックには摘みたてのストロベリーやチェリーのように「可憐な」甘みがありますが、徐々にしっかりとした骨格が生まれ、ふくよかな印象へと変化します。
余韻にはマーマレードやリコリスなどのほのかな苦味が広がり、ピノ・ノワールのパワーとともにエキゾチックさも感じることができます。
ドンペリ・ロゼの価格
定価は?
小売希望価格は41,000円となっています。
相場は?
ネットの最安値では27,000円程度ですが、箱に傷があったり、二次流通品である場合があります。
一次流通品・箱入りのおおよその相場は、32,000円前後です。
店での価格は?
レストランやバーでは、50,000円~60,000円がボリュームゾーンです。
キャバクラでは80,000円~12,000円、ホストクラブでは150,000円前後が相場です。
合わせる料理のおすすめ
非常に肉感的なドン・ペリニヨンのロゼには、旨味成分が豊富な伊勢海老のグリルや松葉蟹のしゃぶしゃぶといった海鮮料理とよく合います。
肉料理では、炙り和牛の握りなど、脂のしつこすぎない料理がドン・ペリニヨン ロゼのミネラル感とマッチします。
ドン・ペリニヨン P2
ドン・ペリニヨン P2 プレニチュード
原産国名 フランス シャンパーニュ
ブドウ:ピノ・ノワール、シャルドネ
P2のPは英語の”Plenitudes(プレニチュード)=熟成”を表しています。
ドン・ペリニヨンの熟成過程は緩やかな曲線グラフのように周期的に変化し、中でもシャンパーニュがより強く、高く進化する瞬間を「プレニチュード」と呼んでいます。
よってP2とは醸造から12~15年以上の熟成を経て、2番目のプレニチュードを迎えたシャンパーニュということです。
香り | 蜜、ミネラル |
酸味 | ★★★★★ |
ボディ | ★★★★☆ |

ドンペリP2の味わい
白い花やライム、グレープフルーツの爽やかな香りの奥から、トースト、白桃、ヨーグルトなどの芳しいアロマが広がります。
きめ細やかな泡はシルキーな口当たりを生み、ドライフルーツにハチミツをかけたかのような濃厚かつ優しい甘みが染み入ります。
ドンペリP2の価格
定価は?
小売希望価格は53,000円となっています。
相場は?
ネットでの最安値では40,000円を切りますが、箱がない場合があります。
ヴィンテージにもよりますが、2000年ヴィンテージの場合、一時流通品・箱入りのおおよその相場は45,000円前後です。
店での価格は?
レストランやバーでは、60,000円~80,000円がボリュームゾーンです。
キャバクラでは100,000円前後、ホストクラブでは160,000円前後が相場です。
合わせる料理のおすすめ
力強さと活力のあるP2には、濃厚なビーフストックとハーブを効かせたスープや煮込み料理、白身魚の昆布締め、スモークサーモンとのカナッペなど、一見シンプルでありながら趣向を凝らした料理がよく合います。
和食の「だし」を生かした料理も、P2の豊かな風味を引き立てます。
ドン・ペリニヨン エノテーク(ドンペリ・ブラック)
ドン・ペリニヨン エノテーク
原産国名 フランス シャンパーニュ
ブドウ:ピノ・ノワール、シャルドネ
エノテークは、巷で「ドンペリ・ブラック」と呼ばれており、現在ドン・ペリニヨン公式では販売されていません。
エノテークの後継品として、2014年以降「P2」が発売されています。
エノテークもP2同様に12~15年以上熟成させたものですが、現在流通している最新ヴィンテージは1996年のようです。
香り | 蜜、ミネラル |
酸味 | ★★★★★ |
ボディ | ★★★★☆ |

ドン・ペリニヨン エノテーク プラチナ
ドンペリ エノテークを30年以上熟成させて作られる「ドンペリ・プラチナ」。1976年以前のエノテークのことをプラチナと呼ぶこともあります。
現在は公式からの販売はなく、市場にもほとんど出回らない代物のため、最低でも1本あたり300,000円以上で取引されます。
現シリーズではドンペリP2に続く、「ドンペリP3」がプラチナの後継とされています。
ドンペリ・ブラックの味わい
トースト、コーヒー、バター、ハチミツなどの熟成由来の芳香と、ココナッツやミルクなどのアロマが複雑に絡み合います。
口に含むとイチジクやキャラメルに似た甘みとまろやかな酸があり、綺麗にまとまったミネラル感が長い余韻を生んでいます。
ドンペリ・ブラックの価格
定価は?
現在公式で販売されていないため、定価や小売希望価格はありません。
相場は?
ネットショップの最安値では50,000円を切りますが、箱なしやラベル不良などの訳あり品である場合があります。
正規の保存状態での相場は、おおよそ55,000円程度です。
店での価格は?
キャバクラでは、100,000円前後です。
合わせる料理のおすすめは?
バターやミルクなど濃密な香りを持つエノテークは、キャビアの上品な味わいによく合います。
また塩ダレの焼き鳥や小籠包など、シンプルでジューシーな肉料理と合わせても、エノテークの優しい酸とマッチします。
ドン・ペリニヨン レゼルヴ・ド・ラベイ(ドンペリ・ゴールド)
ドン・ペリニョン レゼルブ・ド・ラベイ
原産国名 フランス シャンパーニュ
ブドウ:ピノ・ノワール、シャルドネ
レゼルヴ・ド・ラベイはドン・ペリニヨンの最高級品のひとつで、こちらも現在公式では販売されていません。「ドンペリ・ゴールド」の名で親しまれています。
レゼルヴ・ド・ラベイは通常のドン・ペリニヨンをただ寝かせただけではなく、あえて澱引き作業を行わずにセラーで貯蔵することで、さらなる熟成感を味わえます。熟成期間は20年間です。
香り | りんご蜜、ブリオッシュ |
酸味 | ★★★★★ |
ボディ | ★★★★☆ |

ドンペリ・ゴールドの味わい
完熟したりんごや黄桃、パイナップルなどの黄色系果実の濃密な香りが最大の特徴です。
P2やエノテークと比べると色も濃く、澱とともに時間をかけて熟成されたため、より黒ブドウのしっかりとした骨格を感じます。
やや辛口なのに非常にフルーティで、トロピカルな印象もあります。栓を開けてからしばらく置くと全ての香りが開き、さらに美味しくいただけます。
ドンペリ・ゴールドの価格
定価は?
現在公式で販売されていないため、定価や小売希望価格はありません。
相場は?
数が非常に少なく、フランスと日本でしか手に入らないと言われています。そのため最安値の箱なしでも80,000円程度です。
木箱入りの一時流通品のおおよその相場は、100,000円前後です。
店での価格は?
レストランではあまり取り扱っていません。
キャバクラでは300,000円前後、ホストクラブでは400,000円前後が相場です。
合わせる料理のおすすめ
まろやかでふくよかな果実味あふれるレゼルヴ・ド・ラベイは、クリーム系のソースを添えた鹿肉のローストや、フォアグラのソテーなど味わい深い料理とよく合います。
また、ウィークエンド・シトロンのように爽やかな香りのケーキと合わせても、フルーティな香りと余韻をより長く楽しめます。
ドン・ペリニヨン P3
ドン・ペリニヨン P3
原産国名 フランス シャンパーニュ
ブドウ:ピノ・ノワール、シャルドネ
25年以上の熟成を経て、3回目のプレ二チュードを迎える「ドンペリP3」。
ドンペリの3回ある飲み頃のうち最終段階である3度目を迎えた最上級品で、めったに発売されません。
そのため、1976年以前のエノテーク同様に「プラチナ」と呼ばれることがあります。
ドン・ペリニヨン P3の味わい
フルーティーさや香ばしさ、スパイシーさなど次々とアロマが変化。最終的には、それらが一体化し風味豊かな香りが香ります。
口に含むと感じるさわやかさは格別で、かつしっかりとした力強さも感じます。スモーキーであり、スパイシーなバニラが上品なニュアンス、長い余韻を残します。
香り | スパイス、ナッツ |
酸味 | ★★★★★ |
ボディ | ★★★★★ |

ドン・ペリニヨン P3の価格
定価は?
現在公式からの販売はありませんが、ドンペリ白の約10倍と言われているため、およそ200,000〜250,000円ほどと考えられます。
相場は?
ネットでは、1992年に作られたものが多く出回っており、価格はおよそ1,000,000円弱です。
年代が古くなればなるほど価格は上がり、1975年のものでは6,000,000円を超える額で販売されています。
店での価格は?
レストランではあまり扱っていません。
キャバクラでは、1,000,000円前後で販売されています。
合わせる料理のおすすめ
しっかりとした力強さと香りがあるため、どんな料理と合わせても負けることはありません。
ですが、P3の繊細な泡を楽しむために、食感が比較的柔らかいものを合わせると良いです。
例えば、シフォンケーキのようなデザートと合わせるとP3の上品さも際立ちます。
ドンペリは意外とコスパの良いシャンパン!
いかがでしたか?
今回は高級シャンパンの代名詞「ドンペリ」について、名前の由来や歴史、全種類の紹介を行ってきました。
「ドンペリ」は安定感のある高い品質ながら、シリーズ内の定番「ドンペリ・ホワイト」であれば20,000円ほどで飲むことができ、意外とコスパが良いシャンパンです。
その力強い味わいと繊細な泡を是非一度試してみてください。
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