【ソムリエ監修】ディーキン・エステートのワインとは?種類ごとの特徴、価格までご紹介!

2018/12/10 オーストラリア

今やオーストラリアワインは世界中に流通し、一大ワイン大国とも呼ばれています。その質の高さは多くの愛好家に認められていますが、今回ピックアップする「ディーキン・エステート」も例外ではありません。

ブドウ栽培を愛し、ワイン造りを愛するディーキン・エステート。その歴史やおすすめワインについてご紹介します。

記事の執筆者

佐々木 健太

J.S.A. ソムリエ・エクセレンス

ソムリエ/年間受講者数日本一を誇るカリスマワインスクール講師  21歳でソムリエ資格を取得。南フランスにある一つ星レストラン「Keisuke Matsushima」にて研鑽を積み、帰国後は南青山「L’AS」を経て、株式会社WINE TRAILを創業。ワインのサブスク「HOME WiNE」を手掛ける。YouTubeチャンネル「ソムリエ佐々木」を運営。第9回全日本最優秀ソムリエコンクールファイナリスト。https://homewine.jp/

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※販売数には限りがございますので、売り切れの際は何卒ご容赦ください。

ディーキン・エステートとは

元々、ディーキン・エステート社があるビクトリア州西部のミルデューラ地方は、ひどく乾燥した荒地でした。

そこで、かつてのオーストラリア首相であるアルフレッド・ディーキン氏が、近くを流れるマレー川から畑に水を引き土地を潤す方法を伝授したため、この地域では様々な農業が栄えるようになりました。

ディーキン・エステートではそんなアルフレッド・ディーキン氏に敬意を表し、ブランド名称に彼の名を採用しています。

ディーキン・エステートのワインの特徴

当初、ディーキン・エステート社はブドウ栽培業のみを営んでいました。

しかし1980年からワイン製造も開始し、元来の生業であったブドウ栽培へのこだわりを生かして、現在に至るまで100%自社畑の厳選されたブドウでワインを造っています。

またディーキン・エステートは、オーストラリア・ワイナリー・オブ・ザ・イヤーも獲得するなど、ブドウ栽培とワイン造りにおいてオーストラリアの新基準を確立しました。

ディーキン・エステートのワインのラインナップ

ディーキン・エステートのワインには、赤、白、スパークリングがあります。赤はミディアムボディまたはフルボディ、白は主に辛口、スパークリングはブドウのジューシーさを生かした甘口と引き締まった辛口の2種類となっています。

ディーキン・エステートのワインの種類

ディーキン・エステートのワインの種類をご紹介します。ぜひ参考にしてみてください。

赤ワイン

品種はカベルネ・ソーヴィニヨン、メルロー、ピノ・ノワールと幅広く、それぞれのブドウの持つ豊かな味わいをそのままワインでも表現しています。

飲んだ印象も、柔らかいものから男らしく骨格のあるものまで揃っているため、お肉はもちろんパスタやリゾットなど、あらゆる料理と一緒に楽しめます。あなた好みのものが必ず見つかるはずです。

白ワイン

ディーキン・エステートの白ワインは、シャルドネ、リースリング、ソーヴィニヨン・ブラン、シラーズほか様々な品種のブドウを使用しています。

味わいも品種によりエレガントであったり、フレッシュであったり、あるいは力強さも含んでいるなど、同じワイナリーでありながら全く異なる顔を見せるのが特徴です。いつ飲んでも美味しいと感じられます。

スパークリングワイン

ディーキン・エステートには、甘口の微発泡スパークリングと、辛口のスパークリングの2種類があります。

甘口の微発泡は、単体で、またはデザートワインとして、辛口は魚介やエスニック料理に合わせるなど違った飲み方ができるので、ワイン初心者の方も愛好家の方にも満足していただけると思います。

シリーズで選ぶ

ディーキン・エステートには、ひとつのブドウから造られるワインのほか、同じ地域で育ったブドウをブレンドして造るワインがあります。

単品種のワイン

オーストラリアのパワフルな太陽光を浴びたブドウは、それぞれに強い個性と凝縮感たっぷりの味わいを持ちます。

好きな品種を探すのも、気分によって違う品種を選ぶのも素敵な楽しみ方です。

ブレンドワイン

ディーキン・エステートのブレンドワインは「ディーキン・エステート・アーティサンズ・ブレンド」と呼ばれ、赤白ともに、職人が厳選した絶妙な配合バランスでリッチな味わいを生み出します。

ディーキン・エステートのおすすめワイン7選

オーストラリアだけでなく日本でもすでに人気を博しているディーキン・エステートのワインから、ソムリエおすすめの7本をご紹介します。

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※販売数には限りがございますので、売り切れの際は何卒ご容赦ください。

 

 

赤ワインはコチラ

ピノ・ノワールはコレ!

ディーキン エステート ピノ ノワール

詳細情報
アルコール度数 13 %
ボディー  ミディアムボディ
原産国名 オーストラリア ビクトリア
メーカー名 日本酒類販売

色は明るく透明感のあるバイオレットです。

フレッシュなストロベリーやチェリーの甘い香りにどこかバラのニュアンスを感じます。口に含むとタンニンは柔らかく、赤色の果実味豊かで、余韻はすっきりと飲みやすい赤ワインです。

鴨肉のローストや大根のサラダなどとよく合います。

カベルネ・ソーヴィニヨンはコレ!

ディーキン・エステート・カベルネ・ソーヴィニヨン

詳細情報
ボディー  ミディアムボディ
原産国名 オーストラリア ビクトリア
メーカー名 ディーキン・エステート

色は深みのあるルビーレッドです。

黒すぐりやブラックベリー、プラムなどの魅惑的なアロマの奥に、ミントやチョコレートの香りも感じられます。

酸味とタンニンのバランスが良く、カベルネ・ソーヴィニヨンらしいスパイスやバニラの風味ともマッチして実にスマートな赤ワインです。炭火焼きのステーキなどのお供に。

メルローはコレ!

ディーキン エステート メルロー

詳細情報
ボディー  ミディアムボディ
原産国名 オーストラリア ビクトリア
メーカー名 ディーキン・エステート

色はガーネットに近いレッドです。

アメリカンチェリー、ラズベリー、ブルーベリーなどの赤色果実のアロマに、トーストやカカオの甘い香りが隠れています。

味わいは、熟した果実味にまろやかなタンニンとスパイシーさが広がり、酸味も程よく追いかけてきて、口の中で全てがまとまり凝縮された余韻が続きます。

白ワインはコチラ

シャルドネはコレ!

ディーキン・エステート・シャルドネ

詳細情報
アルコール度数 13.5 %
味わい  辛口
原産国名 オーストラリア ビクトリア
メーカー名 ディーキン
果実 %     シャルドネ100%

色は美しいゴールデンイエローです。

熟した桃、メロン、白い花、そしてオーク由来のスモーキーな香りに、味わいはトロピカルフルーツのような華やかさを持ちます。

まろやかな酸が滑らかな舌触りを生み、フルーティーでありながら全体的にふくよかな辛口白ワインです。

スモークサーモン、クリーム系のパスタと非常によく合います。

リースリングはコレ!

ディーキン エステート リースリング

詳細情報
アルコール度数 11.5 %
味わい  辛口
原産国名 オーストラリア ビクトリア
メーカー名 日本酒類販売

色は深みのある麦わら色です。

りんごやレモン、パッションフルーツなどの爽やかで透明感のある香りを持ち、口に含むとかすかに甘く優雅ですが、どこかスタイリッシュな強い味わいを持ちます。

酸とミネラル感のバランスが整っていて、上品な余韻が舌に心地よく残ります。スパイシーなカレーなどアジアの料理とも相性抜群です。

ソーヴィニヨン・ブランはコレ!

ディーキン・エステート・ソーヴィニヨン・ブラン

詳細情報
味わい  辛口
原産国名 オーストラリア ビクトリア
メーカー名 日本酒類販売

色は薄くグリーンがかった儚いゴールドです。

香りは青りんご、グレープフルーツの果皮などフレッシュな印象で、口に含んでも若い青りんごやハチミツの優しい味わいが広がります。

ソーヴィニヨン・ブランらしいきりっとした旨味に包まれた後は、しっかりとした酸が引き締め、リッチな印象で終わる綺麗な辛口白ワインです。

スパークリングワインならコレ!

モスカートのスパークリングワイン

ディーキン・エステート モスカート

詳細情報
味わい  甘口
原産国名 オーストラリア ビクトリア
メーカー名 ディーキン エステート モスカート
果実 %     モスカート100%

麦わらがかったゴールデンイエローが美しい、微発泡の甘口白ワインです。

アルコール度数が6%と低く、ブドウ由来の濃厚な甘さが口いっぱいに広がります。大人のマスカットジュースのように単体で楽しんでも、デザートワインにしても美味しく飲める微発泡です。

酸もしっかり感じられるので、ただ甘いだけのワインではありません。ワイン初心者の方にもおすすめです。

コスパ抜群のディーキン・エステートを日常使いに

ブドウ栽培農家から始まったオーストラリアのワイナリー、ディーキン・エステートの歴史やおすすめワインを紹介しました。

ブドウを知り尽くした職人により醸造されるディーキン・エステートの商品はどれもコスパに優れ、毎日でも飲みたいワインです。

ブレンドの配合にも細かくこだわった「アーティサンズ・ブレンド・シリーズ」も共に、ぜひご賞味ください。

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