【ソムリエ監修】ロンバルディアのおすすめ白ワイン5選!産地の特徴や選び方も解説!

2018/11/08
おすすめ白ワイン


ロンバルディアはイタリア北部最大の都市ミラノがある州です。

チーズのゴルゴンゾーラやミラノ風カツレツなど、ワインとの相性に優れた日本でも知名度の高い郷土料理があり、身近に感じ取ることのできる地域です。

今回はそんなロンバルディアの白ワインの特徴と選び方についてご紹介します。

記事の執筆者

佐々木 健太

J.S.A. ソムリエ・エクセレンス

ソムリエ/年間受講者数日本一を誇るカリスマワインスクール講師  21歳でソムリエ資格を取得。南フランスにある一つ星レストラン「Keisuke Matsushima」にて研鑽を積み、帰国後は南青山「L’AS」を経て、株式会社WINE TRAILを創業。ワインのサブスク「HOME WiNE」を手掛ける。YouTubeチャンネル「ソムリエ佐々木」を運営。第9回全日本最優秀ソムリエコンクールファイナリスト。https://homewine.jp/

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※販売数には限りがございますので、売り切れの際は何卒ご容赦ください。 

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ロンバルディアとワインの関わり

ロンバルディア州を代表するワインはスパークリングワインである「フランチャコルタ」です。

フランチャコルタは東部のフランチャコルタ地方で造られるシャンパーニュ方式(瓶内2次発酵)のスパークリングワインです。

イタリアにおける原産地名称保護の指定を受けており、ピノ・ビアンコ、シャルドネ、ピノ・ネロが主要品種です。シャンパーニュに次ぐ品質と世界的にも認められている。

厳しい規定を守って造られる品質の良さは「フランチャコルタの奇跡」と呼ばれるほどで、イタリアでは高級ワインの名声を得て高く評価されています。

 

ロンバルディアの白ワインの特徴

ロンバルディア州の気候は1日の寒暖差が激しく、夏は暑く冬は寒い大陸性の気候です。地域によってかなりバラつきがあり、州北部のアルプス山脈近くは厳しい寒さですが、峡谷や湖水地方は比較的寒さは穏やかで、ブドウ栽培にも適しています。

このように地域によっての特色がある土地柄なので、バリエーション豊かなワインが多く造られます。

白ワインは全体的にフルーティで酸味がしっかりとしているワインが多く、河川やガルダ湖で獲れる淡水魚を使ったお料理によく合います。

デイリー使いのワインのラインナップが充実しており、普段の食事に合わせて楽しめると思います。

 

品種で選ぶ

ワインはブドウ品種ごとに味わいの違いがあるのは皆さんもご存知だと思います。

イタリアでは北の地方にあるロンバルディア州では、冷涼な土地で造られるブドウ品種が主に栽培されています。

ロンバルディア州の白ワインで多い品種は「トレッビアーノ」「シャルドネ」「リースリング」あたりです。

よく使われているこの3品種の違いをご説明します。

 

柑橘系のさわやかな風味 トレッビアーノ

トレッビアーノはイタリアやフランスで広く栽培されており、世界で二番目に多く栽培されている主要なブドウ品種です。

フランスではユニ・ブランと呼ばれていて、酸味が強く非常にフルーティーで、柑橘系などのさわやかな風味があります。フレッシュなのが特徴で、長期熟成には不向きなタイプが多いです。

主にデイリーワインでよく使われている品種ですが最近では高級ラインのワインとしても造られています。熟成させることで大変複雑味が出る品種となります。

 

フレッシュからコクのあるワイン まで シャルドネ

シャルドネは世界で最も名を知られた白ワイン用のブドウ品種です。

元々ぶどう品種としての個性的な風味が少なく、あまり味わいの特徴のないブドウです。その分だけ、育った土地の気候風土や造り手の採用する醸造技術・道具などの影響を強く味わいに反映させます。

基本の能力は全て非常に高く、どのような味わいに造っても美味しいワインになる大変ポテンシャルの高いぶどうです。

ハーブや柑橘系のフレッシュな造りのワインからナッツやバターのなどの香りがするコクのある造りのワインまで幅広くタイプが揃っています。

 

透明感あふれる引き締まった果実味 リースリング

非常に耐寒性が強く、冷涼な地域で良さを発揮する品種です。

ワイン用の白ぶどうとしては最も高いポテンシャルを持つ品種の一つで、ある程度収量を多くしても高品質のワインを生み出す事が出来ます。

辛口~甘口までのあらゆるタイプの甘さで最高品質のワインを生むぶどうです。全てのタイプの味わいに共通して、鋼のような硬さのある鋭い酸と、透明感あふれる引き締まった果実味、カチッとした厳しさが感じられるのがリースリングの特徴といえます。

クセのない白身魚や豚肉が好相性です。ワインが透明感のある味わいなので素材を活かす味付けがおすすめです。

 

価格で選ぶ

ロンバルディアの白ワインは少なめです。ブドウ品種もシャルドネやリースリングなど有名な品種が多いです。

予算で選ぶなら、2,000円未満、2,000円以上を目安に選ぶのがいいでしょう。日常使いには2,000円未満で満足のいくものが選べます。

記念日や重要な来客がある時には2,000円以上のワインがおすすめです。クオリティが高く、個性的なワインを選ぶことが出来ます。

 

ロンバルディアのおすすめ白ワイン5選

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デイリーワインにおすすめ!予算3,000円ベスト5

5位

パローニ・ガルダ・リースリング

詳細情報
味わい  辛口
原産国名 イタリア
メーカー名   稲葉
果実 %     リースリング100%

イタリア料理界の巨匠のお気に入り白ワイン

リースリングは晩熟の葡萄品種で一般的には遅く摘み取りますが、プレンディーナ社では、9月のはじめに収穫します。

葡萄が暖かくならないように、気温が低い朝の早い時間に収穫をします。収穫はすべて手摘みで、畑でベストな葡萄だけを選別しながら行います。

白ワインはリースリングに特徴的な青リンゴなど白い果実のアロマが感じられます。そしてミネラルの要素がしっかりとしており、素晴らしい骨格が感じられる味わいです。

 

4位

アポジェオ リースニング

詳細情報
味わい  辛口
原産国名 イタリア
果実 %     リースリング100%

リースリングの芸術品!

カ・ディ・フラーラ社は畑の西と東には高い丘があり、そのおかげで昼と夜の寒暖差があり、冬は温暖で夏は風通しがよいというブドウ栽培に最適な土地です。 現在、より自然な農法を目指したワイン造りをしています。

ワインはグリーンがかった麦わら色をしており、クリーミーで熟した西洋ナシや桃、バナナやメロンを思わせる香りと味わいです。

酸のバランスが非常に良く、繊細でかつリッチなリースリング100%の白ワインです。

 

3位

マランゴーナ ルガーナ

詳細情報
アルコール度数 12.5 %
味わい  辛口
原産国名 イタリア
果実 %     トレッビアーノ100%

自然派ビオロジックの上品な白ワイン

マランゴーナ社は北イタリア有数のリゾート地ガルダ湖畔で400年以上の歴史を持っています。自然派ビオロジックを実践し、土着品種のトゥルビアーナ種のエキスパートとして知られています。

トゥルビアーナ種とはトレッビアーノ・ ディ・ルガーナ種の別名です。

ワインは低温で醸造されシュールリー製法で保存瓶詰めされています。香りはフレッシュで白い花を想像させます。非常にクリーンでミネラル豊かな味わいとなっています。

魚料理全般や鶏肉や豚肉といった白いお肉とも相性がいいです。

 

2位

クルテフランカ・ビアンコ

詳細情報
アルコール度数 12.5 %
味わい  辛口
原産国名 イタリア
メーカー名   カ デル ボスコ
果実 %     シャルドネ(80%)、ピノ・ビアンコ(20%)

大人な味わいが魅力的なクルテフランカ

カ・デル・ボスコ社はイタリア最高のワイナリーの一つと言われており、ロンバルディア州エルブスコにあります。

毎年、栽培と醸造における最先端の洗練された技術が導入され、厳しい品質の選抜と、テロワールと素材の特徴を最大限に表現するワイン造りが行われています。

ワインはフレッシュなフルーツの心地よい香りで、次第にトロピカルフルーツの濃厚な香りに変わります。

味わいは程良い辛口でさわやかな酸味が心地よく、後味に軽い苦みが残る大人な味わいのワインです。

 

1位

カ・ブリオーネ

詳細情報
アルコール度数 13 %
味わい  辛口
原産国名 イタリア
メーカー名   ニーノ ネグリ
果実 %     ソーヴィニョン、シャルドネ、キアヴェンナスカ

黒ブドウと白ブドウのフルボディ白ワイン

イタリアのワイン雑誌で数々の受賞歴のあるニーノ・ネグリ社の自信作です。

白ブドウのソーヴィニヨン・ブランとシャルドネ、厳選した黒ブドウのネッビオーロを、新樽と2年目のフレンチオーク樽でバリック熟成しているところが大きな特徴です。

凝縮感や厚みのある味わいとボディに、なめらかな口当たりが魅力的です。エレガントな風味と熟したトロピカルフルーツやスパイスも感じられます。

フレッシュで爽やかなタイプの多いロンバルディアの白ワインとは異なり、どっしりとした風格のある白ワインです。

ロンバルディアの白ワイン比較表

商品画像カ・ブリオーネクルテフランカ・ビアンコ マランゴーナ ルガーナアポジェオ リースニングパローニ・ガルダ・リースリング
商品名カ・ブリオーネクルテフランカ・ビアンコ マランゴーナ ルガーナアポジェオ リースニングパローニ・ガルダ・リースリング
詳細アルコール度数 13 %
味わい  辛口
原産国名 イタリア
メーカー名   ニーノ ネグリ
果実 %     ソーヴィニョン、シャルドネ、キアヴェンナスカ
アルコール度数 12.5 %
味わい  辛口
原産国名 イタリア
メーカー名   カ デル ボスコ
果実 %     シャルドネ(80%)、ピノ・ビアンコ(20%)
アルコール度数 12.5 %
味わい  辛口
原産国名 イタリア
果実 %     トレッビアーノ100%
味わい  辛口
原産国名 イタリア
果実 %     リースリング100%
味わい  辛口
原産国名 イタリア
メーカー名   稲葉
果実 %     リースリング100%
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ロンバルディアの白ワイン まとめ

回ご紹介したように面白くて力のある白ワインがどんどん造られています。

白ワインは全体的にフレッシュで爽やかな若いうちに飲むワインが多いので、ワインビギナーに特におすすめです。

爽やかさが魅力のロンバルディアの白ワインをぜひお試しくださいね。

他の白ワイン品種も知りたい方はこちらをどうぞ。

>>白ワインのぶどう品種一覧

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