【ソムリエ厳選】お肉に相性ぴったりのおすすめワイン9選!選び方のコツも解説

2019/04/18
ワインと食事

ワインを選ぶときに重要なことは、お食事との相性。ワインはもちろん単体でも楽しめますが、お食事とワインの相性がぴったり合うとその魅力は倍増します。

そこで今回はお肉に相性ピッタリのワインの選び方とともに、お肉の種類とその味付けごとにおすすめワインを紹介します。

記事の執筆者

松本 真梨子

J.S.A認定ソムリエ

日本で8年間世界のお酒の販売に携わったのち、カナダへ渡り和酒及びナイアガラのワイナリーの営業を経験したり、「日本酒セラープロジェクト」にも携わる。現在はチリ・サンチアゴでワイナリーツアーやワインテイスティング講座などを企画。 ワイン資格以外 ・日本酒サービス研究会・酒匠研究会連合(SSI)認定 唎酒師 ・ウィスキー文化研究所認定 ウィスキーエキスパート ・日本テキーラ協会認定 テキーラマエストロ

選び方のポイント

お食事とワインの相性がぴったり合った時の美味しい組み合わせを「マリアージュ」と言います。マリアージュとはフランス語で結婚という意味。ワインと料理の関係を男女になぞらえ、その相性が抜群に良い場合を結婚に見立ててマリアージュというわけです。何ともロマンティックな言い回しですね。

お食事とのマリアージュが良いワインを選ぶためには、いくつかポイントがあります。簡単に覚えられるので、ぜひ試してみてください。

 

料理の色とワインの色を合わせるのが鉄板?!

まず鉄板の法則が「料理とワインの色を合わせる」ことです。

お料理の色が赤系なら赤ワイン、白系なら白ワインというように、お料理の色とワインの色を合わせてみてください。また、お料理の色が濃ければ濃い色のワイン、薄ければ薄い色のワインのように色の濃淡もポイントになります。

例えば、ビーフシチューのような濃い赤茶色お肉料理には、向こう側が見えないような黒みがかった濃い赤ワインが相性ピッタリです。また、蒸し鶏のネギ塩だれようなお肉の色自体が色が白くたれも淡い色合いのお肉料理には、グリーンがかった淡めの白ワインがマッチします。

 

料理とワインの共通の味や香りを合わせるのも原則

色を合わせるのと同じくらい重要なポイントが「料理とワインの共通の味や香りを合わせる」こと。

例えばハーブを使った味付けにはハーブの香りがするワインを、スパイスをたくさん使った料理にはスパイシーな香りがするワインを選ぶとマリアージュします。

鶏もも肉のハーブ焼きでしたら、ハーブの香りが特徴のソーヴィニョンブランがぴったり。黒コショウをきかせた牛肉のステーキは、黒コショウのニュアンスを持つカベルネソーヴィニョンやシラーが合います。

 

迷ったら同じ国や同じ地方の料理とワインを選択!

「同じ国や同じ地方の料理とワインを選択する」ことも大きなポイントです。その土地の風土に適したものがつくられるため自然と相性が良くなります。

フランスワインの銘醸地のひとつボルドー地方の料理アニョー・ドレ(乳飲み仔羊)にはボルドーのオー・メドック地区のしっかりとした赤ワインが合います。イタリアのトスカーナ地方の郷土料理のビステッカ・アッラ・フィオレンティーナ(フィレンツェ風牛肉の炭焼きTボーンステーキ)には同じ地方のキャンティ・クラシコという赤ワインが相性抜群です。

 

肉の種類で選ぶ

ひとえにお肉料理と言っても、使われるお肉の種類によって合うワインは異なります。

各お肉が持つ味の特性と相性の良いワインをチェックしましょう。

牛肉には味の濃厚なフルボディの赤ワイン

牛肉は他のお肉と比べて脂が多くのっていて鉄分が豊富です。お肉自体の味が濃く高カロリーで、しっかりした味わいです。そのため、牛肉と相性ぴったりのワインは濃厚なフルボディの赤ワイン。凝縮した黒系ベリーの果実風味が主体で、樽で熟成したものは特に相性がよいでしょう。
フランス系黒ブドウ品種のカベルネ・ソーヴィニョンやシラー、イタリア系黒ブドウ品種のネッビオーロなどがおすすめです。

 

豚肉にはミディアムボディの赤、またはコクのある白ワイン

豚肉は牛肉より味が淡白ですが脂身はしっかりあるためジューシーなお肉です。赤ワインならミディアムボディのもの、白ワインならコクや果実風味が豊富なものがベストマッチします。また、ミネラルが豊富なので、ミネラル感のあるワインもおすすめです。

また豚肉は特に調理方法や味付けによって相性の良いワインが異なります。例えば、豚しゃぶのようなさっぱりめの豚肉料理ならシャルドネやピノ・グリージョ、豚の角煮などこってりとした味付けの豚肉料理ならメルローやグルナッシュ、サンジョヴェーゼなどが合います。

 

鶏肉には軽めの赤か白

鶏肉と言えば、味は淡白で脂分は少なく、低カロリーです。そのため、さっぱりした味わいのワインとの相性が大変良くなっています。

赤ワイン用ブドウ品種はピノ・ノワールなどのライトボディ~ミディアムボディのものとの相性が良いです。白ワイン用ブドウ品種なら、柑橘系果実風味主体の爽快な味わいのワインと合わせましょう。フランスのロワール地方のミュスカデ、リースリングなどがおすすめです。

 

味付けで選ぶ

同じお肉の種類でもどのように味をつけるかによって、相性の良いワインも変わってきます。

お肉料理の味付けによってどのようなワインと相性がよいのか見ていきましょう。

さっぱりめな味にはライト~ミディアムボディのワイン

さっぱりした味付けのお肉料理にはさっぱりした味わいのワインが合います。

例えば、お塩、レモン、ポン酢、柚子胡椒などで味付けしたお肉は柑橘系の味わい主体のソーヴィニョンブランやミュスカデなどの白ワインがあいます。また、梅肉、薄口醤油で味付けしたお肉料理はピノノワールなどの酸味と赤いベリー系の果実風味が主体の赤ワインがおすすめです。

こってりな味には渋みや果実風味の強いワイン

こってりした味のお肉料理には濃厚な味わいのワインがぴったりです。

脂身の乗ったステーキ、赤ワインなどを使って煮込んだお肉料理にはカベルネソーヴィニョンやシラー、ネッビオーロなどの黒系ベリーの果実風味をもちタンニン豊富な濃い赤ワイン。また、クリームなどを使ったこってりしたお肉料理はコクのある濃厚なシャルドネがおすすめです。

 

スパイシーな味にはスパイスの香りの特徴を持つワイン

コショウ、ナツメグ、甘草、シナモン…スパイスを使ったお肉料理には、同じようなスパイスの香りの要素をもつワインを合わせると相性が良いです。

基本的に赤ワインと合わせることが多く、代表的なブドウの品種はカベルネソーヴィニョンやシラーが有名ですが、お食事によってはゲヴェルツトラミネールというスパイシーな香りがする白ワインを合わせるのもおすすめです。

お肉におすすめのワイン9選

お肉の種類、そして味付け別にどのようなワインが良いかご覧いただいたところで、お肉の味付け別におすすめのワインをご紹介します。

ぜひお肉料理を食べる時の参考にしてくださいね。

さっぱりめの味付けにはこれ!

牛肉には赤系ベリーと酸味が特徴のブルゴーニュのピノ・ノワール!

ブシャール ペール エ フィス ブルゴーニュ ピノ・ノワール

2,290円 (税込)

詳細情報
アルコール度数 14 %
ボディー  ミディアムボディ
原産国名 フランス
メーカー名 サントリー
果実 %     ピノ・ノワール

さっぱりめの味付けの牛肉料理と言えば、牛のたたきポン酢ソースがけ、塩やレモンで味付けた牛タン、牛肉とトマトの炒め物などですね。

そんな酸味や塩味の聞いた味付けの牛肉料理にぴったりなのが、酸味がありながら旨味のあるブルゴーニュのピノ・ノワール。

1731年創業のブシャールペール・エ・フィスのブルゴーニュ ピノ・ノワールはチャーミングな赤系果実風味に控えめな樽の香りと酸味がさっぱりと味付けした牛肉料理にぴったりです。

 

豚肉には果実風味が豊富なのイタリア白ワイン!

ネコティウム ピノ・グリージョ

2,200円 (税込)

詳細情報
アルコール度数 12.5 %
味わい  辛口
原産国名 イタリア
メーカー名   フィラディス
果実 %     ピノ・グリージョ

さっぱりとした豚肉料理と言えば、豚しゃぶのポン酢和え、豚肉と白菜のミルフィーユ鍋などさっぱりとしたお野菜や柑橘系の味付けをする料理を思い浮かべるでしょう。

さっぱりとした味付けには白ワインが合いますが、牛肉より淡白だけれど脂が多い豚肉にはボディのある果実風味豊かなイタリアのピノ・グリージョがベストマッチ。

ネコティウムのピノ・グリージョは熟した桃やトロピカルフルーツのようなしっかり目の果実に加えて、レモンやライムのような酸味の強い柑橘系の味わいもあり、さっぱり豚肉料理との相性抜群です。

 

鶏肉にはほのかな旨味とさっぱりさが特徴!

ロリアン 勝沼甲州

1,998円 (税込)

詳細情報
アルコール度数 12 %
味わい  中辛口
原産国名 日本/山梨県
メーカー名   白百合醸造
果実 %     甲州

鶏肉のおろしポン酢、蒸し鶏の梅あえ、レモン蒸し鶏…さっぱりな鶏肉料理といえば、こちらも柑橘系の味付けを中心にいただくものがおおいですね。

淡白なお肉の鶏肉とさっぱり酸味のある味付けには、日本産の白ブドウ品種甲州がよく合います。

この白百合醸造のロリアン勝沼甲州はシュール・リーという旨味の残る製法で醸造したすっきりさとコクを兼ね合わせた一本。特に余韻に旨味を感じることのできる和風のさっぱり鶏肉料理との相性は絶品です。

こってりな味付けにはこれ!

牛肉には太陽をたっぷり浴びた濃くのあるアメリカのカベルネ・ソーヴィニョン!

ナパ・セラーズ カベルネソーヴィニヨン

2,678円 (税込)

詳細情報
アルコール度数 13.9 %
ボディー  フルボディ
原産国名 アメリカ
メーカー名 ナパ・セラーズ
果実 %     カベルネソーヴィニヨン98%、メルロー2%

ビーフシチュー、Tボーンステーキ、デミグラスハンバーグ、しぐれ煮、つけだれ焼肉など、コクがあり甘みのあるしっかりこってりとした牛肉料理には、ワインも濃厚でコクのあるこってりとした赤ワインを選びましょう。

そこでぴったりなのが、太陽の光をしっかり浴びたアメリカやチリ、アルゼンチンなど第三世界のカベルネ・ソーヴィニョン。

中でもアメリカのナパ・バレーにあるナパ・セラーズのカベルネソーヴィニョンは、黒系ベリーの濃厚な味わいとフレンチオークで21か月しっかり樽熟成した厚みがあり、こってり味付けした牛肉に負けない味わい。マリアージュを楽しむことができます。

 

豚肉にはまろやかで濃厚な果実風味が特徴!チリ産メルロー

テラ・マター・アルタム・メルロー 2015

2,246円 (税込)

詳細情報
アルコール度数 13.8 %
原産国名 チリ
メーカー名 ワインズ東京
果実 %     メルロー100%

こってり豚肉料理といえば、脂身のある豚肉と甘めの味付けが中心のお料理。例えば、豚のスペアリブ、豚の角煮、豚のみそ漬け焼き、チャーシューなどがあげられるでしょう。

豚肉がもつジューシーな脂身とあまくこってりした味付けには、こちらも太陽の恵みをしっかり受けてまろやかな口当たりの第三世界のメルローがおすすめ。

チリのテラ・マター・アルタム・メルローはブラックチェリーやブルーベリーをジャムにしたような濃厚な果実風味にまろやかなタンニンとリッチな余韻で、こってりとした豚肉料理との相性抜群です。

 

鶏肉には濃厚な赤系果実・カリフォルニアのピノ・ノワール!

カレラ セントラルコースト ピノノワール

3,470円 (税込)

詳細情報
ボディー  ミディアムボディ
原産国名 アメリカ
メーカー名 オンラインワインストアWassy's
果実 %     ピノノワール

照り焼きチキンや鶏モモのみそ漬け焼き、たれのかかった焼き鳥など、淡白な鶏肉をしっかりとした味付けで仕上げると甘い味わいのものが多くなります。

そんなこってりとした甘い味付けの鶏料理におすすめなのが、こってりとしたボディを持ちながら重すぎないアメリカやチリなどのピノ・ノワールがおすすめです。

カリフォルニア代表のワイナリーでもあるカレラのピノ・ノワールは熟したストロベリーやチェリーの濃厚な果実風味と重すぎない余韻が特徴的。こってり鶏肉料理にぴったりです。

 

スパイシーな味付けにはこれ!

牛肉にはリッチでスパイシーな香りオーストラリアのシラーズ

グレッツァー・ワラス 2016

2,894円 (税込)

詳細情報
アルコール度数 14.5 %
ボディー  フルボディ
原産国名 オーストラリア
果実 %     シラーズ78%、グルナッシュ22%

コショウやクミン、唐辛子などのスパイスで味付けたしっかりした味わいの牛肉料理には、果実風味が濃厚でスパイシーな香り漂うオーストラリアーのシラーズがおすすめです。

グレッツァー・ワラスの黒系果実風味の力強さと濃厚さは牛肉とぴったり、そしてシラーズのスパイシーな香りはスパイス料理にベストマッチです。

 

豚肉にはスパイスと名の付くブドウ品種ゲヴェルツトラミネール

アルザス ゲヴェルツトラミネール ヒューゲル クラシック 2015

2,581円 (税込)

詳細情報
味わい  辛口
原産国名 フランス

スパイシーな豚肉料理と言えば、ショウガやカレー炒めなど、豚肉の脂身をさっぱりしてくれるような食欲増進する味付けが多いですね。

そんな料理にマリアージュするのが、一度飲んだら忘れならない香りのブドウ品種ゲヴェルツトラミネールです。

ライチや黄桃などの香りにスパイスの香りが合わさり、アジアのエキゾチックな味わいの料理にぴったり。ボディ感がしっかりあるので、脂身のある豚肉に味わいがマリアージュします。

 

鶏肉には爽やかではつらつとした泡を楽しむオーストラリアのスパークリング

ハーディーズ スタンプ スパークリング

3,870円 (税込)

詳細情報
アルコール度数 12 %
味わい  辛口
原産国名 オーストラリア
メーカー名   アコレード・ワインズ・ジャパン

スパイシーな鶏肉料理と言えば、鶏肉の柚子胡椒焼きやタンドリーチキン、韓国ヤンニョムチキンなど、辛めのスパイスを使った鶏肉料理が多いですね。

そんな辛さをさっぱり洗い流してくれるのがスパークリングワイン。

オーストラリアの「ハーディーズ スタンプ スパークリング シャルドネピノノワール」は柑橘系とミネラル、そしてはつらつとした泡が特徴的で、スパイシーな鶏肉料理と合わせれば杯がついつい進んでしまいます。

 

お肉にぴったりのワインまとめ

いかがでしたか?お肉料理といっても、お肉の種類や味付けによって相性のワインがずいぶん異なります。

ぜひ参考にしてお肉料理とワインのマリアージュを楽しんでくださいね。

お肉専用のワイン、カーニヴォについて知りたい方はこちらもご覧ください。

>>肉専用ワイン・カーニヴォのおすすめワイン

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