【ソムリエ監修】肉専用ワイン・カーニヴォの種類から価格まで解説!おすすめも紹介

2018/11/05
アメリカ

「カーニヴォ(CARNIVOR)」というワインをご存知でしょうか?

日本ではサントリーが販売している「黒ワイン」で、「肉専用」と謳っているユニークさがうけ、人気急上昇中のワインです。

そこで今回は、クリスマス、忘年会、年末年始と肉を食べる機会が増えてくるこの時期にぴったりのワイン、「カーニヴォ」を紹介します。

どのような品種から作られ、どのような味わいなのか、どの肉料理に合うのかなど、肉好きでワイン好きな人には必読の内容になっていますのでお楽しみに。

記事の監修者

杉浦 直樹

J.S.A認定ソムリエ

歌舞伎役者として人間国宝 中村雀右衛門に師事。15年ほど主に歌舞伎座に舞台出演。 その後銀座のクラブマネージャーを経て、J.S.A認定ソムリエ資格を取得。 現在は支配人兼ソムリエとして、ブルゴーニュとシャンパーニュの古酒を専門としたフレンチレストランを経営する。

カーニヴォのワインとは

カリフォルニアワインの最大輸出量を誇るカリフォルニア州のワイナリー「E&J ガロ」が手がける「肉専用黒ワイン」。日本ではサントリーが輸入と販売をしています。

ワインの色が非常に濃く、黒に近い赤黒さが際立つ上に、黒いワインラベルが更に黒を強調していて、見た目からしてインパクトがあります。

しかもワインラベルをよく見ると、真ん中に爪で引っ掻いたようになっていて、まさに肉食獣が爪で攻撃をしたかのような、アグレッシブなデザインになっています。

カーニヴォのワインの特徴

現在カーニヴォは、カベルネ・ソーヴィニヨン100%で生産されているものと、ジンファンデルを主に、カベルネ・ソーヴィニヨンやメルロをセパージュしたワインと2種類販売されています。

はじめはカベルネ・ソーヴィニヨンで作られたカーニヴォだけでしたが、2017年8月29日に「カーニヴォ ジンファンデル」が新たに発売されました。

2種類のワインはそれぞれ味わいが違うものの、肉料理に合うコンセプトからは外れておらず、どちらも肉とのマリアージュは最高です。

さらに価格もお手頃な為、イベントの時にはもちろん、デイリーワインとしてもおすすめです。

カーニヴォのワインの選び方

カーニヴォは「カーニヴォ カベルネ・ソーヴィニヨン」と「カーニヴォ ジンファンデル」の2種類。

この2種類をどのように選ぶといいのか、おすすめの選び方を紹介していきます。

品種で選ぶ

まずは、ワインの解説にもある品種で選んでみましょう。

そこでカーニヴォの材料となっているブドウ品種を紹介していきます。

「黒ブドウの王様」カベルネ・ソーヴィニヨン

フランスのボルドー地方が原産のブドウ品種。

比較的温暖な地域でよく育ちますが、さまざまな気候や土壌に適応し、病気にも強いので、世界中で栽培されている品種の一つです。

厚い果皮を持つ事から、見た目がかなり黒く果実は小さめ。そしてカベルネ・ソーヴィニヨン特有のハーブやピーマンのようなフレーバーが大きな特徴です。

豊かでキリリと締まったタンニンと、酸味の調和が感じられ、パワフルでしっかりしたテイストが魅力。

長期熟成のポテンシャルも高く、さまざまな特徴を併せ持った、高品質のワインを生み出す事から「黒ブドウの王様」とも呼ばれたりしています。

 

「カリフォルニアワインの主要品種」ジンファンデル

カリフォルニアでは、カベルネ・ソーヴィニヨンやメルロと同じくらい栽培されている赤ワインの主要品種です。

カリフォルニアのジンファンデルは、酸味はそれほど強くなく、ベリー系の果実味がはっきり感じられるのが特徴的。

このジンファンデルがしっかり熟すと、深い赤色を持ち、ヴィヴィットで豊潤な果実味を味わえる高品質なワインになります。

また、糖分の含有量の高さから高いアルコール度数のワインができるのも特徴の一つです。

味わいで選ぶ


「肉食動物」や「肉を食べる事が大好きな人」の事を指すカーニヴォという言葉どおり、どちらのカーニヴォも肉に合う味わいです。

どの肉料理に、どちらのものが合うのかは人によって違ってきますが、その違いを見つけたり、自分なりに合う料理を見つけたり、楽しみ方がたくさんあるのもカーニヴォの魅力です。

肉料理以外でも、色々なチーズに合わせてみたりして、自分の好きなマリアージュを探してみてください。

ソムリエおすすめのブランド、カーニヴォ

カーニヴォをおすすめしたい理由として、本当に肉料理に合うように作られた味わいが素晴らしい事と、それを低価格で実現している事です。

ワイン初心者の人でもハードルが低いので、気軽に楽しめるのもGOOD。しかも味わいが違う2種類のカーニヴォが楽しめるのも嬉しいですよね。

2つのカーニヴォの違いをまとめますので、食べる肉料理に合わせて楽しんでみてください。

 

カベルネ・ソーヴィニヨンがメイン!

肉専用黒ワイン Carnivor カーニヴォ

1,760円 (税込)

詳細情報
アルコール度数 14 %
ボディー  フルボディ
原産国名 アメリカ合衆国
メーカー名 サントリー
果実 % カベルネソーヴィニヨン

エスプレッソやダークチョコレートのような熟したブドウの果実味があり、とろみを感じるような口当たりから、程よいタンニンと酸味が効いた、気持ちのいいスムースな余韻が長く楽しめます。

焼き肉、ステーキ、グリルなど、どの肉料理とも相性良く作られているので、スムースな余韻を感じながら、肉を食べると一層美味しさが増すでしょう。

 

ジンファンデルがメイン!

カーニヴォ <ジンファンデル>

1,870円 (税込)

詳細情報
アルコール度数 14.5 %
ボディー  フルボディ
原産国名 アメリカ合衆国
メーカー名 サントリー

ジンファンデルを主にカベルネ・ソーヴィニヨンとメルロをセパージュさせて味わいに更に複雑さを加えています。

カーニヴォ カベルネ・ソーヴィニヨンよりアルコール度数が高く、よりスパイシーでシャープさを感じられるのが特徴的です。

しかし、口当たりはスムースで、ベリーが完熟したような豊潤なフレーバー、心地よいタンニンと酸味とのバランスが絶妙です。

カーニヴォ カベルネ・ソーヴィニヨン同様にどんな肉料理にも相性がよいのですが、おすすめとしては、こってりとした肉料理、例えばテールシチューやすき焼き、デミグラスハンバーグなどとマリアージュさせるといいでしょう。

キャップシールとラベルの違いがオシャレ

見た目が全体的に黒なので、一見見分けがつかないように感じますが、実はキャップシールとラベルが違います。

カーニヴォ カベルネ・ソーヴィニヨンは、キャップシール、ラベルとも黒で、「Cabernet Sauvignon」の字体色だけ赤色になっています。

カーニヴォ ジンファンデルの場合は、キャップシールとラベルの縁がボルドー色になっていて、字体色は白基調です。

少しの違いですが、このようなところもオシャレですよね。

「肉料理に飲むワイン」=「カーニヴォ」になる日も近い!?

肉専用ワインという、面白いコンセプトで生まれたE&Jガロのワインブランド「カーニヴォ」。

そのインパクトから「肉料理に飲むワイン」=「カーニヴォ」となる日もそう遠くないかもしれません。

これからのシーズン、イベントも多く、ステーキ、焼き肉、鍋など、さまざまな肉料理で盛り上がる機会も多くなります。

そんなシーズンだからこそお手頃な値段で、肉料理とのマリアージュが最高なカーニヴォは本当におすすめです。

2つのカーニヴォを肉料理に合わせて、大いに楽しんでみてください。

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