【ソムリエ監修】シャトー・メルシャンのワインおすすめ9選!選び方のコツも紹介

2018/11/01
ブランド・銘柄一覧

日本のワインの代表格と言えるワイナリーが、シャトー・メルシャンです。「ワイン造りは農業で、ワインは農作物」をコンセプトに、品種に適した産地で、ブドウの個性を生かしたワイン造りを行なっています。

その造りだすワインは、欧米の高級ワインと比べても決して引けを取らないクオリティばかり。海外からも高い評価を受けています。

そこで今回は、シャトー・メルシャンのワインにスポットをあて、その魅力に迫ってみたいと思います。おすすめのワインもご紹介しましょう!

記事の監修者

杉浦 直樹

J.S.A認定ソムリエ

歌舞伎役者として人間国宝 中村雀右衛門に師事。15年ほど主に歌舞伎座に舞台出演。 その後銀座のクラブマネージャーを経て、J.S.A認定ソムリエ資格を取得。 現在は支配人兼ソムリエとして、ブルゴーニュとシャンパーニュの古酒を専門としたフレンチレストランを経営する。

シャトー・メルシャンのワインとは

シャトー・メルシャンは、1877年山梨県甲州市勝沼で誕生した日本最古の民間ワイン会社「大日本山梨葡萄酒会社」をルーツとするワイナリーです。

国産高級ワインとして「シャトー・メルシャン」が誕生したのは1970年。今では海外で高い評価を得るまでに成長しました。

シャトー・メルシャンは「良いワインとはその土地の気候・風土・生産者によって育まれるブドウの個性を、素直に表現したものである」という信念のもと、日本のワインでしか表現できない個性を追求しています。

そこからたどりついたのが「フィネス&エレガンス」(調和のとれた上品な味わい)というスタイル。欧米の模倣だけでは造りだせない、日本のワインの「個性」が凝縮されたワインをコンセプトにしています。

シャトー・メルシャンのワインの特徴

現在、山梨県、長野県、秋田県、福島県にブドウ産地があり、育てられている品種は50種類以上。

それぞれの産地に適した品種を育て、その土地の個性を生かしたワインを造りだしています。

シャトー・メルシャンのワインの選び方

シャトー・メルシャンのワインはバラエティに富んでいます。どのように選んだらいいか迷ったら、こちらを参考にしてみましょう。

種類で選ぶ

シャトー・メルシャンのワインには赤、白、ロゼ、スパークリングワインが揃っています。

料理に合わせて選びたいときは、この種類を目安にしましょう。テーブルワインのクオリティシリーズは、赤はミディアムボディで、白、ロゼ、スパークリングワインは辛口です。どのタイプも軽めで飲みやすくなっています。

その上のランクであるテロワールシリーズには赤、白、ロゼがあり、赤はフルボディの辛口、白とロゼは奥行きのある味わいの辛口です。

最高級のアイコンシリーズは、赤と白のみで、どちらも重厚で深い味わい。辛口になっています。

クラスで選ぶ

シャトー・メルシャンのワインは、デイリーワインから高級ワインまで幅広く揃っています。利用するシーンに合わせて、クラスごとに選ぶのもひとつの方法。

デイリーワインなら「クオリティシリーズ」で、日常に「日本ワイン」の美味しさを届けたいという思いから造られているもの。赤、白、ロゼ、スパークリングワインで、5種類あります。

少し高級になるのが「テロワールシリーズ」です。「適品種・適所」のコンセプトのもとで、山梨県、長野県、秋田県、福島県の4つの県から、品種にふさわしい産地・区画を選び、その個性を最大限に引き出して造られたワインばかりです。

各産地から、赤、白、ロゼが販売されています。

最高級ワインを選ぶなら「アイコンシリーズ」です。世界のトップクラスに並ぶクオリティの地区から生まれる、最高峰のワインばかり。

そのラインナップは、城の平ヴィンヤードのオルトゥス、桔梗ヶ原地区のシグナチャー、北信左岸地区、右岸地区のリヴァリス、椀子ヴィンヤードのオムニスの5本になります。

品種で選ぶ

シャトー・メルシャンで栽培している品種は50種類以上になりますが、その中でも代表的なものをご紹介します。

甲州

日本で1300年もの歴史をもつ品種です。山梨県を中心に栽培され、食用にも利用されています。果皮は淡い赤紫色で、日本の白ワインの代表的な品種です。

酸味にも果実味にも突出した個性はなく、ワインもニュートラルな味わいに仕上がります。

マスカット・ベーリーA

新潟県で川上善兵衛氏によって作り出された品種です。アメリカ系のベーリーとヨーロッパ系のマスカット・ハンブルグの交配で生まれたもの。日本では甲州に次いで2番目に多く栽培され、赤ワイン用の品種としては最大の生産量です。

イチゴのような赤い果実の香りに、砂糖を熱したような甘いニュアンス。フレッシュな果実味とシャープな酸味で、とても軽いタンニンが特徴です。フルーティーという言葉がピッタリの爽やかなワインになります。

メルロー

フランスのボルドー地方原産の品種です。赤ワイン品種では、世界でカベルネ・ソーヴィニヨンに次ぐ2位の生産量を誇ります。

ブラックチェリーやプルーンなどの熟した黒い果実の香りや、コーヒーやチョコレートの香りが特徴。酸味やタンニンは控えめで、芳醇でまろやかな味わいのワインになります。

シャトー・メルシャンでは、「現代日本ワインの父」と称される故・浅井昭吾氏が欧州系品種の導入を主張したのをきっかけに、1976年メルローの栽培をスタートしました。それから30年、長野の桔梗ヶ原はメルローの世界的銘醸地と言われるまでになっています。

ソムリエ厳選!シャトー・メルシャンのワイン9選

シャトー・メルシャンのワインの中から、特におすすめのワインを厳選しました。

日常使いにおすすめ!クオリティシリーズとその他のワイン4選

赤ワインはコレ!

藍茜(あいあかね)

1,629円 (税込)

詳細情報
アルコール度数 12 %
ボディー  ミディアムボディ
原産国名 日本
メーカー名 メルシャン
果実 %     メルロー 主体/マスカット・ベーリーA /ベーリー・アリカントA /その他

メルローとマスカット・ベーリーAのブレンドです。サクランボ、イチゴなどの赤い果実の香りに、スミレやブラックベリー、プラムのニュアンスも感じられます。

心地よい酸と柔らかいタンニンがバランスよく調和し、樽由来のバニラ香が複雑な余韻を与えています。

鶏の照り焼きや豚肉の生姜焼きなど、家庭料理と相性抜群。とても飲みやすく、デイリーワインにおすすめです。

 

白ワインはコレ!

萌黄(もえぎ)

1,629円 (税込)

詳細情報
アルコール度数 12 %
味わい  辛口
原産国名 日本
メーカー名 メルシャン
果実 %     シャルドネ /甲州

爽やかさとふくよかさを合わせ持つ辛口の白ワインです。リッチな味わいのシャルドネに、繊細で「和」のニュアンスのある甲州をバランスよくブレンドしました。

輝きのあるレモンイエローで、グレープフルーツやゆずなどの柑橘系の香り。ハーブや白い花の香りやほのかなバニラの香りが調和しています。

まろやかな酸味とふくよかでほどよいミネラルが調和し、豊かな果実味とともに余韻が続きます。

魚介のバターソテーやクリームシチューなど、まろやかな料理によく合うでしょう。

 

ロゼはコレ!

ももいろ

1,706円 (税込)

詳細情報
アルコール度数 12 %
味わい  辛口
原産国名 日本
メーカー名 メルシャン
果実 %     白ブレンド

しっかりとしたボディのメルローと華やかな香りのマスカット・ベーリーAをブレンドした、辛口のロゼワインです。

繊細で上品な淡い桃色で、キャンディや綿菓子のような甘い香り。アプリコットのような果実の香りも感じられます。ロゼらしいほのかな酸味のあとに、かすかな甘みとうまみが残ります。

和食や中華など、幅広い料理によく合うでしょう。休日のランチやパーティーに、気軽に楽しめるワインです。

 

スパークリングはコレ!

日本のあわ 甲州&シャルドネ

詳細情報
アルコール度数 11.5 %
原産国名 日本
果実 %     甲州/シャルドネ

辛口のスパークリングワインです。

輝きのある淡いイエロー。甲州由来の柑橘の香りと、シャルドネ由来の白桃やバナナ、パイナップルを思わせる甘酸っぱい果実の香りがバランスよく調和します。

きめの細かい泡と心地良い酸が口中に広がる、爽やかな1本。

和食によく合い、日本の和を感じさせるダイニングによくなじみます。グリーンサラダ、新鮮なトマトのカプレーゼなどに合わせてどうぞ。食前酒としてもお楽しみください。

 

来客のときや週末などにテロワールシリーズ3選

赤ワインはコレ!

城の平

8,375円 (税込)

詳細情報
アルコール度数 12.5 %
ボディー  フルボディ
原産国名 日本
メーカー名 メルシャン
果実 %     赤ブレンド

城の平ヴィンヤードで厳しい栽培管理のもと収穫されたカベルネ・ソーヴィニヨン、メルローをバランスよくブレンドしています。

エッジにやや熟成のニュアンスのあるガーネット色。カシス、ラズベリーなどの果実の香りに、バニラやアーモンドなどの樽由来の香りが調和しています。

カベルネ・ソーヴィニヨンが骨格を形成し、メルローの肉付きの良い味わいとバランスをとっています。柔らかな酸とともになめらかなタンニンが、余韻となって続くでしょう。

豚肉の生姜焼き、ローストビーフなどに合わせてどうぞ。

 

白ワインはコレ!

大森リースリング

2,700円 (税込)

詳細情報
味わい  やや辛口
原産国名 日本/秋田県
メーカー名 シャトー・メルシャン
果実 %     リースリング

産地の秋田県横手市大森地区は、標高が約120mの丘陵地に位置する内陸性の気候です。農作物の育成に適した盆地で、日当たりの良い緩やかな傾斜地に畑が点在。水はけの良い土壌からは酸味のしっかりしたブドウが収穫されています。

この地で、シャトー・メルシャンは1982年からリースリングの契約栽培に取り組んでいます。

光沢のある淡いレモンイエロー。レモンやライムなどの柑橘系の香りと、白い花やハーブのようなニュアンスが調和しています。豊かでさわやかな酸とミネラル感のある味わい。

生ガキのレモン添え、魚介類のマリネやなどに合わせたい1本です。来客へのおもてなしにも、ぜひどうぞ。

 

ロゼはコレ!

椀子ロゼ

2,430円 (税込)

詳細情報
味わい  辛口
原産国名 日本/長野県
メーカー名 メルシャン

椀子(マリコ)ヴィンヤードは、2003年に日本最高品質のワイン造りを目指すべく長野県上田市に展開された自社管理畑です。

ここで育てられたシラー、メルロー、カベルネ・フラン、カベルネ・ソーヴィニヨンをブレンド。土地の個性がワインによく現れているワインです。

鮮やかな赤色で、ラズベリーやサクランボのような赤い果実の香りや、ボタンやツバキを思わせる花の香り。ハーブやスパイスのニュアンスが複雑さを与えています。

フレッシュでほどよい酸味と、果実感のあるタンニンがバランスよく調和。厚みのある、やや辛口のロゼワインです。

中華料理や、みりんと醤油ベースの和食などによく合うでしょう。

 

いつか飲んでみたいアイコンシリーズ2選

赤ワインはコレ!

桔梗ヶ原メルロー シグナチャー

21,473円 (税込)

詳細情報
ボディー  フルボディ
原産国名 日本
メーカー名 シャトー・メルシャン

「桔梗ヶ原メルロー」は1985年産の初ヴィンテージ以来、日本最高の赤ワインのひとつとして国内外から高い評価を受けています。

その中から特別な区画を選定し、さらに樽セレクションにより厳選したのが「シグナチャー」です。シグナチャーとは「特別なワインに醸造責任者が署名を入れる」ことを意味するもの。

青みのニュアンスがある深みのある紫色。カシス、ブラックベリーなど黒い果実の香りと、バニラやチョコレートなどの樽由来の香り。スパイス香のニュアンスも感じられます。

柔らかな酸と果実感のあるタンニンが調和した、深みのある味わい。瓶熟成によって複雑な味わいのワインに進化することが期待できます。

岩塩や少量のスパイスで味付けされた、上質な和牛のロースステーキに合わせてどうぞ。特別な日のディナーに添えれば、極上の時間が過ごせるでしょう。

 

白ワインはコレ!

北信右岸シャルドネ リヴァリス

7,020円 (税込)

詳細情報
アルコール度数 12.5 %
味わい  辛口
原産国名 日本/長野県
メーカー名 メルシャン
果実 %     シャルドネ

長野県北部の千曲川の左岸と右岸で生産されたシャルドネを使った、2種類の白ワインです。写真は右岸をご紹介しています。

左岸は粘土質を多く含み、豊かなアロマ、穏やかな酸味の調和のとれた味わい。礫(つぶて)を多く含む右岸のシャルドネは、芳醇で複雑なアロマやミネラル感、しっかりとした骨格が感じられるワインです。

「リヴァリス」とはラテン語で「川」を意味し、千曲川を挟んだ左岸・右岸のワインが、高い品質で並んでいることを表しています。

左岸のリヴァリスはやや濃いめのイエロー。熟したパイナップルやマンゴーなどのトロピカルフルーツの香りが豊かに感じられ、バニラやアーモンドのミュアンスもあります。柔らかい酸と豊かな果実味が、口中にバランスよく広がるでしょう。

右岸のリヴァリスはやや緑がかったイエローで、トロピカルフルーツの香りのほか、よく熟したグレープフルーツなど柑橘系の香りにバニラ、アーモンドなどの樽由来の香りが調和します。心地よい酸と豊かな果実味、ミネラル感も感じる味わいです。

どちらも、白身魚のムニエルや地鶏のホワイトソース煮など、まろやかな料理によく合うでしょう。週末のゆっくりした時間に味わいたい逸品です。

 

シャトー・メルシャンまとめ

シャトー・メルシャンのワインについて、ご紹介しました。

手ごろなテーブルワインからプレミアムワインまで、幅広い味わいが揃っているワイナリーです。品種に適したテロワールで育まれたブドウで造られたワインは、日本のワインでしか表現できない個性を発揮しています。

国内なので、気軽に各ワイナリーを尋ねるという楽しみもありますね。

日本の土壌が育んだ贅沢な味わいを、ぜひお試しください。

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