【ソムリエ監修】モリーゼ州のおすすめ赤ワイン10選!産地や品種の概要、選び方もご紹介

2018/11/08
おすすめ赤ワイン

隠れたイタリアの赤ワイン産地であるモリーゼ州。

良質なワインが豊富なのですが、ピエモンテやトスカーナと比べて知名度が低く、お値打ちワインの宝庫とも言われています。

今回はモリーゼ州の赤ワインについて、特徴やおすすめの銘柄をソムリエが解説します。

記事の執筆者

佐々木 健太

J.S.A. ソムリエ・エクセレンス

ソムリエ/年間受講者数日本一を誇るカリスマワインスクール講師  21歳でソムリエ資格を取得。南フランスにある一つ星レストラン「Keisuke Matsushima」にて研鑽を積み、帰国後は南青山「L’AS」を経て、株式会社WINE TRAILを創業。ワインのサブスク「HOME WiNE」を手掛ける。YouTubeチャンネル「ソムリエ佐々木」を運営。第9回全日本最優秀ソムリエコンクールファイナリスト。https://homewine.jp/

[PR]
※販売数には限りがございますので、売り切れの際は何卒ご容赦ください。

モリーゼのワインとは

モリーゼ州は注目度が増しているイタリアの隠れたワイン産地です。

古代よりモリーゼにてワイン生産は行われていましたが、そのほとんどは地元で消費されています。

モリーゼのワインに注目が集まり始めたのはここ最近のこと。

モリーゼ州の隣のアブルッツォ州では、紀元前7世紀ごろからワインづくりが行われていたといわれています。

1970年にアブルッツォ州から分離したモリーゼ州でも、同様に古くからワイン生産が行われていた可能性が高いといえるでしょう。

現在もブドウの栽培が盛んに行われていますが、州の面積が小さいことと、山岳地帯が多いこともありワインの生産量は少なめです。

しかし、モリーゼのワインは手頃な価格帯でありながらも、質のよいワインが多いといわれています。

イタリアワインの中では知名度は低いですが、古き良きイタリアのワインを気軽に楽しめる産地としてモリーゼ州は人気上昇中です。

余談ですが、人気イタリアンチェーン「サイゼリヤ」のハウスワインは、モリーゼ州の赤ワインが採用されています。

モリーゼの赤ワインの特徴

モリーゼ州の赤ワインにはどんな特徴があるのでしょうか。

こちらでモリーゼ州の赤ワインの特徴を3つご紹介していきます。

生産量の7割が赤ワイン

モリーゼ州で生産されるワインの7割は赤ワインです。

赤ワインが多く生産される理由は、モリーゼ州のテロワールが関係しています。

イタリアの中南部に位置するモリーゼ州は、ブドウ栽培に適した地中海性の気候が特徴。

昼夜の寒暖差があるため、熟度の高いパワフルなブドウを栽培することができます

ふくよかなワイン造りに適した気候風土があるからこそ、モリーゼ州では赤ワインが多く生産されていると考えられます。

また、モリーゼ州では畜産業が盛んで、豚肉や羊肉、チーズなどの特産物が有名です。

赤ワインによく合う食文化があることから、赤ワインの生産量が多くなっているとも考えられるでしょう。

果実味豊かで良質な赤ワインの産地

モリーゼ州の赤ワインは果実の風味が豊かで親しみやすい味わいが魅力です。

モリーゼ州で栽培される主要なブドウ品種であるモンテプルチアーノやティンティリアは、豊かな果実の風味を持っています。

カシスやプルーンなどの黒系ベリーの風味を持ち、ワインにもその特徴が反映されるためフルーティーな味わいが生まれます。

また、モリーゼ州の温暖な気候はブドウの果実味を豊かにする一方で、酸味をやわらげ渋みをまろやかにします。

果実味と酸味、そして渋みがバランスよく調和しているため、モリーゼ州の赤ワインはワイン初心者でも美味しく飲むことができるでしょう。

肉料理やチーズと好相性

モリーゼ州の赤ワインは中程度のボディが多く、様々な料理とペアリングしやすいです。

特に肉料理やチーズとの相性は抜群。

モリーゼ州は雄大な自然が現在も残っており、農業や畜産業を主軸とした産業が行われている地域です。

羊の移動放牧が盛んで、スパイスをふんだんに使用した羊料理やチーズなどが名産品として多くあります。

モリーゼ州の赤ワインは赤ワインを飲む際にはぜひ肉料理やチーズと一緒にお楽しみください。

>>【決定版】お肉と相性抜群なおすすめ人気ワイン9選!ソムリエが厳選

モリーゼの赤ワインの選び方

こちらでモリーゼの赤ワインの選び方をご紹介します。

自分に合う好みの1本を見つけるためにも、ぜひご参考ください。

品種で選ぶ

モリーゼ州では赤ワインの品種として、モンテプルチアーノを主力にアリアニコや土着品種であるティンティリアなどが栽培されています。

 

モンテプルチアーノ

モンテプルチアーノ種は、赤ワインの品種としてイタリアで2番目に多く栽培されています。

アドリア海沿岸部のモリーゼ州や、お隣のアブルッツォ州が産地として有名です。

モンテプルチアーノを使用した赤ワインは、豊かな果実味と強い香りを感じるのが特徴。

渋みは中程度ありながら、酸味はやや控えめでさっぱりとした味わいが特徴です。

フレッシュな早飲みタイプから、熟成したフルボディなタイプまで、モンテプルチアーノは振れ幅の大きい品種と言われています。

バランスの良い赤ワインをお探しの方はモンテプルチアーノを選ぶと良いでしょう。

>>【ソムリエ監修】モンテプルチアーノとは?特徴から、おすすめのワイン10選を紹介!

 

アリアニコ

アリアニコは、イタリア南部で盛んに栽培されているギリシャ原産の黒ブドウ品種。

アリアニコはイタリア語で、ギリシャを意味する言葉です。

アリアニコを使用した赤ワインは、豊富に含まれるタンニンと強めの酸味によって力強いワインになります。

特にアリアニコの魅力は、熟成によってまろやかさを増したシルキーな渋みです。

コクのある赤ワインが好みの方はアリアニコがおすすめ。

>>【ソムリエ監修】アリアニコとは?特徴からおすすめのワイン10選まで紹介

 

ティンティリア

ティンティリア種はモリーゼ州では古くから栽培されている土着品種

18世紀末にスペインから持ち込まれたといわれており、現在はモリーゼ州のみで栽培されています。

1884年に書かれた文書には「ティンティリアは、モリーゼ州で最も栽培されているブドウの品種である」という記載もあることから、モリーゼ州を象徴するブドウ品種と言えるでしょう。

一時は他のブドウ品種の人気に押され栽培面積が激減しましたが、現在はティンティリアの品質が再評価され、積極的に栽培に取り組む生産者が増加しています。

ティンティリアを使ったワインの特徴は、プルーンやチェリーのような香りと黒こしょうなどのスパイス、豊富なタンニンとのバランスが良いことです。

モリーゼ州の赤ワインを楽しみたいのなら、ティンティリアは外せません。

 

地区ごとで選ぶ

モリーゼには、イタリアワイン法によって格付けされたDOCが3つあります。

 

ビフェルノ

ビフェルノは、州の北東部のアドリア海に面した地域からモリーゼ州の州都カンパバッソ周辺まで含まれます。

沿岸部は比較的温暖ですが、標高の高いカンパバッソ周辺は昼夜の寒暖差が激しく、やや冷涼な気候です。

ビフェルノはモンテプルチアーノ種の栽培が盛んで、この品種を使用したワインは1983年にDOCに認定されました。

ビフェルノで作られる赤ワインは、酸味は弱めで凝縮された果実味とタンニンとのバランスがよく、しっかりとしたボディのものが多くなります。

 

モリーゼ

モリーゼは、州の中央部に位置するブドウの生産地です。

氷堆丘や石灰質の土壌が広がり、日当たりの良い丘陵地帯ではブドウの栽培が盛んに行われています。

気候の特徴は、冷涼で昼夜の寒暖差が激しいこと。

モリーゼでは、赤ワインの品種としてモンテプルチアーノやティンティリアの栽培が盛んに行われています。

モンテプルチアーノを使用したワインは1998年に、ティンティリアを使用したものは2011年にそれぞれDOCに認定されました。

モンテプルチアーノを使用した赤ワインは、ブドウの持つ果実の香りとほのかにタンニンを感じるしっかりとしたボディが特徴。

一方、ティンティリアを使用した赤ワインの特徴は、ブラックチェリーやドライフルーツのような果実味としっかりとしたタンニンのバランスがよいことです。

 

ペントロ・ディ・イセルニア

モリーゼ州第2の都市であるイセルニアは温暖な気候で、西部にある丘陵地帯は日当たりもよくブドウの栽培が盛ん。

1983年にDOCに認定され、モンテプルチアーノ(60〜70%)とサンジョヴェーゼ(45〜55%)をブレンドした赤ワインが造られています。

ペントロ・ディ・イセルニアの赤ワインは、隣接しているビフェルノのものと比較されることもしばしば。

ビフェルノのワインに比べ、酸味が強めでボディは控えめな気品のあるワインとなります。

味わいで選ぶ

赤ワインの品種として多く栽培されているモンテプルチアーノやアリアニコ、ティンティリアを使用した赤ワインは、フルボディのものが多く販売されています。

これらのブドウは、含まれるタンニンの量が比較的多い品種。

タンニンとはは、ブドウの皮や種子に含まれる渋味成分で、ポリフェノールの1つです。

タンニンが多く含まれるワインは、重厚感があるためフルボディのものが多いといわれています。

ワインを熟成させることによって、渋味がマイルドになり、濃厚なワインを味わうことができます。

一方で熟成期間を取らずフレッシュな状態で出荷される赤ワインは、コクと飲みやすさのバランスが取れたミディアムボディな仕上がりに。

好みや合わせる料理によって、ミディアムボディやフルボディタイプの赤ワインを選ぶようにしましょう。

 

価格で選ぶ

モリーゼ州のワインは、地元で消費されることが多いため、なかなか手に入れにくいといえます。

しかし、高品質でありながら手頃な価格帯のものが多いため、見かけたら手に取ってみてはいかがでしょうか。

日常使いのものをお探しであれば、2,000円未満の予算でも果実味とタンニンのバランスがよい赤ワインをみつけることができるでしょう。

来客用や自分のご褒美としてワインをお探しであれば、3,000~5,000円程度を目安に予算を上げることをおすすめします。

モリーゼのおすすめ赤ワイン10選

[PR]
フルボトル(750ml)の高級ワインには、

  •  ・高い
  •  ・飲み切るのが大変
  •  ・他と比較できない

という悩みがありますよね。
ホームワインは高級ワインが100mlで4本ずつ届くから、ワインの違いをわかりたい方にオススメ。本サイトの編集長ソムリエ佐々木が監修した学習コンテンツや、2023年にスタートしたソムリエによるコンシェルジュサービスも大人気。
ワインをもっと楽しむために、始めない理由がありません!▼

ホームワインを詳しく知る!

※販売数には限りがございますので、売り切れの際は何卒ご容赦ください。

 

 

日常使いにおすすめ!予算2,000円ベスト5

商品画像カピタニオ ロッソ・モリーゼ リぜルヴァビフェルノ・ロッソ・リゼルヴァ カミッロ・デ・レッリスモリーゼ カベルネ ソーヴィニョン 2014バカロ ロッソ モリーゼ リゼルヴァ 2011年サンジョヴェーゼ テッレ デリ オシ 2015
商品名カピタニオ ロッソ・モリーゼ リぜルヴァビフェルノ・ロッソ・リゼルヴァ カミッロ・デ・レッリスモリーゼ カベルネ ソーヴィニョン 2014バカロ ロッソ モリーゼ リゼルヴァ 2011年サンジョヴェーゼ テッレ デリ オシ 2015
詳細アルコール度数 13 %
ボディー  フルボディ
原産国名 イタリア
メーカー名 三国ワイン
ボディー  フルボディ
原産国名 イタリア
メーカー名 I.E.I.
果実 %     モンテプルチアーノ 65%、トレッビアーノ・トスカーノ 15%、アリアニコ 20%
原産国名 イタリア
メーカー名 大榮産業
果実 %     カベルネ・ソーヴィニョン100%
アルコール度数 13 %
ボディー  ミディアムボディ
原産国名 イタリア
果実 %     モンテプルチアーノ
ボディー  ミディアムボディ
原産国名 イタリア
メーカー名 Donguriano
果実 %     サンジョヴェーゼ
商品リンク詳細を見る詳細を見る詳細を見る詳細を見る詳細を見る

コスパのよいワインが多いモリーゼ。

2,000円未満の予算で購入できる、質のよいデイリーワインを5本紹介します。

 

5位

サンジョヴェーゼ テッレ デリ オシ 2015

詳細情報
ボディー  ミディアムボディ
原産国名 イタリア
メーカー名 Donguriano
果実 %     サンジョヴェーゼ

ブドウを濃縮したような果実味と、スミレやベリーの香り、さらにタンニンとのバランスが取れた赤ワインです。

イタリアを代表する品種であるサンジョベーゼの個性を楽しむことができるでしょう。

また、聖ゲオルギウスのドラゴン退治「サン ジョルジュ」をあしらったラベルは、高級感があり目を引きます。

牛肉の煮込み料理などコク深い肉料理と一緒にぜひ。

ブドウ品種DOC味わい
サンジョベーゼミディアムボディ

 

香りレッドプラム、ゼラニウム
酸味★★★★☆
ボディ★★★★☆
渋み★★★★☆
佐々木
銘醸地トスカーナよりもさらに親しみやすさのある、カジュアルな仕上がりのサンジョベーゼワイン。明るい果実味と生き生きとした酸が感じられます。

4位

バカロ ロッソ モリーゼ リゼルヴァ 2011年

詳細情報
アルコール度数 13 %
ボディー  ミディアムボディ
原産国名 イタリア
果実 %     モンテプルチアーノ

モンテプルチアーノを使用したこのワインは、2016年にベルリナー ワイン トロフィーとサクラ ワイン アワードで金賞を受賞しました。

明るめのルビー色は、熟成するとガーネットのような色へと変化します。

濃厚な味わいとなめらかな口あたりのバランスよく、フィニッシュは渋みを感じることができる赤ワイン。

スパイスを効かせた牛塊肉のローストや、ジビエ料理によく合います。

ブドウ品種DOC味わい
モンテプルチアーノDOCモリーゼミディアムボディ

 

香りブラックチェリー、カカオ
酸味★★★★☆
ボディ★★★☆☆
渋み★★★☆☆
佐々木
凝縮した黒系果実のアロマを中心に、程よいタンニンと酸味を呈した仕上がりに。モンテプルチアーノらしさがしっかり感じられるコスパ抜群の一本です。

3位

モリーゼ カベルネ ソーヴィニョン 2014

詳細情報
原産国名 イタリア
メーカー名 大榮産業
果実 %     カベルネ・ソーヴィニョン100%

このワインの作り手サン・ツェーノは、気候や土壌を活かしたワイン造りを行っています。

イタリアでは珍しく、カベルネ・ソーヴィニョンのフルボディ赤ワイン。

有機肥料のみを与えたカベルネ・ソーヴィニヨンを使用して作られたこのワインは、力強いタンニンとスパイシーさが特徴です。

ステーキ肉や赤ワイン煮込みなどのボリューム満点な肉料理と一緒にどうぞ。

ブドウ品種DOC味わい
カベルネ・ソーヴィニョンフルボディ

 

香りブラックベリー、ハーブ
酸味★★★★☆
ボディ★★★★☆
渋み★★★★★
佐々木
凝縮感ある黒系果実と共に鼻腔をくすぐる、ハーブの心地よいアロマがイタリアワインらしさを感じさせる一本。特にラム肉とのペアリングがおすすめです。

2位

ビフェルノ・ロッソ・リゼルヴァ カミッロ・デ・レッリス

詳細情報
ボディー  フルボディ
原産国名 イタリア
メーカー名 I.E.I.
果実 %     モンテプルチアーノ 65%、トレッビアーノ・トスカーノ 15%、アリアニコ 20%

モンテプルチアーノに、トレッビアーノとアリアニコをブレンドしたワイン。

ブレンドならではの多様性のある香りや、バランスのとれた味わいを楽しむことができます。

ベリー系のジャムに似た果実味とペッパーのスパイス感があり、口当たりの良さが特徴的です。

主張しすぎないワインなので、肉料理をはじめ、さまざまな料理を引き立ててくれます。

ブドウ品種DOC味わい
モンテプルチアーノ/トレッビアーノ/アリアニコフルボディ

 

香りベリージャム、クローブ
酸味★★★★☆
ボディ★★★★☆
渋み★★★★☆
佐々木
深みのあるルビーの外観から想像できる通り、力強い果実味とタンニンが感じられる一本。白ブドウのトレッビアーノが加わり、味わいに柔らかさがもたらされます。

1位

カピタニオ ロッソ・モリーゼ リぜルヴァ

詳細情報
アルコール度数 13 %
ボディー  フルボディ
原産国名 イタリア
メーカー名 三国ワイン

ドイツ上院とEU委員会に承認された組織が開催している国際ワインコンクール「ベルリン・ワイン・トロフィー2015」で金賞を受賞したワインです。

オーク樽で12ヶ月以上熟成させた後、さらにステンレスタンクで12ヶ月以上熟成させて造られます。

モンテプルチアーノが持つ豊かな香りと樽由来のスパイスのバランスがよく、余韻にはまろやかなタンニンが広がります。

ローストビーフや鶏肉料理などの肉料理との相性抜群です。

高品質ながら2000円未満で購入することができるため、デイリーワインとして申し分ないといえるでしょう。

ブドウ品種DOC味わい
モンテプルチアーノDOCモリーゼフルボディ

 

香り熟れたカシス、ダークチョコ
酸味★★★★☆
ボディ★★★★☆
渋み★★★★☆
佐々木
2,000円未満では群を抜いた品質を誇る、デイリーワインとして申し分ない一品。樽香と果実味のバランスに優れており、飲み飽きしないボディの重さも評価できます。

来客用や自分のご褒美に!2,000~5,000円ベスト5

商品画像ドン ルイジ リセルヴァネーラヴィーテ テッレサクレ イタリア モリーゼカタッボ ティンティリア・デル・モリーゼ 2013アリアーニコ・コンタド・リゼルヴァ 2013ガヴィオ 2015 カンティーネ デューヴァ
商品名ドン ルイジ リセルヴァネーラヴィーテ テッレサクレ イタリア モリーゼカタッボ ティンティリア・デル・モリーゼ 2013アリアーニコ・コンタド・リゼルヴァ 2013ガヴィオ 2015 カンティーネ デューヴァ
詳細アルコール度数 14 %
ボディー  フルボディ
原産国名 イタリア
メーカー名 稲葉
果実 %     赤ブレンド
ボディー  ミディアムボディ
原産国名 イタリア
果実 %     モンテプルチアーノ100%
アルコール度数 14.5 %
ボディー  フルボディ
原産国名 イタリア
果実 %     ティンティリア 100%
アルコール度数 13.5 %
原産国名 イタリア
メーカー名 Donguriano
果実 %     モスカート・レアーレ
ボディー  フルボディ
原産国名 イタリア
メーカー名 レストラン直営 『イタリア屋タニーチャ』
果実 %     カベルネ・ソーヴィニヨン100%
商品リンク詳細を見る詳細を見る詳細を見る詳細を見る詳細を見る

高品質なワインを手頃な価格帯で手に入れることができるモリーゼのワイン。

予算を5,000円程度まで上げればコスパに優れたワインを楽しめるので、自分へのご褒美に最適なワインを見つけてみましょう。

 

5位

ガヴィオ 2015 カンティーネ デューヴァ

詳細情報
ボディー  フルボディ
原産国名 イタリア
メーカー名 レストラン直営 『イタリア屋タニーチャ』
果実 %     カベルネ・ソーヴィニヨン100%

このワインの作り手カンティーネ デューヴァが造るワインは、コスパのよさが評価されイタリアの豪華客船のワインリストにも採用されているほど。

カベルネ・ソーヴィニョンを使用したこのワインは、骨格のある重厚な味わいを堪能できます。

このベリーの果実味と酸味のバランスが良く、しっかりとしたタンニンが余韻に残るワインです。

モリーゼ名物のカチョカヴァロにもよく合いますよ。

ブドウ品種DOC味わい
カベルネ・ソーヴィニョンフルボディ

 

香りブラックチェリー、イタリアンハーブ
酸味★★★★★
ボディ★★★★★
渋み★★★★★
佐々木
骨格のしっかりしたフルボディ好きの方にぜひ試していただきたい一本。余韻にかけての長さや、クリアな質感も申し分ありません。

4位

アリアーニコ・コンタド・リゼルヴァ 2013

詳細情報
アルコール度数 13.5 %
原産国名 イタリア
メーカー名 Donguriano
果実 %     モスカート・レアーレ

このワインは、モリーゼ州で1番有名な生産者であるディ・マーヨ・ノランテが造っています。

深みのあるルビー色とスミレのような香りの中に、チョコレートのようなスパイスの香りを感じることができます。

アリアニコ特有のなめらかな渋みは、肉の脂身と相性抜群です。

にんにくの効いたトマトソースとよく合うので、鶏肉や豚肉のトマトソース煮込みなどと一緒にぜひ。

ブドウ品種DOC味わい
アリアニコフルボディ

 

香りスミレ、クローブ
酸味★★★★★
ボディ★★★★★
渋み★★★★★
佐々木
イタリアを代表する品種で、コアなファンが多いアリアニコ100%の一品。力強いベリーの果実味に続く樽香が、味わいに深みをもたらしています。

3位

カタッボ ティンティリア・デル・モリーゼ 2013

詳細情報
アルコール度数 14.5 %
ボディー  フルボディ
原産国名 イタリア
果実 %     ティンティリア 100%

このワインを作っているワイナリーのカタッポは、海に近い畑で栽培されたティンティリアを使用して赤ワインを造っています。

濃いルビー色としっかりとしたタンニンを味わうことができるフルボディの赤ワイン。

プラムやチェリーの果実味と、黒こしょうのようなスパイス感のバランスが絶妙です。

モリーゼ州の固有品種であるティンティリアで、大切な記念日をお祝いしてはいかがでしょうか。

ブドウ品種DOC味わい
ティンティリアティンティリア・デル・モリーゼDOPフルボディ

 

香りブラックカラント、ローズマリー
酸味★★★★☆
ボディ★★★★★
渋み★★★★★
佐々木
骨格のしっかりとしたイタリアの赤ワインならではの一品。イタリア固有品種ならではの野性味やスパイス感が好きな方におすすめです。

2位

ネーラヴィーテ テッレサクレ イタリア モリーゼ

詳細情報
ボディー  ミディアムボディ
原産国名 イタリア
果実 %     モンテプルチアーノ100%

このワインは、2006年に創業を開始したワイナリーのテッレサクレが手がけています。

新しいワイナリーですが、モリーゼ州のワイン造りの伝統を尊重しつつ、丁寧な選果と環境への配慮をし続けた結果、モリーゼ州における有力な作り手に成長しました。

ブラックベリージャムのような香りと、ブドウ由来の果実味が口の中に広がります。

チーズを使用したパスタや、赤身肉の料理と合わせるとよいでしょう。

ブドウ品種DOC味わい
モンテプルチアーノDOCモリーゼミディアム

 

香りブルーベリー、トースト
酸味★★★★☆
ボディ★★★★☆
渋み★★★★☆
佐々木
力強いタイプのモンテプルチアーノが多い中、こちらは比較的エレガントなスタイルのもの。イタリアの幅広い料理とうまくマッチしてくれるでしょう。

1位

ドン ルイジ リセルヴァ

詳細情報
アルコール度数 14 %
ボディー  フルボディ
原産国名 イタリア
メーカー名 稲葉
果実 %     赤ブレンド

このワインを手がけるワイナリー ディ マーヨ ノランテが最も力を入れている一本です。

イタリアで最もポピュラーなワインガイド誌「ガンベロ ロッソ ヴィーニ ディタリア2015」で最高賞の3グラスを受賞しました。

モンテプルチアーノの古樹から採れるブドウを使用したワインで、ブラックベリーのような香りと、ブラックペッパーを思わせるスパイス感。

穏やかな酸味と、シルキーな質感を持つタンニンとのバンスが絶妙です。 このワインに合う料理は、赤身肉のローストやデミグラスソースを使った料理です。

また、モリーゼ州特産のカチョカヴァロとの相性も良いといわれています。

記念日やおもてなし用に選んでみてはいかがでしょうか。

ブドウ品種DOC味わい
モンテプルチアーノDOCモリーゼフルボディ

 

香りブラックカラント、ローズマリー
酸味★★★★★
ボディ★★★★★
渋み★★★★★
佐々木
古木ゆえの凝縮感に加え、樽熟成に由来するヴァニラやトースト、甘やかなスパイスのアロマが高級感を演出。フルボディ好きの方へ贈ると喜ばれること間違いないでしょう。

モリーゼの赤ワインに合わせる料理

最後にモリーゼ州の赤ワインに合わせる料理をご紹介します。

モリーゼの特産品である肉料理やチーズを中心にピックアップしました。

サルシッチャ

サルシッチャはイタリアでも有名な生のソーセージ。

ハーブやスパイスで味付けされたサルシッチャは、果実味豊かでスパイシーなモリーゼの赤ワインと相性抜群です。

サルシッチャと赤ワインの風味が絡まり合い、肉の脂身がワインの渋みをまろやかにしてくれます。

サルシッチャが手に入らない場合は、ソーセージもおすすめです。

ポルケッタ

ポルケッタはイタリアを代表する豚肉料理。

にんにくやハーブで風味付けした豚肉を、じっくりとローストした肉料理です。

肉汁溢れるジューシーな味わいは、赤ワインと最高の組み合わせとなります。

果実味豊かなタイプの赤ワインとぜひ一緒にどうぞ。

カチョカバロ

モリーゼ州の有名なチーズであるカチョカバロ。

ひょうたん型のユニークな見た目と、焼きチーズにして食べることができるのが特徴です。

フライパンで軽く炙った焦がしカチョカバロは、チーズの風味と旨味が凝縮され赤ワインと絶妙に合います

地元の名産品同士の組み合わせをぜひお試しください。

ラム肉のスパイス焼き

モリーゼ州の赤ワインは羊肉とよく合います。

羊肉とぜひ合わせていただきたいのが、モリーゼ州の土着品種であるティンティリアを使った赤ワイン。

ラム肉の独特な風味の脂身とスパイスの香りが、ティンティリアのスパイシーさとしっかりした渋みと絶妙に絡まり合います。

ラム肉はスパイスやハーブの香りをしっかり効かせたものがおすすめ。

モリーゼの赤ワインはカジュアルかつ高品質!

今回は、日本ではあまり知られていないモリーゼ州の赤ワインを紹介しましたが、興味を持っていただけたでしょうか?

これまで生産されるワインの多くは州内で消費されることが多く、なかなかお目にかかることができませんでしたが、徐々に州外での販売量が増加しつつあります。

ワインの産地としての知名度はまだ低めですが、高品質で手頃な価格帯のラインナップが豊富です。

ランキングを参考にモリーゼ州の赤ワインを手にとってみてはいかがでしょうか。

イタリアは各州で様々なワインが生産されていますので、ぜひ他の産地のワインもチェックしてみてください。

>>【ソムリエ監修】イタリアワインの特徴は?産地、品種、格付け、有名銘柄を解説!

>>【ソムリエ厳選】イタリアのおすすめ赤ワイン20選!特徴、種類、選び方のコツまで解説

>>【ソムリエ監修】イタリアのおすすめ白ワイン20選!特徴と選び方から解説

この記事をシェアしよう!
この記事のURLとタイトルをコピーする
   

関連記事

【ソムリエ厳選】イタリアのおすすめ赤ワイン20選!特徴、種類、選び方のコツまで解説

イタリアは、近年フランスを抑えて、ワイン生産量世界一! そんなイタリアの魅力は豊富なワインの種類ですが、ど

【ソムリエ監修】リグーリアの赤ワインおすすめ人気5選!選び方も紹介

リグーリアと聞いても地理的にピンとこない人も多いのではないでしょうか。 海に囲まれたリグーリア州は白ワイン

【ソムリエ監修】シチリアのおすすめ赤ワイン10選!産地の概要や選び方のコツまで解説!

イタリアは世界一のワイン生産国。その中でもシチリアはトップを争うワイン生産地です。 土着品種のネロ・ダーヴ

【ソムリエ監修】ラツィオ州のおすすめ赤ワイン10選!産地の特徴や選び方のコツも解説!

ラツィオは白ワインが有名ですが、土着品種を使用した個性的な赤ワインも多くあります。 今回は、ラツィオの赤ワ

【ソムリエ監修】プーリアの人気赤ワイン銘柄15選!産地特徴から味わい、選び方まで解説

昔、プーリアはワイン生産量が多いことから、「ヨーロッパの酒蔵」と呼ばれていました。 造られるワインは赤ワイ

【ソムリエ監修】ヴァッレ・ダオスタのおすすめ赤ワイン5選!産地の特徴や選び方も解説

ヴァッレ・ダオスタは、イタリアの中で最もマイナーなワイン産地。 ワイン生産量は少ないですが、山岳地帯ならで

【ソムリエ監修】トレンティーノ・アルト・アディジェのおすすめ赤10選!選び方のコツも解説!

イタリアの最北部のワイン産地であるトレンティーノ・アルト・アディジェ。 ドイツ、オーストリアの影響を受け、

【ソムリエ監修】イタリア・マルケ州のおすすめ人気赤ワイン10選!

イタリアの中でも安くて美味しい赤ワインが造られることで著名なマルケ。 海や山に囲まれ、豊かな山岳地帯を有す

【ソムリエ監修】ロンバルディア州のおすすめ赤15選!産地の特徴や選び方のコツも解説

ロンバルディアはイタリア北部の州で、アルプスの山々や大河ポーに挟まれています。 ブドウ栽培地域は一部の丘陵

【ソムリエ監修】エミリア・ロマーニャ州のおすすめ赤ワイン10選!産地の特徴や選び方も解説

エミリア・ロマーニャ州は、イタリアの中部にある2つの地方から成り立つ州です。 州都ボローニャにはヨーロッパ

赤ワインの選び方

特集記事

日本酒スキンケア用品ランキング6選!併せて楽しめる日本酒もご紹介!

人気おすすめの純米酒ランキング31選!選び方や美味しい飲み方も紹介

【ソムリエ厳選】おすすめの赤ワイン16選!選び方・飲み方も解説!

リキュールとは?種類から、おすすめのリキュール一覧、飲み方まで徹底解説!

【編集部厳選】おすすめの高級焼酎25選!人気のプレミアム焼酎を厳選!

TOP