【ソムリエ監修】サン・テミリオンのおすすめ赤ワイン10選!特徴、種類、選び方を解説

2019/02/19
おすすめ赤ワイン

フランス ボルドー地方のワイン産地の一つ、サン・テミリオンは高級赤ワイン産地として知られています。メルローやカベルネ・ソーヴィニヨン、カベルネ・フランといったブドウが栽培され、それらがブレンドされて造られたサン・テミリオンの赤ワインはバランスの良いフルボディワインになります。

今回はそんなサン・テミリオンの赤ワインについて、使用品種やその味わいをご紹介します。おすすめのワインも紹介しているので、ぜひ最後までご覧ください。

記事の監修者

杉浦 直樹

J.S.A認定ソムリエ

歌舞伎役者として人間国宝 中村雀右衛門に師事。15年ほど主に歌舞伎座に舞台出演。 その後銀座のクラブマネージャーを経て、J.S.A認定ソムリエ資格を取得。 現在は支配人兼ソムリエとして、ブルゴーニュとシャンパーニュの古酒を専門としたフレンチレストランを経営する。

サン・テミリオンの赤ワインの特徴

高級ワインの産地

サン・テミリオンはフランス ボルドー地方のワイン産地の一つで、赤ワインのAOCです。

ドルドーニュ川の右岸に位置するので、右岸地区とも言われ、同じボルドーの赤ワイン産地であるジロンド川左岸のメドックに並び高級ワインが生産されています。

品種はブレンド

サン・テミリオンのあるボルドー地方では、単一品種ではなく、複数品種をブレンドさせたワイン造りがされていてます。

メルローカベルネ・フランが主体となり、補助品種として、カベルネ・ソーヴィニヨンなどが使われます。

サン・テミリオンの格付け

サン・テミリオンの格付けは1954年に制定され、大変厳しいとも言われています。

メドックやそのほかの地区と異なる点は、格付けが生産者指導で行われている所です。

10年ごとに格付けの見直しが行われるのもサン・テミリオンならではの特徴です。現在まで1959年,1969年,1986年,1996年,2006年と2012年に改変されています。

サン・テミリオンの格付けは3つの階級に分かれています。

 

サン・テミリオンの格付け
・プルミエ・グランクリュ・クラッセA(第1特別級アー)
・プルミエ・グランクリュ・クラッセB(第1特別級ベー)
・グランクリュ・クラッセ(特別級)

 

サン・テミリオンの赤ワインの種類と選び方

格付けシャトーから選ぶ

AOCの格付けは品質の保証でもあります。
サン・テミリオンらしい品質の高い素晴らしいワインを選ぶなら、是非格付けされたワインから選んでみてください。

一番高い階級プルミエ・グランクリュ・クラッセAに登録されているワインは下記の4つです。

 

プルミエ・グランクリュ・クラッセA(第1特別級アー)
・Château Ausone(シャトー・オーゾンヌ)
・Château Cheval Blanc( シャトー・シュヴァルブラン)
・Château Angélus (シャトー・アンジェリュス)
・Château Pavie (シャトー・パヴィー)

 

プルミエ・グランクリュ・クラッセBに登録されたシャトーの数は14で、特に有名アイテムは下記です。

 

プルミエ・グランクリュ・クラッセB(第1特別級ベー)
・Château Beau-Séjour-Bécot(シャトー・ボーセジュール・ベコ)
・Château Valandraud(シャトー・ヴァランドロー)
・Château Figeac(シャトー・フィジャック)
・Clos Fourtet(クロ・フルテ)

 

そのほか、グランクリュ・クラッセには64のシャトーが登録されています。
※最新は2012年改変

上記より一階級下にサン・テミリオン グランクリュとつく優れたワインもあります。
そもそもサン・テミリオンのグランクリュに選ばれるのも非常に厳しい規定があります。

 

セカンドワイン(ラベル)から選ぶ

セカンドワインとは

セカンドワイン(ラベル)とは、ボルドーの有名シャトーでファーストワインとしてはほんの僅かだけ基準に満たなかったワインに、別の名前をつけてリリースしたワインを指します。

例えば、まだ樹齢の若い樹からのブドウ、僅かに品質に達していないと判断されてはじかれたブドウや樽のワインが、セカンドワインとして価格帯を下げて売り出されます。

 

セカンドワインの魅力

醸造の手法やシャトーこだわりなどそのまま表現されたワインが、リーズナブルに入手出来るということです。

またセカンドワインは、長期熟成が必要なファーストワインよりも比較的早いうちから愉しめるのも魅力です。
セカンドとは言え十分に高品質なワインに間違いはありません。

 

参考までにプルミエ・グランクリュ・クラッセAに登録されているワインのセカンドをご紹介します。

おすすめのセカンドラベル
・CHAPELLE D’Ausone シャトー・オーゾンヌのセカンド
・Le Petit Cheval シャトー・シュヴァルブランのセカンド
・Le Carillon D’Angerlus シャトー・アンジェリュスのセカンド
・Les Aromas de Pavie シャトー・パヴィーのセカンド

 

価格で選ぶ

サン・テミリオンは、ボルドー中でも高級なワインの生産地として知られています。
特に格付けされたワインで、ある程度熟成されたものは大変高価ですが、味わいは感動するほど素晴らしいものがあります。
セカンドワインであれば、6,000円程度から入手できるアイテムがあります。気になる格付けシャトーのセカンドから飲んでみるのもよいと思います。

さらに手頃なアイテムをという事でしたら、2,000円台から購入出来るサン・テミリオン衛生地区がオススメです。
衛生地区はサン・テミリオンのサブエリアで、更なる品質の向上が期待されています。

サン・テミリオンのおすすめ赤ワイン10選

日常使いにおすすめ!予算2,000円ベスト5

5位

デロー サンテミリオン

1,970円 (税込)

詳細情報
フランス、フルボディ

AOPサン・テミリオンの格付けの、フルボディ赤ワインです。ボルドーワインの中でもソフトでかつ厚みがあり、華やかな味わいで香り豊かな一本です。メルロー70%、カベルネ・フラン25%、カベルネ・ソーヴィニヨン5%でブレンドされています。

 

4位

シャトー・フォンガバン ピュイスガン・サンテミリオン

1,802円 (税込)

詳細情報
フランス、辛口/フルボディ、東亜商事

サン・テミリオン衛生地区のピュイスガン・サン・テミリオン産のワインです。2011年にエコセール認証を受けています。

メルロー90%、カベルネ・フラン10%でブレンドされていて、純度の高いベリーやチェリー系のアロマと、しっかりとしたタンニンや綺麗な酸味が、リッチな味わいを与えてくれます。

 

3位

シャトー ベルリエール

1,976円 (税込)

詳細情報
フランス、フルボディ

こちらも衛生地区のモンターニュ・サン・テミリオン産です。2005年はサン・テミリオン最高の当たり年と言われ、アヴォケイドのヴィンテージ・チャートで99点が付いた年です。

サン・テミリオンワインに似た優美な味わいが特徴で、リッチで若々しくパワフルな果実味が感じられます。メルロー70%、カベルネ・フラン20%、カベルネ・ソーヴィニヨン10%の比率でブレンドされています。

 

2位

ユニオン サンテミリオン

1,361円 (税込)

詳細情報
フランス、辛口/ミディアムボディ、ユニオン サンテミリオン ボルドー

サン・テミリオン生産者連合は、ジロンド初の生産者連合で、60近くのシャトーのブドウを醸造できる大規模な設備でのワイン造りは、安定した品質で優れたワインを生み出しています。

メルロー60%、カベルネ・フラン30%、カベルネ・ソーヴィニヨン10%でブレンドされているので、タンニンが優しくまろやかな口当たりです。赤系果実を思わせるアロマにフレッシュな味わいを感じられます。

 

1位

サンテミリオン・ローズヴィル

1,744円 (税込)

詳細情報
フランス、辛口/フルボディ、アサヒビール

由緒あるシュレーダー・エ・シーラー社は、ネゴシアンとして最古の歴史を持ち、その品質を維持するためにあくまでも伝統的技術を用いて醸造されています。

納得のいく味わいに仕上げた上で瓶詰めされる、素晴らしい品質のワインです。

「バラの街」と名付けられたこのワインは、その名にふさわしくバラとベリー系のアロマを持つエレガントで重厚な味わいのワインです。肉料理やキノコ料理と一緒に頂きたい一本です。

 

~2,000円のサン・テミリオン赤ワイン比較表

商品画像サンテミリオン・ローズヴィルユニオン サンテミリオンシャトー ベルリエールシャトー・フォンガバン ピュイスガン・サンテミリオンデロー サンテミリオン
商品名サンテミリオン・ローズヴィルユニオン サンテミリオンシャトー ベルリエールシャトー・フォンガバン ピュイスガン・サンテミリオンデロー サンテミリオン
価格1,744円(税込)1,361円(税込)1,976円(税込)1,802円(税込)1,970円(税込)
詳細フランス、辛口/フルボディ、アサヒビールフランス、辛口/ミディアムボディ、ユニオン サンテミリオン ボルドーフランス、フルボディフランス、辛口/フルボディ、東亜商事フランス、フルボディ
商品リンク詳細を見る詳細を見る詳細を見る詳細を見る詳細を見る

週末や来客などがある日に!2,000円〜5,000円

5位

プライベート リザーヴ サンテミリオン

3,456円 (税込)

詳細情報
フランス、ドメーヌ・バロン・ド・ロートシルト

全ボルドーの頂点と言われる5つの第1級格付けシャトーの中でも揺るぎない地位を獲得しているシャトー ラフィット ロートシルト。

そのラフィットグループを率いるエリック男爵が、日常的に楽しめるワインを特別に作り、親しい人にプレゼントした「男爵の秘蔵ワイン」=プライベート リザーヴがこのワインです。

若いうちでも、数年経っても楽しめるスタイルのワインで、エキゾチックな森やココアパウダーのような複雑なアロマを持ちます。

 

4位

バルトン&ゲスティエ サンテミリオン

2,916円 (税込)

詳細情報
フランス、辛口/フルボディ、サントリー

バルトン&ゲスティエ社は1725年創業の歴史あるネゴシアンで、フランス各地の生産者とのパートナーシップのもと、高品質で安定したワイン造りを行なっています。

このワインは、イチゴジャムのような熟した果物のアロマが感じられる、サン・テミリオンのワインらしい力強い味わいです。

 

3位

シャトー オー プランティ

4,190円 (税込)

詳細情報
フランス、辛口

このワインは、シャトー・リフというワインのセカンドラベルにあたります。オフヴィンテージといい、ブドウの出来が良くなかった年のものですが、セカンドラベルといっても慎重に選別されたワインです。

メルロー70%、カベルネ・フラン25%、カベルネ・ソーヴィニヨン5%の割合でブレンドされ、エレガントなアロマになめらかだがどこか無骨なタンニンを持つ、カベルネ・フランらしいワインに仕上がっています。

 

2位

カルベ サンテミリオン

2,646円 (税込)

詳細情報
フランス、辛口/フルボディ、サントリー

伝統のボルドーワインの味わいを気軽に楽しめる一本です。メルローとカベルネ・フランの優しい風味が前面に出ていて、程よいコクとデリケートな味わいです。フランボワーズのような赤系果実のアロマと、ソフトな口当たりが特徴的です。

 

1位

シャトー・ルシア

5,594円 (税込)

詳細情報
フランス、コク辛口/フルボディ、シャトー・ルシア

最先端のサン・テミリオンワインとして注目を集めたワインです。

数々のシンデレラワインを手がけたカリスマ・コンサルタントのステファン・ドゥルノンクール氏が尽力し、素晴らしいワインに生まれ変わったと言われています。格付けはサン・テミリオン特級で、パーカーポイントを最高で91点獲得しています。

シャトー・ルシアは実体感がありながら雑味のない軽やかな空気感を持つワインです。それまでの、重くしっかりとしたサン・テミリオンワインとの違いが特徴的です。甘いベリー系果実や薫香のアロマに、なめらかでかつ肉厚な味わいです。

2,000~5,000円のサン・テミリオン赤ワイン比較表

商品画像シャトー・ルシアカルベ サンテミリオンシャトー オー プランティバルトン&ゲスティエ サンテミリオンプライベート リザーヴ サンテミリオン
商品名シャトー・ルシアカルベ サンテミリオンシャトー オー プランティバルトン&ゲスティエ サンテミリオンプライベート リザーヴ サンテミリオン
価格5,594円(税込)2,646円(税込)4,190円(税込)2,916円(税込)3,456円(税込)
詳細フランス、コク辛口/フルボディ、シャトー・ルシアフランス、辛口/フルボディ、サントリーフランス、辛口フランス、辛口/フルボディ、サントリーフランス、ドメーヌ・バロン・ド・ロートシルト
商品リンク詳細を見る詳細を見る詳細を見る詳細を見る詳細を見る

まとめ

いかがだったでしょうか?今回ご紹介したサン・テミリオンでは、メルローを主体にボルドーブレンドのワインが生み出されています。数多くのシャトーがあるので、それぞれのシャトーが使うブドウや畑、ブレンドの割合の違いなどで個性のあるワイン造りをしています。

格式ある産地なので、高価なワインが多いですが、衛星地区のワインは手頃な値段でサン・テミリオンの味わいを楽しむことができます。ぜひ一度、サン・テミリオンの赤ワインを飲んで見てはいかがでしょうか。

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