【ソムリエ監修】カリニャンの赤ワインおすすめワイン10選!選び方のコツも解説

2018/10/17
おすすめ赤ワイン

みなさんはカリニャンをご存知でしょうか? ピノ・ノワールと同じくワイン造りに使用されるブドウの一種です。

しかしどういった特徴があり、どう選べばいいのかわからないという方もいらっしゃることでしょう。

今回は、カリニャンの特徴や選び方のコツ、厳選おすすめワインをご紹介します!


記事の監修者

杉浦 直樹

J.S.A認定ソムリエ

歌舞伎役者として人間国宝 中村雀右衛門に師事。15年ほど主に歌舞伎座に舞台出演。 その後銀座のクラブマネージャーを経て、J.S.A認定ソムリエ資格を取得。 現在は支配人兼ソムリエとして、ブルゴーニュとシャンパーニュの古酒を専門としたフレンチレストランを経営する。

カリニャンとは


ソース

カリニャンはもともとスペイン北東部アラゴン州で生まれた品種です。12世紀にフランス南部に伝わりました。

繁殖力が高く、温暖で乾燥した気候のもとで育ちます。砂漠でも育てられるほどのたくましさです。それゆえ、スペインや南フランスだけでなくアメリカやチリなど世界中で生産されています。畑1ヘクタール分のカリニャンで約20,000リットルのワインを作ることができます。

「カリニェナ」「マスエロ」「ボバレ・グランデ」「サムソー」などの別名があります。

 

カリニャンの特徴

カリニャンの外観は濃いルビー色です。香りはスパイシーで皮革に似たニュアンスですが、あまり強くはありません。味わいは豊かなベリーと強めの酸味の後にカカオのようなざらついた渋みが残ります。アルコール度は12~15%です。

他の品種とブレンドされることが多く、スパイシーな香りや重たい渋みを加えるのに役立っています。しかしながら、ブレンドワインの消費量は世界的に減少傾向で、カリニャンの生産面積も年々縮小しつつあります。

 

ソムリエおすすめ!カリニャンの赤ワイン選び方

カリニャンの選び方として、「産地で選ぶ」方法と「予算で選ぶ」方法があります。

 

産地で選ぶ

カリニャンはさまざまな地域で栽培されており、生産地によって異なる特徴が表れます。自分に合っていそうな特徴のものを選んでいけば、好みのワインを見つけやすいです。

 

南仏 ラングドック・ルーション

 

世界一の広大さを誇るワインの生産地です。その広大さを活かして、甘口から辛口まで、あるいは軽いものから濃厚なものまで、バリエーション豊かなワインが造られています。

メインで造られているのがデイリーワインとして好まれる赤ワインで、カリニャンは甘口のワインに使用されています。

 

南仏 プロヴァンス

地中海沿岸でワインが造られている、歴史のある生産地です。地中海性気候はカリニャンにとって理想的な環境と言えます。

プロヴァンスのカリニャンは、高級感と深みのある味わいの熟成タイプが多く造られています。

 

南仏 コート・デュ・ローヌ

こちらも温暖な気候の地域です。完熟したブドウで造られるワインは果実味が豊かでボリューム感があると言われています。

品質の割に価格も手頃で、デイリーワインとしては申し分ない飲みごたえと言えます。

>>コート・デュ・ローヌのおすすめ赤ワインはコチラ

アメリカ

ヨーロッパ以外の国でも上質なワインが造られています。こうした国々を「ニューワールド」と呼びますが、アメリカはその筆頭と言っても過言ではないでしょう。

その中でカリフォルニアは生産量の約9割を占めています。その安定的に温暖な気候で育つブドウから造られるワインは糖度が高く酸味の少ない、重厚な味わいであると言われています。

カリニャンが使用されているワインは安価なものが多いので、デイリーワインとして適しています。

>>アメリカのおすすめ赤ワインはコチラ

 

チリ

日本で最も輸入量が多い、ワイン生産国です。「VIGNO(ヴィーニョ)」というプロジェクトによって、それまでチリでは軽視されていたカリニャンが見直され、カリニャンのポテンシャルを引き出そうという動きが活発になっています。

VIGNOのワイン造りにおいては、カリニャンを65%以上使用することが義務付けられているため、チリワインにはカリニャンの味わいを楽しめるものが多くなっています。

>>チリのおすすめ赤ワインはコチラ

 

予算で選ぶ

カリニャンワインは比較的安価なものが多く、中には1,000円以下のものもあります。その購入のしやすさゆえに、カジュアルに楽しめるワインであると言えます。

 

ソムリエ厳選 カリニャンの赤ワインおすすめ10選

本記事では、2,000円未満と2,000円以上のグループに分け、それぞれ5点ずつおすすめワインをご紹介していきます。

 

予算2,000円未満

まずはお手頃価格で購入できるワインからご紹介します。カリニャンワインを試してみたいという方におすすめです。

 

第5位

インドミタ グランレセルバ カリニャン

977円 (税込)

詳細情報
度数:14 %
味わい:フルボディ
産地:チリ、マウレヴァレー
品種:カリニャン85%、カベルネ・ソーヴィニヨン15%

チリ産の赤ワインです。カリニャンを85%使用しており、カリニャン特有の味わいが楽しめます。

深みのある色が特徴で、濃厚でコクのあるフルボディの辛口ワインです。アルコールの強いワインが好きな人におすすめです。

 

第4位

クロード・ヴァル

888円 (税込)

詳細情報
味わい:ミディアムボディ
産地:フランス、ラングドック&ルーシヨン
品種:グルナッシュ50%、カリニャン25%、シラー15%、メルロー10%

ラングドック・ルーション産で、カリニャンを25%使用しています。ミディアムボディなので、ほどよい濃さのワインを楽しみたい方に適しており、いろいろな料理に合わせられるのも魅力です。フルーティーなアロマと果実味、軽快なアタックはカジュアルにワインを味わいたい人におすすめです。

フランス産のワインとしては手を出しやすい価格といえます。「赤ワイン選びで迷ったらこれ」とまで言われるほど、はずれのないワインです。

 

第3位

シャトー・モルナグ

1,300円 (税込)

詳細情報
味わい:ミディアムフルボディ
産地:チュニジア、モルナグ
品種:カリニャン、グルナッシュ、ムルヴェードル

アフリカはチュニジア産のカリニャンワインです。やや重厚で骨格のある味わいが特徴です。

カリニャンをグルナッシュ、ムールヴェードル、シラーの3種類のブドウとブレンドしており、豊かな果実の味が楽しめます。洋食のみならず、和食やエスニック料理とさまざまな料理に合うので、「ワインに合わせてメニューを考えるのが面倒」という人におすすめです。

普段の食事からパーティーまで幅広いシーンで飲めるワインです。

 

第2位

ル タン デ ジタン カリニャン

1,338円 (税込)

詳細情報
度数:13.5 %
産地:フランス、ラングドック・ルーション
品種:古樹カリニャン100%

ラングドック・ルーション産のオーガニックワインです。ユーロリーフ、エコセールといった有機製品の認証団体からも認められています。

カリニャンを100%使用しており、スミレの花に似た爽やかなアロマと少ない酸味、ほどよい果実の甘さと旨味が特徴です。ソースなどで濃い目に味付けされた料理にマッチします。

ユーモラスなデザインのボトルが親近感を抱かせます。

 

第1位

ラ・クロワザード レゼルヴ カリニャン ヴィエイユ・ヴィーニュ

950円 (税込)

詳細情報
度数:13 %
味わい:ミディアムボディ
産地:フランス、ラングドック・ルーション
品種:カリニャン

2,000円未満の価格帯で最もおすすめしたいのが、ラングドック・ルーション生まれの「ラ・クロワザード レゼルヴ カリニャン」です。中程度のコクと濃さのミディアムボディと辛口の味わいは、ステーキなどの肉料理にマッチします。

フレンチオークチップを加えて熟成したことによりバニラのアロマが感じられ、それがアクセントとなっています。複雑な味わいを楽しみたい人におすすめしたい1本です。

2,000円未満のカリニャンの赤ワイン比較表

商品画像ラ・クロワザード レゼルヴ カリニャン ヴィエイユ・ヴィーニュ ル タン デ ジタン カリニャンシャトー・モルナグクロード・ヴァルインドミタ グランレセルバ カリニャン
商品名ラ・クロワザード レゼルヴ カリニャン ヴィエイユ・ヴィーニュル タン デ ジタン カリニャンシャトー・モルナグクロード・ヴァルインドミタ グランレセルバ カリニャン
価格950円(税込)1,338円(税込)1,300円(税込)888円(税込)977円(税込)
詳細度数:13 %
味わい:ミディアムボディ
産地:フランス、ラングドック・ルーション
品種:カリニャン
度数:13.5 %
産地:フランス、ラングドック・ルーション
品種:古樹カリニャン100%
味わい:ミディアムフルボディ
産地:チュニジア、モルナグ
品種:カリニャン、グルナッシュ、ムルヴェードル
味わい:ミディアムボディ
産地:フランス、ラングドック&ルーシヨン
品種:グルナッシュ50%、カリニャン25%、シラー15%、メルロー10%
度数:14 %
味わい:フルボディ
産地:チリ、マウレヴァレー
品種:カリニャン85%、カベルネ・ソーヴィニヨン15%
商品リンク詳細を見る詳細を見る詳細を見る詳細を見る詳細を見る

 

予算2,000円以上

続いて、カリニャンワインの中では高い価格帯のワインのおすすめ5点のご紹介です。日常的の飲むのに適していますし、特別な日の1本としても遜色ないものばかりです。

 

第5位

ポピュリス・カリニャン

3,640円 (税込)

詳細情報
味わい:ミディアムボディ
産地:アメリカ、カリフォルニア
品種:カリニャン

カリフォルニア生まれのカリニャン100%赤ワインです。

カリニャンは有機栽培で育ったものを使用しており、ラズベリーのようなアロマが特徴です。カリニャン本来の味わいを楽しみたい人におすすめです。

 

第4位

ラ グート デュ メートル

2,815円 (税込)

詳細情報
味わい:ミディアムライト
産地:フランス、コート・デュ・ローヌ
品種:グルナッシュ、カリニャン、サンソー

コート・デュ・ローヌで造られるオーガニックワインです。カリニャンは30%使用されています。熟成の度合いが感じられるガーネット色と赤色果実の香り、フレッシュな果実の味わい、そして柔らかなアタックが特徴です。

辛口なミディアムボディは、洋食・和食を問わずさまざまな料理に合わせられるので、日常的に楽しめるワインと言えます。

 

 

第3位

ペリエール コステル ド ニーム

1,749円 (税込)

詳細情報
度数:13 %
味わい:フルボディ
産地:フランス、プロヴァンス
品種:カリニャン25%、シラー25%、グルナッシュ25%、ムールヴェドル25%

プロヴァンスで造られるフルボディのワインです。独自の農法で凝縮された果実の味と旨味が特徴です。ボディのふくよかさは優雅さを感じさせます。

ステーキなどの肉料理に合わせて楽しみたい人におすすめです。

コストパフォーマンスも良好です。

 

第2位

コート・デュ・ローヌ ヴィラージュ

2,116円 (税込)

詳細情報
度数:15 %
味わい:フルボディ
産地:フランス、ローヌ
品種:シラー、ムールヴェードル、サンソ―、カリニャン

コート・デュ・ローヌ産の赤ワインです。

透明感のない外見が濃厚さを感じさせ、カリニャンのスパイシーさも楽しめる飲みごたえのある1本です。タンニンがしっかりとしながらも、しなやかさも併せ持っています。

肉料理や魚料理と合わせると、相性の良さを発揮します。

「5,000円以上でもおかしくない」という声もあり、コストパフォーマンスの優秀さを伺わせます。

 

第1位

サンタ カロリーナ スペシャリティーズ カリニャン

1,671円 (税込)

詳細情報
度数:15 %
味わい:フルボディ
産地:チリ
品種:カリニャン

堂々の第1位は、チリ産の「サンタ カロリーナ スペシャリティーズ カリニャン」です。カリニャンを100%使用している、フルボディの力強いワインです。

ほどよい酸味と渋味、そしてブルーベリーやブラックベリーのような黒色果実の香りと豊かな旨味が感じられます。飲んだ後に長く続く余韻も、このワインの特徴と言えます。

デイリーワインとしてもパーティー用ワインとしてもおすすめできる1本です。

2,000円以上のカリニャンの赤ワイン比較表

商品画像サンタ カロリーナ スペシャリティーズ カリニャンコート・デュ・ローヌ ヴィラージュペリエール コステル ド ニームラ グート デュ メートルポピュリス・カリニャン
商品名サンタ カロリーナ スペシャリティーズ カリニャンコート・デュ・ローヌ ヴィラージュペリエール コステル ド ニームラ グート デュ メートルポピュリス・カリニャン
価格1,671円(税込)2,116円(税込)1,749円(税込)2,815円(税込)3,640円(税込)
詳細度数:15 %
味わい:フルボディ
産地:チリ
品種:カリニャン
度数:15 %
味わい:フルボディ
産地:フランス、ローヌ
品種:シラー、ムールヴェードル、サンソ―、カリニャン
度数:13 %
味わい:フルボディ
産地:フランス、プロヴァンス
品種:カリニャン25%、シラー25%、グルナッシュ25%、ムールヴェドル25%
味わい:ミディアムライト
産地:フランス、コート・デュ・ローヌ
品種:グルナッシュ、カリニャン、サンソー
味わい:ミディアムボディ
産地:アメリカ、カリフォルニア
品種:カリニャン
商品リンク詳細を見る詳細を見る詳細を見る詳細を見る詳細を見る

 

カリニャンの赤ワイン まとめ

カリニャンはさまざまな地域で栽培されています。地域ごとの特色が反映され、バリエーション豊かな品質です。

全体的に無理なく買える価格のものばかりなので、本記事でご紹介した10点以外もどんどんチャレンジしてみてください。

他の赤ワイン品種も知りたい方はこちらをどうぞ。

>>赤ワインのぶどう品種一覧

     

関連記事

【ソムリエ監修】ロマネコンティで有名!ピノ・ノワールの特徴、おすすめの赤ワインを紹介

ピノ・ノワールは赤ワインに使用される代表格のブドウ品種のひとつです。 入手が簡単でワインとしての評価も高いピノ・ノワ

【ソムリエ監修】アリアニコの赤ワインおすすめ10選!選び方のコツも解説

みなさんアリアニコをご存知ですか? 南イタリアを代表とするワイン品種の一つであり、最も歴史あるブドウとして知られて

【ソムリエ監修】テンプラニーリョの特徴、おすすめの赤ワイン10選を紹介

テンプラニーリョといえばスペインの代表的な赤ワイン用ブドウ品種ですが、皆さん飲んだことはありますか? テンプラニー

【ソムリエ監修】ムールヴェードルのおすすめ赤ワイン15選!選び方のコツも解説!

ソース 「ムールヴェードル(Mourvèdre)」は赤ワイン用のブドウの品種です。マタロ(Mataró)やモナストレル

【ソムリエ監修】旧世界と新世界で違った個性!シラーの特徴とおすすめの赤ワイン15選!

ソース 色が濃くて「スパイシー」なワインとして知られているシラー。オーストラリアやその他ニューワールドでは「シラーズ」

【ソムリエ監修】全世界の9割をアルゼンチンで栽培!?マルベックの特徴とおすすめ赤ワイン15選を紹介!

マルベックといえばアルゼンチンの赤ワインを代表する品種です。 「黒ワイン」とも呼ばれ、しっかりとしたタンニンとたっ

【ソムリエ監修】サンジョヴェーゼの赤ワインおすすめ15選!選び方のコツも解説!

ソース サンジョヴェーゼは、イタリアのトスカーナワインの主体となる赤ワイン用ぶどう品種です。 産地によってさまざま

【ソムリエ監修】グルナッシュおすすめ赤ワイン10選!選び方のコツも解説

  ソース スペインやフランス南部のワインでおなじみのグルナッシュ。フルーティーで飲みやすい赤ワインに

【ソムリエ監修】黒ブドウの王様!カベルネ・ソーヴィニヨンの特徴、おすすめの赤ワイン15選を紹介

カベルネ・ソーヴィニヨン(Cabernet Sauvignon)といえば「黒ブドウの王様」と呼ばわれ、世界中で人気の

【ソムリエ厳選】ガメイの赤ワインおすすめ15選!選び方のコツも解説

ソース ボジョレー・ヌーヴォーでよく知られる、ボジョレーのワインに使われているのが、ガメイという品種。フルーティーで

赤ワインの選び方

 

TOP


特集記事

【ワインエキスパート執筆】オレンジワインとは?特徴とおすすめ10選まで紹介

【ソムリエセレクト】おすすめのワイングラス15選!種類とブランドも紹介

【濃厚な甘口ワイン】アイスワインをソムリエが解説!美味しい飲み方、おすすめワインを紹介

【ソムリエ厳選】相性抜群! チーズに合うおすすめワイン14選

貴腐ワインって?美味しい飲み方、おすすめの貴腐ワインをソムリエが紹介