ワインの持ち込みサービス(BYO)とは?気になるメリットや注意点、マナーをご紹介!

2023/04/30
ワイン

皆さんは、レストランなどの飲食店に自分でワインを持ち込んで食事と一緒に楽しむ、ワイン持ち込みサービス「BYO」というのをご存知でしょうか?

「聞いたことはあるけど詳しく知らない」「料金とか色々マナーもありそうで気が引ける」など、少し抵抗がある方も多いかと思います。

しかし、ワイン持ち込みサービスBYOについて少しでも知っておくと、今後のワインライフがより豊かになること間違いなし。

最近ではこのワイン持ち込みサービスBYOを代行するサービスや、ワイン持ち込みサービスBYOができる飲食店を手軽に検索できるアプリなど、魅力的なサービスも増えてきています。

まずはワイン持ち込みサービスBYOの概要、次にメリットから注意点、最後には知っておくとタメになるマナーまで解説していますので、ぜひ最後までご覧ください。

ワインの持ち込みサービス(BYO)とは?

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ワインの持ち込みとは文字通り、レストランやビストロといった飲食店において、自分で持ち込んだワインを飲めるサービスのことです。

海外ではBYO(ビーワイオー)と呼ばれてスタンダードなサービスとなっていますが、近年は日本国内でも徐々に浸透してきています。

BYOの意味と由来

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「BYO(ビーワイオー)」とは、「Bring Your Own(自分で持ち込む)」の略語。

このサービスでは、お客さんが自分でワインを持ち込んで、レストランやバーなどの飲食店でそのワインを楽しめるようになっています。

当サービスが発祥したのは、なんとオーストラリア。

まさかの意外な国に、「ワインの本場フランスかと思ってた!」「なんでオーストラリア?」と思われる方も多いのではないでしょうか。

きっかけは色々と諸説ありですが、最も有力とされているのが1960〜70年代のオーストラリアでは「飲食店の酒類提供のライセンス審査が厳格だったこと」が要因とされています。

ライセンスを取るのが面倒だからお客さん自身で好きなお酒持ってきて飲んでいいよ!という、当時の人々の様子が目に浮かびますね。

BYOが普及した背景

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こうしたBYOが普及した背景には、様々な要因が考えられます。

まず、飲食店側からすると自分達のワインが出にくくなるデメリットはあれど、BYOを提供することでユーザーの選択肢が増え、結果的に来店しやすくなることを意図しているでしょう。

また、その際にBYOコースなどといって料理とのペアリングを提供するなど工夫をすることで、消費者の深いニーズまで満たしているレストランも増えています。

消費者側への普及理由は非常にシンプル。

小売価格で購入したワインを持ち込むことで、レストランで頼むよりも料金を抑えることができる金銭的な面が最大の理由でしょう。

BYOのメリット

【メリットその1】割安で楽しめる

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BYOの一番のメリットと言っても過言ではないのが、レストランでボトルを注文するよりも割安で楽しめることです。

当然の話ではありますが、飲食店でワインボトルを頼む場合、一般の小売価格の2〜3倍の価格設定になっています。

例えば、レストランで飲むと10,000円する小売価格4,000円のワインで考えてみましょう。

持ち込み料の平均である2,000円を込みしても、4,000円お得にボトルワインが飲めてしまいます。

ここにお店の雰囲気や料理とのマリアージュといった、付加価値も考えると4,000円以上の価値があるといえるでしょう。

【メリットその2】特別な体験ができる

大切な人との記念日や何かのお祝い事に合わせて特定のワインを開けたいと考えたときに、BYOは大変重宝します。

記念日のヴィンテージワインを事前にショップで購入しておき、それを高級レストランにてプロの料理とサービスのもと味わうという、非日常的な体験ができます。

また、誰かにとって記念となるワインがなくとも、自宅のセラーに寝かせてあったワインを食事と一緒に楽しみたいという時にもおすすめ。

ソムリエからのアドバイスをもらいつつ、料理とのマリアージュが手軽に楽しめるのも非常に魅力的です。

BYOの注意点やデメリット

【注意その1】持ち込み料がかかる

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デメリットと言うと語弊がありますが、持ち込み料がかかってしまうことは必ずおさえておきましょう。

飲食店側も無料で持ち込ませては利益がないため、抜栓代・サービス料を含めた「持ち込み料」というものを設定しています。

持ち込み料の相場としては、ワイン1本あたり1,000円〜6,000円。

手頃なワインバーやレストラン、ビストロでは1,000円〜3,000円、高級レストランでは4,000円〜6,000円という認識で大丈夫でしょう。

【注意その2】お店によってサービスに差がある

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これは先ほどの持ち込み料に通ずる話で、お店によってサービスの差が異なることに注意しましょう。

大切な人と記念日を祝うため、せっかく数万円もするワインを持ち込んだにも関わらず、グラスが安っぽいものやデキャンタなどの配慮もない所では元も子もありません。

このような事態を避けるにも、持参するワインの格に応じてお店や持ち込み料を検討するのがおすすめです。

また、こうしたBYOの注意点も考慮した上で、次に紹介するBYOサービスを利用する人も近年増えています。

必見!おすすめBYO(ワイン持ち込み)サービス3選

1位 Nomulier(ノムリエ)

先ほどの挙げた持ち込みの際の注意点やデメリットが気になる方は、ワイン持ち込み代行サービスを利用するのも一つの手。

そこでおすすめなのが、国内初の持ち込み代行サービスである「Nomulier 〜ノムリエ〜です。

利用方法はとてもシンプルで、事前にワインを持ち込むお店とワインの銘柄をHPにて記入するだけ。

すると予約の日時にて、指定のワインがお店に届くようになっています。

お店に持ち込む手間もかからない上、ノムリエ厳選店にて美食とのマリアージュも楽しめてしまうという、

画期的なサービスとなっています。

また、当Webメディア“SAKECOMI”のクーポンコードを記載すると今なら、「抜栓料2000円分をポイントバック」もあるようです。

ノムリエを使ってみる

Nomulier(ノムリエ)

■企業名:キーソリューションズ株式会社
■住所:〒541-0059 大阪府大阪市中央区博労町二丁目6番7-301A
■電話番号:06-4708-7874(受付時間 10:00-17:00 ※定休日を除く)
■メール:customer@nomulier.jp
■HP:https://nomulier.jp/

2位 wine@

wine@は、恵比寿に実店舗を構える体験型ワインショップ。

近代的な「ワイン診断」を取り入れ、あなたの好みに合ったワインを店舗で紹介してくれることで、ワイン初心者に今大人気のお店です。

そんなwine@が手がけているのが、BYO可能店舗の検索サービス。

都内のBYOが出来るレストランを網羅的に検索でき、さらにはwine@オンライショップ上で購入したワインを予約店に直送できるサービスも提供しています。

これだと当日に持ち寄る手間も省けるため、大変便利ですよね。

3位 Winomy (ワイノミ)

Winomyとは、阪急百貨店が運営するBYO可能店が検索できるグルメサイト。

検索範囲は東京都内をはじめ、横浜、埼玉、大阪、福岡など、全国各地の人気BYO可能レストランをおさえています。

また、Winomyの最大の魅力と言っても過言ではないのが、その多彩な特集記事。

「ワイン会ができるおすすめ店」「持ち込み料がリーズナブルな店」「接待・会食におすすめな日本食店」「完全個室のおすすめ店」など、網羅的に高評価のレストランが紹介されています。

ワインを持ち込みつつ、美味しいレストランで食事を行いたい方は、ぜひご参考あれ。

BYOサービスを提供するお店の見つけ方

ワイン持ち込み代行サービスもいいけど、今自宅にあるワインを持ち寄れるお店を見つけたいという方も多いはず。

その際まずは、BYOサービスを提供しているお店かどうかを事前にチェックしておく必要があります。

ここでは大きく2つの方法について紹介していきます。

【方法その1】食事をしたいお店に直接問い合わせる

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電話で直接問い合わせるのが最も確実な方法でしょう。

また、この際に忘れず聞いておきたいポイントは「1本あたりの持ち込み料」と「持ち込みにあたっての注意点」。

お店によっては、「グラスは一人1脚のみ」「ワンドリンクオーダー」「サービス料は別途」という条件付きの場合もあるため、必ずBYOの確認と重ねてご確認ください。

【方法その2】BYO可能店舗の検索サービスを利用する

Free Iphone Smartphone photo and picture

筆者も持ち込みの際によく使っているのが、BYO店舗の検索サービス。

先ほど紹介した、Winomy(ワイノミ)」と「wine@がこれにあたります。

BYOが出来る飲食店をエリアごとや最寄駅、料理のジャンル別に検索することができるため、用途別に幅広い利用が可能です。

知ってると通なBYOにおける”大人の教養”

ここまでの解説で、皆さんもワインの持ち込み(BYO)の意味やメリット、注意点、サービスの利用方法への理解が一段と深まったのではないでしょうか。

そこで最後にご紹介したいのが、世の男性陣は必読の、知ってるとワンランク上の大人な男性に見られる”BYOマナー”です。

意中の人や恋人、奥さんとのデートの際にこのマナーさえ実践できれば、あなたの紳士さに、彼女のみならずお店のスタッフまで惚れ惚れしてしまうことでしょう。

それでは解説してきます。

【マナーその1】持ち込みの旨を事前にお店側に伝える

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まず大切なのは、ワインを持ち込む旨をお店側に事前に伝えること。

その際に伝える内容としては基本的に、何本持ち寄るかという「ワインの本数」だけで大丈夫です。

ただ、ワイン会のような大人数での持参や接待といった際には、あらかじめ人数やワインの種類(赤、白、泡…)まで伝えてあげるとお店側としても助かるでしょう。

【マナーその2】出来ればワインは事前にお店に預ける

特に高級ワインや年代物のワインを飲む際に、ぜひ実践していただきたいマナーがこちら。

こうしたワインは長期の熟成によって澱と呼ばれる沈殿物が多く出てきており、少しの振動で舞ってしまうため、数日かけてボトルを静止しておく必要があります。

振動を避けつつ当日に持参するのは困難ですので、出来れば事前預けをしたい旨を先ほどの【マナーその1】の際に確認しておきましょう。

また、これは筆者の肌感ですが、事前預けが可能なお店はワインの取り扱いに関して信頼がおけるお店だと思っています。

お店側も事前に銘柄を把握できますし、提供方法などもイメージできるため、高級ワインや年代物に関わらず可能な限り事前預けをおすすめします。

【マナーその3】ある程度の格を備えたワインを持ち込む

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筆者が思う”ある程度の格”というのは、「価格」「品質」のこと。

そして、一番やってはいけないのがお金を渋って安上がり目的で安価なワインを大量に持ち込むことです。

確かに持ち込んだ方がお店でボトルを頼むよりもはるかに割安ですが、そもそも”サービス”とはそういうもの。

安上がりを主の目的にしてしまっては、そもそも外食をするなという話になってしまいます。

後に紹介する【マナー5】のためにも、ここでは「わざわざ持ち込んでまで飲みたいワイン」を持っていくようにしましょう。

【マナーその4】お店のドリンクも注文する

ここからは実際に、来店してからのマナーになります。

来店してすぐに持参したワインで乾杯!もいいですが、まずはお店のリストに目を通してみましょう。

乾杯ビールやスパークリング、自家製サングリアなど、お店のメニューも頼んであげると喜ばれるに違いありません。

「まずはおすすめのスパークリングワインをグラスで2つ下さい。その後に今日持ってきたこのワインの提供をお願いします。」

このように頼むと、お店側の対応もスムーズに行われるのでおすすめです。

【マナーその5】スタッフ試飲用に1杯弱残しておく

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今回ご紹介したマナーの中で、最も”通な”マナーがこちら。

対応してくれたスタッフの方に向けて、「残り少ないですが、もし良ければぜひ頂いてくださいね」と一言添えてあげてください。

きっと一緒に食事している相手の方も、スタッフの方も、あなたのジェントルマンさに魅了されるはず。

ただし、これはあくまでもマナーの一つであり、余裕のある紳士的な人のように見せられる一種のコツのようなものです。

義務でもなければ、残さなかったからと言ってマナーの悪い客として判断されるわけではないためご安心ください。

まとめ

今回は、ワイン持ち込みサービス(BYO)についてご紹介しました。

BYOとは、レストランなどの飲食店にワインを持ち込んで楽しむこと。

BYOを利用するメリットとして、自分の好きなワインをプロの料理とサービスのもと味わえることや、

お店でボトルを頼むより割安で楽しめることが挙げられます。

こうした点を踏まえつつ、皆さんもノムリエのような持ち込み代行サービスをはじめ、BYO可能店舗検索サービスも活用しつつ、BYO体験をしてみてはいかがでしょうか。

そして、我こそジェントルマンだ!という方は、最後に紹介した”知ってると大人なBYOマナー”もぜひ実践してみて下さいね。

>>>おすすめのワインサブスク10社はこれ!メリットから注意点までご紹介!

記事の執筆者

田中 純平

✔︎J.S.Aワインエキスパート ✔︎WSET Level3 ✔︎J.S.A SAKE DIPLOMA

大学時代のスペイン留学中にワインの虜となった飲兵衛ライター。 卒業後はフリーランスとして独立し、スペイン語レッスンや(株)楽天グループにて翻訳業務を担当する傍ら、お酒の人気Webメディア複数サイトにて監修ライターを務める。 今はワインD2C会社「Homewine」にも携わり、お客様のワイン相談にお答えするソムリエコンシェルジュサービスを担当しています。
◾️My Web
https://www.8pejum8blog.com/
◾️西日本新聞me -YAKUSAKE-
https://www.nishinippon.co.jp/yakusake/author/writer_tanaka/
■フィラディスワインコラム
https://firadis.net/column/mushroom_wine_-pairing/

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