【ソムリエ監修】オーストリアの人気おすすめ赤ワイン銘柄17選!産地特徴、味わいをご紹介!

2019/04/18 おすすめ赤ワイン

オーストリア赤ワイン

オーストリアの赤ワインは白ワインの影に隠れ、あまり知名度がありません。

ただ、固有品種のツヴァイゲルトなどで造られるオーストリアの赤ワインは非常に品質が良く、味わい深いものが多いという特徴があります。

そこで今回は、オーストリアの赤ワインの特徴からおすすめのワインをご紹介します。


記事の執筆者

佐々木 健太

J.S.A. ソムリエ・エクセレンス

ソムリエ/年間受講者数日本一を誇るカリスマワインスクール講師  21歳でソムリエ資格を取得。南フランスにある一つ星レストラン「Keisuke Matsushima」にて研鑽を積み、帰国後は南青山「L’AS」を経て、株式会社WINE TRAILを創業。ワインのサブスク「HOME WiNE」を手掛ける。YouTubeチャンネル「ソムリエ佐々木」を運営。第9回全日本最優秀ソムリエコンクールファイナリスト。https://homewine.jp/

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※販売数には限りがございますので、売り切れの際は何卒ご容赦ください。

 

オーストリアの赤ワインの特徴

オーストリアの赤ワインはその生産が全体の3割と少なめです。

気候と産地

オーストリアは冷涼で降水量が少なく、寒暖の差が激しい気候です。この気候がぶどうに旨味を与え、バランスの取れた果実味溢れる赤ワインを造りだしています。

生産地は、気候条件が望ましいオーストリア東部に集中。各産地ごとに気候や土壌に違いがあり、異なる個性のワインを生み出しています。

 

品種について

オーストリアの赤ワインは固有品種のツヴァイゲルトをはじめとして、タンニンが豊富なブラウフレンキッシュ、ピノ・ノワールの別名であるブラウアーブルグンダーを中心に栽培されています。

ツヴァイゲルトはタンニンが強めの品種で、若飲みから熟成まで幅広いタイプが製造されています。

ブラウフレンキッシュはフルーティーで酸とタンニンのバランスが良く、長期熟成のポテンシャルがある品種です。

ブラウアーブルグンダーはエレガントで繊細な味わいながら、オーストリアの風土の中で、フランスのピノ・ノワールとはまた違った個性を発揮しています。

オーストリアの赤ワインの選び方

オーストリア赤ワインの選び高

オーストリアの赤ワインは、品種によって味わいが異なります。価格やボディの強さも、選ぶ際には重要なポイントになるでしょう。それぞれについて説明していきましょう。

品種で選ぶ

まずは品種で選ぶ方法です。

今回紹介するのはツヴァイゲルト・ブラウフレンキッシュ・ブラウアーブルグンダーの3種類です。

それぞれ特徴が異なるので、ぜひ自分好みの品種を見つけてくださいね。

では早速見ていきましょう。

オーストリアを感じられる「ツヴァイゲルト」

ツヴァイゲルトはオーストリアの固有品種です。耐寒性があり、寒冷な地域でも栽培可能。

オーストリアで最も広く栽培されています。国内では主にカルヌントゥムとノイジードラーゼー周辺で、質の良い赤ワインが造られています。

紫がかった赤色でタンニンが強く、ベリー系のフルーティーな香りが特徴です。熟成するとサワーチェリーの風味の芳醇な味わいになります。若飲み用のワインから、熟成させた力強い味わいの高級ワインまで幅広く造られています。

 

フレッシュさと力強さの融合「ブラウフレンキッシュ」

オーストリアで2番目に多く栽培されている品種です。

温暖な気候が合う品種で、生き生きとした酸と、力強くてしっかりしたタンニンが特徴です。ブラックベリーやチェリーのようなフルーティーな香りで、シナモンのようなスパイスも感じられます。十分熟成させることで真価を発揮し、素晴らしい味わいの赤ワインになります。

 

別名ピノ・ノワール「ブラウアーブルグンダー」

ピノ・ノワールの別名です。オーストリアのほとんどの赤ワイン生産地で栽培されています。

理想的な環境で生育して完熟させたブラウアーブルグンダーは高品質で、長期熟成により高品質な赤ワインを生みだします。

薄めの色調でストロベリーやラズベリーの高貴な香り、上品な酸味が特徴で、エレガントで繊細な味わいの赤ワインに仕上がります。

味わいで選ぶ

オーストリアの赤ワインは、ライトボディからフルボディまでその味わいはさまざまです。

その中でもツヴァイゲルトなどの固有品種で造られるワインはミディアムボディやフルボディが多く、軽やかな味わいから奥深いタンニンを味わえるものが多いです。

ツヴァイゲルトやブラウフレンキッシュは長期熟成にも向いている品種で、熟成させることで複雑で深い味わいのあるフルボディのワインになります。

 

価格で選ぶ

オーストリアの赤ワインは手頃な価格帯が多く、高級ワインでも1万円を超えるものは少なめです。

日常使いとして選ぶなら、2,000円未満を目安にすれば選びやすいでしょう。

特別な日や来客用にするなら、2,000円以上、5,000円未満の範囲で探してみてください。十分な品質の赤ワインが見つかるはずです。

最高級のオーストリアワインが飲みたい人は、5,000円以上の予算を組んでみてください。満足のできるクオリティのワインが見つかるはずです。

 

オーストリアのおすすめ赤ワイン17選

オーストリアの人気おすすめ赤ワイン17選

それではさっそく、おすすめのオーストリアの赤ワインをご紹介しましょう。

予算別に紹介しているので、自分の目的ごとにお選びください。

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日常使いにおすすめ!予算2,000円ベスト6

6位

クレムザー シュミット ブラウアー・ツヴァイゲルト

オーストリアの固有品種である‎ツヴァイゲルトを使用した赤ワイン。力強いタンニンを感じつつも、柔らかいベリーの間隔を感じられるミディアムボディのため、飲みやすいことが魅力です。コスパ良くオーストリアの特徴を味わいたい方にはおすすめの一本です。

香りカシス、ナツメグ
酸味★★★★☆
ボディ★★★★☆
渋み★★★★☆

佐々木
力強い味わいのワインですが、果実味と渋みのバランスがとても良く飲みやすくなっています。

5位

ブラウフレンキッシュ エルフェンホーフ


ブルゲンラント州のルストで造られた、ブラウフレンキッシュ100%の赤ワインです。軽い味わいのライトボディで、日常使いには最適 。明るいルビーガーネットの色彩で、チェリーのような果実の香りが感じられます。優しい酸味とフルーティーな味わいが、心地よく広がるでしょう。牛肉やハードチーズに合わせてどうぞ。

香りブラックベリー、ナッツ
酸味★★★★☆
ボディ★★★☆☆
渋み★★★☆☆

佐々木
エレガントな仕上がりの一本。程よい酸味を味わうことが出来ます。

4位

レッド ペップ ブラウアー ツヴァイゲルト 

詳細情報
オーストリア、辛口/ミディアムボディ、レッド ペップ ブラウアー ツヴァイゲルト

グリューバーは、ニーダーエスタライヒ州・ヴァインフィアテル地区のパイオニア的存在。1814年より農業を営み、1950年代にブドウ栽培とワイン醸造をスタートさせた、家族経営のワイナリーです。ベリー系の少し甘みを感じる果実味がたっぷり。なめらかでスムースな口当たりが魅力的です。コスパ抜群で、手頃な価格で本格的なツヴァイゲルトを味わいたい人におすすめです。

香りブルーベリー、レーズン
酸味★★★☆☆
ボディ★★★☆☆
渋み★★★☆☆
佐々木
日本でも人気のツヴァイゲルトから作られるワイン。非常に飲みやすくエレガントな仕上がりになっています。

3位

ツヴァイゲルト クラシック

詳細情報
オーストリア、辛口/ミディアムボディ、AWA(エイ・ダヴリュー・エイ)

250年の歴史を持つワイナリー・エスターハージが手がけるツヴァイゲルト100%の赤ワインです。深いルビー色で、野イチゴなどベリー系の香り。チェリーやフランボワーズなどの果実味があり、ベルベットのようなタンニンとフルーティーな味わいが心地よい辛口です。照り焼きチキンやきんぴらごぼうといった和食によく合います。

香りイチゴ、アーモンド
酸味★★★★☆
ボディ★★★☆☆
渋み★★★☆☆

佐々木
グラスに注ぐとフルーツの香りが感じられます。料理と非常に相性が良くなっています。

2位

マインクラング ブルゲンランド


マインクラングはオーストリアの先進的なビオディナミワインの生産者です。ブルゲンランドのテロワールを生かして、ツヴァイゲルトとブラウフレンキッシュ、ザンクト・ラウレントの3品種をブレンド。チェリーやカシスのようなフルーティな香りで、さわやかな酸味と柔らかな果実味が調和しています。自然派ワインを手頃な価格で味わいたい人におすすめです。

香りブルーベリー、杉
酸味★★★★☆
ボディ★★★☆☆
渋み★★★☆☆
佐々木
3種類の葡萄をブレンドして作っているので複雑な味わいに仕上がっており、ゆっくりと楽しみたい一本です。

1位

ピットナウアー ピッティ


ピットナウアーはビオディナミ農法を実践し、オーガニック栽培をしているワイナリーです。ツヴァイゲルトとブラウフレンキッシュをブレンド。ワインメーカー・オブ・ザ・イヤーを受賞するなど、高い評価を受けているワインです。ブラックベリーやブラックチェリーの香り。ブラウフレンキッシュ由来のスパイシーな風味と、ツヴァイゲルト由来の柔らかさ、芳醇さがが融合しています。生き生きとした酸にタンニンがバランスよく溶け合い、自然派ワインならではの優しい味わい。このクオリティでこのお値段はとてもお値打ちです。日常使いでも少し贅沢したいという人は、ぜひどうぞ。

香りカシス、胡椒
酸味★★★★☆
ボディ★★★☆☆
渋み★★★★☆
佐々木
こちらのワインは香りがとても華やかなワインです。飲むだけではなく、香りでも楽しめます。

2,000円以下のオーストリア赤ワイン比較表

商品画像ピットナウアー ピッティマインクラング ブルゲンランドツヴァイゲルト クラシック レッド ペップ ブラウアー ツヴァイゲルト ブラウフレンキッシュ エルフェンホーフクレムザー シュミット ブラウアー・ツヴァイゲルト
商品名ピットナウアー ピッティマインクラング ブルゲンランドツヴァイゲルト クラシックレッド ペップ ブラウアー ツヴァイゲルト ブラウフレンキッシュ エルフェンホーフクレムザー シュミット ブラウアー・ツヴァイゲルト
詳細オーストリア、ミディアムボディオーストリア、辛口/ミディアムボディ、徳岡オーストリア、辛口/ミディアムボディ、AWA(エイ・ダヴリュー・エイ)オーストリア、辛口/ミディアムボディ、レッド ペップ ブラウアー ツヴァイゲルトオーストリア、ライトボディ、エルフェンホーフオーストリア、ミディアムボディ
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週末のご褒美や来客などがある日にはコレ!2,000円~5,000円ベスト6

6位

ブラウフレンキッシュ ブルゲンランド


ブラウフレンキッシュ100%で造られた奥深い味わいを楽しめる一本。イチゴやチェリーの果実味溢れる味わいが口の中を見たしつつも、繊細で力強いタンニンを感じられます。余韻を長く感じられるため、エレガントな雰囲気を楽しみたい夜にはおすすめのワインです。

香りザクロ、森林
酸味★★★☆☆
ボディ★★★☆☆
渋み★★★☆☆
佐々木
とても繊細な仕上がりの一本。味わいのバランスがよく繊細なワインが好きな方におすすめ。

5位

モリッツ  ツヴァイゲルト


オーストリア国内と隣のドイツで完売してしまい、現地でも入手困難という幻のワインです。原料のツヴァイゲルトは、2006年より開始したオーガニック栽培の畑で収穫しています。フルーティーな香りのあとに、複雑なスパイシーのニュアンス。しっかりと完熟した果実味に、柔らかなタンニンが調和しています。ボトルのラベルはフェルト製で、1枚1枚手作業で切り貼りしているというもの。プレゼントにすると喜ばれるでしょう。

香りチェリー、ヘーゼルナッツ
酸味★★★☆☆
ボディ★★★☆☆
渋み★★★☆☆
佐々木
渋みが控えめで飲みやすい味わいです。ローストビーフなどに合わせて飲むのがおすすめです。

4位

アキラ【a'Kira】

詳細情報
オーストリア、辛口/フルボディ、T.FX.T A'KIRA

「アキラ」とはブルゲンラントの方言で「ああ、すてき」の意味です。あきらさんという名前の人にプレゼントしたら喜ばれそうですね。ブラウフレンキッシュ100%で造られています。ベリーやユーカリの香りで、スモーキーなニュアンスも感じられます。爽やかな酸味とまろやかなタンニンで、完熟したプラムのような果実味もあります。とてもパワフルで、長い余韻が続くでしょう。

香りカシス、ミント
酸味★★★☆☆
ボディ★★★☆☆
渋み★★★☆☆
佐々木
ブラウフレンキッシュから作られており、柔らかいタンニンを感じれます。タンニンが弱めのワインが好きな方におすすめです。

3位

クルッツラー ブラウフレンキッシュ 2014

詳細情報
オーストリア、甘辛・辛口/ミディアムフルボディ、クルッツラー

ヴァイングート・クルッツラーは国際的な評価を受ける、オーストリアの中でも特別な位置付けのワイナリーです。チェリーのような果実の風味に、ブラウフレンキッシュの特徴であるスパイシーさが感じられます。爽やかな酸と適度なタンニン。豊かなミネラルが特徴的。シンプルで自然に沿った醸造を行い、しなやかさと優雅さのある、繊細な飲み心地の赤ワインに仕上がっています。休日のゆっくりした時間に味わいたい極上のワインです。

香りブラックベリー、アーモンド
酸味★★★☆☆
ボディ★★★☆☆
渋み★★★☆☆
佐々木
ブラックベリーのような香りが感じられ、味わいも果実味が強くなっています。大きめのグラスで香りを感じながら飲むのがおすすめです。

2位

ストラーカ・アイゼンベルクDAC 2013


ストラーカは2013年からすべての畑を完全オーガニック栽培に切り替え、オーガニックワインを生産しているワイナリーです。ブラウフレンキッシュ100%で造られたワインはフルーティーな香りにスパイシー差が混じり合い、複雑なニュアンスを醸し出しています。スッキリした酸とまろやかなタンニンはバランス良く、長い余韻を与えてくれるでしょう。牛フィレや鹿のローストなど、脂肪分が少ない赤身肉によく合います。おしゃれな鳥のラベルで、プレゼントにも最適です。

香りブルーベリー、草原
酸味★★★☆☆
ボディ★★★☆☆
渋み★★★☆☆
佐々木
グラスからはフルーツの香りが感じられ、味わいはエレガントな仕上がりです。エレガントなワインが好きな方におすすめです。

1位

ブリュンデルマイヤー ツヴァイゲルト 2010

詳細情報
オーストリア、辛口/ミディアムボディ、ブリュンデルマイヤー

ブリュンデルマイヤーはカンプタールの中心・ランゲンロイスの家族経営ワイナリーです。紫がかったダークチェリーレッで、ベリーフルーツやカシス、プラムなどの果実の香り。シナモンなどのスパイス、オーク香、爽やかな森林のニュアンスも感じられます。豊かな果実味で、酸味とタンニンが綺麗に溶け込んでいるバランスの良い仕上がり。ぶり大根や鍋料理など、和食によく合います。

香りカシス、チョコレート
酸味★★★☆☆
ボディ★★★☆☆
渋み★★★☆☆
佐々木
グラスに注ぐと濃い色合いのワイン。チョコレートのような甘い香りが感じられ、コクのある仕上がりです。

2,000円~5,000円のオーストリア赤ワイン比較表

商品画像ブリュンデルマイヤー ツヴァイゲルト 2010 ストラーカ・アイゼンベルクDAC 2013クルッツラー ブラウフレンキッシュ 2014アキラ【a'Kira】モリッツ  ツヴァイゲルトブラウフレンキッシュ ブルゲンランド
商品名ブリュンデルマイヤー ツヴァイゲルト 2010ストラーカ・アイゼンベルクDAC 2013クルッツラー ブラウフレンキッシュ 2014アキラ【a'Kira】モリッツ  ツヴァイゲルトブラウフレンキッシュ ブルゲンランド
詳細オーストリア、辛口/ミディアムボディ、ブリュンデルマイヤーオーストリア、ミディアムボディ、ストラーカオーストリア、甘辛・辛口/ミディアムフルボディ、クルッツラーオーストリア、辛口/フルボディ、T.FX.T A'KIRAオーストリア、辛口/ミディアムボディ、モリッツオーストリア、辛口/フルボディ
商品リンク詳細を見る詳細を見る詳細を見る詳細を見る詳細を見る詳細を見る

 

プレゼントや特別な日にコレ!5,000円以上ベスト5

5位

アニータ&ハンス・ニットナウス ブラウフレンキッシュ ライタベルグ 2012

詳細情報
オーストリア、辛口/ミディアムボディ、アニータ&ハンス・ニットナウス

オーストリアの中でも古くからのワイン産地・ライタベルクで造られるブラウフレンキッシュ100%の赤ワインです。石灰質独特の引き締まった酸味とミネラル感が特徴。華やかでスパイシーな香りと、緻密なきめ細かい味わい。ボリュームがありながらもエレガントで、ややスモーキーな余韻が残ります。記念日やお祝いの席に、華やかな時間を演出してくれるでしょう。

香りブラックベリー、ゼラニウム
酸味★★★★☆
ボディ★★★☆☆
渋み★★★☆☆
佐々木
力強い酸味が特徴な一本。酸味と渋みがエレガントな味わいに仕上がっています。

4位

ユルチッチ ソンホフ ツヴァイゲルト タンツァー レゼルヴ

詳細情報
オーストリア、辛口/ミディアムボディ、ユルチッチ・ソンホフ【JURTSCHITSCH SONNHOF】

ユルチッチソンホフは、1868年からワイン造りを続ける老舗のワイナリーです。チェリーやフランボワーズのようなフルーティーな香り。ビロードのような濃密さが口の中に広がります。心地よい酸味とタンニンが溶け合い、長い余韻が続くでしょう。 週末のゆっくりした時間に、じっくりと味わいたい極上の逸品です。

香り香り 野いちご、シナモン
酸味★★★★☆
ボディ★★☆☆☆
渋み★★★☆☆
佐々木
味わいのバランスが良く飲みやすくなっております。日本食に合わせて飲むのがおすすめです。

3位

クルッツラー ペルウォルフ 2013


クルッツラーは多くの国から国際的な評価を受ける、オーストリアの中でも特別な位置付けのワイナリーです。ブラウフレンキッシュ90%、カベルネソーヴィニヨン10%のブレンド。チェリーを思わせるフルーティーな香りと、スパイスのニュアンスが感じられます。複雑さと凝縮感ある味わいで、最後に溢れるようなミネラル感が残るでしょう。オーストリアワインの真髄を味わえる高品質なワインです。

香りカシス、杉
酸味★★★☆☆
ボディ★★★☆☆
渋み★★★☆☆
佐々木
ブドウをブレンドして作られており、複雑な香りと口当たりの良い味わいに仕上がっています。

2位

ゲゼルマン「G」ゲー 2009年

詳細情報
オーストリア、辛口/フルボディ、ゲゼルマン「G」ゲー

ゲゼルマンは国際的にもオーストリアのトップ生産者として評価されているワイナリーです。樹齢40年から80年の古木で収穫したブラウエンキッシュで造られた、2009年のヴィンテージです。良作の年にしか造られない最高傑作のフルボディ。サンクトラウレントをわずかにブレンドしています。オークの小樽で40ヶ月熟成させた味わいは、パワフルでミネラル感抜群。オーストリア最良の赤ワインと言われるのも頷けます。特別な日のディナーに添えれば、素晴らしい思い出になるでしょう。

香りブラックベリー、シナモン
酸味★★★☆☆
ボディ★★★★☆
渋み★★★★☆
佐々木
長期熟成の中で味わいがまろやかに変化し、とても柔らかい味わい。ゆっくりと味わいたい一本。

1位

フリッツ サロモン ブラウアー ブルグンダー 

詳細情報
オーストリア、辛口/ミディアムボディ、フリッツ サロモン

フリッツサロモンはビオディナミ農法で自然派ワインを生産しているワイナリーです。オーストリアのピノ・ノワールであるブラウアー ブルグンダーを100%使用。ベリー系の果実の香りに、わずかなスパイシーさが感じられます。伸びやかな酸と適度な凝縮感があり、チェリーのような魅力的な果実味と繊細な味わいは格別です。徹底したビオディナミ農法で育まれたオーストリアのピノを、この値段で味わえるのは驚き。特別な日にふさわしい極上の逸品です。

香りいちご、牡丹
酸味★★★☆☆
ボディ★★★★☆
渋み★★★☆☆
佐々木
いちごのようなベリーの香りが感じられ、味わいは酸味が程よく繊細な仕上がりになっています。

5,000円以上のオーストリア赤ワイン比較表

商品画像フリッツ サロモン ブラウアー ブルグンダー ゲゼルマン「G」ゲー 2009年クルッツラー ペルウォルフ 2013ユルチッチ ソンホフ ツヴァイゲルト タンツァー レゼルヴアニータ&ハンス・ニットナウス ブラウフレンキッシュ ライタベルグ 2012
商品名フリッツ サロモン ブラウアー ブルグンダー ゲゼルマン「G」ゲー 2009年クルッツラー ペルウォルフ 2013ユルチッチ ソンホフ ツヴァイゲルト タンツァー レゼルヴアニータ&ハンス・ニットナウス ブラウフレンキッシュ ライタベルグ 2012
詳細オーストリア、辛口/ミディアムボディ、フリッツ サロモンオーストリア、辛口/フルボディ、ゲゼルマン「G」ゲーオーストリア、辛口/フルボディ、クルッツラーオーストリア、辛口/ミディアムボディ、ユルチッチ・ソンホフ【JURTSCHITSCH SONNHOF】オーストリア、辛口/ミディアムボディ、アニータ&ハンス・ニットナウス
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オーストリア赤ワインの美味しい飲み方

オーストリア赤ワインの美味しい飲み方

ここではオーストリア赤ワインの美味しい飲み方について紹介します。

今回紹介するのは温度・グラス・飲み方のコツ・デキャンタージュです。

では解説していきます。

温度は15~20℃で保存しよう

オーストリアの赤ワインは15~20℃で保存しておきましょう。

15~20℃で赤ワインを保存することで、タンニンの奥深さを強く感じられます。

また赤ワインの保存温度は13~20℃など幅広くとられていることが多いですが、理由はボディによって保存温度が変わるからです。

具体的にはフルボディなら20℃近く、ミディアムボディなら15℃近くで保存するとタンニンや味わいに奥深さが生まれます。

しかし15~20℃での保存は冷蔵庫だと温度が低すぎることや、夏場の場合は常温で保存することが難しいでしょう。

そこでオーストリアの赤ワインの保存には積極的にワインセラーを利用することをおすすめします。

ワインセラーを利用すればオーストリアの赤ワインはもちろん、白ワインなどの他ワインも適切に保存できますよ。

家庭用のワインセラーについてはコチラを参考にしてみてください。

>>【ソムリエセレクト】おすすめワインセラー17選!家庭用にはコレ!

口の広いグラスがおすすめ

オーストリアの赤ワインを飲むときは口の広いグラスがおすすめです。

オーストリアの赤ワインはフルボディやミディアムボディが多いことから、インパクトの強い香りやタンニンの奥深さを感じられる口の広いワイングラスが良いからです。

特にフルボディの場合はタンニンの奥深さを強く感じられるため、口の広いワイングラスを使うようにしましょう。

具体的にはブルゴーニュ型やボルドー型のグラスを選べば間違いありません。

ぜひ自分に合ったワイングラスを選んでみてください。

またワイングラスについて詳しく知りたい方は、こちらをご覧ください。

>>【ソムリエセレクト】おすすめのワイングラス15選!種類とブランドも紹介

香りを楽しむために軽く回してみよう

オーストリアの赤ワインを飲む際は、香りを楽しむためにグラスを軽く回すことがおすすめです。

ワインを回す「スワリング」は、ワインを空気に触れさせるためのテクニックの1つで、オーストリアの赤ワインの芳醇な香りやタンニンの深さを感じられるようになります。

スワリングをする際には、右利きの方であれば反時計回りにグラスを回すと、ワインがこぼれたときでも自分側にワインがこぼれるため、周りに迷惑をかけることなく安心です。

またワイングラスを回さずに傾けて香りを感じる行為も最近では良く行われています。

ぜひどちらも試してみて自分に合った方法で赤ワインを楽しんでくださいね。

デキャンタージュでさらに楽しむ

オーストリアの赤ワインを飲むときは、デキャンタを使ってみましょう。

デキャンタージュは若い赤ワインから、熟成させた赤ワインをまろやかにしたり、渋みを取り除くことができます。

特に高級なオーストリアワインを選んだ時にはデキャンタージュすることがおすすめです。

デイリーワインの場合は、デキャンタージュに向いてないこともあるため5,000円以上のオーストリアワインあたりから試してみると良いでしょう。

デキャンタージュを行うことで味わいが奥深く、まろやかになることをぜひ楽しんでみてください。

しかしデキャンタという言葉を知っていても、使い方や選び方がわからない方も多いでしょう。

デキャンタについてより詳しく知りたい方は、こちらを参考にしてください。

>>デキャンタとは?使い方から、おすすめのデキャンタ10選をご紹介!

オーストリア赤ワインと相性が良い料理

オーストリアの赤ワインと相性の良い料理

ここではオーストリアの赤ワインと相性の良い料理について紹介していきます。

ぜひ今回紹介する料理の中から、オーストリアの赤ワインと相性の良い自分だけのマリアージュを見つけてくださいね。

では早速見ていきましょう。

オーストリアの赤ワインに合う料理

・鹿肉ステーキ赤ワインソース
・マグロのレアカツ
・牛肉、豚肉をワインやトマトでじっくり煮込んだ料理
・すき焼き
・肉汁溢れる手作りハンバーガー
・ワインを加えてよく煮込んだシチュー
・濃厚なソースのハンバーグステーキ
・トマトのミートパスタ
・サラダチキン

オーストリアの赤ワインはフルボディが多いため、濃い味付けの料理が相性と合わせることをおすすめします。

理由は料理も同じようにインパクトの強いものを選ぶことで、濃い味同士での相乗効果を楽しめるからです。

味付けが入念にされており、主張の強い料理を選べば間違いありません。

またミディアムボィのオーストリア赤ワインの場合は、上記の料理を少し優しめの味付けにすることで充分に楽しむことができます。

ミディアムボディの赤ワインの場合は、薄い味付けやサラダなどと合わせることがおすすめですよ。

調理方法や味付け具合を工夫して、ぜひ今回紹介した以外にもマリアージュを見つけてくださいね。

オーストリアの郷土料理と合わせるのもおすすめ

オーストリアの郷土料理と合わせて赤ワインを楽しむこともおすすめです。

理由はワインは産地ごとの気候や風土の影響を大きく受けることに加えて、郷土料理との相性を意識して造られることも多いからです。

具体的には薄い唐揚げに似たシュニッツェルや、ビーフシチューのようなグラーシュが挙げられます。

日本ではあまり販売していないですが、似たような料理を楽しむだけでも一気にオーストリアを感じられますよ。

またオーストリアの赤ワインと合わせておつまみを楽しみたい方は、こちらをご覧ください。

>>【ソムリエ厳選】赤ワインにおすすめのつまみ!手軽に買える物から簡単レシピまでご紹介!

オーストリアの赤ワインを楽しもう!

オーストリア赤ワインを楽しもう

オーストリアの赤ワインを17本、厳選してご紹介しました。

手頃なものが多く、品種ごとに個性が違うので選びやすいのが特徴です。

お店ではなかなか見かけないオーストリアワインですが、一度味わうとその品質の高さと味わいに驚くでしょう。

おすすめのワインを参考に、いろいろな品種のオーストリア赤ワインを堪能してみてはいかがですか?

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