【ソムリエ執筆】オーパス・ワンを徹底解説!価格、人気の理由、おすすめの当たり年を紹介!

2019/02/21
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少しでもワインに興味をお持ちの方であれば、「オーパス・ワン」がカリフォルニアを代表するワインであることはご存知でしょう。

その品質に対する世界的評価と存在感は、カリフォルニアワインの中でも圧倒的です。

今回はカルフォルニアワインの金字塔ともいうべき「オーパス・ワン」に関して、歴史や味わいから、価格、当たり年まで詳しくお伝えします。

記事の執筆者

林 英公子

日本ソムリエ協会認定ソムリエ

ワインテクニカル監修。 なぜか宅建資格もあり。 CF制作会社・情報出版・IT企業に勤務後、 長らく印刷媒体制作ディレクター。 Uターン後は、ちょっといいピノ・ノワールを飲みながら 大音量で好きな音楽を聴ければ、ほどほどに幸せ。 真昼っから数十本のワインをテイスティングする修羅場も経験。

オーパス・ワンとは

カリフォルニアの高級赤ワイン

カリフォルニアを代表するフルボディのプレミアム赤ワインです。

その評価・市場価値はフランス・ボルドー地方の五大シャトーやフランス・ブルゴーニュ地方の銘醸ワインに匹敵するとも言われています。

オーパス・ワンの意味

「オーパス(OPUS )」は音楽用語で「作品番号」を意味します。

「OPUS ONE」とは「作品番号1番」という意味で、「ワインは楽曲である」という創業者の想いが込められています。

日本で人気の理由

露出の多さ

芸能人が愛飲、夜の店ではシャンパンと並ぶ

このワインは大物芸能人の食卓やセレブのパーティのテーブルに頻繁に登場し、有名になっています。

高級クラブでも、有名シャンパンと並び、非常に人気の高いワインです。

ワインの特定がしやすいラベル

オーパス・ワンは名前・ラベルデザインが印象的で記憶に残りやすいです。
非常に特定しやすく、結果、この価格帯では類を見ないほど露出の多い印象のワインになっています。

同じようにフランスの同価格帯の赤ワインがSNSに登場したとしても、ワインの銘柄を特定することはなかなか難しいのが現状です。

安定した供給も人気を後押し

また、後述する成り立ちや味わいから、フランスの五大シャトークラスのワインと同等の扱いをされているのもオーパス・ワンの大きな特徴です。

各国の新興富裕層の巨大マネーの力で、一時期フランスの五大シャトークラスのワインは価格が高騰し、需要と供給の関係が完全に崩れていました。

そのような状況の中で、価格・供給ともに比較的安定していたのもオーパス・ワンが支持された理由のようです。

オーパス・ワンの歴史

ワイン界の大物二人が手を組む

ソース

オーパス・ワンはその誕生から異彩を放っています。

カリフォルニアワインの第一人者ロバート・モンダヴィと、フランスワイン界の大物フィリップ・ド・ロートシルト男爵が「他に類を見ない高品質ワインを造る」という思いで手を組んだのが始まりです。

※当時、ロートシルト男爵は、五大シャトーの一角、ボルドーメドック格付け第一級シャトー・ムートン・ロートシルトオーナー

かたやマーケティングと技術革新でカリフォルニアワインの成長を支えた巨匠、もう一方はロートシルト(英語読みでロスチャイルド)家出身の貴族のシャトーオーナー。

この二人が手を組むというニュースは、当時のワイン界にとって大きな衝撃でした。

 

1979年にナパ・ヴァレーにワイナリーを設立

二人の大物の夢のタッグを実現するために、カリフォルニア州ナパ・ヴァレーにジョイントベンチャーとしてオーパス・ワン・ワイナリーが誕生。

1979年に二人の「作品番号1番」、すなわちオーパス・ワンが初リリースされ、華麗な歴史をスタートさせました。

ラベル上部には巨匠二人のシルエットがあり、その下にヴィンテージと「OPUS ONE」。ラベルほぼ中央には「PRODUCED AND BOTTLEDE BY」の文字があり、文字のそばに二人の署名。ラベルにも二人このワインに対する熱い思いとプライドが込められています。

オーパス・ワンの味わい

カベルネ・ソーヴィニヨン主体の重厚な味わい

典型的なボルドータイプのフルボディです。

カベルネ・ソーヴィニヨン主体の重厚な味わいの中に、カリフォルニアらしい果実のフレッシュさをしっかり感じさせるのがオーパス・ワンの最大の特徴です。

フルボディならではのしっかりとしたタンニンはワイン全体に深みを加え、華やかな香りとともに飲む人にしっかりとした印象を与えます。アルコール度数14.4%前後です。

フランスの伝統的な品種栽培・醸造をベースに、アメリカらしい取り組み姿勢で、初リリース以来常にブドウ栽培・ワイン醸造に改良を重ね続けています。

ブドウ品種のセパージュ

使用される品種は5種

ワインの使用ブドウ品種および割合を「セパージュ」と呼びます。ちょっとワインに詳しくなってきたら、「セパージュは?」的に使いこなしていきたいですね。

 

オーパス・ワンの使用品種
カベルネ・ソーヴィニョン 70%~90%前後
カベルネ・フラン 10%未満
メルロー 10%未満
・プティ・ヴェルド 10%未満
マルベック 1%~2%

 

毎年セパージュは調整され、ベストなワインができる

セパージュは毎年同じではありません。

収穫年のブドウの出来・収穫量等を考慮し、オーパス・ワンの名にふさわしいワインに仕上げるため、毎年微妙に配合が調整されています。

主体はカベルネ・ソーヴィニヨンですが、カベルネ・ソーヴィニヨンの割合は70~90%の間で推移します。

オーパス・ワンの価格

価格の違い

一般市場に出回っているオーパス・ワンの価格差は、ヴィンテージ「生産年」によるものが一番大きいです。

同じヴィンテージでも保存状態(箱無など)や並行輸入・正規ルートといった違いで価格差が生まれます。

日本での価格

通販サイトでの価格

ボリュームゾーン
・750ml(一般的なボトルサイズ)では、45,000円~60,000円です。(※2000年以降ヴィンテージを参考)

・375ml(ハーフボトル)では、25,000円~30,000円が相場です。(※2000年以降ヴィンテージを参考)

ネットの最安値と最高値

最安値は、ヴィンテージ2014年のもので、40,000円前半で購入できます。

>>オーパス・ワン最安をチェック

 

最高値は、ヴィンテージ1999年のもので、200,000円ほどです。

>>オーパス・ワン最高値をチェック

 

レストランでの価格帯

価格相場はヴィンテージにもよりますが、レストランで70,000円前後、ワインバーだともう少し安めといったところです

 

例えば、高級ステーキで有名なウルフギャング・ステーキハウスでは、一番安い2015のもので、65,000円。

2011、2012、2014は76,000円。

一番高い1981,、1983、1988ものになると、94,000円です。

 

現地価格

現地価格で大幅に安くなることはあまりない!?

オーパス・ワン2015の750mlの現地価格は、410ドルです。

2019年2月現在、1ドル109.76円なので、日本円で、45,000円ほど(税の考慮なし)。

オーパス・ワンクラスになると、現地(ナパ・ヴァレー)に赴けばで安く買えるというものではありません。

 

現地に行くなら、ワイナリーツアー

現地でのおすすめはオーパス・ワンワイナリーのテイスティングツアーです。

オーパス・ワンをグラスで飲むことができるんです! ヴィンテージにより価格は違いますが、1杯50ドルから。

 

失敗しない入手法

ワインは気温・湿度に関して適切な保管を要するデリケートな商品です。管理状況次第では簡単に劣化してしまいます。プレミアムワインを買い求めるなら「リーファーコンテナ輸送」をしたものがベストでしょう。

高価なワインを買い求める際には、ワインボトルの裏に貼ってあるバックシールで輸入元を確認しましょう。輸入元のサイトでリーファーコンテナ輸送の会社か否か確認できます。

ネット通販などで実物が見れない場合は、お店に確認をして「ボトル裏のワインの輸入元を教えてください」と伝えれば教えてもらうことができます。

おすすめの当たり年

おすすめのグッドヴィンテージ

おすすめは1987年、1996年、2002年、2005年、2007年、2010年、2012年、2013年です。

特に、2012年、2013年は秀逸です。

 

2012は丸みを帯びたまろやかな舌触り

オーパス・ワン 2012

詳細情報
・ブレンド比率:カベルネ・ソーヴィニヨン 79%、カベルネ・フラン 7%、プティ・ヴェルド 6%、メルロー 6%、マルベック 2%
・スキンコンタクト:18日間
・樽熟成:フランス産オークの新樽で18ヶ月間

 

2013は優雅なバランス

オーパス・ワン 2013

詳細情報
・ブレンド比率:カベルネ・ソーヴィニヨン79%、カベルネ・フラン7%、メルロー6%、プティ・ヴェルド6%、マルベック2%
・スキンコンタクト:18日間
・樽熟成:フランス産オークの新樽で18ヶ月間

 

おすすめヴィンテージ一覧
オーパス・ワン 1987楽天AmazonYahoo!
オーパス・ワン 1996楽天AmazonYahoo!
オーパス・ワン 2002楽天AmazonYahoo!
オーパス・ワン 2005楽天AmazonYahoo!
オーパス・ワン 2007楽天AmazonYahoo!
オーパス・ワン 2010楽天AmazonYahoo!

当たり年はあるものの、毎年高品質を維持

アメリカはワイン生産国としては後発ですが、その分ブドウ栽培・ワイン醸造はしっかりとした科学的根拠に基づいて行われています。

したがって、ヴィンテージごとのワインの出来の差は大きににく、特にオーパス・ワンの高水準を維持し続けるパワーは見事なものです。

 

オーパス・ワンまとめ

伝統と風格のフランスワインと革新のカリフォルニアワインの至高の共同作品、「オーパス・ワン」の魅力、ご理解いただけましたか?

ぶれない生産姿勢と揺るぎない品質に対する評価は今後も変わることはないでしょう。

日本マーケットに限っても、需要に追いつかない量しか入ってこないため、このワインの人気が上昇することはあっても陰りを見せることはないはずです。

「いつかは飲んでみたい」、そんな憧れのワインのひとつとして、「オーパス・ワン」をしっかり覚えておいてください。

     

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