おすすめの辛口日本酒10選!相性抜群のおつまみ、美味しい飲み方も解説!

2021/08/23
日本酒

「そもそも甘口と辛口ってどう違うの?」

「おいしい辛口の日本酒が知りたい」

という方に向け、今回は日本酒のソムリエ資格を持つ著者が、辛口の日本酒の特徴や選び方を解説。

おすすめの銘柄や、一緒に食べたいおつまみまで紹介していきます。

辛口の日本酒。その特徴とは?

最初に、辛口の日本酒の特徴について見ていきましょう。

【特徴1】甘味が少ない

辛口の日本酒は、甘味が少ないということ。

すっきりとした口当たりで、後に引かない味わいが特徴です。

辛口の味わいは、しばしば「ドライ」と表現されることもあります。

ただ、甘口か辛口かどうかの感じ方は人それぞれ。

辛口と評される日本酒を飲み、甘いと感じる方もいます。

【特徴2】発酵が進むことで糖分の量は少ない

日本酒は米を原材料にしたお酒。

「酵母」という微生物が米に含まれる糖分を消費し、アルコール発酵することで造られます。

ここでポイントとなるのが、酵母と糖分の関係。

しっかりと発酵が進んだ(=アルコール度数が高い)日本酒ほど、甘味のもととなる糖分が多く消費されるため、辛口になるのです。

辛口の日本酒の選び方

辛口の日本酒は「日本酒度」「酸度」「アミノ酸度」「産地」「特定名称酒」という5つの要素で選びます

【選び方1】日本酒度


日本酒度は日本酒に含まれる糖分の量を表す指標です。

プラスの値が大きくなるほど辛口になり、マイナスに傾けば甘口になります。

大甘口甘口やや甘口中庸やや辛口辛口大辛口
-20以上-10~15-5±1~3+5+5~8+10以上

【選び方2】酸度


酸度は日本酒の酸味の強さを表す指標

味わいを引き締める効果があり、酸度が高い日本酒ほど辛口になります。

酸度は1.2~1.3が日本酒全体の平均。

つまり、平均以上だと辛口といえます。

【選び方3】アミノ酸度


アミノ酸度は日本酒に含まれる旨味やコクの強さを表す指標です。

旨味成分のアミノ酸。

アミノ酸度の高い日本酒ほど、濃厚で複雑な味わいとなります。

一般的にアミノ酸度が高いほど甘口で、低いほど辛口の傾向があります。

 

辛口の日本酒を指標で選ぶポイント
・日本酒度がプラス
・酸度が高い

・アミノ酸度が低いものを選ぶ

【選び方4】産地

日本酒は産地によっても、味わいが変わります。

気候や食文化、酒造りの技術継承によって生産される日本酒の味わいが異なるためです。

全体的な傾向として東北・北陸地方は辛口、中部から西日本にかけては甘口の日本酒が造られています。

 

辛口の日本酒が多い都道府県
・秋田県
・山形県
・宮城県
・新潟県
・富山県
・兵庫県
・高知県

【選び方5】特定名称酒

特定名称酒とは、原材料や製造方法によって分類された8種類の日本酒

特定名称酒の種類を知ると、味わいも予想することができます。

辛口の日本酒を飲みたい場合、本醸造酒や吟醸酒を選択。

これらの日本酒には「醸造アルコール」と呼ばれる原材料が使われています。

醸造アルコールには味わいを引き締める効果があるため、辛口になるのです。

 

辛口の日本酒が多い特定名称酒
・本醸造
・特別本醸造
・吟醸
・大吟醸

これがおすすめ!辛口の日本酒10選

ここからは、辛口のおすすめ銘柄を紹介していきます。

久保田 萬寿

久保田 萬寿

詳細情報
産地:新潟県
日本酒度:+2
アルコール度数:15.5%

新潟の日本酒を代表する銘柄です。

華やかなフルーツの香りと、絹のようななめらかな味わいを堪能できます。

ふくよかさを感じつつも、キレの良さは抜群。

淡麗辛口な味わいをお求めの方におすすめです。

立山 特別本醸造

立山 特別本醸造

詳細情報
産地:富山県
日本酒度:+5
アルコール度数:15~16%

軽快な飲み口の特別本醸造酒です。

淡麗な味わいの中にもほどよい米の旨味が感じられます。

爽快な口当たりで、いくらでも飲めてしまうような軽やかさが特徴。

和食との相性が良いといえます。

一ノ蔵 特別純米酒 超辛口

一ノ蔵 特別純米酒 超辛口

詳細情報
産地:宮城県
日本酒度:+8~10
アルコール度数:15%

宮城県産の酒米を使った超辛口の特別純米酒。

すっきりとした日本酒らしい香りと、爽快なのど越しが楽しめます。

日本酒度は+8と高く、これぞ辛口といった味わい。

辛口な味わいの中にも純米酒のコクが楽しめる1本です。

北雪 超大辛口 佐渡の鬼殺し

北雪 超大辛口 佐渡の鬼殺し

詳細情報
産地:新潟県
日本酒度:+15
アルコール度数:15%

超ドライな辛口を極めた日本酒です。

甘味を抑えた、軽快なのど越しが特徴。

飲み飽きしない味わいで食中酒としてもおすすめです。

和食・洋食問わず、合わせることができます。

くどき上手 ばくれん 吟醸 超辛口

くどき上手 ばくれん 吟醸 超辛口

詳細情報
産地:山形県
日本酒度:+20
アルコール度数:18~19%

フルーティー&切れ味抜群の吟醸酒です。

バナナのようなフルーツの香りがありながら、非常にキレのある味わい。

日本酒度+20、アルコール度数は18~19%と数値は強烈。

しかし、それを感じさせない熟成によるまろやかさも特徴です。

日高見 純米酒 超辛口

日高見 純米酒 超辛口

詳細情報
産地:宮城県
日本酒度:+11
アルコール度数:15~16%

すっきり感とコクを併せ持った純米酒です。

クリアな味わいは驚くほどの飲みやすさ。

冷酒、熱燗問わず、その切れ味の良さを楽しむことができます。

食事と合わせるのならぜひ魚介類と。

真澄 純米吟醸 辛口 生一本

真澄 純米吟醸 辛口 生一本

詳細情報
産地:長野県
日本酒度:+5
アルコール度数:15%

華やかさと切れ味を備えた純米吟醸酒。

米の旨味を感じつつも後に残らないすっきりとした味わいがあります。

フルーティーな香りも特徴。

山菜料理や川魚など滋味に富んだ料理に合わせると、その味わいを引き立ててくれます。

初孫 魔斬 純米本辛口

初孫 魔斬 純米本辛口

詳細情報
産地:山形県
日本酒度:+8
アルコール度数:15%

深みとシャープさを楽しめる生酛純米酒。

生酛仕込みによる、コクのある旨味たっぷりな味わいがあります。

それでいて後味はキレが良く、次の一杯を誘う飲み口の良さが特徴。

冷酒では爽やかさを、ぬる燗で旨味の立った味わいを感じることができます。

刈穂 山廃純米酒 超辛口

刈穂 山廃純米酒 超辛口

詳細情報
産地:秋田県
日本酒度:+12
アルコール度数:16~17%

きめ細やかな旨味が楽しめる山廃純米酒です。

極限まで発酵を進めることで超辛口な仕上がりに。

キレ味は抜群ですが、その中にも確かなコクが感じられる銘柄。

お燗にすると辛口な味わいはそのままに、旨味だけが増幅するのでおすすめです。

八海山 大吟醸

八海山 大吟醸

詳細情報
産地:新潟県
日本酒度:+5
アルコール度数:15.5%

一切の雑味を感じない高貴な大吟醸です。

厳寒期、雪解け水によって仕込まれ、長期低温熟成を経て完成。

ほのかな甘味が感じられ、体の中にすっと溶けていくような後味があります。

寿司や天ぷらなど、高級感ある食事とぜひ一緒に。

辛口の日本酒に合う!おすすめのおつまみ

さっぱりとした味わいの辛口の日本酒に合うおつまみも、紹介していきます。

【おつまみ1】塩辛

おつまみの代表ともいえる塩辛。

日本酒の旨味が塩辛にプラスされ、後味はすっきりと、余韻にじわりとした旨味が残ります。

塩辛の温度に合わせ、日本酒も冷やして飲むとより味わいが馴染むのでおすすめです。

【おつまみ2】かまぼこ

辛口の日本酒と合わせることで、かまぼこの持つ風味やほのかな塩気が引き立ちます。

風味が穏やかなかまぼこは、香りの主張が控えめな本醸造系や純米系の日本酒と相性抜群

軽く炙ったかまぼこにぬる燗を合わせると、魚介の旨味も引き立ちます。

なお、かまぼこにワサビを付ける場合、香りのある吟醸酒の冷酒と合わせても良いでしょう。

【おつまみ3】魚の煮つけ

甘じょっぱい煮つけとバランスを取るには、辛口の日本酒を合わせるのがベスト。

日本酒が調味料として使われていることもあり、煮つけの甘味ともよく合います。

より深いコクを味わうために、旨味のある純米系の日本酒をぬる燗や熱燗で合わせるのがおすすめです。

【おつまみ4】チーズ

こってりした濃厚な味わいが特徴のチーズ。

ワインのおつまみというイメージがありますが、実は日本酒とも相性が良いんです。

日本酒とチーズはどちらも発酵食品。

旨味成分であるアミノ酸を多く含んでいます。

チーズを食べた後に日本酒を飲むことで、このアミノ酸が混ざり合い旨味たっぷりな味わいに。

ほのかに甘味を感じる、やや辛口な日本酒ととくに相性が良いといえます。

また、乳酸発酵を行う生酛・山廃系の日本酒を合わせれば、チーズの持つ酸味や旨味とよりマッチした組み合わせに。

辛口の日本酒をより美味しく飲む方法

最後、辛口の日本酒をより美味しく味わうための飲み方も見ていきましょう。

【冷酒】より爽やかな飲み心地に

辛口の日本酒は冷酒で飲むと、切れ味が増します。

温度を下げることで雑味が抑えられ、味わいはよりクリアに。

のど越しを重視したい方はぜひ冷酒で飲んでみてください。

とくに、香り高い吟醸酒は冷やすことで香りをより一層感じやすくなりますよ。

【常温】個性を楽しむ

常温は日本酒本来の旨味を楽しめる飲み方。

切れ味の中に、旨味や苦みを感じやすくなります。

個性を楽しみたいときにはぜひ常温で。

【ぬる燗】味に深みを出したいときに

ぬる燗の温度帯は、甘味や苦味、酸味などをバランスよく感じることができます。

辛口の日本酒にもう少し飲みごたえが欲しい」と思ったら、ぬる燗を試してみてください。

【燗酒】米や麹の風味を楽しむ

熱燗は日本酒の風味を最も際立たせた飲み方。

日本酒は通常、温度を45度以上に高めると、甘味や酸味を感じにくくなります。

その代わり米や麹の香りが強まり、風味豊かな味わいに

また、高い温度になるとアルコールを感じやすくなるため、味わいの印象はより辛口になります。

さいごに

すっきりした味わいが魅力の辛口の日本酒。

日本酒度がプラスで、酸度が高いほど、辛口といえます。

産地だと、東北や北陸など寒い地域の日本酒は辛口な銘柄が多い傾向に。

相性の良い塩辛やかまぼこ、煮付けやチーズなどと一緒に、ぜひ飲んでみてくださいね。

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