安くて美味しいワインが飲めたら人生お得に楽しめます!
昨今では様々な国の美味しい赤ワインがたくさん出回っていますよね。しかし種類が多いので、何を選んでいいのか分からないという人は多いのではないでしょうか。
そこで今回は赤ワインの上手な選び方からおすすめのワインまでご紹介します。あなた好みの赤ワインを見つける参考にしてみてください。
目次
安い赤ワインと高い赤ワインの違い
同じ国で同じぶどうのワインなのに、値段が全然違うのは不思議ですよね。
まずは、安いワインと高いワインの違いを見てみましょう。ポイントは以下の4つです。
・畑の違い
・造り手の違い
・生産コストの違い
一つずつ見てみましょう。
ぶどうの違い
ワインは一部の添加剤を除いてほぼぶどうのみで造られます。原料の良し悪しがワインの味にダイレクトに響きます。品質の良いぶどうは高いと言うのが前提となります。
ぶどうというのは栽培される土壌で味わいが大きく異なります。良い土壌の畑で育てられたぶどうや手間をかけて育てられたぶどうは品質が良いと考えられています。
収穫される畑の違い
収穫される地域や畑が限定されるほどワインのお値段は上がります。
安いワインはボトルに記載されている生産地が国名となっているのがほとんどだと思います。
逆に高いワインは畑名が記載されます。収穫される場所が狭くなればなるほど高いワインということになります。
例えばあの有名な「ロマネ・コンティ」の畑は野球場ほどの広さしかなく、生産本数は多くありません。その希少性や歴史のある畑から収穫されるというのは一つのメリットとなります。
造り手の違い
高いワインの造り手の多くは先祖代々から続く良い土壌の畑を所有しています。
また、栽培、収穫、醸造、熟成、瓶詰めなどの工程に生産者のこだわりや手間が反映されています。
名門と呼ばれる生産者や会社で造られるワインは製法にも独自のこだわりや技を持っていますので、同じ品質のぶどうを使ってもより美味しいワインを作ることが出来ます。
コストの違い
経済的理由
生産される国によって人件費や税金などコスト面でも違いが出ます。
国によっても人件費に差があります。
例えば、最低賃金を比べてもヨーロッパ圏では他の国に比べて高いです。反対にニューワールドと呼ばれるチリや南アフリカなどでは低くなっています。これだけを比べてもかなりの差がでます。
機械か手摘みか
それに収穫を機械でするか、人の手でするかによっても違います。急な斜面の収穫やぶどうの剪定などは機械では出来ませんので人が手で作業します。
原料となるぶどうの収穫量を比べても機械と人とでは違いが出ます。手摘みで、良い粒や房だけを残し、悪いものを剪定する過程では収穫できるぶどうの量も質も変わってきます。
ソムリエ直伝!安い赤ワインを美味しく飲む方法
温度
ワインは温度がわずかに変化しても、味も香りも大きく変化してしまいます。
一般的には赤ワインは13~18℃が飲み頃
ワインによっても異なりますが、一般的に赤ワインは13~18℃くらいが飲み頃だといわれています。長時間冷蔵庫に入れて、出してすぐ飲むのは冷え過ぎておすすめしません。逆に常温に置いといたワインは温かすぎます。
安い赤ワインは通常よりも低い温度で
安めの赤ワインは少し冷やしたほうが美味しくいただけます。
空気に触れる
ワインボトルから別の容器にワインを移すことでワインを空気に触れさせることが出来ます。専門的に言うと「デキャンタージュ」と呼びます。
デキャンタージュをするのはほとんどが赤ワインです。
多くの空気とワインを触れさせる事で、短時間でワインの本来のポテンシャルを引き出し味をまろやかにすると言われています。
ご家庭では大きなデキャンタなどは無いと思いますので、麦茶を入れるボトル等を代用してもいいと思います。
他の容器に移し替えた後、再度ワインボトルに戻すと雰囲気を損なわず楽しむことが出来ます。
しかし空気に触れさせる時間が長時間にわたってしまうと酸化が進み、味が落ちてしまうので注意しましょう。
安くて美味しい赤ワインの選び方
ボディで選ぶ
赤ワインの味わいを表わす時は「フルボディ」「ミディアムボディ」「ライトボディ」といったように、「ボディ」という表現を使います。
非常に簡単に言うと、「赤ワインがこってりしているか、あっさりしているか」ということを表現しているのです。
味わい | 度数 | 合う料理 | |
フルボディ | 色が濃い渋みが強くどっしり | 15%前後 | 牛・羊などの肉料理 |
ミディアムボディ | フルとライトの中間 | 13%前後 | タレ味の焼き鳥、すき焼き |
ライトボディ | 1色は薄め・渋みは弱く軽やか | 11%前後 | チキン、サラダ |
自分の好みに合わせて、選んでみてください。
価格で選ぶ
500円以下の赤ワインはだめ!?
ディスカウントストアやスーパーなどで売られている低価格ワインの中には、コストパフォーマンスが高くて美味しいと評判のワインがたくさん販売されています。
その低価格ワインの中でも底値に近い500円以下がありますが、「ワイン自体の味を楽しむ」という観点ではおすすめしません。
料理に使ったり、カクテルやホットワインを作る場合は問題ないです・
もし、こういった価格帯のワインを飲むのであれば、しっかりと冷やして飲むのをおすすめします。
安くて美味しいおすすめ赤ワイン10選
安い!予算1,000円
5位
ドンナ・マルツィア ネグロアマーロ
南イタリアの地ぶどう、ネグラマーロ種から造られています。
熟したベリーやチェリーなどの香りにエレガントな余韻が特徴です。
しっかりとした味わいですが重すぎずジューシーなので女性が好きな味わいとなっています。
4位
ボデガス・カンポス・レアレス グラディウム ホーヴェン テンプラニーリョ
若々しさの中にも、しっかり感じ取れる凝縮感が秀逸です。渋みも滑らかなので口当たりはとてもスムースです。フルボディ寄りのワインですがほのかな甘みもあります。
飽きのこない美味しいワインです。
果実の凝縮さや渋みがあるタイプですので赤ワインを少し飲みなれてきた方におすすめです。
3位
デ ボルトリ ディービー ファミリーセレクション シラーズ カベルネ
国内外から高い評価を得ている、デボルトリ社が造るデイリーワインです。
胡椒やスパイスのニュアンスと厚みのあるベリーの味わいがバランスの良く表現されています。濃密な果実味と樽の香りですが清涼感が感じられるので魚介のトマト煮などによく合います。
数々の受賞歴のあるワインですが肩ひじ張らずに楽しめるワインです。
2位
イエローテイル シラーズ
イエローテイルシリーズはデイリーワインの定番です。スーパーやネットで簡単に手に入るのも魅力の一つです。
このシラーズは果実が熟するまで待って収穫し豊かな味わいと香りを追求したミディアムボディタイプのワインです。
香り高いベリーとバニラの香り、口の中に広がる熟した果実の甘みが、程よく抑えられた渋みと見事なまでの調和を奏でます。赤身の刺身、パスタ全般、ハンバーグなど日々の夕食にとっても合います。
インパクト抜群のオーストラリアワインの代表格です。
1位
コノスル カベルネ・ソーヴィニヨン ヴァラエタル
常に時代を先取りするイノベーティブな生産者「コノスル」のハイ・コストパフォーマンスなヴァラエタルワインです。
この自転車のラベルを見かけたことがある人は多いのではないでしょうか。この自転車はコノスルのコンセプトである自然のサイクルを尊重したぶどう栽培と自転車にのって畑へ行く人達を表しています。
鮮烈なカシス、チェリー、プラムの香りにスパイスの香りが複雑性を与えています。エレガントでしっかりとした骨格を持つ、果実味豊かで深い味わいのワインです。
その価格に見合わない安定したバランスと美味しさはプロやワイン通も唸るほどです。
コスパに優れた鉄板ワインですので初めて赤ワインを飲む方にぴったりです。
1,000円以下の人気赤ワイン比較表
商品画像 | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() |
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商品名 | コノスル カベルネ・ソーヴィニヨン ヴァラエタル | イエローテイル シラーズ | デ ボルトリ ディービー ファミリーセレクション シラーズ カベルネ | ボデガス・カンポス・レアレス グラディウム ホーヴェン テンプラニーリョ | ドンナ・マルツィア ネグロアマーロ |
詳細 | 国名:チリ | 国名:オーストラリア | 国名:オーストラリア | 国名:スペイン | 国名:イタリア |
商品リンク | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る |
予算2,000円の安い赤ワイン
5位
グラン タラパカ メルロー
果実味が豊富で、柔らかなタンニンのしっかりしたタイプです。ソフトで優しい口当たりが特長的なコスパ抜群なチリのメルローです。
タラパカ社は歴史、クオリティ、技術、名実ともにニューワールド、チリを代表するワイナリーです。
黒い果実の豊かな香りが魅力的でフルーティーでありながら複雑味を兼ね備えるワインに仕上がっています。
すき焼き、しゃぶしゃぶなどちょっと豪華な夕食の時におすすめです。
4位
メゾン・ジョゼフ・ドルーアン ラフォーレ ブルゴーニュ ピノ・ノアール
有名な三ツ星レストランのワインリストに必ずと言っていいほど名を連ねる超名門ワイナリー「ジョゼフ・ドルーアン」の低価格帯のワインです。
ブルゴーニュの典型的スタイルとなる軽やかなピノ・ノアールの味わいが特徴です。
ラズベリーやさくらんぼなどのフレッシュな果実味、エレガントな酸味、やわらかなタンニンを持っています。
上品なタイプですので重みのある力強いワインが苦手な方におすすめです。
3位
モンテス アルファ カベルネ・ソーヴィニョン
チリワインの実力を世界に認めさせた偉大なモンテスの優秀赤ワインです。 世界中から愛されるチリ生まれのカベルネ・ソーヴィニヨンは好き嫌いを選ばない味に仕上がっていると思います。。
色合いは紫がかった濃いルビー色が特徴で赤いフルーツの香りやチョコレートやシガーのニュアンスが、フレンチオークの香ばしい香りと見事に調和しています。
フルボディながらもカベルネ・ソーヴィニヨンのエレガントさが表現されているワインです。
チリワインにトライしようとする方にまず最初におすすめしたいワインです。
2位
ドメーヌ・ブラハム ピノタージュ
南アフリカ最優秀女性ワインメーカーに選ばれた、女性弁護士が造る濃厚でフルボディなピノタージュ100%のワインです。オーガニック栽培により丁寧に造られています。
南アフリカで生まれたハイブリッド品種であるピノタージュは、南仏でよく使われるサンソーとピノ・ノワールを掛け合わせたものです。
ずっしりとした完熟果実の香り高い華やかさにコーヒーやチョコレートの甘みが加わり、湿った土の香りとフレーバーが全体をまとめていて、『洗練』という言葉がぴったりのワインです。
複雑で濃厚な味わいは癖になる美味しさですので、是非一度飲んでみて欲しい1品です。
1位
カサーレ・ヴェッキオ モンテプルチャーノ・ダブルッツォ
イタリアで3年連続で最優秀生産者賞を受賞のファルネーゼの最強赤ワインです。
収穫は全て手摘みで、ぶどうの木の1枝から4房収穫しています。樹齢の高い木から収穫されるぶどうは味が凝縮されて旨味溢れる深い味わいになると言われています。
色も濃く、香りも際立っており、味わいは驚くほど凝縮されています。
口の中でひろがる香りも味も、明らかに普段飲んでるワインと違うのが、ワインビギナーでもはっきりとわかる仕上がりになっています。
濃厚で濃密、渋味は抑えめでワインの楽しさを率直に教えてくれる1本です。
ワインの苦手意識のある方でもわかりやすく美味しいと思える優秀なワインです。
2,000円以下の人気赤ワイン比較表
商品画像 | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() |
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商品名 | カサーレ・ヴェッキオ モンテプルチャーノ・ダブルッツォ | ドメーヌ・ブラハム ピノタージュ | モンテス アルファ カベルネ・ソーヴィニョン | メゾン・ジョゼフ・ドルーアン ラフォーレ ブルゴーニュ ピノ・ノアール | グラン タラパカ メルロー |
詳細 | 国名:イタリア | 国名:南アフリカ | 国名:チリ | 国名:フランス | 国名:チリ |
商品リンク | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る |
安旨赤ワインのまとめ
今回は安くて美味しい赤ワインおすすめ10選をご紹介しました。
2000円以下のワインでも、チリやオーストラリアなどのニューワールドと呼ばれる地域から、伝統的なヨーロッパの地域まで幅広く美味しいワインを選ぶことが出来ます。
赤ワインと言っても味わいや香りなどタイプが全く違うものが多いので、場面や料理によってお好みのワインを選んでみてくださいね。
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