【ソムリエ監修】ネッビオーロとは?特徴からおすすめのワイン15選を紹介

2019/03/05
おすすめ赤ワイン

イタリアを代表するワイン・バルバレスコやバローロの原料にもなっているのがネッビオーロ!

今回はネッビオーロの特徴から、おすすめの赤ワインまでご紹介します。


記事の監修者

杉浦 直樹

J.S.A認定ソムリエ

歌舞伎役者として人間国宝 中村雀右衛門に師事。15年ほど主に歌舞伎座に舞台出演。 その後銀座のクラブマネージャーを経て、J.S.A認定ソムリエ資格を取得。 現在は支配人兼ソムリエとして、ブルゴーニュとシャンパーニュの古酒を専門としたフレンチレストランを経営する。

ネッビオーロとは


ネッビオーロ(Nebbiolo)はイタリア北部のピエモンテ州の固有品種です

他にはロンバルディア州、ヴァッレ・ダオスタ州でも生産されています。

ピエモンテ州では800年以上も前から栽培されていたという古い歴史のある品種です。

ネッビオーロの特徴

ブドウの特徴

ネッビオーロは繊細な品種のため、あまり広範囲では栽培されていません。

実が密集してカビやすいことから、湿気が高い場所では栽培が難しいなど、栽培の条件が限られてしまいます。

ワインの特徴

アルコールによるボリュームは、中程度でそれほど強くありません。

タンニンは強く収斂し、酸味が強く感じられることから、非常に「かたい」印象をもちます。

余韻はスパイシーな印象を残します。

ネッビオーロのワインの選び方

有名な銘柄で選ぶ

バローロ

ピエモンテ州のバローロは、王のワイン・ワインの王として讃えられるイタリアで最も偉大で有名なワインです。ネッビオーロ100%で造られます。

多彩なアロマに豊かな果実味とパワフルな酸が特徴ですが、数多くの造り手がおりワインのスタイルや味わいは様々です。大きく分けるのであれば

クラシカルスタイル:タンニンも酸も非常に力強く、長期熟成により開花する
モダンスタイル:そこまで長期間熟成を待たずに凝縮した果実味を愉しめる

もしくはその中間のアイテムもあります。

 >>ワインの王、バローロとは?

 

バルバレスコ

 バローロがワインの王であるのに対し、ワインの女王として称されているのがバルバレスコです。こちらもネッビオーロ100%で造られます。

格下のバローロと言われ低迷していた時期もありましたが、今ではバローロに引けを取らない素晴らしいワインとして評価を得ています。

バローロよりもしなやかなタンニンで、口当たりがとても上品で可憐なスタイルです。

バルバレスコもまた数多くの造り手がおり、スタイルや味わいは様々ですが、ある程度熟成を待ってから愉しめる高級ワインの位置付けです。

>>ワインの女王、バルバレスコとは? 

 

ネッビオーロ・ダルバ

こちらもネッビオーロ100%で造られるワインです。

ネッビオーロから造られるワインは、骨格がしっかりとして、パワフルなタンニンに収斂性が強い傾向があります。

ネッビオーロ・ダルバは、そこまでパワフルさが前面に出たスタイルではなく、フルーティーでブドウそのものの甘さを感じる柔らかい印象と長い余韻が特徴です。

こちらも長期熟成を望める素晴らしいワインですが、バローロ、バルバレスコよりもリーズナブルです。バローロなどで高い評価を受ける造り手のアイテムもあるなど掘り出し物を見つけやすいのも魅力です。

 

価格で選ぶ

ネッビオーロに関しては、とりわけ価格に幅があり、品質にもバラツキがあります。

またデイリーワインとして選ぶのには不向きな品種のワインです。比較的早いうちから愉しめるアイテムあってもそれなりの熟成期間が必要で、コストパフォーマンスに優れたアイテムはそれほど多くはないのです。

特にバローロやバルバレスコはイタリア最高位の格付けで、飲み手を魅了する大変素晴らしいワインです。高級ワインの位置付けであれば、価格もそれなりだということです。3千円以下で購入できるアイテムもありますがほぼハズレます。

酸が強すぎてギシギシする印象で、非常に飲み難いと感じてしまうので注意が必要です。

ネッビオーロのおすすめワイン15選

それでは、厳選したネッビオーロの赤ワインを15本、予算別にご紹介しましょう!

日常使いにおすすめ!予算2,000円ベスト5

5位

スウィングズ&ラウンドアバウツ “キッス・チャシー" プレミアム・レッド


ブドウにとって理想的な生育条件が揃っている、西オーストラリア州のマーガレット・リヴァー産です。

明るく輝く深紅の色合い。ブラックチェリーやプラムの香りに、シナモンやナツメグのニュアンスを感じます。スパイシーさも混じり、豊かでコクがあるエレガントな味わい。長い余韻が続きます。

ラムやビーフのグリルに合わせてどうぞ。
珍しいオーストラリア のネッビオーロ 。イタリアのネッビオーロとの違いを確かめたいという人に、おすすめです。

 

4位

ランゲ ネッビオーロ フォンタナ フレッダ

1878年創業の老舗、バローロの造り手ととして評価が高いフォンタナ・フレッダ。

ブラックベリーや完熟したプラム、シナモンなど力強い果実香に、はっきりとした酸と豊かなタンニンで、クセのない味わいを愉しめる、コストパフォーマンスに優れたワインです。

 

3位

ランゲ ネッビオーロ ナティーヴォ アジエンダ アグリコーラ ロベルト サロット

ワイン造りに情熱を捧げるロベルト サロットは、その品質の高さから年々評価を高めています。

スミレの花のアロマが特徴的で、口に含むと、よく熟したプラムやさくらんぼの果実味が広がり、ほのかにチョコレートのニュアンスも加わり、程よい酸と調和します。口当たりが滑らかで、比較的若いうちから愉しめる貴重なワインです。

 

2位

ネッビオーロ ダルバ 2014 テッレ デル バローロ 赤


アルバで育った最良のネッビオーロを使って造られた赤ワインです。

スミレ色を思わせるネッビオーロ特有の赤色で、バラやベリーの香り。熟成による樽の風味も感じられます。ほどよいタンニンとほのかな甘さ。力強いのにデリケートさも備えた奥深い味わいです。

日常使いのワインでも深い味わいが欲しい人におすすめです。

 

1位

ネッビオーロ ランゲ カッシーナ・キッコ 2015


ネッビオーロ独特の透明感のある赤色で、スミレやチェリー、スパイスの香り。樽由来のニュアンスも混じります。ふくよかで重厚な味わい。ローストしたお肉や熟成したチーズによく合います。

1,000円代としてはとても飲みごたえありで、ネッビオーロが初めての人に味わって欲しい1本です。

2,000円以下のネッビオーロ赤ワイン比較表

商品画像ネッビオーロ ランゲ カッシーナ・キッコ 2015ネッビオーロ ダルバ 2014 テッレ デル バローロ 赤 ランゲ ネッビオーロ ナティーヴォ アジエンダ アグリコーラ ロベルト サロットランゲ ネッビオーロ フォンタナ フレッダスウィングズ&ラウンドアバウツ “キッス・チャシー
商品名ネッビオーロ ランゲ カッシーナ・キッコ 2015ネッビオーロ ダルバ 2014 テッレ デル バローロ 赤ランゲ ネッビオーロ ナティーヴォ アジエンダ アグリコーラ ロベルト サロットランゲ ネッビオーロ フォンタナ フレッダスウィングズ&ラウンドアバウツ “キッス・チャシー" プレミアム・レッド
詳細産地:イタリア産地:イタリア産地:イタリア産地:イタリア
産地:オーストラリア
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来客用やちょっとしたご褒美に!2,000円~5,000円ベスト5

5位


イタリアワインの王様「バローロ」が気軽に楽しめる1本です。

バラや濃縮感のあるブラックベリーの香りに、スパイスのアロマ。濃縮感のあるプラムのような果実味です。スパイスのニュアンスとしっかりしたタンニン。バローロならではの濃さと風味が感じられます。

お手頃価格でバローロを味わいたい人はぜひどうぞ。

 

4位

ブレッツァ ランゲ ネッビオーロ 2016


ブレッツァは繊細な女性的なバローロを造る生産者です。ネッビオーロのクローン、ネッビオーロ・ロゼもブレンドされていて、香りのよさを引きだす要素になっています。

イチゴや和のさくらんぼのようなアロマで、軽やかで透明感のある酸味。柔らかなタンニンが特徴です。

牛肉のグリルやサーモンのマリネなどによく合うでしょう。週末のゆっくりした時間に味わいたい1本です。

 

3位

フラッテリ・ジャコーザ バローロ DOCG


色彩は濃いルビー・レッドで、熟成によりガーネット色に変化します。バラのような優美な香りが長く持続。調和が取れた滑らかな口当たりです。

牛肉や羊の料理によく合います。来客のもてなしに常備したい、極上の逸品です。

 

2位


リコッサはピエモンテのワインを気軽に楽しんでもらいたいと、比較的リーズナブルなワインを造るために設立されたブランドです。

スミレのようなエレガントな香り。カシスなどの熟した赤い果実のアロマも感じられます。上品で複雑な味わい。長い余韻が楽しめます。頑張った自分へのご褒美としておすすめです。

 

1位


ジジ・ロッソは、ピエモンテ州のバローロ地区の中心部で、40年以上ワイン造りに携わるワイナリーです。

サクランボの新鮮な香りに、ホワイトペッパーを思わせる穏やかなスパイスのニュアンス。滑らかでエレガントな味わいです。複雑で長い余韻が楽しめるでしょう。歴史と伝統を重んじる高級ワイン。

バローロとしては格安で、大切な人とのディナーに添えたい1本です。

2,000円~5,000円のネッビオーロ赤ワイン比較表

商品画像ジジ・ロッソ バローロ リコッサ バルバレスコフラッテリ・ジャコーザ バローロ DOCGブレッツァ ランゲ ネッビオーロ 2016ナターレ・ヴェルガ バローロ
商品名ジジ・ロッソ バローロリコッサ バルバレスコフラッテリ・ジャコーザ バローロ DOCGブレッツァ ランゲ ネッビオーロ 2016ナターレ・ヴェルガ バローロ
詳細産地:イタリア産地:イタリア産地:イタリア産地:イタリア産地:イタリア
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特別な日におすすめの一品!5,000円以上

5位


カンティーナ・バルトーロ・マスカレッロは小規模生産者ですが、有名メーカーも尊敬するトラディショナルなワイナリーです。

スミレやバラの香りに、スパイスとブルーベリーのニュアンス。口に含むと果実味が広がり、まろやかなタンニンと独特の酸味が調和した重厚な味わいです。

お祝いの席や、記念日のディナーにいかがですか?

 

4位

アイドル ワイルド ワインズ ネッビオーロ フォックス ヒル ヴィンヤード[2013]


アイドルワイルドのワインのコンセプトは、ピエモンテ州のブドウを使い、バランスと優美のあるカリフォルニアワインを造ることです。

ドライチェリーやバラの香りに、森林やミネラルを感じさせるアロマ。引き締まった酸と細やかなタンニンがバランスを取り、透明感のある果実味が特徴です。

イタリア以外のネッビオーロも味わいたい人におすすめです。

 

3位

ジャスパー・ヒル パドック・ネッビオーロ 2013


オーストラリアで造られた、ネッビオーロ100%の赤ワインです。現地でも入手困難というほどのレアなもの。

ベリー系の果実の香り、ほんのりとスパイシーさも感じます。凝縮した果実味と、穏やかな酸味、柔らかなタンニンがやさしく溶け込んでいます。軽やかなのに奥行きの深い味わい。長い余韻が続きます。

この機会にしか味わえない希少なワイン、お早めにどうぞ。

 

2位

フォンタナフレッダ コステ・ルビン バルバレスコ


フォンタナフレッダは、一世紀以上にわたりバローロを造り続けている伝統的なワイナリーです。

ガーネットを帯びた、輝きのあるルビー色で、熟したプラムやベリーの香り。リコリスやシナモン、タバコのニュアンスも感じられます。力強いタンニンと、濃厚な果実味。

特別な日やお祝いの席など、ここぞという時に添えたい極上のワインです。

 

1位

ブルーノ ジャコーザ バローロ ロッケ リゼルヴァ 2011


「バローロのロマネ・コンティ」と称される、最高級のバローロです。生産量が少なく、そのほとんどが特定の顧客に流れることから、入手困難な伝説的ワインになっています。

オレンジがかったガーネット色で、イチゴやチェリーの香り。トリュフやバラ、ミネラルなどのニュアンスが複雑に絡み合います。細やかなタンニンと甘味のある果実味。引き締まった酸がバランス良く調和しています。繊細さと透明感が織り成す精妙な味わい。余韻は長く続きます。

ネッビオーロを極めたいという人には外せない逸品です。

5,000円以上のネッビオーロ赤ワイン比較表

商品画像ブルーノ ジャコーザ バローロ ロッケ リゼルヴァ 2011フォンタナフレッダ コステ・ルビン バルバレスコジャスパー・ヒル パドック・ネッビオーロ 2013アイドル ワイルド ワインズ ネッビオーロ フォックス ヒル ヴィンヤード[2013]ランゲ・ネッビオーロ・DOC
商品名ブルーノ ジャコーザ バローロ ロッケ リゼルヴァ 2011フォンタナフレッダ コステ・ルビン バルバレスコジャスパー・ヒル パドック・ネッビオーロ 2013アイドル ワイルド ワインズ ネッビオーロ フォックス ヒル ヴィンヤード[2013]ランゲ・ネッビオーロ・DOC
詳細産地:イタリア産地:イタリア産地:オーストラリア産地:アメリカ産地:イタリア
商品リンク詳細を見る詳細を見る詳細を見る詳細を見る詳細を見る

 

ネッビオーロのまとめ

ネッビオーロの赤ワインのおすすめを15本、ご紹介しました。イタリアのピエモンテを中心に造られているネッビオーロのワインは高級なものが多く、その味わいは格別です。熟成した深みのある赤ワインを味わいたいときにピッタリなのが、ネッビオーロ。最高級と称される極上のワインを、ご堪能ください。

他の赤ワイン品種も知りたい方はこちらをどうぞ。

>>赤ワインのぶどう品種一覧

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