幻の焼酎、森伊蔵とは?種類、値段、定価購入の方法まで徹底解説!

2020/10/20
焼酎

幻の芋焼酎3Mの1つである森伊蔵。

今回は、そんな森伊蔵が、幻の焼酎と呼ばれるようになった理由から、種類、値段、定価購入の方法までご紹介します。

記事の執筆者

町田 英伸

利酒師、焼酎利酒師

26年間の飲食業従事中に日本酒&焼酎居酒屋を2店舗経営。 現在はフリーライターとして飲食店経営やお酒にまつわる情報を発信中。

森伊蔵とは

森伊蔵とは、森伊蔵酒造が製造する芋焼酎の銘柄です。

同じ鹿児島県のプレミアム芋焼酎である魔王、村尾と合わせて、「3M」と呼ばれています。

1988年に、森伊蔵酒造の5代目当主が、それまでの造りや販売方法を180度転換させて誕生。

さつまいもの甘い香りと、スッキリとした上品な口当たりが特徴で、過去の「芋臭い焼酎」という評判を一変させました。

お湯割りといった芋焼酎本来の味わい方はもちろん、ロックをはじめさまざまな飲み方で楽しむことができます。

 

森伊蔵酒造

森伊蔵酒造は、1855年(明治18年)に鹿児島県垂水市に創業しました。

築130年を超える木造蔵で、大きさが約150坪ほどと、焼酎酒造としてはけして大きいとは言えない規模です。

創業以来の「かめ壺仕込」を守り続け、今もなお手造りの高品質な焼酎造りを追求し続ける玄人好みの酒蔵です。

 

森伊蔵の評価

森伊蔵酒造は、かつてはどこにでもあるありふれた焼酎蔵の1つでしかありませんでした。

大手メーカーによる大量生産の焼酎に押され、経営難に陥ったこともあります。

しかし、脱サラして跡を継いだ5代目当主が、それまでの造りをイチから見直して「森伊蔵」を生み出してから、その評価は一変。

 

1999年には、当時のフランス大統領ジャック・シラク氏が森伊蔵を愛飲していることがニュースになります。

以来、焼酎ファンのみならず一般に知られるようになりました。

そこから、数々の雑誌などでも取り上げられ不動の人気を確立します。

一時期は、入手困難な「3M」の一つとして、日本中を巻き込んだ焼酎ブームの立役者となりました。

 

今や、JALのファーストクラスで提供されたことを皮切りに、世界中の主要都市のホテルや和食店へ輸出。

まさに「世界の森伊蔵」となったのです。

 

幻のプレミアム焼酎と呼ばれる理由

少量生産にこだわる

こうして多くの人々から求められるようになった森伊蔵ですが、先述のように森伊蔵酒造は他の蔵と比べて大きな酒蔵ではありません。

さらに森伊蔵酒造では、今でも品質を落とさないため、かたくなにカメ壺つくりにこだわり、当主がたった一人で酒造りを続けています。

 

年間の生産量は1升瓶15万本程度

その年間生産量は明治18年の創業当時と同じ4石分(カメ壺50個分)です。

これは分かりやすい単位の1升瓶(1.8リットル)に換算すると、なんと年間15万本しかありません。

1ヶ月あたり12,500本ということになり、圧倒的な需要過多です。

ちなみに定番の人気焼酎、黒霧島や赤霧島を製造する霧島酒造の2019年の売上数量は49万7,394万石、森伊蔵の1万倍以上です。

 

価格が高騰

そんな焼酎が消費者のニーズに合わせて潤沢に流通できるわけもなく、入手方法は蔵元か正規代理店での抽選販売に頼るしかありません。

そのためその入手確率は極めて低く、ネットやディスカウントストアでの転売により、市場での流通価格が跳ね上がることになりました。

 

森伊蔵の種類

森井以蔵のラインナップは、次の4品です。

どの商品も定価の数倍で取引されています。

森伊蔵のラインナップ

商品画像森伊蔵 1800ml森伊蔵 金ラベル 森伊蔵 極上の一滴森伊蔵 25°楽酔喜酒
商品名森伊蔵 1800ml森伊蔵 金ラベル 森伊蔵 極上の一滴森伊蔵 25°楽酔喜酒
詳細度数:25 %
容量:1800ml
度数:25 %
容量:720ml
度数:25 %
容量:720ml
度数:25 %
産地:日本、鹿児島県
容量:600ml
商品リンク詳細を見る詳細を見る詳細を見る詳細を見る

森伊蔵 1800ml

もっともスタンダード品となる森伊蔵唯一の1升瓶です。

甘みのあるまろやかな味わいながら、スッキリとした香りと後口で、「芋臭くなく飲み飽きしない芋焼酎」の名を天下に轟かせた1本。

契約栽培農家のさつまいもを、昔ながらのかめ壺でじっくりと熟成発酵させて造られています。

お湯割りや水割りもいいですが、やはりロックが一番のおすすめです。

定価

定価(森伊蔵酒販店頭価格)は、税込2,860円です。

値段

ネットでの相場、税込で17,500円~25,000円です。

 

森伊蔵 720ml(金ラベル)

森伊蔵 金ラベル 

金のラベルが目にも鮮やかな森伊蔵の720mlボトルです。

通称「金ラベル」と呼ばれています。

正規代理店の高島屋で、抽選に当たった人のみが手にできる銘柄です。

そのため、1800mlの商品よりも希少価値は高くなっています。

中身自体は1800mlのレギュラー商品と同じです

輸送料などが入っているためか1800mlの蔵元直販銘柄とほぼ値段は変わりません。

定価

定価(高島屋店頭価格)は、税込2,860円です。

値段

ネットでの相場、税込で12,500円~23,000円です。

 

極上 森伊蔵(長期洞窟熟成酒)

森伊蔵 極上の一滴

かつては「森伊蔵 極上の一滴」と呼ばれていました。

酒蔵内にある地下洞窟のかめ壺で3年間の長期熟成がされた芋焼酎で、まさに「長期洞窟熟成酒」の名に恥ない極上の逸品です。

芳醇で甘い香りや、驚くほどに丸みを帯びた味わいが口中に広がり、ゆっくりと喉の奥に滑り落ちていきます。

定価

定価(高島屋店頭価格)は、税込5,720円です。

値段

ネットでの相場、税込で16,000円~55,000円です。

 

楽酔喜酒 森伊蔵

森伊蔵 25°楽酔喜酒

詳細情報
度数:25 %
産地:日本、鹿児島県
容量:600ml

森伊蔵酒造が創業120年を記念して発売。

楽酔喜酒(らくすいきしゅ )という名が冠された、森伊蔵のフラッグシップ銘柄とも言える1本です。

幻中の幻の焼酎で、年に1回12月15日にのみ限定発売されます。

10年間の熟成させたマニア垂涎の熟成焼酎が、薩摩切子を思わせるオリジナルの赤いボトルに詰められています。

まろやかで味わい深く、鼻に抜ける丸く甘い香りは、その値段にふさわしい至福の1杯です。

定価

定価(高島屋店頭価格)は、税込41,800円です。

値段

ネットでの相場、税込で55,000円~100,000円です。

 

森伊蔵を定価で購入する方法

森伊蔵を定価で購入する方法は次の通りです。

 

森伊蔵酒造に電話予約で申し込む

直接蔵元に電話予約で申し込むことにより、抽選で購入することができます。

取扱銘柄:森伊蔵1800ml

登録期間:毎月15日~25日 24時間受付

登録電話番号:099-239-1111

抽選結果:翌月1日~14日の間に申し込みと同じ電話番号より確認

受取方法:抽選に当たった場合は2ヶ月後の15日より店頭、もしくは発送にて受け取れます。

 

正規代理店・山形屋の抽選に申し込む

森伊蔵の正規代理店である山形屋にて、毎月抽選にて販売をしています。

取扱銘柄:森伊蔵1800ml、極上森伊蔵720ml

応募期間:毎月1日~7日

応募方法:山形屋店頭にて専用申込用紙に記入して申し込み

抽選結果:当選者には当月中旬ごろハガキ似て通知

受取方法:当選者のみ山形屋店頭にて直接代金引換販売

 

高島屋各店で抽選に申し込む

高島屋も森伊蔵の正規代理店です。

取扱銘柄:森伊蔵720ml
極上森伊蔵 長期洞窟熟成酒720ml

応募方法:取り扱いのある高島屋の売場店頭で申込用紙をもらい応募

抽選結果:当選者には15日前後に当選ハガキが届く

受取方法:20日~月末まで店頭にて直接代金引換販売

取扱店舗:全国高島屋の一部店舗(銘柄によって異なる)、詳しくは森伊蔵HP

 

JAL(日本航空)の機内販売で購入

日本航空も森伊蔵の正規販売代理店のため、国際線(長距離便)の機内限定販売にて購入することができます。

ただし、現在の次回販売状況は日本航空にて調整中です。

取扱銘柄:森伊蔵720ml(日本航空・国際線機内販売限定用)

販売方法:搭乗時にキャビンアテンダントに申し出て直接購入

価格:3,200円(税込)、JALカードであれば2,880円(税込)で購入できます

 

さいごに

どんなに人気が出ても、製造量を増やすことなく、頑なに現当主がたった1人でコツコツと造り続ける森伊蔵。

それゆえ今なお「幻の焼酎」としての名をほしいままにしています。

その分、定価で手に入れるには高倍率の抽選に当たるしか手がなく、ほとんどはネットやディスカウントショップでプレミアム価格でしか手に入れるしかないでしょう。

それでも「欲しい」という人が跡を絶たない森伊蔵を口にする機会があれば、ぜひゆっくりと「幻」と呼ばれる風味を味わってみてください。

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