【決定版】黒龍はどんな日本酒?人気の理由や種類・値段・味わいを解説

2020/09/23
日本酒

食中酒、食前酒としてグイグイ飲める柔らかい口当たりと、フルーティな飲み口が人気の「黒龍」。

一部のラインナップは幻の日本酒とも呼ばれ、初心者からマニアの方まで高い人気を誇っています。

今回は、そんな黒龍の評価や人気の理由から、全種類の味、値段を徹底解説します。

記事の監修者

佐々木 健太

J.S.A. ソムリエ・エクセレンス

ソムリエ/年間受講者数日本一を誇るカリスマワインスクール講師  21歳でソムリエ資格を取得。南フランスにある一つ星レストラン「Keisuke Matsushima」にて研鑽を積み、帰国後は南青山「L’AS」を経て、株式会社WINE TRAILを創業。ワインのサブスク「HOME WiNE」を手掛ける。YouTubeチャンネル「ソムリエ佐々木」を運営。第9回全日本最優秀ソムリエコンクールファイナリスト。https://homewine.jp/

黒龍とは

黒龍は福井県の黒龍酒造株式会社が造る日本酒の銘柄です。

「黒龍」という名は、蔵の近くを流れる「九頭竜川」の古名「黒龍川」に由来されています。

皇室御用達の日本酒として知られ、1993年の(当時)皇太子と雅子様のご成婚の際には、内宴の儀で使用されました。

あの名俳優として知られる石原裕次郎さんも愛飲していた日本酒と言われています。

黒龍の特徴

黒龍はどんな日本酒なのでしょうか?

こちらで黒龍の特徴を3つにまとめたのでご紹介していきます。

【特徴1】フルーティーで繊細な味わい

黒龍の特徴は、柔らかな果実の香りを感じる繊細な味わい

グラスからはふわっとやさしい吟醸香が立ち上がり、口に含むとほどよい甘みと旨味が感じられます。

その軽やかな味わいとフルーティーな香りの秘密は、使用する米にあります。

黒龍酒造が使う酒米の平均的な精米歩合は約50%。

よく削られた米を使うことで、日本酒は雑味が削ぎ落され上品な香りを生み出しやすくなります。

黒龍酒造では高級酒に使われる酒米を、惜しげもなく多くの日本酒に使用しているのです。

そんなクセの無い穏やかな風味の黒龍は、初心者はもちろん、日本酒上級者にまで幅広い人気を誇っています。

誰にでも好かれる味わいが黒龍の人気の秘密と言えるでしょう。

【特徴2】マニア垂涎の銘柄が目白押し

黒龍の銘柄は、そのほとんどがマニア垂涎の高級銘柄として知られています。

定番商品の純米吟醸や大吟醸に加え、火いら寿、しずく、八十八号といった限定大吟醸シリーズが有名です。

さらに黒龍を語るうえで外せないのが、「石田屋」「二左衛門」の2銘柄。

こちらの2本は生産量が限られており、日本酒専門店ですら入手が難しいまさに幻の銘柄です。

これらは毎年決められた時期だけの限定販売ですので、予約必須の激レア銘柄となっています。

限定商品が多く、なかなか飲む機会が無いことも黒龍の人気を高めている要因のひとつでしょう。

【特徴3】エレガントなボトルデザイン

黒龍の日本酒は気品を感じさせるボトルデザインである点も魅力。

黒龍酒造は2008年から、720mlの商品をすべてオリジナルデザインのボトルに入れ替えました。

一般的な日本酒の瓶とは形状が異なっており、なで肩で注ぎ口の部分が長くなっているのが特徴です。

さながらブルゴーニュのワインボトルを思わせるような、思わず目を引いてしまうようなデザインとなっています。

さらに限定の商品は瓶の蓋がスイングトップ式となっており、高級感漂う仕上がりに。

また、黒龍の2大高級ブランドである石田屋と二左衛門は、それぞれ鮮やかな青色と赤色が美しいボトルとなっています。

黒龍の上質感溢れる味わいは、エレガントなボトルデザインからも感じ取ることができるでしょう。

黒龍酒造について

黒龍酒造は1804年に創業。

海の幸、山の幸に恵まれた、雪深い北陸の福井県吉田郡に位置する酒蔵です。

初代創業者は石田屋二左衛門という方で、この初代の名を冠した超人気の日本酒もリリースされています。

黒龍酒造のすぐ近くには霊峰白山の雪解け水が流れ込む九頭竜川の伏流水が流れています。

この伏流水は柔らかで透明感溢れる吟醸酒にうってつけで、黒龍酒造が醸す酒のベースとなっています。

九頭竜川はかつて「黒龍川」と呼ばれており、酒蔵の名はここから名付けられました。

1970年代には全国に先駆けていち早く大吟醸酒の製造に注力。

後に起こった吟醸酒ブームを牽引する銘柄として、黒龍は一躍人気銘柄としての地位を築き上げました。

黒龍の評価

2019年、ホノルルで開催された「全米日本酒鑑評会」において、黒龍酒造が出品された3銘柄で金賞を獲得しました。

<大吟醸A部門(精米歩合40%以下)>

・黒龍 八十八号
・黒龍 大吟醸 龍

<純米部門>

・九頭龍 純米

 

全米日本酒歓評会(The U.S.National Sake Appraisal)とは、2001年より毎年開催されている日本国外ではもっとも歴史のある品評会です。

日本国内の品評会と同様の審査方法を用いて、11名の審査員が3日間に渡り、約500種の酒を完全ブラインド方式で審査します。

黒龍酒造の日本酒は、海外からも高い評価を受けているということが言えるでしょう。

黒龍の購入方法

こちらで黒龍を購入する方法を2つご紹介します。

特約店で購入する

黒龍は全国の特約店で購入することが可能です。

特約店とは、メーカーと特約店契約を結んだ販売店のことを指します。

黒龍酒造の日本酒は手間暇のかかる製法のものばかりのため、生産量が限られています。

さらに限定商品も多いことから、日本酒の品質管理に信頼の置ける限られた業者としか取り引きを行っていない状況です。

特約店では一般的に定価で黒龍が販売されています。

黒龍の特約店は、黒龍の公式ホームページで確認することが可能です。

各地域に特約店はあるので、ぜひホームページをチェックしてみてください。

黒龍酒造ホームページ「特約店」
https://www.kokuryu.co.jp/distributors

ネットショップで購入する

黒龍はネットショップでも購入することができます。

ネットショップであれば、時間や場所を問わずにいつでも黒龍を手に入れることが可能です。

お近くに黒龍の特約店が無い場合は、ネットショップの利用を検討してみてはいかがでしょうか?

ただし、ネットショップを利用する上で注意したいのが価格と品質です。

黒龍は人気の日本酒であるため、銘柄によっては定価よりも高い値段で取り引きされていることもあるでしょう。

また、特約店以外から商品を購入する場合は、適切な状況で日本酒が管理されていない場合もあります。

ネットショップで黒龍を購入する際は、価格と品質について十分注意するようにしましょう。

黒龍のラインナップ18選

黒龍のラインナップ18選 一覧表

商品画像黒龍 いっちょらい 720ml黒龍 特吟 720ml黒龍 純吟 720ml黒龍 大吟醸 720ml黒龍 吟のとびら 150ml黒龍 貴醸酒 150ml黒龍 しずく 720ml黒龍 石田屋 720ml黒龍 ・ 龍720ml黒龍 大吟醸 つるかめセット黒龍 二左衛門黒龍 八十八号 720ml黒龍 純米大吟醸 火いら寿黒龍 垂れ口黒龍 垂れ口 純吟黒龍 吟醸 春しぼり 1800ml黒龍 吟醸 ひやおろし 720ml黒龍 純米吟醸 三十八号 1800ml
商品名黒龍 いっちょらい 720ml黒龍 特吟 720ml黒龍 純吟 720ml黒龍 大吟醸 720ml黒龍 吟のとびら 150ml黒龍 貴醸酒 150ml黒龍 しずく 720ml黒龍 石田屋 720ml黒龍 ・ 龍720ml黒龍 大吟醸 つるかめセット黒龍 二左衛門黒龍 八十八号 720ml黒龍 純米大吟醸 火いら寿黒龍 垂れ口黒龍 垂れ口 純吟黒龍 吟醸 春しぼり 1800ml黒龍 吟醸 ひやおろし 720ml黒龍 純米吟醸 三十八号 1800ml
詳細度数:15.5 %度数:15.5 %度数:15 %
味わい:中辛口
度数:25 %
味わい:辛口
度数:12 %度数:16 %度数:15 %度数:25 %
味わい:中辛口
度数:15 %
味わい:辛口
度数:16 %度数:17 %度数:18 %度数:18 %度数:16 %
商品リンク詳細を見る詳細を見る詳細を見る詳細を見る詳細を見る詳細を見る詳細を見る詳細を見る詳細を見る詳細を見る詳細を見る詳細を見る詳細を見る詳細を見る詳細を見る詳細を見る詳細を見る詳細を見る

黒龍 いっちょらい

黒龍酒造の入門編となるスタンダードな吟醸酒です。

「いっちょらい」とは、福井の方言で「一張羅」の意味を持ちます。

酒米には福井県産五百万石を使用、ほどよい吟醸香とやさしくクセのない味わいが特徴です。

スイカのような爽やかで甘い香りが特徴的。

口に含むとほんのりとした甘みが感じられ、淡麗ながらやさしいコクとキレを併せ持った、辛口の味わいです。

お刺身や白身の魚の焼き物だけでなく、トマトやシーフードを使った洋食でも、白ワインの感覚で合わせることができます。

酒質酒米精米歩合
吟醸酒国産米55%

 

いっちょうらいの値段

サイズ定価(税抜)ネット相場(税抜)
1800ml2,450円2,700円前後
720ml1,150円1,300円前後
300ml500円560円前後

 

黒龍 特吟

精米歩合50%という高精米された酒造好適米を、手間ひまかけて仕込まれた大吟醸酒。

大吟醸にしては比較的リーズナブルな価格も人気の秘密です。

青りんごや爽やかな柑橘系のフレッシュな香りが特徴的。

フルーティで香りが感じられ、味わいはバランスがとれておりマイルドな口当たりです。

やさしく口中に流れ込みますが、奥行きの深い旨味が広がり、その後飲み下す時にはキレのある辛味を感じさせてくれます。

酒質酒米精米歩合
大吟醸酒五百万石50%

 

黒龍 特吟の値段

サイズ定価(税抜)ネット相場(税抜)
1800ml3,300円3,700円前後
720ml1,600円1,800円前後

 

黒龍 純吟

黒龍 純吟 720ml

福井産五百万石を100%使用。

米の持つ旨味を存分に引き出したコクのある味わいと、爽やかな飲み口が同居しています。

ナッツのような落ち着いた香りと、ほんのり粘り気を感じさせる舌触り。

奥行きのある豊かな旨味で、後口までボディの膨らみを感じさせてくれます。

純米吟醸らしい味と香りのマッチングは素晴らしいのひとこと。

クオリティの割りには価格もリーズナブルで、コストパフォーマンスに優れています。

魚のホイル焼きやナスの味噌炒めなど、味噌を使った料理との相性は抜群です。

酒質酒米精米歩合
純米吟醸五百万石55%

 

黒龍 純吟の値段

サイズ定価(税抜)ネット相場(税抜)
1800ml2,700円円3,000円前後
720ml1,300円1,500円前後

 

黒龍 大吟醸

黒龍 大吟醸 720ml

黒龍お得意の大吟醸の中では、もっともリーズナブルに購入できる1本です。

はちみつのような穏やかな香りと、なめらかできめ細やかな舌触り。

奥行きの感じられる旨味のある飲み口が印象的です。

白身の魚の旨味をシンプルに味わう料理などには相性抜群で、お互いの味わいを引き立ててくれます。

ふくよかな香りとやさしく爽やかな飲み口が、この価格で存分に味わえるとマニアからも人気の高い銘柄です。

酒質酒米精米歩合
大吟醸酒山田錦50%

 

黒龍 大吟醸の値段

サイズ定価(税抜)ネット相場(税抜)
1800ml5,000円2,700円前後
720ml2,500円1,300円前後

 

黒龍 吟のとびら

150mlという飲みきりサイズ。

黒龍酒造が日本酒の本当の美味しさを知らない初心者向けに発売した入門用の商品です。

アルコール度数もちょっと低めの14.8%ながら、黒龍得意のフルーティな吟醸香とクリアな口当たりは健在。

お酒だけで味わうにも適したライトな味わいが特徴的です。

酒質酒米精米歩合
大吟醸酒国産米55%

 

黒龍 吟のとびらの値段

サイズ定価(税抜)ネット相場(税抜)
150ml400円450円前後

 

黒龍 貴醸酒

日本酒造りの最終段階において、贅沢に水の代わりに日本酒を使って仕込んだ日本酒を「貴醸酒(きじょうしゅ)」と呼びます。

蜂蜜酒のような濃厚でとろりとした、上品な甘さが特徴的なデザート酒を、黒龍は飲みやすくライトに仕上げました。

香りだけでなく味わいまでも甘酸っぱい果実を思わせます。

上品な甘さが特徴的ですが、それを支える酸味とのバランスも素晴らしいです。

その分爽やかでみずみずしい味わいは、楽しい食事を締めくくるのにふさわしい1本です。

食後酒としてチーズやナッツと一緒にお楽しみください。

酒質酒米精米歩合
貴醸酒五百万石55%

 

黒龍 貴醸酒の値段

サイズ定価(税抜)ネット相場(税抜)
720ml2,000円円2,200円前後
300ml500円550円前後

 

黒龍 しずく

毎年6月、10月の限定販売。

通常の日本酒はできあがった酒をしぼる時に、圧力をかけてしぼります。

「しずく」は、酒袋に詰めた日本酒のもろみを吊り下げて、そこから滴り落ちる酒だけを集めて瓶詰めされたプレミアム大吟醸酒です。

酒米は兵庫県東条産の特A山田錦のみを35%精米して造られています。

ライチなどの爽やかな果実の香り、雑味がまったく感じられないクリアな飲み口。

それでいてしっかりとした旨味は感じられる、まさに至福の1本です。

酒質酒米精米歩合
大吟醸酒山田錦35%

 

黒龍 しずくの値段

サイズ定価(税抜)ネット相場(税抜)
1800ml10,000円円20,000~25,000円
720ml5,000円11,000~18,000円

 

黒龍 大吟醸 龍

黒龍 ・ 龍720ml

大吟醸ブームを作り出したキングオブ大吟醸酒です。

1975年発売当時は日本で1番高い酒として話題になりました。

ワインの熟成方法を日本酒造りに応用して造られ、徹底された温度管理下で3年間熟成されています。

香り自体は比較的落ち着いていますが、口中に含んだ途端甘味と旨味が一気に広がります。

熟成されたことによる角のない中庸な味わいがこの酒の真骨頂。

甘さも辛さも突出した主張をしないことで、あらゆる料理とも合わせやすい1本です。

酒質酒米精米歩合
大吟醸酒山田錦40%

 

黒龍 大吟醸龍の値段

サイズ定価(税抜)ネット相場(税抜)
1800ml8,000円円9,000円前後
720ml4,000円4,500円前後

 

黒龍 つるかめ

40%精米の兵庫県産山田錦を使った大吟醸酒。

720mlのアンティークボトルに金と銀のラベルが貼られています。

見た目の美しさと縁起の良い金銀のラベルから「つるかめ」と命名され、お祝いの贈答酒として人気の高い商品です。

やわらかでフルーティという黒龍らしい大吟醸酒の味わいを、心ゆくまで楽しむことができます。

スッキリとした爽快感を感じられる後を引かない飲み口のお酒です。

冷蔵庫で冷やして飲むと淡白な白身のお刺身などの旨味を引きたててくれます。

酒質酒米精米歩合
大吟醸酒山田錦40%

 

黒龍 つるかめの値段

サイズ定価(税抜)ネット相場(税抜)
720ml×2本10,000円11,000円前後

 

黒龍 石田屋

兵庫県東条産の山田錦を35%精米して造られた純米大吟醸酒を、さらに熟成させた黒龍が誇るまさに「幻の」1本。

毎年11月に1度だけしか限定販売されません。

そのため、数ある日本酒の中でももっとも入手困難な酒として、マニアからの引き合いが絶えない逸品です。

甘く熟れたメロンや白桃のような香り、ほんの少しとろみを持った口当たり、口中で一気に膨らむ酸味と旨味のバランスはまさにパーフェクト。

その甘美なまでの味わいは、他の追随を許しません。

和食では鯛の岩塩焼きなどに合いますが、フランス料理でも鶏を使った料理などに合わせて供されています。

酒質酒米精米歩合
純米大吟醸酒山田錦35%

 

黒龍 石田屋の値段

定価(税抜)ネット相場(税抜)
720ml10,000円40,000円前後

黒龍 二左衛門

黒龍 二左衛門

35%精米の兵庫県東条産山田錦を使った純米大吟醸を、斗瓶囲いで造り、毎年11月に販売されるプレミアム限定酒。

初代蔵元「石田屋二左衛門」の名を冠された黒龍自慢の極上の1本です。

かつては1升瓶で販売されていましたが、現在では720mlのみの展開となっています。

フルーティでフレッシュな香りが立ち上り、辛すぎず甘すぎず、洗練された繊細な口当たりが特徴的。

雑味がほとんど感じられず、クリアな口当たりはよく冷やして、酒そのものの味わいを楽しみたい1本です。

酒質酒米精米歩合
純米大吟醸酒山田錦35%

 

黒龍 二左衛門の値段

サイズ定価(税抜)ネット相場(税抜)
720ml10,000円30,000~36,000円

 

黒龍 八十八号

35%精米の兵庫県東条産山田錦を使用した大吟醸酒。

酒名はかつてできが良い原酒のみを、末広がりの八十八号タンクに詰めていたことに由来します。

毎年11月に限定販売。

石田屋、二左衛門の2大ブランドと比べれば、価格も比較的手の出しやすい金額で人気も高い商品です。

ただ、生産量は極めて少ないため入手は極めて困難です。

青りんごのような爽やかな果実香が特徴で、フルーティで辛口な味わいですが、コクのある旨味は控えめで上品。

酒と同じく繊細な味わいの料理との相性は抜群です。

新鮮な白身魚の刺し身や、薄く味付けられた根菜などにも良く合います。

酒質酒米精米歩合
大吟醸酒35%山田錦

 

黒龍 八十八号の値段

サイズ定価(税抜)ネット相場(税抜)
720ml5,000円13,000~18,000円

 

黒龍 火いら寿

35%精米の兵庫県東条産の山田錦を使用した純米大吟醸を、その名の通り火入れをしない生酒のままで販売した商品です。

酒が出来上がる2月に毎年1度だけ発売される限定販売酒。

生酒ですので、必ず冷蔵保管・飲用をしてください。

熟した果実のような芳醇な吟醸香と、まろやかな味わい。

純米大吟醸らしい穏やかで奥深い味わいを、生酒特有のフレッシュな口当たりと共に楽しむことができます。

酒質酒米精米歩合
純米大吟醸酒山田錦35%

 

黒龍 火いら寿の値段

サイズ定価(税抜)ネット相場(税抜)
720ml5,000円10,000円

 

黒龍 垂れ口

65%精米の福井県産五百万石を使用して造られた、本醸造のうすにごり生原酒です。

酒を搾り口から垂れるうすにごりの新酒を、生のまま瓶詰めした所から「垂れ口」と名が付けられました。

毎年11月のみ販売される季節限定品。

青りんごやマスカットのようなフレッシュな果実香で、黒龍にしては珍しく甘口で濃厚な味わいが特徴的。

果実の汁を飲んでいるような含み香と味わいが織りなす、見事なコントラストが魅力的な1本です。

甘口の日本酒が好みの方におすすめ。

酒質酒米精米歩合
本醸造 にごり生原酒五百万石65%

黒龍 垂れ口の値段

サイズ定価(税抜)ネット相場(税抜)
1800ml2,400円2,400円前後
720ml1,150円1,200円前後

 

黒龍 純吟 垂れ口

本醸造垂れ口と同じく槽口(ふなくち)から流れ落ちるうすにごり新酒を、生のまま瓶詰めした生原酒。

55%精米の福井県産五百万石が使用されていて、毎年2月に1度だけ販売される季節限定品です。

搾りたての生酒特有の、かすかに炭酸ガスを感じさせる口当たり。

フレッシュなみずみずしい香りと、米の旨味を感じさせる原酒らしい濃醇な味わいです。

酒質酒米精米歩合
純米吟醸 にごり生原酒五百万石55%

 

黒龍 純吟垂れ口の値段

サイズ定価(税抜)ネット相場(税抜)
1800ml3,000円円4,400円前後
720ml1,400円1,400円

 

黒龍 春しぼり

黒龍 吟醸 春しぼり 1800ml

酒は冬に仕込み、年をまたいだ貯蔵・熟成を得て、春先にしぼられます。

そのしぼりの時期毎年4月に販売される季節限定商品の、しぼりたて吟醸原酒です。

55%精米の福井県産五百万石が使用されています。

フレッシュで爽やかな味わいで、軽くなめらかなのど越しが特徴的。

軽い口当たりながら、しっかりとしたボディを感じさせる辛口のキレが最後に残ります。

吟醸原酒のしぼりたてらしい春の華やかさを感じさせる味わいが嬉しい1本です。

酒質酒米精米歩合
吟醸原酒五百万石55%

 

黒龍 春しぼりの値段

サイズ定価(税抜)ネット相場(税抜)
1800ml2,800円2,200~3,800円
720ml1,300円2,000円前後

 

黒龍 吟醸 ひやおろし

別名「秋あがり」と呼ばれる秋の日本酒。

酒は冬に仕込まれ、年を越し春にしぼられ、1回火入れをして瓶詰めされます。

その後瓶の中でひと夏の間に熟成され、秋になってから火入れをせずに出荷される酒を、「冷や(火入れをしていない)」で「卸される」ことから「ひやおろし」と呼びます。

黒龍のひやおろしは、55%精米の福井県産五百万石を使用した吟醸原酒で、毎年9月の秋の訪れとともに販売される季節限定品です。

落ち着いた穏やかな香りと、アルコール度18度らしいコクがあり広がりのある深い味わいが特徴。

力強くしっかりとしたふくよかな飲み口で、煮物やジビエなど強めの味わいがある料理ともよく合います。

酒質酒米精米歩合
ひやおろし五百万石55%

 

黒龍 ひやおろしの値段

サイズ定価(税抜)ネット相場(税抜)
1800ml2,800円3,000円前後
720ml1,300円1,500円前後

 

黒龍 純吟 三十八号

黒龍 純米吟醸 三十八号 1800ml

米の旨味が存分に感じられる毎年10月販売の季節限定品。

レギュラーの純米吟醸は五百万石を使用して造られていますが、こちらは厳選した山田錦を使って仕込まれています。

夏の間の熟成を得たふくよかで味わい深い飲み口が人気の商品です。

華やかで、熟成した果実のような香りが特徴的。

マイルドで上品な口当たりで、グイグイ飲めてしまう心地よい辛口酒です。

それでいて後口はしっかりとした酸味を感じさせ、穏やかな余韻とともに喉の奥に消えていきます。

 

黒龍 三十八号の値段

サイズ定価(税抜)相場(税抜)
1800ml3,800円5,000円前後
720ml1,700円1,700円

黒龍の美味しい飲み方

最後に黒龍を美味しく飲む方法をご紹介します。

ぜひ参考にしてみてください。

冷やして飲む

黒龍は一般的に冷やして飲むのがおすすめです。

黒龍の大きな魅力のひとつが、華やかな果実の香り。

このフルーティーな香りは「吟醸香」と呼ばれ、吟醸香は日本酒の温度が低い状態で強く感じることができます

日本酒の温度を上げすぎると、この吟醸香は揮発して無くなってしまいます。

フルーティーな香りを楽しむには、なるべく低い温度で黒龍を飲むようにしましょう。

もちろん好みによっては常温やぬる燗などで飲んでもOKです。

ぬる燗より温かい温度にするとフルーティーな香りが落ち着き、米の風味が強調されるようになるので覚えておくと良いでしょう。

>>関連記事:冷酒とは?飲み方から、冷酒におすすめの日本酒ランキング15選をご紹介!

食事と一緒に楽しむ

上品でさっぱりした味わいの黒龍は、食事と一緒に楽しむことでその美味しさが引き立ちます。

黒龍に合わせるおすすめのお料理を以下にご紹介しますので、ぜひご参考ください。

 

お刺身

黒龍と間違いない相性なのがお刺身。

淡麗で上品な味わいの黒龍は、淡白で素材の旨味を楽しむお刺身と寄り添ったペアリングが出来るでしょう。

身の引き締まった白身魚や、脂ののった青魚、貝類、甲殻類など様々な海鮮と合わせることができます。

福井の地酒である黒龍を、ぜひ北陸の海鮮と一緒に楽しんでみてください。

 

おでん

日本酒とおでんは説明不要の組み合わせです。

出汁を一杯に吸い込んだ野菜や魚介の味わいを、黒龍のピュアな旨味が引き立ててくれます。

ちなみに黒龍の地元である福井県のおでんは関西スタイル。

薄口の味わいが、繊細な味わいの黒龍と良くマッチするでしょう。

 

カニ料理

福井県の名物といえば「越前ガニ」でしょう。

日本で最も古くカニ漁が始まったのは福井県・越前町とも言われています。

ジューシーな身と濃厚なカニ味噌、クリーミーな内子など、どの部位も日本酒が進みすぎてしまうほどに、日本酒とカニは好相性です。

雄の越前ガニ、雌のせいこがに、お好きな方と黒龍をぜひ合わせてみて下さい。

 

鴨のロースト

黒龍は肉料理との相性も抜群です。

上品な風味の黒龍に合わせるなら、独特の風味を持った鴨肉がおすすめ。

鴨のジューシーな脂身を、黒龍の持つフレッシュな香りと酸味が支えてくれます。

肉料理にはフレッシュ&パワフルな生酒タイプの黒龍がおすすめです。

黒龍は品質にこだわった香り高い日本酒!

黒龍は品質にこだわった香り高い日本酒!

フルーティで軽やか、飲み口はやさしくそれでいてキレがあることが特徴的な黒龍の銘酒の数々。

「石田屋」や「二左衛門」のようなプレミアムな銘柄もいいですが、「いっちょらい」や「特吟」などのスタンダード品も、極めて高クオリティな製品が多いのも黒龍酒造が人気のゆえんです。

一度試してみれば、日本酒初心者の方でも気に入る1本がきっと見つかります。

キリっと冷やした黒龍を、美味しい食事と一緒にぜひ楽しんでみてください。

福井の日本酒や全国の地酒についてもっと知りたい方はこちらの記事もご覧ください

>>福井の日本酒「梵(ぼん)」のおすすめ銘柄ランキング11選!希少な理由や歴史を徹底解説!

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