【唎酒師選定】おすすめの高級日本酒ランキング!種類から、選び方まで解説!

2020/06/08
日本酒

「プレゼントに高級な日本酒を買いたいけど、銘柄が多すぎて何を選んで良いかわからない。」

「ご褒美にいつもより良い日本酒が飲みたいけど、選び方が分からない。」

「大吟醸酒と純米酒は何が違うの?」など、日本酒選びに疑問を持ってる人は多いのではないでしょうか?

今回はこういった疑問をわかりやすく紐解きながら、日本酒の選び方から、おすすめの高級日本酒までご紹介します。

記事の執筆者

峰岸 喜美子

唎酒師、国際唎酒師 英語&中国語、焼酎唎酒師、WSET®︎ LEVEL3、オリーブオイルソムリエ®︎

母方の祖先が蔵元だったこともあり、日本酒の勉強を始める。現在はワインとオリーブオイルを輸入販売する会社を経営。株式会社ザ・セイクリッド・ワイン 代表取締役

高級日本酒とは

日本酒はワインやウイスキーと違って、価格帯が狭いのが特徴です。

多くの日本酒は「山田錦」という酒米で国内にて造られており、フランス・ボルドー地方やブルゴーニュ地方のワインとチリ産のお手頃なワインのように地域差が価格に反映することはほとんどありません。

標準サイズの720mlで言えば、700円ほどから、高くても10,000円以内ぐらいで購入できます。

3,000円以上であれば、高い日本酒の部類に考えてください。

 

高い日本酒と安い日本酒の違いは?

日本酒の価格の違いは主に造り方、金箔使用の有無、贈答用ボックスの有無、ボトルの大きさなどが反映されます。

希少品種を使用した場合でも、当然ながら価格は高くなります。

中でも後述する「吟醸酒」と「大吟醸」は、原料の酒米を多く削って、大幅に雑味を減らすため、高級日本酒の代表と言えるでしょう。

 

造り方が価格に大きな影響を与える

日本酒は酒米というお酒専用のお米を使用します。

代表的な酒米は兵庫県原産の「山田錦」、新潟県原産の「五百万石」、そして長野県原産の「美山錦」です。

日本酒を造る際には、まず原米を削ります。これで残った部分を酒造りに使用するのですが、精米歩合が高ければ、その分価格にも反映されます。

 

精米歩合とは
精米というお米を削る作業を行なった後、残った割合を%で示したもの。例えば「精米歩合60%」と表記されていた場合は、お米の表層部分を40%削り取ったという意味

 

同じ量の酒米でも純米酒と大吟醸酒では、出来上がる酒量が圧倒的に違うからです。

つまり「精米歩合が低い=高級品」という図式が定着しているのです。

 

金箔入りは価格が高い

日本酒には、薄い金箔が入ったものがお祝いの場では好まれます。

当然ながら、高価な純金を使用するため、価格にも大きく影響を与えます。

 

表ラベルから読み解く日本酒の種類

現在、日本酒の分類として基本となっているのが「特定名称酒」表記です。

1990年から適用されていますが、使用する原料と精米歩合の組合せにより8種類に分けられています。

分類は以下のように3つのグループから成ります。

 

「純米酒」グループ

原料にお米と米麹のみを使用したもの。

日本酒市場の10%がこのグループに属しています。

「純米酒」と「特別純米酒」がこのカテゴリーに入ります。

 

「本醸造酒」グループ

原料にお米と米麹のほか、規定量内の醸造アルコールを使用したもの。

このカテゴリーの日本酒は、商品全体の20%生産されています。

「本醸造酒」と「特別本醸造酒」がこのグループに入ります。

有名な「久保田」から発売されている【百寿】は特別本醸造酒です。

控えめな香りと辛口で飲み飽きないような酒質に仕上げられた【百寿】は、「久保田」の基本形とされているため、お酒だけでも楽しむことができます。

 

「吟醸酒」、「大吟醸酒」グループ

原料を問わず、精米歩合が60%以下のもの。

「吟醸酒」は精米歩合が60%以下、「大吟醸酒」は50%以下で表記が許可されます。

例えば、現在大変人気の高い「獺祭」の【純米大吟醸磨き二割三部】や、日本酒愛好家にも愛されている「先心」の【純米大吟醸酒】がこのグループに入ります。

 

高い日本酒は「吟醸酒」、「大吟醸酒」グループに多い

吟醸酒・大吟醸酒は、いわゆるお米を削る「精米歩合」が高いため、仕上げには他の2グループより多くのお米を使用することから、比較的価格帯が高いです。

さまざまな贈答用のボックスが、幅広く用意されているのもこのタイプ。

国内外でも人気が高く、日本酒独特の「えぐみ」が苦手な人にも喜ばれることから、ギフトとして最適なのがこのカテゴリーだと思います。

 

香りと味わいで選ぶ日本酒

ここからは日本酒の選び方をご紹介します。

唎酒師(ききざけし)の資格が取得できる団体「FBO(料飲専門家団体連合会)」の規定では、日本酒の「香り」と「味わい」を組み合わせて、以下の4タイプに分けています。

 

薫酒(くんしゅ)

フレッシュな果物や花のような香りが際立つのが特徴。味わいは比較的軽めのものが多いです。

このタイプの代表的な日本酒は「大吟醸酒」や「吟醸酒」。

現在、日本国内だけでなく、海外でも多様なシーンで飲まれています。

お寿司や刺身などの和食はもちろん、ワイングラスを使用して、白ワインの代わりにイタリアンやフレンチに合わせることもできます。

 

爽酒(そうしゅ)

軽快でなめらかな味わいが特徴です。日本酒の中では最も軽い香味で、すっきりと飲みやすいタイプ。

「淡麗」と表記されている場合もあります。主に「普通酒」「本醸造酒」「生酒(もしくは生貯蔵酒)」がこのタイプに該当します。

1980年ごろに「辛口淡麗」がブームになりました。

それ以来このタイプは、現在製造されている日本酒で70%のシェアがあり、リーズナブルな価格帯も人気の一因になっています。

 

醇酒(じゅんしゅ)

お米独特の旨味やコクがあるのが特徴。

「純米酒」や、「生酛(きもと)」と表記されているものが、典型的なこのタイプです。

「無濾過生原酒」という香りが強いものや、アルコール度数が高い「原酒」も該当します。

生産各地の特性を反映した、いわゆる「地酒」の多くがこのタイプで、伝統的かつ王道な日本酒と言えるでしょう。

 

熟酒(じゅくしゅ)

熟成タイプの日本酒です。黄金色の色合いや、ドライフルーツを思わせるような熟成香が高いのが特徴。

とろりとした飲み口と濃厚な味わいがとても個性的で、人によっては「クセが強い」とさえ思うでしょう。

「古酒」や「長期熟成酒」が、このタイプに該当します。

上記3タイプのどれに該当しても、3年以上(特に10年以上)熟成されたものが熟酒と言えます。

非常に個性が強いため、万人受けは難しいですが、希少価値が高いため、高級ウイスキーや高級ワインのように、熟成感が重宝されています。

 

料理との相性で選ぶ日本酒

料理に合わせるコツは、味が濃い料理には重めの日本酒、逆に薄味ならば軽めの日本酒が相性が良いと覚えておくことです。

 

和食と合わせる日本酒

薄味の和食

魚の塩焼きやおひたしには、軽快な味わいの「爽酒」や、香り高い「薫酒」と相性が良いでしょう。

お肉類も、鶏肉を使用した、さっぱりした風味の料理なら「爽酒」や「薫酒」を合わせるのが良いでしょう。

 

濃い味の和食

煮付けや、主に根菜を煮込んだおでん、肉じゃが、お味噌を使用する料理、うなぎの蒲焼など、濃いめの味付けは、「醇酒」や「熟酒」との相性が良いです。

吉乃川の「杜氏の晩酌」は吟醸ですが、お燗に適しているので、冬季にはこういった料理に合わせても楽むことができます。

ステーキや焼肉などタレに漬けて食べるものには「醇酒」や「熟酒」が最適です。

 

洋食と合わせる日本酒

イタリアンやフレンチなら、前菜の素材に合わせて薫酒や爽酒を選ぶと良いでしょう。

魚介類を使ったパスタなど、さっぱりしたタイプなどとも相性が良いです。

ワイングラスを使用すれば、フルーティな香りをより楽しむことができます。

チーズがたっぷりで、さまざまのトッピングを乗せた濃厚な味わいのピザなら、醇酒が合うでしょう。

 

中華と合わせる日本酒

中華は全体的に味付けが濃いため、老酒を思わせる味わいの醇酒や熟酒と合わせると絶妙なマリアージュを楽しめると思います。

 

おすすめの高級日本酒10選

10位 獺祭(だっさい)「純米大吟醸磨き二割三部」

獺祭(だっさい)純米大吟醸酒 磨き二割三分

10,780円 (税込)

詳細情報
製造元:旭酒造
生産地:山口県岩国市
容量:1800ml

こちらは「獺祭」の中でもトップクラスの日本酒で、繊細で上品な味わいがします。

冷蔵庫から出して10分後ぐらいに飲み頃になっているので、そのまま小ぶりのグラスで飲んでも、柑橘系ソースや柚子胡椒を使用した肉や魚料理に合わせても美味しくいただけます。

繊細さが特徴ですので、他の日本酒と飲み比べをする際には最初に飲むことが推奨されています。

贈答用の箱も用意されているので、贈り物としても喜ばれると思います。

 

9位 賀茂鶴(かもつる) 「大吟醸特製ゴールド」

広島県 賀茂鶴酒造大吟醸 特製ゴールド賀茂鶴

2,275円 (税込)

詳細情報
製造元:賀茂鶴酒造株式会社
生産地:広島県
容量: 720ml

2014年4月にオバマ元大統領が訪日された際、安倍首相が銀座の有名な寿司屋「すきやばし次郎」で会食しました。

その際、カウンター席で安倍首相がオバマ元大統領にお酌したのが、「賀茂鶴」の大吟醸特製ゴールドです。

賀茂鶴は、現在の天皇陛下が皇太子時代に訪れたことでも知られています。宮内庁に、この大吟醸特製ゴールドが納められているという説もあるようです。

この日本酒には桜の花をかたどった純金箔が入っており、酒器に注いだ時、金色の桜が浮かびます。

見た目にも美しく、特に海外からのお客様のおもてなしの場では最適です。

お寿司やお刺身などとの相性が抜群で、比較的低価格なので、贈答用にもお気軽にお使いいただけます。

 

8位 洗心(せんしん) 「純米大吟醸」

洗心(純米大吟醸)720ml

8,030円 (税込)

詳細情報
製造元:朝日酒造株式会社
生産地:新潟県
容量:720ml

日本酒愛好家の間で、人気の高い日本酒です。

軟水のミネラルウォーターのようなすっきりとした飲み口で、とても繊細な味わいです。

お料理に合わせなくても、十分に日本酒の良さを楽しめる一品に仕上がっています。

できれば、薄いグラスで造られた酒器で飲むと、その繊細さを一層味わうことができると思います。

日本酒独特のえぐみや香りが苦手な方にも飲みやすいでしょう。

 

7位 伝心(でんしん) 「凛 純米大吟醸」

伝心 凛 純米大吟醸 720ml

2,750円 (税込)

詳細情報
製造元:一本義久保本店
生産地:福井県
容量:720ml

フルーティな香りとみずみずしく芳醇な味わいが特徴で、年間2,000俵しか栽培されない希少品種酒米「越の雫」を全量使用しています。

冬の間に手間隙かけて造られたこの日本酒は、国内で数々の賞を受賞しているにも関わらず、比較的低価格なため、人気が高い一品です。

カルパッチョやサラダなどの前菜と相性が良いです。

また、贈答や記念日用に、ボトルに名入れ彫刻ができます。文字は日本語も英語も対応しているので、お祝いの記念になるでしょう。

 

6位 澤乃井「凰(こう)  大吟醸」

澤乃井 凰(こう) 大吟醸720ml

5,500円 (税込)

詳細情報
製造元:小澤酒造株式会社
生産地:東京都
容量:720ml

東京都奥多摩にある酒蔵「澤乃井」でも【凰(こう)】という大吟醸酒を造っています。

酒米の代表的な山田錦を35%の極限まで磨き上げたこの日本酒には、杜氏(とうじ=酒蔵の長)と蔵人(くらびと=酒蔵の労働者)たちの技術と情熱が結集されています。

こちらの酒蔵は、見学ツアーと試飲会も催しているので、興味がある方はぜひ一度訪れて見るのも良いかと思います。

東京都とは思えぬほど大自然の中で、併設されているレストランでは、お料理に合わせて澤乃井のさまざまな日本酒を楽しむことができます。

 

5位 磐乃井「創業103年記念酒 特別純米酒」

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岩手県の花泉町にある素朴な雰囲気の酒蔵。

そこで造られている特別純米酒は、ラベルがスタイリッシュで、味わいすっきりとキレがあります。

現在は地元での消費が主流のようですが、ぜひ一度味わっていただきたい一品です。

酒米には美山錦が使用されています。

 

4位 久保田「萬寿  純米大吟醸」

久保田 萬寿 720ml

5,300円 (税込)

詳細情報
製造元:朝日酒造(清)新潟
生産地:新潟県
容量:720ml

自社酵母仕込みで造られている「萬寿」は、味わい深くて艶やかだと表現されています。

有名な銘柄「久保田」の最高級品で、日本酒としては破格な値段です。

酒米、精米方法、自社酵母にこだわった醸造が行なわれ、そのエレガントで深みのある味わいが愛されています。

「人生を節目を彩る特別な一本」と称されているように、就職や結婚、新築、昇進、誕生日などお祝いの記念日に、味わうのがおすすめです。

 

3位 飛天山(ひてんざん)「大吟醸」

佐賀 天山 大吟醸 飛天山 720ml

4,180円 (税込)

詳細情報
製造元:天山酒造
生産地:佐賀県
容量:720ml

蔵元は佐賀県で、源氏ボタル発祥の地と言われる清流・祇園川が流れています。

また、明治蔵、大正蔵、昭和蔵と立ち並ぶ酒蔵は国の有形登録文化財の指定を受け、佐賀県遺産にも認定されています。

山田錦を精米歩合35% で造られた「飛天山」は、国内外で数々の受賞歴を誇る日本酒です。

フルーティでゴージャスな香りとシルクのようになめらかさは、まさにこの蔵元の極上酒と言える逸品。

和食に合わせても、単体でもお楽しみいただけます。

 

2位 八海山「特別純米原酒」

八海山 特別純米原酒 720ml

1,694円 (税込)

詳細情報
製造元:八海醸造株式会社
生産地:新潟県
容量:720ml

雪深い新潟県・南魚沼市で造られている八海山。こちらの「特別純米原酒」は、長期低温発酵もろみにより、ふくよかで気品のある一品に仕上がっています。

夏季に冷やして飲んでもらえるように、特別に造られた日本酒で、主要酒米品種は五百万石。

「氷温(マイナス温度)」で、飲む1時間前に冷凍庫に入れ、小ぶりのグラスで飲むのが蔵元のお勧めの飲み方です。

灼熱の太陽の下、雪国で造られたこの冷たい日本酒を飲んで、暑さを吹き飛ばしたい時に最適です。

 

1位 真澄「ひやおろし」

真澄 山廃純米吟醸 ひやおろし 720ml

1,980円 (税込)

詳細情報
製造元:宮坂醸造株式会社
生産地:長野県
容量:720ml

私も大ファンの長野県にある酒蔵、真澄。その中でも「ひやおろし」は特別な製法で造られています。

通常、新酒は春先に出荷されますが、この「ひやおろし」は、手間と時間がかかる「山廃造り」で仕込まれています。

夏を越すことで熟成したまろやかさを併せ持つ「ひやおろし」は、秋の味覚を引き立てる食中酒として飲まれることが推奨されています。

キノコを使った料理や麻婆茄子など秋の味覚と相性が良いです。

真澄の日本酒は非常に飲みやすく、海外の方々にも人気があります。公式HPが、日本語、英語、中国語、フランス語で作られていることからも、世界中での人気の高さがうかがえます。

 

まとめ

このように、日本酒は主に4タイプあること、そして「吟醸酒」や「純米吟醸酒」が飲みやすいことを抑えておけば、レストランやご自宅などでも気軽に楽しめるようになると思います。

ぜひ生活の中に日本酒を取り入れてみてください。

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