【ソムリエ厳選】ポルトガルのおすすめ白ワイン10選!選び方のコツも解説

2019/01/06
おすすめ白ワイン

ポルトガルでは、近年ブドウ栽培やワイナリーに積極的な投資が行われ、栽培環境や醸造設備の改善が進み、ワインの品質向上が急速に進んでいます。

世界のワインマーケットでは、今まさに注目ワイン生産地の一つ。 日本でもこれから注目が集まるであろうと予想されます。

今回は、国際的に人急上昇中のポルトガルワインの白ワインにスポットを当ててご紹介しましょう。

記事の執筆者

林 英公子

日本ソムリエ協会認定ソムリエ

ワインテクニカル監修。 なぜか宅建資格もあり。 CF制作会社・情報出版・IT企業に勤務後、 長らく印刷媒体制作ディレクター。 Uターン後は、ちょっといいピノ・ノワールを飲みながら 大音量で好きな音楽を聴ければ、ほどほどに幸せ。 真昼っから数十本のワインをテイスティングする修羅場も経験。

ポルトガルのワイン産地

ポルトガルのワインと言えば、食前・食後酒として楽しまれるポートワインやマディラなどの特殊な酒精強化ワインが有名。しかし、実際はワイン生産の85%はオーソドックスなワインです。

乾燥気味のヨーロッパにあって雨が多く、高温多湿の日本同様、棚式のブドウ栽培が採用されているエリア。夏は高温で、昼と夜の温度差が激しく、気候自体はブドウ栽培に適しています。

土壌的にはあまり条件は良くなく、ブドウ畑は労力をかけて開墾されてきました。

 

ポルトガルの白ワインの特徴

ポルトガルの白ワイン用ブドウ品種は非常に多岐にわたり、ほぼポルトガルの土着品種です。

ポルトガルでは、日本同様に魚を塩焼きにする食文化がありますし、天ぷらは、そもそもポルトガルから伝わったとも言われています。

日本と共通した食文化を持つポルトガルの白ワインは、魚料理を中心に和食に非常に合わせやすいワインです。

ポルトガルの白ワインの選び方

ポルトガルの白ワインに使われる品種は、普段はあまり耳にすることのない品種がほとんどです。

ポルトガルの品種の特徴を理解して、これをベースに選んでいけば良いでしょう。

品種で選ぶ

海を感じるアルバリーニョ

ポルトガル最北部大西洋寄りミーニョ地方では、アルバリーニョからコクのある辛口白ワインが造られています。

また、ポルトガルを代表するワイン、ヴィーニョ・ヴェルデというワインの主要品種の一つ。

ポルトガル以外では、スペイン北西部のリアス・バイシャスでも広く栽培されている品種で、海の香りを感じるブドウです。

 

柑橘系の味わいのマリアゴメス(=フェルナン・ピレス)

ポルトガル全土で栽培されており、フローラルな香りと穏やかな酸味、柑橘系の味わいです。

 

果実味の強いアヴェッソ

ヴィーニョ・ヴェルデの主要品種で、香りが高く果実味の強さが特徴です。

 

香り高いエンクルザード

ダン地方を中心に栽培されていて、ハーブ香と、酸味と果実味のバランスに優れています。

ヴィーニョ・ヴェルデの主要品種の一つでもあり、香りが高く強い果実味です。

 

バランスの良い酸のロウレイロ

「ローレル(月桂樹)」が語源という説があり、月桂樹を感じる香り。

花やリンゴやピーチを思わすアロマが特徴で、爽やかでバランスのよい酸を持っています。

 

産地で選ぶ

最北部ミーニョ地方

ヴィーニョ・ヴェルデの生産で有名な地方で、ポルトガル最北部の大西洋岸よりです。

 

ポルトガルを代表するヴィーニョ・ヴェルデ

ヴィーニョ・ヴェルデとは

ミーニョ地方の原産地統制名称ワイン(産地・品種・製法がワイン方基準をクリア)です。

ポルトガル語で「ヴィーニョ」はワイン、「ヴェルデ」は緑やフレッシュといった意味。酸が高めでわずかに炭酸を含む微発泡ワインで、若々しいフレッシュな軽い味わいが特徴です。

ヴィーニョ・ヴェルデに使用されるブドウは、通常よりも1カ月から2カ月ほど早く完熟前に収穫されます。

ヴィーニョ・ヴェルデの味わい

発酵途中で発生する気泡がワインに残りやすく、微発泡の弱い泡を感じる低アルコール度数の飲みやすく爽やかなワイン。

日本の食卓にもよく合い、飲み手を選ばないタイプなので、パーティーや手土産にも良いですね。

使用される品種は多様ですが、一番有名で人気が高いのはアルバリーニョ。アルバリーニョから造られたものは、他の品種から造られたヴィーニョ・ヴェルデよりリッチでアルコール度数も高めです。

魚介類を使った和食との相性は文句なしでしょう。また、サラダや果物といったさっぱりした酸味を感じる食べ物ともぴったり合います。

 

フレッシュなワインならベイラス地方

バイラーダでは、マリアゴメス種などから、若くて軽いフルーティなワインが造られています。

ダンでは、フルーティなビカル種、酸味のあるマルヴァジア、ハーブの香りが特徴のエンクルザードからブドウの風味を生かしたフレッシュで軽めの味わいの白ワインが造られています。

元々ポルトガルワイン は品種のブレンドがほとんどでしたが、近年のブドウ品質の向上に伴い、単一品種のワインも増えています。

 

酸味のある辛口ならリスボア地方

太平洋沿岸に広がるこのエリアでは、酸味のある辛口ワインが造られています。

価格で選ぶ

ポルトガルの白ワインは、ヨーロッパ産のワイン中では比較的お手頃です。1,000〜3,000円前後で十分満足できるものが手に入れられます。

食文化に共通点も多く、ほとんどの白ワインは、日本の和食にぴったりなじむでしょう。

日本で手に入るものはお手頃価格のものが中心なので、色々なタイプのワインにチャレンジして、ぜひお気に入りを見つけてください。

ポルトガルのおすすめ白ワイン10選

おすすめのポルトガル白ワインを2つの価格帯に分けてご紹介します。まずは1,000円台でお気に入りのタイプを見つけてくださいね。

デイリーワインにおすすめ!予算2,000円

第5位

ピンタロラ ポルトガルワイン リスボン

1,998円 (税込)

詳細情報
アルコール度数 12.5 %
味わい  辛口
原産国名 ポルトガル リスボン
メーカー名 キンタ ド ランジェル
果実 %     アリント、シャルドネ、フェルナン・ピレス

若さあふれる香りと豊かな酸 
ポルトガル土着品種にシャルドネをプラス。

花と柑橘系のフレッシュな香りとしっかりした酸は、魚料理やサラダにぴったりです。

 

第4位

ニーポート エト・カルタ ホワイト

1,998円 (税込)

詳細情報
原産国名 ポルトガル 
メーカー名 ニーポート
果実 %     コデガ、ラビガト、ゴウヴェイオ

日本向けのラベルは干支
爽やかな香りで、酸味とミネラルのバランスが優れたワイン。

2019年の干支イノシシをあしらったワインは、パーティーを盛り上げてくれるでしょう。

 

第3位

ア・デスコベルタ・コリェイタ・ブランコ / カーザ・ダ・パッサレーラ ポルトガル

1,998円 (税込)

詳細情報
原産国名 ポルトガル

豊かな果実味のしっかりした味わい
エンクルザードを中心に3種の土着品種をブレンド。

ブドウ本来の味わいを活かしたスタイルのワインで、果実味豊かで濃厚な味わいです。

 

第2位

カステロ・ダルバ・レゼルヴァ・ドウロ・ブランコ

1,944円 (税込)

詳細情報
アルコール度数 13.5 %
味わい  辛口
原産国名 ポルトガル ドウロ
メーカー名 稲葉
果実 %     ゴデガ ド ラリーニョ、ラビガド、ヴィオシニョ

土着品種の個性を感じる1本 
フレッシュな酸とボリュームのある果実味を感じる味わい。

ポルトガル品種の個性が表現された、ブドウ本来の香り豊かなワインです。

 

第1位

パルミリーニャ ヴィーニョ ヴェルデ キンタ ダ パルミリーニャ

1,944円 (税込)

詳細情報
アルコール度数 11.5 %
味わい  辛口
原産国名 ポルトガル ミーニョ地方
メーカー名 キンタ・ダ・パルミリーニャ
果実 %     ロウレイラ100%

ポルトガルの白ならやはりヴィーニョ・ヴェルデ
柑橘系の爽やかながらほのかな苦味が感じられる味わいで、酸とミネラル感のバランスも心地よいワインです。

ポルトガルの白なら、やはりヴィーニョ・ヴェルデは外せないですね。

 

2,000円以下のポルトガル白ワイン比較表

商品画像パルミリーニャ ヴィーニョ ヴェルデ キンタ ダ パルミリーニャカステロ・ダルバ・レゼルヴァ・ドウロ・ブランコア・デスコベルタ・コリェイタ・ブランコ / カーザ・ダ・パッサレーラ ポルトガルニーポート エト・カルタ ホワイトピンタロラ ポルトガルワイン リスボン
商品名パルミリーニャ ヴィーニョ ヴェルデ キンタ ダ パルミリーニャカステロ・ダルバ・レゼルヴァ・ドウロ・ブランコア・デスコベルタ・コリェイタ・ブランコ / カーザ・ダ・パッサレーラ ポルトガルニーポート エト・カルタ ホワイトピンタロラ ポルトガルワイン リスボン
価格1,944円(税込)1,944円(税込)1,998円(税込)1,998円(税込)1,998円(税込)
詳細アルコール度数 11.5 %
味わい  辛口
原産国名 ポルトガル ミーニョ地方
メーカー名 キンタ・ダ・パルミリーニャ
果実 %     ロウレイラ100%
アルコール度数 13.5 %
味わい  辛口
原産国名 ポルトガル ドウロ
メーカー名 稲葉
果実 %     ゴデガ ド ラリーニョ、ラビガド、ヴィオシニョ
原産国名 ポルトガル原産国名 ポルトガル 
メーカー名 ニーポート
果実 %     コデガ、ラビガト、ゴウヴェイオ
アルコール度数 12.5 %
味わい  辛口
原産国名 ポルトガル リスボン
メーカー名 キンタ ド ランジェル
果実 %     アリント、シャルドネ、フェルナン・ピレス
商品リンク詳細を見る詳細を見る詳細を見る詳細を見る詳細を見る

来客用やプレゼントに!2,000円以上~5,000円

ポルトガルワインは欧州産の中では比較的安価。この価格帯であれば、十分高品質なワインが入手できます。

第5位

クルチメンタ アルヴァリーニョ アンセルモ メンデス ビーニョス

4,849円 (税込)

詳細情報
アルコール度数 11.5 %
味わい  辛口
原産国名 ポルトガル 
果実 %     アルバリーニョ 100%

ワンランク上をめざしたヴィーニョ・ヴェルデ
アルヴァリーニョの可能性を追求し、従来のヴィーニョ・ヴェルデを超えた領域を目指して造られています。

重厚なコクのある味わいです。

 

第4位

ヴィーニャ フォーマル ホワイト ルイス パト

3,790円 (税込)

詳細情報
アルコール度数 13 %
味わい  辛口
原産国名 ポルトガル 
メーカー名 木下インターナショナル
果実 %     ビカル

カニ・エビなどの甲殻類に合わせて
魚介類、特に甲殻類とぴったりのワインです。

生産者によれば、寿司・ガリとも相性抜群とのこと。

 

第3位

キンタ・ダス・マイアス バルセロ ホワイト

3,240円 (税込)

詳細情報
アルコール度数 13 %
味わい  辛口
原産国名 ポルトガル 
メーカー名 木下インターナショナル
果実 %     ヴェルデーリョ

フレッシュでありながらコクのある味わい
淡い黄色で、柑橘系のはっきりした香りに樽由来のバターのニュアンス。

フレッシュさを維持しながらしっかりとした骨格の味わいです。

 

第2位

エスポラン レゼルバ ホワイト

3,240円 (税込)

詳細情報
アルコール度数 14 %
味わい  辛口
原産国名 ポルトガル アレンテージョ
メーカー名 木下インターナショナル
果実 %     アンタン・ヴァス、アリント、ロウペイロ、セミヨン他

自然派生産者のリッチな白 
ポルトガル中南部アレンテージョの白ワインは、リッチなブドウ本来の香り。

オレンジや黄桃、樽由来のトースト香も感じます。クリーミーな口当たりの味わいが楽しめます。

 

第1位

ヴィニャ ダ ボウサ ポルトガルワイン ヴィーニョ・ヴェルデ

3,186円 (税込)

詳細情報
アルコール度数 13 %
原産国名 ポルトガル ヴィーニョ
メーカー名 キンタ ド エルミジウ
果実 %     アルヴァリーニョ100%

ポルトガルの白ならやはりヴィーニョ・ヴェルデ
ヴィーニョ・ヴェルデらしいフレッシュな味わいを飽きることなく楽しめるのは、現役農大教授でもある生産者の実力ゆえでしょう。

ヴィーニョ・ヴェルデを堪能できる1本です。

 

2,000~5,000円のポルトガル白ワイン比較表

商品画像ヴィニャ ダ ボウサ ポルトガルワイン ヴィーニョ・ヴェルデエスポラン レゼルバ ホワイトキンタ・ダス・マイアス バルセロ ホワイトヴィーニャ フォーマル ホワイト ルイス パトクルチメンタ アルヴァリーニョ アンセルモ メンデス ビーニョス
商品名ヴィニャ ダ ボウサ ポルトガルワイン ヴィーニョ・ヴェルデエスポラン レゼルバ ホワイトキンタ・ダス・マイアス バルセロ ホワイトヴィーニャ フォーマル ホワイト ルイス パトクルチメンタ アルヴァリーニョ アンセルモ メンデス ビーニョス
価格3,186円(税込)3,240円(税込)3,240円(税込)3,790円(税込)4,849円(税込)
詳細アルコール度数 13 %
原産国名 ポルトガル ヴィーニョ
メーカー名 キンタ ド エルミジウ
果実 %     アルヴァリーニョ100%
アルコール度数 14 %
味わい  辛口
原産国名 ポルトガル アレンテージョ
メーカー名 木下インターナショナル
果実 %     アンタン・ヴァス、アリント、ロウペイロ、セミヨン他
アルコール度数 13 %
味わい  辛口
原産国名 ポルトガル 
メーカー名 木下インターナショナル
果実 %     ヴェルデーリョ
アルコール度数 13 %
味わい  辛口
原産国名 ポルトガル 
メーカー名 木下インターナショナル
果実 %     ビカル
アルコール度数 11.5 %
味わい  辛口
原産国名 ポルトガル 
果実 %     アルバリーニョ 100%
商品リンク詳細を見る詳細を見る詳細を見る詳細を見る詳細を見る

まとめ

いかがでしたか? ポルトガルの白ワインは土着品種から造られ、フルーティで軽い飲み口のものが中心です。

代表的なワインは軽い発泡が残るヴィーニョ・ヴェルデ。1,000円台から入手可能なので気軽にお試しいただけます。

食文化に日本との共通項が多いので、和食に違和感なく合う上に、欧州産のワインの中では価格は非常に控えめ。ぜひ積極的にお試しいただきたいワインです。

世界的にはすでにかなり注目度の高い産地です。今からしっかり押さえておきましょう。

この記事をシェアしよう!
この記事のURLとタイトルをコピーする
   

関連記事

【ソムリエ監修】ニュージーランドのおすすめ白ワイン20選!特徴と選び方のコツも解説

ニュージーランドは、ワイン生産地としてまだ歴史の浅い国ですが、近年コストパフォーマンスに優れたワインが多いと世界的に

【ソムリエ解説】白ワインの産地ごとの特徴!おすすめワインもご紹介

白ワインに興味を覚えても、種類が多過ぎてどう選べば良いのか迷ってしまいますよね。 最初は基本の品種と代表的な生産地

【ソムリエ監修】南アフリカのおすすめ白ワイン20選!特徴、選び方のコツも解説

ニューワールドのワイン名産地、南アフリカの白ワインといえば、コスパ抜群のアイテムが勢ぞろい! でも、「どれがおいし

【ソムリエ監修】高品質低価格!オーストラリアのおすすめ白ワイン20選!特徴と種類も解説

オーストラリアのワインと言うと、シラーズに代表される力強い赤ワインをイメージされるかもしれませんが、オーストラリアの

【ワインエキスパート厳選】スイスのおすすめ白ワイン10選!選び方のコツも解説

みなさんはスイスにどんなイメージをお持ちですか。アルプス山脈?それともチーズ? 実はワインも最近注目されています。

【ソムリエ監修】ハンガリーのおすすめ白ワイン10選!特徴から選び方のコツも解説

旧東欧圏の中では最も古いワイン造りの歴史を持つハンガリー。1730年にはトカイ地方で世界で初めて、土壌、方位、貴腐の

【ソムリエ監修】アルゼンチンのおすすめ白ワイン10選!選び方のコツも解説

アルゼンチンの白ワインといえばカジュアルで飲みやすいイメージがあります。日常的にワインを飲みたいという方におすすめで

【ソムリエ厳選】ポルトガルのおすすめ赤ワイン10選!特徴と選び方のコツも解説

スペインのお隣ポルトガルは、日本ではこれから注目が集まるであろうと予想されるワイン産地です。 ポルトガルでは近年ブ

ポートワインとは?ソムリエが種類、飲み方、おすすめワイン9選まで解説

「ポートワイン」という名前は聞いたことがあっても、どのようなワインでどのように楽しむかは、詳しくご存知ない方が多いの

白ワインの選び方


特集記事

【ソムリエセレクト】おすすめのワイングラス15選!種類とブランドも紹介

貴腐ワインって?美味しい飲み方、おすすめの貴腐ワインをソムリエが紹介

【ソムリエ厳選】相性抜群! チーズに合うおすすめワイン14選

【ソムリエ厳選】ピザに合うおすすめワイン20選!種類ごとに紹介

【ソムリエ厳選】お肉に相性ぴったりのおすすめワイン9選!選び方のコツも解説

TOP