【ソムリエ厳選】ポルトガルのおすすめ白ワイン10選!選び方のコツも解説

2020/01/25
おすすめ白ワイン

ポルトガルでは、近年ブドウ栽培やワイナリーに積極的な投資が行われ、栽培環境や醸造設備の改善が進み、ワインの品質向上が急速に進んでいます。

世界のワインマーケットでは、今まさに注目ワイン生産地の一つ。 日本でもこれから注目が集まるであろうと予想されます。

今回は、国際的に人急上昇中のポルトガルワインの白ワインにスポットを当ててご紹介しましょう。

記事の執筆者

林 英公子

日本ソムリエ協会認定ソムリエ

ワインテクニカル監修。 なぜか宅建資格もあり。 CF制作会社・情報出版・IT企業に勤務後、 長らく印刷媒体制作ディレクター。 Uターン後は、ちょっといいピノ・ノワールを飲みながら 大音量で好きな音楽を聴ければ、ほどほどに幸せ。 真昼っから数十本のワインをテイスティングする修羅場も経験。

ポルトガルのワイン産地

ポルトガルのワインと言えば、食前・食後酒として楽しまれるポートワインやマディラなどの特殊な酒精強化ワインが有名。しかし、実際はワイン生産の85%はオーソドックスなワインです。

乾燥気味のヨーロッパにあって雨が多く、高温多湿の日本同様、棚式のブドウ栽培が採用されているエリア。夏は高温で、昼と夜の温度差が激しく、気候自体はブドウ栽培に適しています。

土壌的にはあまり条件は良くなく、ブドウ畑は労力をかけて開墾されてきました。

 

ポルトガルの白ワインの特徴

ポルトガルの白ワイン用ブドウ品種は非常に多岐にわたり、ほぼポルトガルの土着品種です。

ポルトガルでは、日本同様に魚を塩焼きにする食文化がありますし、天ぷらは、そもそもポルトガルから伝わったとも言われています。

日本と共通した食文化を持つポルトガルの白ワインは、魚料理を中心に和食に非常に合わせやすいワインです。

ポルトガルの白ワインの選び方

ポルトガルの白ワインに使われる品種は、普段はあまり耳にすることのない品種がほとんどです。

ポルトガルの品種の特徴を理解して、これをベースに選んでいけば良いでしょう。

品種で選ぶ

海を感じるアルバリーニョ

ポルトガル最北部大西洋寄りミーニョ地方では、アルバリーニョからコクのある辛口白ワインが造られています。

また、ポルトガルを代表するワイン、ヴィーニョ・ヴェルデというワインの主要品種の一つ。

ポルトガル以外では、スペイン北西部のリアス・バイシャスでも広く栽培されている品種で、海の香りを感じるブドウです。

 

柑橘系の味わいのマリアゴメス(=フェルナン・ピレス)

ポルトガル全土で栽培されており、フローラルな香りと穏やかな酸味、柑橘系の味わいです。

 

果実味の強いアヴェッソ

ヴィーニョ・ヴェルデの主要品種で、香りが高く果実味の強さが特徴です。

 

香り高いエンクルザード

ダン地方を中心に栽培されていて、ハーブ香と、酸味と果実味のバランスに優れています。

ヴィーニョ・ヴェルデの主要品種の一つでもあり、香りが高く強い果実味です。

 

バランスの良い酸のロウレイロ

「ローレル(月桂樹)」が語源という説があり、月桂樹を感じる香り。

花やリンゴやピーチを思わすアロマが特徴で、爽やかでバランスのよい酸を持っています。

 

産地で選ぶ

最北部ミーニョ地方

ヴィーニョ・ヴェルデの生産で有名な地方で、ポルトガル最北部の大西洋岸よりです。

 

ポルトガルを代表するヴィーニョ・ヴェルデ

ヴィーニョ・ヴェルデとは

ミーニョ地方の原産地統制名称ワイン(産地・品種・製法がワイン方基準をクリア)です。

ポルトガル語で「ヴィーニョ」はワイン、「ヴェルデ」は緑やフレッシュといった意味。酸が高めでわずかに炭酸を含む微発泡ワインで、若々しいフレッシュな軽い味わいが特徴です。

ヴィーニョ・ヴェルデに使用されるブドウは、通常よりも1カ月から2カ月ほど早く完熟前に収穫されます。

ヴィーニョ・ヴェルデの味わい

発酵途中で発生する気泡がワインに残りやすく、微発泡の弱い泡を感じる低アルコール度数の飲みやすく爽やかなワイン。

日本の食卓にもよく合い、飲み手を選ばないタイプなので、パーティーや手土産にも良いですね。

使用される品種は多様ですが、一番有名で人気が高いのはアルバリーニョ。アルバリーニョから造られたものは、他の品種から造られたヴィーニョ・ヴェルデよりリッチでアルコール度数も高めです。

魚介類を使った和食との相性は文句なしでしょう。また、サラダや果物といったさっぱりした酸味を感じる食べ物ともぴったり合います。

 

フレッシュなワインならベイラス地方

バイラーダでは、マリアゴメス種などから、若くて軽いフルーティなワインが造られています。

ダンでは、フルーティなビカル種、酸味のあるマルヴァジア、ハーブの香りが特徴のエンクルザードからブドウの風味を生かしたフレッシュで軽めの味わいの白ワインが造られています。

元々ポルトガルワイン は品種のブレンドがほとんどでしたが、近年のブドウ品質の向上に伴い、単一品種のワインも増えています。

 

酸味のある辛口ならリスボア地方

太平洋沿岸に広がるこのエリアでは、酸味のある辛口ワインが造られています。

価格で選ぶ

ポルトガルの白ワインは、ヨーロッパ産のワイン中では比較的お手頃です。1,000〜3,000円前後で十分満足できるものが手に入れられます。

食文化に共通点も多く、ほとんどの白ワインは、日本の和食にぴったりなじむでしょう。

日本で手に入るものはお手頃価格のものが中心なので、色々なタイプのワインにチャレンジして、ぜひお気に入りを見つけてください。

ポルトガルのおすすめ白ワイン10選

おすすめのポルトガル白ワインを2つの価格帯に分けてご紹介します。まずは1,000円台でお気に入りのタイプを見つけてくださいね。

デイリーワインにおすすめ!予算2,000円

第5位

ルイス・ドゥアルテ・ヴィーニョス ラパリーガ・ダ・キンタ ブランコ

詳細情報
味わい:辛口
産地:ポルトガル、アレンテージョ
品種:ロウペイロ40%/アンタン・ヴァス30%/ヴェルデーリョ30%

ルイス・ドゥアルテ・ヴィーニョスは2007年に設立された比較的新しいワイナリーですが、国内のワイン評価誌ではこれまでに二度もナンバー1ワイナリーに選ばれています。

果実は丁寧に手摘みしていて手間がかかっていますが、意外にもお手頃価格。

トロピカルフルーツのようなまろやかな味わいの白ワインです。酢豚などと合わせるとおいしいです。

 

第4位

ニーポート エト・カルタ ホワイト

詳細情報
原産国名 ポルトガル 
メーカー名 ニーポート
果実 %     コデガ、ラビガト、ゴウヴェイオ

日本向けのラベルは干支
爽やかな香りで、酸味とミネラルのバランスが優れたワイン。

2019年の干支イノシシをあしらったワインは、パーティーを盛り上げてくれるでしょう。

 

第3位

ア・デスコベルタ・コリェイタ・ブランコ / カーザ・ダ・パッサレーラ ポルトガル


豊かな果実味のしっかりした味わい
エンクルザードを中心に3種の土着品種をブレンド。

ブドウ本来の味わいを活かしたスタイルのワインで、果実味豊かで濃厚な味わいです。

 

第2位

カステロ・ダルバ・レゼルヴァ・ドウロ・ブランコ

詳細情報
アルコール度数 13.5 %
味わい  辛口
原産国名 ポルトガル ドウロ
メーカー名 稲葉
果実 %     ゴデガ ド ラリーニョ、ラビガド、ヴィオシニョ

土着品種の個性を感じる1本 
フレッシュな酸とボリュームのある果実味を感じる味わい。

ポルトガル品種の個性が表現された、ブドウ本来の香り豊かなワインです。

 

第1位

キンタ ドス ロケス キンタ ド コーレイヨ ダン

詳細情報
度数:13 %
味わい:辛口
産地:ポルトガル
品種:マルヴァジア・フィナ45%、セルシアル25%、ビカル20%、エンクルザード10%

このワインはワイン雑誌『リアルワインガイド』で旨安大賞を受賞したワインです。

レモンのようなすっきりした酸、蜜入りりんごのような果実味が感じられる味わい。

レモンを絞った魚料理などと相性が良いです。

ワインの名前にある「コーレイヨ」とはポルトガル語で郵便配達員という意味。ラベルは切手をイメージしています。

 

2,000円以下のポルトガル白ワイン比較表

商品画像キンタ ドス ロケス キンタ ド コーレイヨ ダンカステロ・ダルバ・レゼルヴァ・ドウロ・ブランコア・デスコベルタ・コリェイタ・ブランコ / カーザ・ダ・パッサレーラ ポルトガルニーポート エト・カルタ ホワイトルイス・ドゥアルテ・ヴィーニョス ラパリーガ・ダ・キンタ ブランコ
商品名キンタ ドス ロケス キンタ ド コーレイヨ ダンカステロ・ダルバ・レゼルヴァ・ドウロ・ブランコア・デスコベルタ・コリェイタ・ブランコ / カーザ・ダ・パッサレーラ ポルトガルニーポート エト・カルタ ホワイトルイス・ドゥアルテ・ヴィーニョス ラパリーガ・ダ・キンタ ブランコ
詳細度数:13 %
味わい:辛口
産地:ポルトガル
品種:マルヴァジア・フィナ45%、セルシアル25%、ビカル20%、エンクルザード10%
アルコール度数 13.5 %
味わい  辛口
原産国名 ポルトガル ドウロ
メーカー名 稲葉
果実 %     ゴデガ ド ラリーニョ、ラビガド、ヴィオシニョ
原産国名 ポルトガル原産国名 ポルトガル 
メーカー名 ニーポート
果実 %     コデガ、ラビガト、ゴウヴェイオ
味わい:辛口
産地:ポルトガル、アレンテージョ
品種:ロウペイロ40%/アンタン・ヴァス30%/ヴェルデーリョ30%
商品リンク詳細を見る詳細を見る詳細を見る詳細を見る詳細を見る

来客用やプレゼントに!2,000円以上~5,000円

ポルトガルワインは欧州産の中では比較的安価。この価格帯であれば、十分高品質なワインが入手できます。

第5位

クルチメンタ アルヴァリーニョ アンセルモ メンデス ビーニョス

詳細情報
アルコール度数 11.5 %
味わい  辛口
原産国名 ポルトガル 
果実 %     アルバリーニョ 100%

ワンランク上をめざしたヴィーニョ・ヴェルデ
アルヴァリーニョの可能性を追求し、従来のヴィーニョ・ヴェルデを超えた領域を目指して造られています。

重厚なコクのある味わいです。

 

第4位

スサナ・エステバン アヴェンチュラ ホワイト

詳細情報
産地:ポルトガル
品種:ヴィオシニョ

醸造家スサナ・エステバンは、ポルトガルのベストワインメーカーにも選出されたほどの有名な醸造家です。

このワインには手摘みで収穫したヴィオシニョ種を中心に、複数の地場品種がブレンドされています。

ラベンダーや桃のような風味が感じられます。

 

第3位

ソイト エンクルザード レゼルヴァ

詳細情報
度数:13.5 %
味わい:辛口
産地:ポルトガル、ダン
品種:エンクルザード

このワインは香り高いエンクルザード種100パーセント。

6か月の樽熟成を経て、黄桃のような濃厚でふくよかな味わいに仕上がっています。

白身魚のムニエルなどと合わせるとおいしいです。

 

第2位

エスポラン レゼルバ ホワイト

詳細情報
アルコール度数 14 %
味わい  辛口
原産国名 ポルトガル アレンテージョ
メーカー名 木下インターナショナル
果実 %     アンタン・ヴァス、アリント、ロウペイロ、セミヨン他

自然派生産者のリッチな白 
ポルトガル中南部アレンテージョの白ワインは、リッチなブドウ本来の香り。

オレンジや黄桃、樽由来のトースト香も感じます。クリーミーな口当たりの味わいが楽しめます。

 

第1位

パウロ・ラウレアーノ レゼルバ

詳細情報
度数:14 %
味わい:辛口
産地:ポルトガル、アレンテージョ
品種:アンタオン・ヴァス

ポルトガル、アレンテージョを代表する品種アンタオン・ヴァス種を使ったワイン。

新緑やパイナップルのような風味、スパイシーなニュアンスが感じられます。

おつまみが要らないくらいボリューム感があります。

2,000~5,000円のポルトガル白ワイン比較表

商品画像パウロ・ラウレアーノ レゼルバエスポラン レゼルバ ホワイトソイト エンクルザード レゼルヴァスサナ・エステバン アヴェンチュラ ホワイトクルチメンタ アルヴァリーニョ アンセルモ メンデス ビーニョス
商品名パウロ・ラウレアーノ レゼルバエスポラン レゼルバ ホワイトソイト エンクルザード レゼルヴァスサナ・エステバン アヴェンチュラ ホワイトクルチメンタ アルヴァリーニョ アンセルモ メンデス ビーニョス
詳細度数:14 %
味わい:辛口
産地:ポルトガル、アレンテージョ
品種:アンタオン・ヴァス
アルコール度数 14 %
味わい  辛口
原産国名 ポルトガル アレンテージョ
メーカー名 木下インターナショナル
果実 %     アンタン・ヴァス、アリント、ロウペイロ、セミヨン他
度数:13.5 %
味わい:辛口
産地:ポルトガル、ダン
品種:エンクルザード
産地:ポルトガル
品種:ヴィオシニョ
アルコール度数 11.5 %
味わい  辛口
原産国名 ポルトガル 
果実 %     アルバリーニョ 100%
商品リンク詳細を見る詳細を見る詳細を見る詳細を見る詳細を見る

まとめ

いかがでしたか? ポルトガルの白ワインは土着品種から造られ、フルーティで軽い飲み口のものが中心です。

代表的なワインは軽い発泡が残るヴィーニョ・ヴェルデ。1,000円台から入手可能なので気軽にお試しいただけます。

食文化に日本との共通項が多いので、和食に違和感なく合う上に、欧州産のワインの中では価格は非常に控えめ。ぜひ積極的にお試しいただきたいワインです。

世界的にはすでにかなり注目度の高い産地です。今からしっかり押さえておきましょう。

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