日本初の世界品種 「甲州」とは?特徴からおすすめ白ワイン15選を紹介

2019/09/24 おすすめ白ワイン

甲州は日本の独自の国際品種として始めて世界に認められたブドウ品種です。

その繊細で穏やかな味わいはこれまでに無いワインの味わいとして、世界から注目を集めています。

とはいえワイン用のブドウ品種としての歴史は浅く、まだまだ甲州について知らない方も多いのではないでしょうか?

今回の記事では甲州ワインの特徴から選び方、おすすめのワインをご紹介。

甲州は和食にぴったりと合うワインですので、和食と相性が良い理由やおすすめのおつまみも解説します。

>>日本のおすすめ白ワインはこちらの記事から

記事の監修者

佐々木 健太

J.S.A. ソムリエ・エクセレンス

ソムリエ/年間受講者数日本一を誇るカリスマワインスクール講師  21歳でソムリエ資格を取得。南フランスにある一つ星レストラン「Keisuke Matsushima」にて研鑽を積み、帰国後は南青山「L’AS」を経て、株式会社WINE TRAILを創業。ワインのサブスク「HOME WiNE」を手掛ける。YouTubeチャンネル「ソムリエ佐々木」を運営。第9回全日本最優秀ソムリエコンクールファイナリスト。https://homewine.jp/

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※販売数には限りがございますので、売り切れの際は何卒ご容赦ください。

 

甲州とは

甲州は日本初の世界ブドウ品種

甲州は白ワインに用いられる日本固有のブドウ品種です。

原産地及び主要産地は山梨県で、甲州は日本国内で生産されるブドウ品種として最大の生産量があります。

甲州はほんのりと紫がかった果皮を持ち、果実は透明に近い外観が特徴。

カビに弱い性質を持っており、晴れ間の多い甲州盆地での栽培に適しています。

2010年にワインのブドウ品種として日本で初めて世界的に認定されました。

甲州は1000年の歴史を持つ

甲州はおよそ1000年前から日本で栽培されている歴史あるブドウ品種です。

甲州のルーツは山梨県の勝沼町にあります。

もともとヨーロッパ原産のブドウがシルクロードを経由して、中国から日本に流入。

甲州ブドウの栽培に適していた勝沼の地での栽培が広がったとされています。

江戸時代以前はもともと食用ブドウとして甲州は栽培されていました。

ワインの存在が伝わった明治時代以降から、甲州を使ったワインづくりを日本でも開始。

近代に入ると食用では巨峰やデラウェア、ワイン用ではシャルドネやメルローなどが日本に伝わり、甲州は山梨のご当地ブドウのような存在となってしまいました。

それからしばらく時間が経ち、日本国内でのワインブームの盛り上がりから「日本固有のブドウ品種」としての甲州が再び脚光を集めることに。

日本のワイン産業の発展が実を結び、2010年に甲州はワイン醸造用の国際品種として認定されました。

1000年以上の歴史を持つ日本のブドウ品種として、甲州は日本のみならず世界から注目を集めています。

甲州ワインの特徴

繊細で落ち着きのある風味

甲州ワインの大きな特徴は繊細でやさしい味わい

柑橘系の爽やかな香りと酸味から「和」を感じさせ、わずかに残る渋みのある味わいが特徴的です。

この奥ゆかしい味わいが甲州の魅力ですが、海外のワインファンからは物足りないとの評価を受けることも。

そこで近年では、ワインの発酵後に残る沈殿物である「オリ」を残したままワインを熟成する「シュール・リー」タイプの甲州が人気となっています。

シュール・リーで作られる白ワインは、オリに含まれる旨味や風味がワインに溶け込み、深みや幅のあるワインに仕上がりに。

また、甲州は早摘みしたものをすぐに醸造することで、ソービニヨン・ブランのような華やかな柑橘系の香りを生み出すことも研究によりわかっています。

甲州を使ったワイン造りは現在も模索されており、まだまだ可能性を秘めたブドウ品種と言えるでしょう。

和食と相性抜群

甲州ワインはなんといっても和食との相性が抜群です。

和食の特徴は出汁を使った料理や、素材の個性を活かしたシンプルな味付け。

この繊細な和食に合うワインは、ヨーロッパの伝統的なワインでは難しいとされていました。

海外産ワインの持つ華やかな香りやキリリとした酸味は、ときに和食の繊細な味わいを崩してしまうこともあるでしょう。

一方で、主張が穏やかで落ち着きある風味の甲州は、和食の繊細な味わいや風味を邪魔しません。

日本で生まれた甲州ワインだからこそのぴたりと寄り添った和食とのペアリングを楽しむことができます。

ヨーロッパでも甲州ワインは高評価

甲州がワイン用ブドウの国際品種になったことから、その注目度は年々高まっています。

イギリスが主催する世界最大級ワインコンクール「デキャンタワールドワインアワード2016」において、日本の甲州種の白ワイン「グレイス甲州2015」が最高賞のプラチナ賞とベストアジア賞を受賞しました。

また、ドイツのワイン産地ラインガウでは2003年から甲州の栽培をスタートしています。

2013年には和食が世界無形文化遺産に登録され、和食に合わせるワインとして甲州ワインの関心も高まりました。

甲州は新しい日本固有のブドウ品種として、海外から高い評価と期待を受けていると言えるでしょう。

甲州のワインの選び方

白ワインに使われるぶどう品種とは

甲州ワインを選ぶポイントは以下の3つです。

 

甲州ワインの選び方
・味わいで選ぶ
・製法で選ぶ

・ワイナリーで選ぶ

以下でそれぞれ解説していきます。

味わいで選ぶ

【辛口】繊細ですっきりとした味わい

辛口の甲州ワインは和梨のような繊細な味わいで、ほんのりと苦味が感じられます。

すっきりと飲み口は軽やかなため、どんな食事とも合わせやすいでしょう。

わずかな苦味が甲州の特徴のひとつで、辛口な味わいにアクセントを添えてくれます。

辛口の甲州ワインは天ぷらや寿司など繊細な和食と特に相性が良いです。

ドライな味わいが好みの方は辛口を選ぶと良いでしょう。

 

【甘口】ブドウの自然な甘味を感じる

甘口の甲州はぶどうの自然な甘みを味わいたい方におすすめです。

伝統的な甲州ワインは甘口のワインが造られていました。

甘口の甲州は煮詰めた桃のようなさわやかな甘みがあります。

ほどよい酸もありすっきりとした味わいなので、和食やサンドイッチなどに合わせて楽しめます。

収穫を遅らせて糖度を高めた遅摘みの甘口甲州の場合、ハチミツのような濃厚な味わいがします。

製法で選ぶ

【新酒】フレッシュな早飲みタイプ

甲州の早飲みタイプのおすすめは何と言っても新酒です。

新酒である甲州ヌーボーは青リンゴのような青々としたフレッシュな香りがします。

ワインであることを忘れて、ゴクゴクと飲めてしまうほどの飲みやすさも魅力。

2008年には11月3日が「山梨ヌーボー解禁日」と定められました。

毎年解禁時期になると、各地で甲州の新酒を楽しむイベントが開催されます。

フレッシュな新酒は白身魚の刺身などと相性が良いです。

ボジョレーだけがヌーボーではありませんので、ぜひ今年は甲州のヌーボーもお忘れなく。

 

【シュール・リー】旨味や風味を増したタイプ

辛口の甲州ワインは「シュール・リー」という製法で造られることが多いです。

「シュール・リー」とは、ブドウの発酵後ワインを数か月オリの上で寝かせる製法。

シュール・リー製法のワインは日本酒を思わせる、酵母のふくよかな旨味や風味があります。

甲州の繊細さはそのままに、厚みを増した味わいを楽しめる点がシュール・リーの魅力です。

甲州は一時期、個性が乏しく味わいが物足りないワインとして評価されていました。

そこで甲州をこのシュール・リー製法で造ったところ、海外から一定の注目を集めることに。

現在シュール・リーは甲州のスタンダードな製法になりつつあります。

甲州を初めて飲むという方はバランスの取れた味わいのシュール・リーから試してみると良いでしょう。

 

【樽熟成】濃厚で力強さを感じるタイプ

樽熟成させた甲州は桃のような甲州本来の味わいに、コクが加わります。

小さな樽や新しい樽を使って熟成させた甲州は、樽由来のバニラやナッツのような香ばしい風味が加わりパワフルな印象に。

古樽を使って熟成させた甲州は、樽由来の香りはあまりせず甲州の凝縮感が強まった風味に仕上がります。

樽熟成させた甲州は脂が乗ったブリなどの焼き魚などと一緒に楽しむと良いでしょう。

樽の甘い風味が強い甲州には、みりんや砂糖を使って甘辛く炊いた煮込み料理もおすすめです。

ワイナリーで選ぶ

サントリー 登美の丘ワイナリー

登美の丘はサントリーが手がけるワイナリー。

甲州盆地を一望できる風光明媚な丘の上で、甲州をはじめとした様々なブドウ栽培を行っています。

登美の丘の地は水はけがよく、昼夜の寒暖差が大きいというワイン造りに最適な環境。

甲州の栽培方法をヨーロッパ式の垣根仕立てで行うなど、新しい試みにもチャレンジしています。

甲州らしさは保ちつつも、オリジナリティを追求する姿勢が登美の丘の魅力です。

数々のワインコンクールで受賞実績を誇る、いま最も注目されている甲州ワインの作り手のひとつ。

 

シャトー・メルシャン

シャトー・メルシャンは甲州ブドウの品質向上に熱心なワイナリー。

「ワイン造りは農業・ワインは農作物」をコンセプトに掲げる、日本ワインの黎明期から活躍する作り手です。

シャトー・メルシャンは甲州を使ったワイン造りに早期から取り組んでいました。

品質向上のための様々な努力を惜しまず、試行錯誤を現在も続けています。

ボルドー大学との共同研究により、早摘みブドウを使った甲州ワインから華やかな香りが生まれることを2000年代前半に発見。

その技術を使った「甲州 きいろ香」というワインが世界から大きな注目を集め、甲州の地位向上に大きく貢献しました。

自社農園では17種の醸造用ブドウが育てられており、ここでしか買うことのできないワインを揃えたショップやワイン資料館もあります。

甲州ワイン入門にシャトー・メルシャンはおすすめです。

シャトー・メルシャンの詳細はこちらから

シャトー・メルシャンとは?種類から、おすすめのワインまでご紹介!

 

勝沼・グレイスワイナリー

甲州種を使った辛口の白ワインにこだわるワイナリーです。

「グレイス甲州」をはじめ世界でも評価の高いワインを多く作り出しています。

日本一日照時間が長いと言われる山梨県明野町にて、標高700メートルの産地に自社畑を所有。

自社栽培にこだわり、糖度の高いブドウを栽培しています。

辛口の甲州ワインを探している方におすすめです。

甲州のおすすめ白ワイン15選

おすすめの甲州のワインを予算別に辛口・甘口の白ワインにわけてご紹介します。

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デイリーワインにおすすめ!予算2,000円ベスト5

甲州は和食を中心に様々な料理に合わせやすいワインです。お手頃で好みに合う甲州種がきっとあるはずです。自分にあったワインを探してみましょう

 

5位

まるき葡萄酒 山梨ヌーボー 新酒

詳細情報
アルコール度数:12 %
味わい: 中辛口

早期収穫した山梨県産の甲州で仕込んだ新酒。
爽やかな柑橘系の香りが強く、フレッシュ感を強く感じます。
辛口に仕上がっており、魚介とぜひ合わせたくなる味わいです。
甲州の飲みやすさを堪能するにはぜひこちらを。

味わい製法ワイナリー
辛口新酒まるき葡萄酒

 

香りマスカット、洋ナシ
酸味★★★☆☆
ボディ★☆☆☆☆
佐々木
出来立てのワインはマスカットのような香りを帯びることがあります。特に新酒の白ワインからは顕著に感じられます。

4位

ロリアン 勝沼甲州

甲州種のみを使用した辛口ワインです。
旨みの残るシュール・リー製法を採用しました。
ほのかに感じる酵母の複雑な風味が特徴。
シュール・リーならではのコクと爽やかな飲み口のバランスのいいワインです。

味わい製法ワイナリー
辛口シュール・リーロリアン

 

香り洋ナシ、アニス、トースト
酸味★★★★☆
ボディ★★★★☆
佐々木
働き終えた酵母は主にタンパク質からなり、それがアミノ酸に分解され液体に「旨味」となって付与される。日本酒ほどではないですが、ほのかな旨味を感じることができます。

3位

グレイス グリド甲州

爽快感が感じられる甲州ワイン。
レモンやグレープフルーツ等の柑橘系の果実味が魅力です。
口に含むとほのかな甘味が感じられ、体に染み入るような味わいがあります。
和食はもちろん、洋食では軽めの前菜などとよく合うでしょう。

味わい製法ワイナリー
辛口グレイスワイン

 

香りレモン、グレープフルーツ
酸味★★★★☆
ボディ★★☆☆☆
佐々木
味わいの後半に感じるほのかな苦みがアクセント。キャベツや菜の花など、春野菜と合わせると野菜の甘味が引き立つでしょう。

2位

シャトー酒折 甲州・ドライ

シンプルで飲みやすい味わいのワイン。
グレープフルーツなどの柑橘系の果実味が口の中に広がります。
柔らかな酸味があり、甲州の特徴であるまろやかな苦味も特徴的です。
気取らずに飲めるテーブルワインとしておすすめ。

味わい製法ワイナリー
辛口シャトー酒折

 

香りグレープフルーツ、オレンジピール
酸味★★★☆☆
ボディ★☆☆☆☆
佐々木
シンプルで爽やかな味わいが楽しめます。冷蔵庫でしっかりと冷やして飲むことをオススメします。

1位

サントリー ジャパンプレミアム 甲州 新酒

フローラルな華やかさを味わえる新酒。
和の柑橘を思わせる優しい華やかさを感じます。
爽快感ある味わいですが、じわりとした果実味や旨味も両立。
魚の塩焼きや鍋物など、親しみのある和食とぜひ一緒に。

味わい製法ワイナリー
辛口新酒サントリー

香りレモン、スイカズラ
酸味★★★☆☆
ボディ★☆☆☆☆
佐々木
料理を選ばない懐の深いワインです。どんな料理にも比較的合わせやすく、いつもの食卓の食事ともマリアージュ可能でしょう。

2,000円以下の甲州ワイン比較表

商品画像 サントリー ジャパンプレミアム 甲州 新酒 シャトー酒折 甲州・ドライグレイス グリド甲州ロリアン 勝沼甲州まるき葡萄酒 山梨ヌーボー 新酒
商品名 サントリー ジャパンプレミアム 甲州 新酒シャトー酒折 甲州・ドライグレイス グリド甲州ロリアン 勝沼甲州まるき葡萄酒 山梨ヌーボー 新酒
詳細アルコール度数:11 %
味わい: 辛口
アルコール度数: 12 %
味わい: 辛口
アルコール度数: 12 %
味わい: 辛口
アルコール度数:13 %
味わい: 中辛口
アルコール度数:12 %
味わい: 中辛口
商品リンク詳細を見る詳細を見る詳細を見る詳細を見る詳細を見る

 

プレゼントや自分へのご褒美に!予算2,000円~5,000円ベスト5

記念日や自分のご褒美にいつもより少し贅沢な甲州種はいかがですか?上質でプレミアムなものも増えてきているのでワンランク上の甲州種を味わってみてください。

 

5位

サントリー 登美の丘ワイナリー 甲州

穏やかさとふくよかさが調和した味わいです。
遅摘み収穫した自社栽培の甲州を100%使用
みかんや白桃を思わせる甘やかな香りと、鼻から抜ける上品な余韻が魅力。
落ち着きのある完成度の高い甲州ワインです。

味わい製法ワイナリー
辛口樽発酵サントリー 登美の丘

 

香りみかん、白桃、丁子
酸味★★★☆☆
ボディ★★☆☆☆
佐々木
樽のロースト香がほのかに調和しており、複雑で上質なニュアンスを感じることができます。

4位

甲州きいろ香

豊かな酸と口に広がるミネラル感が味わえる1本。
グレープフルーツやレモンなどの柑橘の果実味がしっかりと感じられます。
カボスやスダチなどの和柑橘のニュアンスもあり複雑性が魅力。
甲州の魅力を引き出した華やかなワインです。

味わい製法ワイナリー
辛口シャトー・メルシャン

 

香りカボス、スダチ
酸味★★★★☆
ボディ★★☆☆☆
佐々木
和柑橘のニュアンスを含んでいるため、ポン酢を用いた料理全般と相性が良いでしょう。

3位

甲州グリ・ド・グリ

ほろ苦さを兼ね備えたオレンジワイン。
ぶどうの皮と種を漬け込んで発酵させる「醸し発酵」仕込み。
柑橘類やあんず紅茶の香りや、渋みと苦みのある複雑な味わいを感じます。
様々な香りが楽しめ料理全般に合わせやすいのが魅力です。

味わい製法ワイナリー
辛口醸し発酵シャトー・メルシャン

 

香りあんず、紅茶
酸味★★★☆☆
ボディ★★☆☆☆
佐々木
今大注目のオレンジワインですが、実は甲州から造られるオレンジワインは意外にも多く存在します。甲州は独特の苦みを持っていますが、これを隠すのではなく、皮と種を漬け込んで全てをさらけ出してしまおう、という逆転の発想から生まれたワインです。

2位

ルバイヤート 甲州樽貯蔵

樽熟成を行った甲州ワイン。
濃いイエローの外観をしており、樽由来の甘い香りと柑橘の爽やかさが調和しています。
味わいは辛口でキリッとしつつ、ふくよかで厚みがあるのが特徴。
ボリューム感のある甲州を飲みたい方におすすめです。

味わい製法ワイナリー
辛口樽熟成丸藤葡萄酒

 

香り洋ナシ、バニラ、ロースト、丁子
酸味★★★★☆
ボディ★★★★☆
佐々木
スパイシーさを伴う深みのある香りが感じられます。まろやかでボリューム感のある味わいは、丸みを帯びた大きめのサイズのグラスを使用して飲むのをオススメします。

1位

甲州を世界に知らしめたワイナリーの1本。
香りはやや強めの華やかな印象で、スムースでスッキリした口当たりがあります。
伸びやかな酸味が甘味・渋みと一体となり、バランス感が秀逸です。
上品で非常にバランスがとれた人気の甲州ワイン。

味わい製法ワイナリー
辛口グレイスワイン

香りレモン、グレープフルーツ、ハーブ
酸味★★★★☆
ボディ★★☆☆☆
佐々木
ピュアな甲州ブドウのキャラクターを出し切った一本。派手さはないですが、バランスの良い味わいが楽しめます。

2,000円~5,000円の甲州ワイン比較表

商品画像グレイス 甲州ルバイヤート 甲州樽貯蔵甲州グリ・ド・グリ甲州きいろ香サントリー 登美の丘ワイナリー 甲州
商品名グレイス 甲州ルバイヤート 甲州樽貯蔵甲州グリ・ド・グリ甲州きいろ香サントリー 登美の丘ワイナリー 甲州
詳細アルコール度数: 12 %
味わい: 辛口
アルコール度数: 12 %味わい: 辛口アルコール度数: 11.5 %
味わい: 辛口
アルコール度数: 11.5 %
味わい: 辛口
アルコール度数:12 %
味わい: 辛口
商品リンク詳細を見る詳細を見る詳細を見る詳細を見る詳細を見る

 

甘口が好みの方におすすめ!甲州の甘口ワインベスト5

全体的に辛口が多かった甲州種のワインですが、甘口が好きな人のためにオススメのワインを紹介します。

 

5位

口当たりが良いすっきりとした甘口甲州ワイン。
優しい甘味と柑橘を思わせる清涼感を楽しむことができます。
口当たりが軽くフレッシュで、ジューシーな甘味と酸のバランスも特徴。
甘口が苦手な方でも美味しく飲めるワインです。

味わい製法ワイナリー
甘口シャトー酒折

 

香り青リンゴ、ミント、貝殻
酸味★★★☆☆
ボディ★★☆☆☆
佐々木
甘すぎない丁度よいバランス。しっかりと冷やしてキリっとした口当たりで飲むのがおススメです。

4位

グランキュヴェ甲州エクセレント

ふくよかな甘味が楽しめる1本です。
樽発酵の後、ステンレスタンクで熟成。
樽発酵に厚みのあるコクが、甲州の爽やかな甘味を支えています。
しっかりとしたボディを味わいたい方におすすめ。

味わい製法ワイナリー
甘口樽発酵イケダワイナリー

 

香りアンズ、杉、丁子
酸味★★★☆☆
ボディ★★★☆☆
佐々木
ふくよかな味わいで、どっしりとした重厚感のある甘口ワインに仕上がっています。

3位

シャンモリ 甲州遅摘み 完熟甘口

遅摘みの甲州で仕込んだ甘口ワイン。
収穫時期を通常より約2週間遅らせ、糖度やミネラルを増した完熟ぶどうを使用。
通常の甲州より厚みのある味わいが特徴です。
果実感たっぷりなワインがお好みの方におすすめ。

味わい製法ワイナリー
甘口盛田甲州ワイナリー

 

香り洋ナシ、レモンコンポート
酸味★★★★☆
ボディ★★☆☆☆
佐々木
ジューシーでとろけるような優しい舌触りが楽しめます。

2位

セーラーマスター 甲州

フルーティーで甘味を感じる飲みすさ抜群の1本。
甲州らしい柑橘系のフルーティな風味をしっかりと感じます。
やわらかな口当たりと甘味が特徴の味わい深いワインです。
万人受けする味わいの間違いないおすすめ銘柄。

味わい製法ワイナリー
甘口ロリアン

 

香り和梨、オレンジ、ハチミツ
酸味★★★★☆
ボディ★★☆☆☆
佐々木
深みよりも飲みやすさを重視して選ぶならこの一本がおススメです!

1位

グランポレール 甲州 モンイストワール

詳細情報
アルコール度数: 11 %
味わい: 甘口

ワイナリーで大切に熟成されてきたオールドヴィンテージワインです。
オレンジやレモンのジャムのような、華やかで甘美な香りが魅力。
長い熟成を経たまろやかな甘味に、フレッシュさが残る酸味がアクセントとして加わります。
じっくりと時間をかけて飲みたいプレミアムな甘口甲州ワインです。

味わい製法ワイナリー
甘口樽熟成グランポレール

香りオレンジ、レモンジャム
酸味★★★★☆
ボディ★★☆☆☆
佐々木
オールドヴィンテージながらまだまだフレッシュさをキープしているのは、さらにこれ以上熟成させることができるポテンシャルを秘めているからです。

甘口の甲州ワイン比較表

商品画像グランポレール 甲州 モンイストワールセーラーマスター 甲州シャンモリ 甲州遅摘み 完熟甘口グランキュヴェ甲州エクセレント甲州スイート
商品名グランポレール 甲州 モンイストワールセーラーマスター 甲州シャンモリ 甲州遅摘み 完熟甘口グランキュヴェ甲州エクセレント甲州スイート
詳細アルコール度数: 11 %
味わい: 甘口
アルコール度数: 12 %
味わい: やや甘口
アルコール度数: 11 %
味わい: 甘口
アルコール度数: 12 %
味わい: 甘口
アルコール度数: 10 %
味わい: 甘口
商品リンク詳細を見る詳細を見る詳細を見る詳細を見る詳細を見る

甲州ワインに合わせるおつまみ

【甲州ワインビーフ】甲州ワインの粕で育ったブランド牛!

甲州ワインビーフはワイン産地である山梨のブランド牛。

ワイン造りから生まれたブドウ粕で育った牛は、柔らかく臭みのない味わいに。

優しい味わいの牛肉は穏やかな甲州ワインとぴたりと合います。

甲州ワインと甲州ワインビーフ、この組み合わせをぜひ試してみてください。

甲州ワインビーフ 特性牛しぐれ煮

天ぷら

天ぷらは甲州とぜひ合わせて欲しい料理のひとつ。

塩や天つゆで食べるてんぷらは、甲州の穏やかな酸味と柑橘系の香りがマッチします。

塩にはフレッシュな新酒を、天つゆにはシュール・リータイプの甲州ワインがおすすめです。

甲州の素朴な風味が、天ぷらの衣に包まれた素材の味を引き出してくれるでしょう。

山菜

ほろ苦い春の味覚である山菜。

甲州が持つわずかな渋みやほろ苦さは、山菜の特徴と重なる部分があります。

ふきのとうやタラの芽、タケノコなどと甲州ワインをぜひ合わせてみてください。

山菜のてんぷらは甲州とのベストペアリングと言えるでしょう。

お寿司

和食の代表格であるお寿司に合わせるワインは甲州がベストマッチ。

生魚に含まれる脂肪はワインの鉄分と反応して、生臭さを生み出してしまいます。

甲州はブドウ品種の中でも鉄分の含有量が少ない点も特徴です。

そのため、刺身や寿司と合わせても生臭みを感じることなく合わせることができるでしょう。

穏やかな柑橘の香りや酸味が、どんな寿司ネタにもぴたりと寄り添ってくれます。

食事との相性抜群な日本のスパークリングワインについての記事も合わせてご覧ください。
>>日本のスパークリングワインを詳しくみる

 

甲州ワインは世界に評価された純国産のワイン!

甲州は日本で初めて国際品種に選ばれたブドウです。

穏やかで繊細な日本らしさを感じる味わいが甲州の魅力。

そんな甲州を使ったワインは世界からも大きな注目を集めています。

国産ワインである甲州は和食との相性が抜群です。

寿司や天ぷらなど、和食を食べる際にはぜひ純国産ワインである甲州を合わせてみてください。

 

山梨や日本の白ワインについて詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。

【ソムリエ厳選】山梨のおすすめ白ワイン20選!選び方のコツも解説

他の白ワイン品種も知りたい方はこちらをどうぞ。

【ソムリエ監修】白ワインのぶどう品種20種類とおすすめワインを解説!

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