【ソムリエ監修】ウィーンのおすすめ白ワイン10選!選び方のコツも解説

2019/04/21
オーストリア

オーストリアの首都ウィーンは、一般的には音楽の都として知られています。

その音楽の都が、実は知る人ぞ知るワインの宝庫でもあるというのですからおどろきです。

ウィーンのワインは国の固有品種から世界的にメジャーな品種まで幅広く使用しており、その品質は疑う余地がありません。

今回はそんなウィーンの白ワインについて紹介します。

記事の監修者

杉浦 直樹

J.S.A認定ソムリエ

歌舞伎役者として人間国宝 中村雀右衛門に師事。15年ほど主に歌舞伎座に舞台出演。 その後銀座のクラブマネージャーを経て、J.S.A認定ソムリエ資格を取得。 現在は支配人兼ソムリエとして、ブルゴーニュとシャンパーニュの古酒を専門としたフレンチレストランを経営する。

「ワイン都市」ウィーンとは

ウィーンでは市内でワイン生産を行っており、ブドウ園の広さは700ヘクタールにも及びます。

市内でこれほど大規模なワイン生産を行っている例はほとんどなく、世界的に見てもウィーンが唯一です。このことからウィーンはワイン都市とも呼ばれています。

ちなみにウィーンで生産されるワインのうち約7割から8割が白ワインなのですが、基本的に国内で消費されるため、輸出に回る割合はそう高くないのが現状です。

ウィーンの白ワインの特徴

ウィーンの白ワインの大きな特徴として、ゲミッシュター・ザッツが挙げられます。これは、同じ畑で作られた異なる品種のブドウを同時に醸造して作る方法です。ウィーンではこういった混醸はめずらしくなく、むしろ伝統として受け継がれて来た製造方法と言えます。

もともとオーストリアで栽培されているブドウ品種は多く、白ワイン用品種に限定してもその数はなんと26種類です。

これらの品種を組み合わせて混醸することで、非常に多様かつ応用の利くワインが造り出されています。

ウィーンの白ワインの選び方

味わいで選ぶ

飲みたいワインを選ぶ際、代表的な指標のひとつが甘口や辛口といった味わいです。

甘口

ウィーンで生産される白ワインの中で甘口の割合は少なく、高級な傾向にあります。

もともと国内消費の傾向が強い土地なので、生産割合の少ない甘口を日本で入手するのは少々むずかしいかもしれません。

少なくとも店舗に並ぶ可能性は低く、入手したい場合はインターネットを活用することになります。

辛口

ウィーンの辛口は厚みのある味わいが特徴です。

全体的にボリュームがあり、飲み応えのあるワインとして楽しむことができます。

味わいに厚みがある分、肉料理と合わせても負けることがなく、幅広い料理に合わせることが可能です。

品種で選ぶ

品種によってワインの味わいは大きく変わるため、これは非常に重要な要素になります。

リースリング

世界的に有名な品種で、ウィーン市内に流れるドナウ川流域で変種が栽培されています。

早飲みの場合は舌になじみやすい果実味を感じることができますが、熟成させることでその真価を発揮するのがこの地のリースリングです。

熟成を経ることでバラを思わせるアロマを楽しめるようになり、ミネラルを含んだ味わいになります。

ピノ・ブラン

ヴァイスブルグンダーとも呼ばれており、数あるピノ種の中で最も新しい品種です。

とても栽培環境を選ぶ品種ですが、条件のあった土地なら非常に高品質なワインとして仕上がり、熟成させることで最高品質のものとして完成します。

ピノ・ブランは早飲みであれば花の香りが前面に出ており、熟成させるとナッツのアロマが顔を出すワインです。

シャルドネ

世界中で栽培されている品種で、育つ土地の気候や土壌の環境により味わいが変化するのが特徴です。

ウィーンのシャルドネは石灰土壌による複雑な味わいを持ち、品種のポテンシャルが十分に引き出されていると言えるでしょう。

成熟レベルによって味わいが大きく異なり、青臭さを感じる軽快なものからパワフルで重厚なものにまで幅広く変化します。

ムスカテラー

ムスカテラーは、果実のほどよい酸味を楽しむことができ、熟成させて尚若々しさを感じられることが特徴です。

この品種はカビに弱いため栽培がむずかしくどちらかというと希少なのですが、熱く支持するファンもおり、高い人気を得ています。

そのフレッシュさから食前酒に向いており、小腹を満たす際のお供としても活躍できるでしょう。

トラミーナー

ウィーンを含んだオーストリアで栽培されているのはローター・トラミーナー、ゲヴュルツ・トラミーナー、ゲルバー・トラミーナーの3つです。

幾層にも渡る多様なアロマを持っており、完熟ブドウから造られるものは特に輪郭のはっきりした長期熟成型ワインとして楽しむことができます。

価格で選ぶ

ウィーンのワインの価格帯は幅広く、1,000円台から2,000円台で買えるものもあれば、5,000円近くするものもあります。

そのため、希望する価格の品を見つけられる可能性は高いと言えるでしょう。

ただしその分選択肢をしぼりにくくなる場合も考えられますので、味わいや品種などほかの希望条件も決めておくといいかもしれません。

ウィーンのおすすめ白ワイン10選

日常使いにおすすめ!3,000円未満

第5位

グリューナー・ヴェルトリーナー ベートーヴェン 第九 ラベル

1,734円 (税込)

詳細情報
アルコール度数 13 %
味わい  辛口
原産国名 オーストリア
メーカー名   株式会社モトックス
果実 %     グリューナー・ヴェルトリーナー 100%

いくつものブドウがおりなす味わいの調和が魅力的

若々しい果実味と柑橘系のニュアンスを含んだアロマを持つワインです。複数の品種が混醸されており、その分複層的な味わいを楽しむことができます。

ちなみに、このワインを生産しているワイナリーの敷地にはベートーヴェンがあの有名な「第九」を作った家屋である「ベートーヴェンハウス」があります。それにあやかったのがこのラベルというわけです。

 

第4位

ウィーン リースリング

2,753円 (税込)

詳細情報
アルコール度数 13.1 %
味わい  辛口
原産国名 オーストリア
メーカー名   Donguriano
果実 %     リースリング100%

ミネラルの風味が美味しい華々しさのあるワイン

リースリング100%で造られたワインです。

華々しいアロマとしっかりとしたミネラルを感じることができます。

 

第3位

ツァーヘル ウイーナー ゲミシュター サッツ DAC

2,750円 (税込)

詳細情報
味わい  辛口
原産国名 オーストリア
メーカー名   ツァーヘル
果実 %     ゲミシュターサッツ

余韻の長い、飲みごたえ抜群のワイン

ウィーン特別区で造られたワインで、同時に収穫した3種類以上のブドウを醸造するゲミッシュター・ザッツで造られた混醸ワインです。

果実のニュアンスが強いアロマを持ち、しっかりとした飲みごたえのある味わいに仕上がっています。

 

第2位

ウィーナー ゲミシュター・サッツ

2,016円 (税込)

詳細情報
アルコール度数 12.5 %
味わい  辛口
原産国名 オーストリア
メーカー名   ドラジェ

ドライなイメージを持たせる細身のワイン

軽快な口当たりで、果実の風味も少なくすっきりとした細身の印象を持つワインです。

やわらかな酸がかもし出すやさしい印象と、ドライなイメージの口当たりがバランスよく含まれています。

 

第1位

ホイリゲ・ウィーン・ゲミシュターサッツ

3,024円 (税込)

詳細情報
味わい  辛口
原産国名 オーストリア
メーカー名   ツァーヘル

ビールのように楽しめる親しみやすいワイン

堂々の1位は、ウィーン現地でも親しまれているホイリゲのワインです。

ホイリゲのワインは水で割って飲むのが乙とされており、ビールと同程度のアルコール度数に薄めて楽しむこともできるワインです。

ちなみに、ワインを水で割るアイデア自体は、ヨーロッパではめずらしいものではありません。ただし、その多くは水っぽくなってしまいワインのおいしさが損なわれてしまっています。しかしホイリゲの場合は、水で割っても壊れないほどの豊富な酸によって美味しさをキープできるのです。水で割ることでアルコールが薄まる分、より長く楽しむことができるでしょう。

3,000円以下のウィーン白ワイン比較表

商品画像ビザンベルク アルテ・レーベンシャルドネ・アイスヴァイン2011クロスター・ノイブルクウーラー グリューナー ヴェルトリーナー ラングトイフェルヴィーニンガー ウィーン・ホイリゲツァーヘル ゲミシュターサッツ ゼクト
商品名ビザンベルク アルテ・レーベンシャルドネ・アイスヴァイン2011クロスター・ノイブルクウーラー グリューナー ヴェルトリーナー ラングトイフェルヴィーニンガー ウィーン・ホイリゲツァーヘル ゲミシュターサッツ ゼクト
価格4,131円(税込)3,456円(税込)3,456円(税込)3,866円(税込)3,866円(税込)
詳細アルコール度数 13.1 %
味わい  辛口
原産国名 オーストリア
メーカー名   Donguriano
味わい  甘口
原産国名 オーストリア
果実 %     シャルドネ
アルコール度数 13 %
味わい  辛口
原産国名 オーストリア
メーカー名   ウーラー
果実 %     グリューナー・ヴェルトリーナー
味わい  辛口
原産国名 オーストリア
メーカー名   ヴィーニンガー
味わい  辛口
原産国名 オーストリア
メーカー名   ツァーヘル
果実 %     ゲミシュターサッツ
商品リンク詳細を見る詳細を見る詳細を見る詳細を見る詳細を見る

来客用やちょっとしたご褒美に!3,000~5,000円

第5位

ツァーヘル ゲミシュターサッツ ゼクト

3,866円 (税込)

詳細情報
味わい  辛口
原産国名 オーストリア
メーカー名   ツァーヘル
果実 %     ゲミシュターサッツ

上品な果実味が魅力!ミネラリーな風味がおいしいワイン

ミネラルの風味を含んだフレッシュなアロマと、柑橘類の皮を思わせる苦味を持ったワインです。

バランスのいい酸味と、上品な果実味を楽しめる味わいとして仕上がっています。

 

第4位

ヴィーニンガー ウィーン・ホイリゲ

3,866円 (税込)

詳細情報
味わい  辛口
原産国名 オーストリア
メーカー名   ヴィーニンガー

フレッシュな口当たりと奥深い味わいの同居が素敵

土壌に含まれるミネラルをたっぷり吸ったブドウから造られたワインです。

若々しさを感じる口当たりの中に、複層的で奥深い味わいを持ちます。

 

第3位

ウーラー グリューナー ヴェルトリーナー ラングトイフェル

3,456円 (税込)

詳細情報
アルコール度数 13 %
味わい  辛口
原産国名 オーストリア
メーカー名   ウーラー
果実 %     グリューナー・ヴェルトリーナー

肉料理に劣らないボリューム感が魅力のワイン

グリューナー・ヴェルトリーナーから造られたワインです。

スパイシーなニュアンスを含んだアロマと、引き締まった酸味を持ちます。

豚肉など、脂身のある肉を使った料理におすすめできる1本です。

 

第2位

シャルドネ・アイスヴァイン2011クロスター・ノイブルク

3,456円 (税込)

詳細情報
味わい  甘口
原産国名 オーストリア
果実 %     シャルドネ

品種の力を十分に引き出したおいしさ!極甘口のワイン

シャルドネから造られたワインです。

トロピカルフルーツを思わせる重厚な味わいと整った酸を持ち、またウィーンではめずらしい極甘口の味わいでもあります。

 

第1位

ビザンベルク アルテ・レーベン

4,131円 (税込)

詳細情報
アルコール度数 13.1 %
味わい  辛口
原産国名 オーストリア
メーカー名   Donguriano

繊細な酸の味わいが魅力的なバランスのいいワイン

栄えある1位は、軽快な口当たりと繊細な酸をバランスよく持ったワインです。

少し熟成させることで蜜のような味わいが出てきて、ますますおいしくなります。

 

3,000円~5,000円のウィーン白ワイン比較表

商品画像ビザンベルク アルテ・レーベンシャルドネ・アイスヴァイン2011クロスター・ノイブルクウーラー グリューナー ヴェルトリーナー ラングトイフェルヴィーニンガー ウィーン・ホイリゲツァーヘル ゲミシュターサッツ ゼクト
商品名ビザンベルク アルテ・レーベンシャルドネ・アイスヴァイン2011クロスター・ノイブルクウーラー グリューナー ヴェルトリーナー ラングトイフェルヴィーニンガー ウィーン・ホイリゲツァーヘル ゲミシュターサッツ ゼクト
価格4,131円(税込)3,456円(税込)3,456円(税込)3,866円(税込)3,866円(税込)
詳細アルコール度数 13.1 %
味わい  辛口
原産国名 オーストリア
メーカー名   Donguriano
味わい  甘口
原産国名 オーストリア
果実 %     シャルドネ
アルコール度数 13 %
味わい  辛口
原産国名 オーストリア
メーカー名   ウーラー
果実 %     グリューナー・ヴェルトリーナー
味わい  辛口
原産国名 オーストリア
メーカー名   ヴィーニンガー
味わい  辛口
原産国名 オーストリア
メーカー名   ツァーヘル
果実 %     ゲミシュターサッツ
商品リンク詳細を見る詳細を見る詳細を見る詳細を見る詳細を見る

ウィーンのワインは料理との親和性が抜群!

ウィーンで造られるワインは、汎用性が高く、さまざまな料理と合わせることができます。

中でもうれしいのが、和食との相性が抜群な点です。特にグリューナー・ヴェルトリーナーという品種から造られるワインの親和性は目を見張るものがあります。

さらにウィーンのワインは、和食だけでなくヨーロッパやエスニックなど、合わせることができる料理が多いのも特徴です。

これは、ウィーンのワインが活躍できる場面が多いことを物語っています。

好きな料理と合うワインがわからない、そんなときはウィーンのワインを試してみるといいかもしれません。

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