【ソムリエ厳選】アンジューのおすすめ赤ワイン10選!選び方のコツも解説

2019/04/03
おすすめ赤ワイン

風光明媚で「フランスの庭」とも呼ばれるロワール地方。ここでは7世紀頃からブドウ栽培が行われていました。

ロワールのアンジュー地区は多彩なスタイルのワインを送りだしています。

今回はアンジューの赤ワインについてその特徴や選び方のコツ、おすすめ赤ワイン10選をご紹介します!

記事の執筆者

まゆみ 佐藤

・日本ソムリエ協会認定 ワインソムリエ ・チーズプロフェッショナル協会認定 チーズプロフェッショナル

ショットバー経営者、C.P.Aチーズ検定を年に2回開催し、ワインとチーズのマリアージュなどを提案している。

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※販売数には限りがございますので、売り切れの際は何卒ご容赦ください。

 

アンジューとは

アンジュー地区(アンジュー・ソミュール地区)はフランスのロワール地方にあるワインの生産地です。

気候は夏と冬の気温の差が少なく涼やかで穏やかな地区でブドウ栽培に適しています。

アンジューと言えばロゼワインや貴腐ワインで有名です。

他にもロゼワインにもよく使用されるカベルネフランという黒ブドウの栽培に適した地区で、カベルネソーヴィニヨンとブレンドした赤ワインやボジョレ・ヌーボーで有名なガメイ種からも赤ワインが造られています。

アンジューの赤ワインの特徴

アンジューの赤ワインの主軸はカベルネ・フランにカベルネ・ソーヴィニヨンがブレンドされたもので、さわやかでアロマ豊かなワインを生み出しています。

その他ガメイ種のみで造られるものや、コット種を使った濃い色調でタンニンの強いワイン、カベルネ・フランとグロロー種の混醸の柔らかなワインも少量生産されています。

アンジューの赤ワインの選び方

味わいで選ぶ

アンジューの赤ワインの主軸であるカベルネ・フランはわりと早熟な品種なので、ロワールの涼しい気候の中でも完熟してその真価を発揮してくれます。

カベルネ・ソーヴィニヨンのようなフルボディの力強さとは対局にあり、ロワールの赤ワインはミディアムかライトボディとなり、爽やかな酸味とふわりとしたボディで、軽やかでエレガントな気分にさせてくれる味わいです。

ミディアムボディ

ミディアムボディとは、中間的な味わいを示しています。香りや味わいにものすごく際だったところはなく、主張しすぎない所が長所といえます。

アンジューの赤ワインの主要品種であるカベルネ・フランはまさにその特徴を変え備えた品種です。白ワインより飲み応えがあり、穏やかな中にも赤ワインらしさを兼ね備えています。

料理とも合わせやすく初心者でも挑戦しやすい味わいです。

 

ライトボディ

ライトボディというと「軽やか」というイメージで、ボジョレーヌーボーのような新酒、その年に収穫されたブドウから造られるワインや熟成の若い味わいのものに使われます。

ライトボディというと「安い」とも思われがちですが、高級ワインでもライトボディなものもあります。アンジューのガメイ種から造られるワインはこのタイプにあたります。

 

生産者で選ぶ

歴史あるアンジュー地区(ロワール地方)のワイン。その伝統に加え、自然農法に基づくブティックワイナリーや組織だった運営方法を導入しています。

大規模でありながら良質なワインを生産し、アンジューに革新をもたらすようなワイナリーが登場してきています。そのいくつかをご紹介いたします。

ドメーヌ・デ・シェネ

17世紀からワインを造り続けている老舗ドメーヌである。アンジュー市から南に20㎞のサン・ランベール・デュ・ラテ村にあります。1998年以降、栽培と醸造の両面から改革を行い、2006年には全てビオロジー栽培に転換、現在ではアンジューを代表するドメーヌの一つとなっています。

赤ワインは100%カベルネフランを用いており、その特徴でもある青みのある味わい、ブルーベリーや木苺の柔らかな果実味が特徴とする赤ワインを造っている。

 

レミー・パニエ

レミー・パニエ社は1885年に設立された、ソーミュール市に本社を置くワイナリーです。ロワール川流域に広がるブドウ畑の中で500以上の契約農家と密接な信頼関係を築き、栽培から醸造まで一貫したシステムを構築して良質なワイン造りを行っています。

フランスはもとより、海外での評価も高く名実ともにロワールを代表するネゴシアン(酒商)です。

こちらのワイナリーでは、カベルネ・フランを主体とした紫がかったガーネット色で甘味・酸味と渋みのバランスが良く、飲み口の軽やかなワインを造っています。

 

クロード・ネル

2000年の始めにブルゴーニュ出身のピシャール夫婦が起こしたドメーヌである。2006年のワインの廃棄、2007年のウドン粉病による不作により窮地に立たされますが、偉大な生産者の協力を得て再出発しました。

何年かの不遇の日々を経て、現在は3種類の赤ワインをリリースしています。いずも自生酵母による自然発酵に拘り、凝縮度の高いブドウから自然の息吹を感じさせるワインを送り出しています。

 

価格で選ぶ

アンジューの赤ワインの価格帯は割と幅広くあり、1000円代から10000円以内のものがラインナップされています。

どちらかといえば長期熟成タイプではないので2000円から4000円位の価格帯のものがおすすめです。

アンジューのおすすめ赤ワイン10選

ロゼワインや白ワインの主な産地であるアンジュー地区の中でも見逃せない赤ワインがあります!

全ロワールの統括責任者も薦めるワイナリーのものも含め、アンジューのお勧めワインをご案内いたします。

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日常使いにおすすめ!予算2,000円ベスト5

食前の1杯に頂きたいワインです。

5位

シャトー・スーシェリー・アンジュー・ルージュ


ブラックベリーの凝縮感が心地よい 
スミレの香りをまとい柔らかいミネラル感。全体的にはふっくらとした味わいで余韻も柔らかく楽しめます。

小鍋にコンソメ1粒とヘタと真の部分を落とした丸ごとタマネギでコンソメの旨みとタマネギの優しい甘みが合そうです。

 

4位

アンジュ・ルージュ・シャトー・ラ・トマズ


赤ワイン入門編 
レイヨン地区で200年以上前から同族で経営されている銘酒造りで定評のあるワイナリーが醸す、上質なカベルネフランです。
つっかかりのない味わいは赤ワインの苦手な方にも入門としておすすめ出来ます。

カマンベールチーズをオーブンなどで温めてワインのお供に。

 

3位

レミー・パニエ・アンジュ・ルージュ


わいわい飲みたい夜に
甘味を感じる柔和なタンニンが特徴。紫がかったガーネット色で飲み口の軽やかなワインです。ラズベリー・木苺などのフレッシュな果実味が特徴の心地よい飲み心地です。

若々しいワインですので、お友達との家飲みワインとしておすすめです。

 

2位

カベルネ・フラン・ヴィエイユ・ヴィーニュ


タンニンが丸く滑らかな舌触り 
土や青草のニュアンス、鮮やかな紫色を伴うルビー色。可愛らしい赤のべりーの果実のアロマを感じられる一品です。

軽い味わいのワインですので食前酒のような感覚で、青じそのさっぱりしたドレッシングのサラダはいかがでしょう。

 

1位

ドメーヌ・デ・シェネ・アンジュ-・ルージュ


全ロワールの統括責任者も薦めるワイン 
青草の香りと木イチゴやブルーベリーの香り。17世紀からワインを造り続ける老舗ドメーヌならではの骨格を感じ、安定のおいしさを感じられます。

キャンプなどでその場でスモークしたサーモンやチーズなどと合わせてみてはいかがでしょう。

2,000円以下のアンジュー赤ワイン比較表

商品画像ドメーヌ・デ・シェネ・アンジュ-・ルージュカベルネ・フラン・ヴィエイユ・ヴィーニュレミー・パニエ・アンジュ・ルージュアンジュ・ルージュ・シャトー・ラ・トマズシャトー・スーシェリー・アンジュー・ルージュ
商品名ドメーヌ・デ・シェネ・アンジュ-・ルージュカベルネ・フラン・ヴィエイユ・ヴィーニュレミー・パニエ・アンジュ・ルージュアンジュ・ルージュ・シャトー・ラ・トマズシャトー・スーシェリー・アンジュー・ルージュ
詳細原産国フランス
ボディミディアム
味わい辛口
原産国フランス
ボディミディアム
味わい辛口
原産国フランス
ボディライト
味わい辛口
原産国フランス
ボディミディアム
味わい辛口
原産国フランス
ボディライト
味わい辛口
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来客用やちょっとしたご褒美に!2,000~5,000円

ロワール川の畔でのんびりとブドウ畑を眺めながら飲みたい逸品達。

5位

シャトー・スー・シェリー・サヴェニール・クロ・デ・ペリエール


エレガントでした親しみやすい味わい
ロワールのカベルネ・フランによく感じられるピーマンのような未熟香がなく、優しい味わいです。余韻もゆっくりと楽しみながら頂きたい一品です。

ワインに漂う親しみのある味わいはホームパーティに招待された時など贈答としてもおすすめです。

 

4位

ドメーヌ・ピエール・シャウヴァン


牧歌的な気分で青々とした若草のニュアンスで
粘土質の土壌から砂利の土壌からもたらされるスパイシーさ、ほどよい酸味のなかにもほのかな甘みを感じさせる心地よい味わい。余韻には花の香りが漂う。

この地方の特産品の山羊乳を使用したチーズはワインの酸味との相乗効果で美味しく頂けます。

 

3位

ドメーヌ・ド・ラ・ベルジュリー


苺やブルーベリーのフルーツのアロマが素晴らしい
赤紫色にきらめく美しいガーネット。フルーティな香りはカベルネ・フランから味わいを引き締める心地よいタンニンはカベルネ・ソーヴィニヨンからと感じ取れる。カベルネ・ソーヴィニヨンのタンニンにセミハード系のチーズの旨みは相性が良いです。

お食事の後もう1杯飲みたいなという気分にぴったりです。

 

2位

アンジュ・ルージュ・ドメーヌ・モス


和と合わせたい、きめ細やかなタンニンが味わいの決め手
カシスやベリーの香りと供にオリーブやクローブの香り漂う贅沢なアロマ。
タンニンが程よく味わいを引き締めており、最後まで優しく飲み干せる味わい。

繊細な味わいは、おでんやダシの効いた和食と合わせることも提案したい1本です。

 

1位

アンジュ・ルージュ・キュベヴァイオレット


自然派が醸す深みのある果実味
緻密でタイトな構成とボディ。ヴィオレットの名を表すように紫を帯びたエッジ、トップノートのスミレの香りから奥に隠れる完熟したラズベリーブラックベリーの香りが芳しい。

特別なシーンで自分へのご褒美に飲みたい1本です。
まったりと生ハムなどと合わせて。

2,000円~5,000円のアンジュー赤ワイン比較表

商品画像アンジュ・ルージュ・キュベヴァイオレットアンジュ・ルージュ・ドメーヌ・モスドメーヌ・ド・ラ・ベルジュリードメーヌ・ピエール・シャウヴァンシャトー・スー・シェリー・サヴェニール・クロ・デ・ペリエール
商品名アンジュ・ルージュ・キュベヴァイオレットアンジュ・ルージュ・ドメーヌ・モスドメーヌ・ド・ラ・ベルジュリードメーヌ・ピエール・シャウヴァンシャトー・スー・シェリー・サヴェニール・クロ・デ・ペリエール
詳細原産国フランス
ボディミディアム
味わい辛口
原産国フランス
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ボディミディアム
味わい辛口
原産国フランス
ボディミディアム
味わい辛口
原産国フランス
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アンジューの赤ワインまとめ

アンジューのカベルネ・フランを主体とする、柔らかで相手を選ばない飲みやすい赤ワインは初心者の方にもおすすめです。
価格帯も幅広く、その日の気分と懐の温かさに応じて選べる気安さがあります。

これを機会にアンジューの赤ワインをお手に取ってみてください。

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