【決定版】お肉と相性抜群なおすすめ人気ワイン9選!ソムリエが厳選

2019/04/18
ワインと食事

肉とワインのマリアージュは世界中で楽しまれています。

肉とワインの美味しい組み合わせを選ぶには、その前提となるちょっとした知識が必要です。

今回はお肉に相性ピッタリのワインの選び方とともに、お肉の種類や味付けごとにおすすめワインを紹介します。

記事の監修者

佐々木 健太

J.S.A. ソムリエ・エクセレンス

ソムリエ/年間受講者数日本一を誇るカリスマワインスクール講師  21歳でソムリエ資格を取得。南フランスにある一つ星レストラン「Keisuke Matsushima」にて研鑽を積み、帰国後は南青山「L’AS」を経て、株式会社WINE TRAILを創業。ワインのサブスク「HOME WiNE」を手掛ける。YouTubeチャンネル「ソムリエ佐々木」を運営。第9回全日本最優秀ソムリエコンクールファイナリスト。https://homewine.jp/

なぜ肉料理には赤ワインなの?

肉料理には赤ワインが合うと言われていますが、なぜそう言われているのでしょうか?

こちらで肉とワインの相性について確認していきましょう。

ワインの渋み×肉の脂身が合う

肉料理に赤ワインが合うと言われている根拠には、それぞれの味わいにあります。

肉料理の魅力のひとつがジューシーな脂身です。

一方で、赤ワインならではの特徴は、ブドウの皮から抽出される渋味となります。

この「肉の脂身」と「赤ワインの渋み」が相性が良いと言われているのです。

赤ワインの渋みは、こってりとした肉の脂身を洗い流す効果があります。

さらに肉の旨味や甘味が、ワインの渋みによって対比が生まれより感じやすくなるメリットも。

そのためガッツリとした肉料理には赤ワインが一緒に飲まれることが多いのです。。

>>肉専用ワイン・カーニヴォのおすすめワイン

>>【ソムリエ厳選】おすすめの赤ワイン16選!選び方・飲み方も解説!

白ワインに合う肉料理もある

肉には赤ワインしか合わないのかと言われれば、決してそうではありません。

白ワインと最高の組み合わせを見せる肉料理もあります。

赤ワインは肉の脂身を洗い流し、旨味を引き立てると先ほど説明しました。

その一方で白ワインに合う肉料理は、脂身が少なくあっさりとした味付けのものです。

例えば蒸し鶏やポークソテー、塩味の焼き鳥など。

柑橘類や南国のフルーツソースや、ハーブソルトで仕上げる肉料理も白ワインとよく合います。

肉の種類や味付けによって、相性の良いワインは変わると覚えておきましょう。

>>【ソムリエ厳選】白ワインのおすすめ16選!種類や選び方を解説!

【基本】ワインと料理の組み合わせ方

お食事とワインの相性がぴったり合った時の美味しい組み合わせを「マリアージュ」と言います。

マリアージュとはフランス語で結婚という意味。

ワインと料理の関係を男女になぞらえ、その相性が抜群に良い場合を結婚に見立ててマリアージュというわけです。

何ともロマンティックな言い回しですね。

お食事とのマリアージュが良いワインを選ぶためには、いくつかポイントがあります。

 

ワインと料理の組み合わせ方
・色を合わせる
・味や香りを合わせる
・国や地方を合わせる

>>【ソムリエ監修】ワインに合う料理は?具体的にな作り方も紹介!

色を合わせる

まず鉄板の法則が「料理とワインの色を合わせる」ことです。

お料理の色が赤系なら赤ワイン、白系なら白ワインというように、お料理の色とワインの色を合わせてみてください。

また、お料理の色が濃ければ濃い色のワイン、薄ければ薄い色のワインのように色の濃淡もポイントになります。

例えば、ビーフシチューのような濃い赤茶色お肉料理には、向こう側が見えないような黒みがかった濃い赤ワインが相性ピッタリです。

また、蒸し鶏のネギ塩だれようなお肉の色自体が色が白くたれも淡い色合いのお肉料理には、グリーンがかった淡めの白ワインがマッチします。

味や香りを合わせる

色を合わせるのと同じくらい重要なポイントが「料理とワインの共通の味や香りを合わせる」こと。

例えばハーブを使った味付けにはハーブの香りがするワインを、スパイスをたくさん使った料理にはスパイシーな香りがするワインを選ぶとマリアージュします。

鶏もも肉のハーブ焼きでしたら、ハーブの香りが特徴のソーヴィニョンブランがぴったり。

黒コショウをきかせた牛肉のステーキは、黒コショウのニュアンスを持つカベルネソーヴィニョンやシラーが合います。

国や地方を合わせる

同じ国や同じ地方の料理とワインを選択する」ことも大きなポイントです。

その土地の風土に適したものがつくられるため、ワインと料理も自然と相性が良くなります。

フランスワインの銘醸地のひとつボルドー地方の料理アニョー・ドレ(乳飲み仔羊)には、しっかりとしたボルドーの赤ワインが合います。

イタリアのトスカーナ地方の郷土料理のビステッカ・アッラ・フィオレンティーナ(フィレンツェ風牛肉の炭焼きTボーンステーキ)には、同じ地方のキャンティ・クラシコという赤ワインが相性抜群です。

肉料理に合わせたワインの選び方

ひとえにお肉料理と言っても、使われるお肉の種類によって合うワインは異なります。

各お肉が持つ味の特性と相性の良いワインをチェックしましょう。

肉の種類で選ぶ

【牛肉】味の濃厚なフルボディの赤ワイン

牛肉は他のお肉と比べて脂が多くのっていて鉄分が豊富です。

お肉自体の味が濃く高カロリーで、しっかりした味わいが感じられます。

そのため、牛肉と相性ぴったりのワインは濃厚なフルボディの赤ワインがおすすめです。

凝縮した黒系ベリーの果実風味が主体で、樽で熟成したものは特に相性がよいでしょう。

フランス系黒ブドウ品種のカベルネ・ソーヴィニョンやシラー、イタリア系黒ブドウ品種のネッビオーロなどがおすすめです。

 

牛肉に合うブドウ品種
・カベルネ・ソーヴィニョン【赤】
・シラー/シラーズ【赤】
・ネッビオーロ【赤】
・テンプラニーリョ【赤】
・マルベック【赤】

 

【豚肉】ミディアムボディの赤、またはコクのある白ワイン

豚肉は牛肉より味が淡白ですが脂身はしっかりあるためジューシーなお肉です。

赤ワインならミディアムボディのもの、白ワインならコクや果実風味が豊富なものがベストマッチします。

また、ミネラルが豊富なので、ミネラル感のあるワインもおすすめです。

また豚肉は特に調理方法や味付けによって相性の良いワインが異なります。

例えば、豚しゃぶのようなさっぱりめの豚肉料理ならシャルドネやピノ・グリージョが良いでしょう。

豚の角煮などこってりとした味付けの豚肉料理ならメルローやグルナッシュ、サンジョヴェーゼなどが合います。

 

豚肉に合うブドウ品種
・シャルドネ【白】
・ピノグリージョ【白】
・メルロー【赤】
・サンジョベーゼ【赤】

 

【鶏肉】軽めの赤か白

鶏肉と言えば、味は淡白で脂分は少なく、低カロリーです。

そのため、さっぱりした味わいのワインとの相性が大変良くなっています。

赤ワイン用ブドウ品種はピノ・ノワールなどのライトボディ~ミディアムボディのものとの相性が良いです。

白ワイン用ブドウ品種なら、柑橘系果実風味主体の爽快な味わいのワインと合わせましょう。

フランスのロワール地方のミュスカデ、リースリングなどがおすすめです。

 

鶏肉に合うブドウ品種
・リースリング【白】
・ミュスカデ【白】
・シャルドネ【白】
・ピノ・ノワール【赤】
・ガメイ【赤】

 

味付けで選ぶ

同じお肉の種類でもどのように味をつけるかによって、相性の良いワインも変わってきます。

お肉料理の味付けによってどのようなワインと相性がよいのか見ていきましょう。

 

【さっぱり味】ライト~ミディアムボディのワイン

さっぱりした味付けのお肉料理にはさっぱりした味わいのワインが合います。

例えば、お塩、レモン、ポン酢、柚子胡椒などで味付けしたお肉は、柑橘系の味わい主体のソーヴィニョンブランやミュスカデなどの白ワインが合います。

また、梅肉、薄口醤油で味付けしたお肉料理は、ピノノワールなどの酸味と赤いベリー系の果実風味が主体の赤ワインがおすすめです。

 

さっぱりした味つけに合うブドウ品種
・ソーヴィニヨンブラン【白】
・ミュスカデ【白】
・甲州【白】
・ピノ・ノワール【赤】
・ガメイ【赤】

 

【こってり味】渋みや果実風味の強いワイン

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こってりした味のお肉料理には濃厚な味わいのワインがぴったりです。

脂身の乗ったステーキ、赤ワインなどを使って煮込んだお肉料理には、カベルネソーヴィニョンやシラー、ネッビオーロなどの黒系ベリーの果実風味をもちタンニン豊富な濃い赤ワイン

クリームなどを使ったこってりしたお肉料理は、白ワインの中でもコクのある濃厚なシャルドネがおすすめです。

 

こってりした味つけに合うブドウ品種
・シャルドネ(樽熟成)【白】
・カベルネ・ソーヴィニョン【赤】
・ネッビオーロ【赤】
・シラー【赤】

 

 

【スパイシーな味】スパイスの香りの特徴を持つワイン

コショウ、ナツメグ、甘草、シナモン…スパイスを使ったお肉料理には、同じようなスパイスの香りの要素をもつワインを合わせると相性が良いです。

基本的に赤ワインと合わせることが多く、代表的なブドウの品種はカベルネソーヴィニョンやシラーが有名。

お食事によってはゲヴェルツトラミネールというスパイシーな香りがする白ワインを合わせるのもおすすめです。

 

こってりした味つけに合うブドウ品種
・ゲヴェルツトラミネール【白】
・グリューナーフェルトリーナー【白】
・カベルネ・ソーヴィニョン【赤】
・シラー/シラーズ【赤】

お肉におすすめのワイン9選

お肉の種類、そして味付け別にどのようなワインが良いかご覧いただいたところで、お肉の味付け別におすすめのワインをご紹介します。

ぜひお肉料理を食べる時の参考にしてくださいね。

さっぱりめの味付けにはこれ!

牛肉の赤身×赤系ベリーと酸味が特徴のブルゴーニュのピノ・ノワール!

ブシャール ペール エ フィス ブルゴーニュ ピノ・ノワール

詳細情報
アルコール度数 14 %
ボディー  ミディアムボディ
原産国名 フランス
メーカー名 サントリー
果実 %     ピノ・ノワール

さっぱりめの味付けの牛肉料理と言えば、牛のたたきポン酢ソースがけ。

塩やレモンで味付けた牛タン、牛肉とトマトの炒め物などですね。

そんな酸味や塩味の聞いた味付けの牛肉料理にぴったりなのが、酸味がありながら旨味のあるブルゴーニュのピノ・ノワールです。

おすすめする1本は1731年創業のブシャールペール・エ・フィスのブルゴーニュ ピノ・ノワール。

チャーミングな赤系果実風味に、控えめな樽の香りと酸味がさっぱりと味付けした牛肉料理にぴったりです。

味わいブドウ品種産地
ミディアムボディピノ・ノワールフランス・ブルゴーニュ

 

香りレッドベリー、プラム
酸味★★★★★
ボディ★★☆☆☆
渋み★★☆☆☆
佐々木
さっぱりした味付けの牛肉に寄り添ってくれるピノ・ノワールの赤系果実と上品な酸が魅力的なペアリング。本文には書かれていませんが、ベリー系のソースとも相性抜群です。

 

おすすめの肉料理
・牛肉のたたき
・牛タン塩焼き
・牛ハツ刺し
・牛肉のユッケ

 

豚肉×果実風味が豊富なのイタリア白ワイン!

ネコティウム ピノ・グリージョ

詳細情報
アルコール度数 12.5 %
味わい  辛口
原産国名 イタリア
メーカー名   フィラディス
果実 %     ピノ・グリージョ

さっぱりとした豚肉料理と言えば、豚しゃぶのポン酢和え、豚肉と白菜のミルフィーユ鍋など、お野菜や柑橘系の味付けをする料理を思い浮かべるでしょう。

そんなお料理には基本的には白ワインとの相性が良いとされています。

牛肉より淡白だけれど脂が多い豚肉には、ボディのある果実風味豊かなイタリアのピノ・グリージョがベストマッチ。

ネコティウムのピノ・グリージョは熟した桃やトロピカルフルーツのようなしっかり目の果実が魅力です。

レモンやライムのような酸味の強い柑橘系の味わいもあり、さっぱり豚肉料理との相性抜群!。

味わいブドウ品種産地
辛口ピノ・グリージョイタリア

 

香り洋梨、ハーブ
酸味★★★★☆
ボディ★★☆☆☆
佐々木
豚肉特有の脂身と溶け合う、ピノグリージョらしいフレッシュな酸と南国フルーツの果実味が印象的な組み合わせ。おろしポン酢のように付け合わせもサッパリ系にするとより好相性です。

 

おすすめの肉料理
・豚しゃぶポン酢
・豚肉と白菜のミルフィーユ鍋
・つくね塩味
・豚肉の野菜炒め

 

鶏肉×繊細な旨味と爽やかさの日本ワイン!

ロリアン 勝沼甲州

詳細情報
アルコール度数 12 %
味わい  中辛口
原産国名 日本/山梨県
メーカー名   白百合醸造
果実 %     甲州

鶏肉のおろしポン酢、蒸し鶏の梅あえ、レモン蒸し鶏など、鶏肉料理は柑橘系の味付けを中心にいただくものが多いですね。

淡白なお肉の鶏肉とさっぱり酸味のある味付けには、日本産の白ブドウ品種甲州がよく合います。

この白百合醸造のロリアン勝沼甲州はシュール・リーという旨味の残る製法で醸造したすっきりさとコクを兼ね合わせた一本。

特に余韻に旨味を感じることのできる和風のさっぱり鶏肉料理との相性は絶品です。

味わいブドウ品種産地
中辛口甲州日本・山梨

 

香りレモン、ミネラル
酸味★★★★★
ボディ★★☆☆☆
佐々木
淡白な鶏肉の味わいに口中で良いアクセントをもたらす甲州ワイン。シュール・リーによってコクと深みが増した甲州であれば、鶏肉のボリュームにも負けず寄り添ってくれるのです。

 

おすすめの肉料理
・蒸し鶏の梅肉和え
・鶏皮ポン酢
・鶏のレモン蒸し
・焼き鳥塩味

こってりな味付けにはこれ!

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ナパ・ハイランズ カベルネソーヴィニヨン ナパヴァレー
ナパ・ハイランズ カベルネソーヴィニヨン ナパヴァレー

詳細情報

度数:14.5%
味わい:フルボディ
産地:アメリカ、カリフォルニア、ナパヴァレー
品種:カベルネソーヴィニヨン、プティ・ヴェルド

しあわせワイン倶楽部で詳細を見る >

明石家さんまさんも太鼓判を押したことで、一躍市場から姿を消すほど人気を博した一本。

それがこちらの「ナパ・ハイランズ カベルネソーヴィニヨン」

ナパ・ヴァレーの醍醐味とも言うべき、凝縮した果実味と豊かな樽香、飲み応えある力強いボディが堪能できます。

香りブラックチェリー、ヴァニラ
酸味★★★★☆
ボディ★★★★★
渋み★★★★★

牛肉のステーキ×濃厚なアメリカのカベルネ・ソーヴィニョン!

ナパ・セラーズ カベルネソーヴィニヨン

詳細情報
アルコール度数 13.9 %
ボディー  フルボディ
原産国名 アメリカ
メーカー名 ナパ・セラーズ
果実 %     カベルネソーヴィニヨン98%、メルロー2%

ビーフシチュー、Tボーンステーキ、デミグラスハンバーグ、焼肉など、コクと甘みのしっかりした牛肉料理には、濃厚でコクのあるこってりとした赤ワインを選びましょう。

そこでぴったりなのが、太陽の光をしっかり浴びたアメリカやチリ、アルゼンチンなど新世界のカベルネ・ソーヴィニョン。

中でもアメリカのナパ・バレーにあるナパ・セラーズのカベルネソーヴィニョンはがおすすめです。

黒系ベリーの濃厚な味わいとフレンチオークで21か月しっかり樽熟成した厚みがあり、こってり味付けした牛肉に負けない味わい。

牛肉料理とは最高のマリアージュを楽しむことができます。

味わいブドウ品種産地
フルボディカベルネ・ソーヴィニョン主体アメリカ・カリフォルニア

 

香り熟れたカシス、ヴァニラ
酸味★★★★☆
ボディ★★★★★
渋み★★★★★
佐々木
昔から今も変わらず愛される鉄板組み合わせの「ステーキ✖️フルボディ赤」。科学的にも証明された正真正銘の好相性ペアリングです。

 

おすすめの肉料理
・ステーキ肉全般
・ビーフシチュー
・牛しぐれ煮
・煮込みハンバーグ

 

ジューシーな豚肉料理×濃厚な果実風味のチリ産メルロー

テラ・マター・アルタム・メルロー 2015

詳細情報
アルコール度数 13.8 %
原産国名 チリ
メーカー名 ワインズ東京
果実 %     メルロー100%

こってり豚肉料理といえば、脂身のある豚肉と甘めの味付けが中心のお料理。

例えば、豚のスペアリブ、豚の角煮、豚のみそ漬け焼き、チャーシューなどがあげられるでしょう。

豚肉がもつジューシーな脂身とあまくこってりした味付けには、こちらも太陽の恵みをいっぱいに受けた新世界のメルローがおすすめ。

チリのテラ・マター・アルタム・メルローは、ブラックチェリーやブルーベリーをジャムにしたような濃厚な果実風味があります。

まろやかなタンニンとリッチな余韻で、こってりとした豚肉料理との相性抜群です。

味わいブドウ品種産地
フルボディメルローチリ

 

香りプラム、クローブ
酸味★★★★☆
ボディ★★★★★
渋み★★★★☆
佐々木
柔らかな果実味とリッチなボディが特徴のメルローには、甘みある豚肉料理が相性抜群。程よいタンニンが脂身を包みこみ、ベリー系のアロマがこってりしたタレやソースにも寄り添ってくれます。

 

おすすめの肉料理
・豚の角煮
・豚の味噌漬け焼き
・豚スペアリブの煮込み
・ホイコーロー

 

タレ味の鶏肉料理×赤系果実・カリフォルニアのピノ・ノワール!

カレラ セントラルコースト ピノノワール

詳細情報
ボディー  ミディアムボディ
原産国名 アメリカ
メーカー名 オンラインワインストアWassy's
果実 %     ピノノワール

照り焼きチキンや鶏モモのみそ漬け焼き、タレ味の焼き鳥など、鶏料理は甘辛い味わいのものが多くなります。

そんなこってりとした甘い味付けの鶏料理におすすめなのが、こってりとしたボディを持ちながら重すぎないアメリカやチリなどのピノ・ノワール。

カリフォルニア代表のワイナリーでもあるカレラのピノ・ノワールは、熟したストロベリーやチェリーの濃厚な果実風味と重すぎない余韻が特徴的。

こってり鶏肉料理にぴったりです。

味わいブドウ品種産地
ミディアムボディピノ・ノワールアメリカ・カリフォルニア

 

香りクランベリー、レッドチェリー
酸味★★★★★
ボディ★★☆☆☆
渋み★★☆☆☆
佐々木
同じ鶏肉料理でも味付けがリッチなものにはニューワールドのピノ・ノワールがおすすめ。軽すぎず重すぎず、親しみやすく分かりやすい味わいがタレ味や照り焼き系にはぴったりなのです。

 

おすすめの肉料理
・照り焼きチキン
・焼き鳥タレ味
・チキンのトマト煮込み
・鴨肉のコンフィ

 

スパイシーな味付けにはこれ!

香辛料たっぷりの牛肉料理×リッチでスパイシーなオーストラリアのシラーズ

グレッツァー・ワラス 2016

詳細情報
アルコール度数 14.5 %
ボディー  フルボディ
原産国名 オーストラリア
果実 %     シラーズ78%、グルナッシュ22%

コショウやクミン、唐辛子などのスパイスで味付けたしっかりした味わいの牛肉料理には、スパイシーで骨格のある赤ワインを。

果実風味が濃厚で胡椒などのスパイシーな香りが漂う、オーストラリアのシラーズがおすすめです。

グレッツァー・ワラスの黒系果実風味の力強さと濃厚さは牛肉とぴったり、そしてシラーズのスパイシーな香りはスパイス料理にベストマッチです。

味わいブドウ品種産地
フルボディシラーズ主体/グルナッシュオーストラリア

 

香りブラックベリー、カカオ
酸味★★★★★
ボディ★★★★★
渋み★★★★★
佐々木
牛肉の厚みに負けないボディを備えつつ、スパイシーな味わいとマッチするのはシラーズならでは。ジャミーさとハーバルな清涼感、カカオやクローブのような複雑味が料理に寄り添い引き立てます。

 

おすすめの肉料理
・ペッパーステーキ
・牛肉の唐辛子炒め
・牛肉の赤ワイン煮込み

 

エスニック風な豚肉料理×エキゾチックな香りのゲヴェルツトラミネール

アルザス ゲヴェルツトラミネール ヒューゲル クラシック 2015

スパイシーな豚肉料理と言えば、ショウガやカレー炒めなど、豚肉の脂身をさっぱりしてくれるような味付けが多いですね。

そんな料理にマリアージュするのが、一度飲んだら忘れならない香りのブドウ品種ゲヴェルツトラミネールです。

ライチや黄桃などの香りにスパイスの香りが合わさり、アジアのエキゾチックな味わいの料理にぴったり。

ボディ感がしっかりあるので、脂身のある豚肉に味わいがマリアージュします。

味わいブドウ品種産地
辛口ゲヴェルツトラミネールフランス

 

香りライチ、白薔薇
酸味★★☆☆☆
ボディ★★★★☆
佐々木
エスニックな料理に合わせるワインといえば、ゲヴェルツやヴィオニエ、ピノ・グリあたりが定番品種。豚肉に負けないコクがありつつ、ライチやスパイスといった品種特徴香がエスニックな風味にうまく絡み合います。

 

おすすめの肉料理
・豚肉の生姜焼き
・豚肉のパッタイ
・豚スペアリブのクミン揚げ

 

辛味のある鶏肉料理×はつらつとしたオーストラリアのスパークリング

ハーディーズ スタンプ スパークリング

詳細情報
アルコール度数 12 %
味わい  辛口
原産国名 オーストラリア
メーカー名   アコレード・ワインズ・ジャパン

スパイシーな鶏肉料理と言えば、鶏肉の柚子胡椒焼きやタンドリーチキン、韓国ヤンニョムチキンなど。

辛めのスパイスを使った鶏肉料理が多いですね。

そんな辛さをさっぱり洗い流してくれるのがスパークリングワイン。

オーストラリアの「ハーディーズ スタンプ スパークリング シャルドネピノノワール」は柑橘系とミネラル、そしてはつらつとした泡が特徴的です。

スパイシーな鶏肉料理と合わせれば、グラスがついつい進んでしまいます。

味わいブドウ品種産地
辛口シャルドネ/ピノ・ノワールオーストラリア

 

香り洋梨、白桃
酸味★★★★★
ボディ★★☆☆☆
佐々木
辛い料理にも合ってくれる万能なワインこそ、スパークリングワイン。フレッシュな酸と果実味が料理の辛味にうまく絡みあい、口中をさっぱりさせてくれます。ワインは辛口もいいですが、甘口だとなおGoodです。

 

おすすめの肉料理
・鶏肉の柚子胡椒焼き
・タンドリーチキン
・ヤンニョムチキン
・バッファローウイング

おすすめの肉料理×ワインのマリアージュ

それでは最後に肉料理とワインのおすすめマリアージュをご紹介します。

ご紹介したペアリングのコツを踏まえてご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

牛ステーキ×ボルドーワイン

牛ステーキは赤ワインの組み合わせとしては王道中の王道です。

脂身のある豪快なステーキ肉には、フルボディな赤ワインの代名詞であるボルドーワインを。

骨格のある渋みを持つボルドーワインは、ステーキ肉のジューシーな脂身をしっかりと支えてくれるでしょう。

なお、ステーキ肉と赤ワインを合わせる際には、ステーキのソースや味付けにも注意したいところです。

 

ステーキの味付けと相性の良いワイン
胡椒などスパイス系:オーストラリアのシラー
ベリー系のソース:カリフォルニアのカベルネソーヴィニヨン
トマト系:イタリアのサンジョベーゼ

すき焼き×日本の赤ワイン

すき焼きは日本を代表する肉料理です。

そんなすき焼きには地域を合わせて、日本の赤ワインと一緒に頂きましょう。

出汁や野菜の旨味が効いたすき焼きは、繊細で滋味に富んだ日本ワインと相性ぴったりです。

日本の赤ワイン品種として有名なのがマスカット・ベーリーAです。

すき焼きの砂糖が煮詰まった割り下の香りが、マスカット・ベーリーAのキャンディを思わせる風味と絶妙にマッチします。

メインのお肉だけでなく、甘辛く煮詰まった豆腐や野菜などとも日本ワインであればバランスを崩すことなく合わせることができるでしょう。

ラム肉のクミン焼き×オレンジワイン

独特な風味のラム肉はスパイスのクミンとよく合います。

ラム肉の甘味のある脂身とスパイシーなクミンが個性的な味わいを生み出していますので、合わせるワインも個性的なオレンジワインがおすすめ。

オレンジワインの持つみかんや紅茶などのややエスニックな風味が、ラム肉のクミン焼きの香りと合わさることでより複雑な風味を生み出します

また、オレンジワインには渋みが含まれるので、ラム肉の脂身を洗い流してくれます。

程よい酸味もあるため、個性的でありながらバランスの取れたマリアージュを楽しめるでしょう。

>>【ソムリエ執筆】オレンジワインとは?おすすめの12選を紹介!

生ハム×プロヴァンスのロゼ

生ハムは赤ワインと白ワインどちらにも合わせることのできる肉料理です。

そんな生ハムには、赤と白の中間であるロゼワインを合わせてみてはいかがでしょうか。

生ハムは塩気と肉の旨味が豊富です、素材そのものを楽しむシンプルなおつまみです。

軽い酸味と程よいボディ、そしてほのかな甘みのあるフランス・プロヴァンスのロゼワインは、生ハムとは万能な組み合わせとなるでしょう。

なお、熟成期間の長い食べ応えのある生ハムはには赤ワイン、生ハムメロンなどには白ワインがおすすめです。

とんかつ×カリフォルニアのシャルドネ

白身のお肉であるとんかつとのマリアージュには白ワインがおすすめです。

カラっと揚がったジューシーなとんかつには、樽熟成などでパワフルに仕上がった白ワインを合わせたいところ。

カリフォルニアのシャルドネは熟度が高く、樽熟成によりリッチでクリーミーな味わいに仕上がるのが特徴です。

とんかつと合わせることで酸味が肉の脂身を中和しつつ、南国の果実やバターを思わせる甘い風味が豚肉の甘味を引き立てます。

白ワインで食べるとんかつはレモンを搾って塩でいただくのがおすすめです。

お肉とワインの組み合わせは無限大!

いかがでしたか?お肉料理といっても、お肉の種類や味付けによって相性のワインがずいぶん異なります。

ぜひ参考にしてお肉料理とワインのマリアージュを楽しんでくださいね。

マリアージュについてもっと詳しく知りたい方は下記の記事もぜひご覧ください

>>【ソムリエ厳選】赤ワインのつまみ人気おすすめ32選を徹底解説!

>>【ソムリエ厳選】白ワインの人気おすすめつまみ14選!ワインも紹介!

 

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